- 【総合】日本男子体操を語るスレ56 [無断転載禁止]©2ch.net
612 :ジム名無しストさん[sage]:2017/03/26(日) 21:22:12.97 ID:BsROW04b - ■企業人としての経営感覚持ち込む
代わって会長就任を求められたのはジャスコ(現イオン)元社長の二木英徳氏。 「パトロン的なお金の支援はしない」という条件で引き受けた二木氏は、 寄付の代わりに企業人としての経営感覚を持ち込んだ。 民間企業の感覚を持つ人材を体操協会に入れて独自財源の確保に取り組み、 協会自前の体育館を建設するために具体的な見通しもないまま抱え込んでいた資金を 取り崩して選手強化費を捻出した。ベストの体調で大会に臨ませるため、 世界選手権など海外遠征時に選手をビジネスクラスに乗せるようにもなった。 04年アテネ五輪の男子団体で28年ぶりの金メダルを獲得。その後、団体は中国の壁を破っていないが、 メダル獲得は当たり前。個人総合は内村航平(コナミ)という絶対的な王者を擁し、 彼に続く若手も続々と育っている。残念ながら体操界から出身大学や所属クラブを重視してしまう悪癖が 一掃されたとはいえない。だが、メダルを取れるようになっただけでなく、 日本は国際体操連盟の中でも着実に発言力、存在感を増している。 20年東京五輪・パラリンピックに向けて、日本の各競技団体(NF)は国内からのメダルへの期待だけでなく、 海外からもプレッシャーにさらされる。世界のスポーツは互いに限られたパイを奪い合う競争を繰り広げている。 その象徴が五輪の舞台。五輪に採用されるかどうかは競技の命運を左右する。 IOCから各IFへの巨額の分配金は、五輪開催時の観客数やテレビ視聴者数、 インターネットのアクセス数などによってランク分けして、金額が増減する。開催国のNFの責任は重大だ。 そう考えると、日本のバスケットへのFIBAの強権発動も納得がいく。 ■他人ごとでない競技団体への外圧 2020東京組織委が進めている経費削減のための競技会場の変更、移転についても、 各IFとの窓口になるべきなのはそれぞれの競技のNFだ。 バスケットへの外圧は他のNFにとっても他人ごとではない。大半が資金難、人材難に苦しみ、 ビジネス感覚とは縁遠いNFにとっては荷が重いことだろう。 だが、それは日本のスポーツが変革する最大のチャンスでもある。 バスケット界の騒動はそんなことも教えてくれる。 ttp://www.nikkei.com/article/DGXMZO86776630U5A510C1000000/?df=2
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