- 【PS4】Bloodborne ブラッドボーン 世界観設定議論・考察スレ19
135 :ゲーム好き名無しさん (ワッチョイW 8b2d-OVLq)[sage]:2018/01/27(土) 09:28:29.73 ID:9dgx4Z0c0 - >>133
わざわざ血は生物を規定するとまで書いてあるうえに、血に獣が入っていたという人間という種にまで拡大解釈されてるのに、 それがローレンスの自ら被験にした実験でもたらされたってのはブッ飛び過ぎ。あいつの実験、もはや人類補完計画並の規模じゃねーか。 しかも、見せかけでも“医療”教会を設立したかもしれないってんだから、何かを治そうとしていた意図があったからという可能性があるし、 血に獣があるけど獣を逆に利用すればいいという考えをウィレームは「お前それは危険だぞ」と言ってるわけで(我ら血によって―) 己の血が人も獣も証明してるのが人間。 例え獣を人の身で制御しようとも、所詮は表と裏の関係。理性無き獣もまた人らしい。むしろそんな憐れな存在こそが人だ。 それを抑えつけて制御しようなんざ無理難題も当たり前で、現に悪夢の中でローレンスはかつての人だった時代の己の頭蓋に執着する。 ローレンスも獣の姿に後悔しているということだ。人も獣も同じ存在なのに、あの人を人のまま獣からの脱却を目指そうとした(血による進化)と思われるローレンスも完全には同類として見れなかった。 「失ってから気づく。滑稽だがそれは啓蒙の本質」と脳液にも書かれていたが、人を失って初めて気付いたわけだ。 獣と人は同じ存在で、そしてそれは人の身ではとうてい理解できるものじゃないと。獣を受け入れる人などいない事実をローレンスは悪夢の中で体現してる(人だった過去の自分に執着する)。
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139 :ゲーム好き名無しさん (ワッチョイW 8b2d-OVLq)[sage]:2018/01/27(土) 11:59:26.71 ID:9dgx4Z0c0 - ただの病気じゃないぞ。もはや概念に近い。というか病でない可能性が高い。血に人も獣も存在するってのはそういうこと。
おまけにローランの落とし子は、獣に塗れた子を冒涜の象徴とし、 遺跡には上位者ではない“人ならざる人々”なる曖昧な存在が示唆されてる。 風土病となっているところからしても、系譜に呪いとして病が今尚続いてるという形の可能性が高く、 “人ならざる人々”が起こした冒涜的所業(婚約の指輪も登場するあたり、姦通か)が、以降生まれた、いわゆる今現在のヤーナム民に獣の病という形で呪いが続いているという想像もできる。 物語的にも、思想として存在する神と神の愛の話(造物主と被造物)に当てはまり、 上位者を神と見立てた場合、その神は今の人を愛すか?と聞かれたら、人形が言ったように「造物主は被造物を愛するでしょうか?」と疑問が浮かぶ。 なぜなら今のヤーナムの人々は別に神が母ではない。母は同じ人間。 人形や人形の制作者が抱いたように、手塩にかけて、あるいは腹を痛めて作った被造物を愛するものであって、 冒涜的所業を犯したものたちの、神の手から離れた子孫らに、神(上位者)は愛なんか与えない。 むしろ呪いを残す。という作品全体の親と子の関係性を大袈裟に表したという意図が見られる。
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140 :ゲーム好き名無しさん (ワッチョイW 8b2d-OVLq)[sage]:2018/01/27(土) 12:29:29.92 ID:9dgx4Z0c0 - 「発症原因が違う可能性があるから違う病の可能性がある」じゃなくて、
種として定着してしまっている以上、病自体は同じもの。問題はローランとヤーナムで起きた蔓延に共通する事柄はなんなのかというところ。 聖職者をして内的衝突が要因としているけども、ようはブラボの聖職者は人でありたいと常人より強く思ってる。 人でありたいと強く思えば思うほど自然に獣に対して恨みや恐怖が募る。それが逆に獣化を促す。 人でありたいと思うがあまり獣化する。エミーリアはしきりに獣の誘いを振り払おうとするが、そう思うということは獣に対する負の感情が高まってる証拠。 「気を付けろ気を付けろ」と言い聞かせてる本人がなにより恐れているように。 だから旧市街しかりローランしかり、何かしらのキッカケが人としての理性を吹き飛ばす状況になった可能性がある。 灰血病を機に暴動でも起きたか、獣の存在が判明したことに大混乱と誤解が起きたか… そこらへんは確かなことは言えないし描かれてないから妄想するしかない
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