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閃乱カグラ SHINOVI VERSUS
閃乱カグラ SHINOVI VERSUS
ゲーム好き名無しさん
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ストーリーを教えてもらうスレ part70 [無断転載禁止]©2ch.net
45 :閃乱カグラ SHINOVI VERSUS[sage]:2016/07/11(月) 04:31:15.12 ID:iboKm7Ua0
 焔の後を尾行するものがいた。蛇女子学園の連中か、と思った彼女は人気のない場所へと追跡者をおびき寄せる。
 『…旋風か』
 焔の前に現れたのは、蛇女子学園の忍学生、旋風(つむじ)だった。

 焔は以前は善忍の学校に通っていた。しかし自分によくしてくれていた先輩に騙され自分が忍であることを明かしてしまう。
騙されたことを知り、怒り狂った彼女はその先輩を再起不能にまで追い込んでしまう。
 焔は家を勘当され、学校からも追い出された。その焔が選んだのは悪忍の道だったのである。

 旋風は、焔を騙したその先輩の妹であった。
 旋風は恨み言を述べつつ焔に斬りかかる。凄まじい斬撃ではあったが、それはあくまでも学生レベルの話だ。
もともと選抜メンバーであった焔は易々とそれを避け、『今のお前では私には到底敵わない。腕を磨いてかかってこい』と告げる。
 『お前たちが抜けて、今の蛇女は変わってしまった…』
 旋風の意味深な言葉に首を傾げる焔。
 『今の選抜メンバーは道元に洗脳されており、傀儡と化している』
 旋風の告白は焔にとっても他人事ではなかった。
 道元は焔が斬った、蛇女子学院の出資者であった。金のためならば妖魔をも利用するという男であり、
過去に怨楼血が現れた原因を作ったのもこの男である。どうやら生きていたらしい。
 『…道元は妖魔を人間の戦争に用いることで更なる利益を得るつもりだ』
 『あの雅緋とかいうヤツも道元の道具に成り下がっているのか、旋風、雅緋のところに案内しろ!』
 うなずく旋風。

 雅緋の前に立ちふさがる焔。『探す手間が省けた』と話す雅緋に対し、焔は
 『お前は道元の目的を知っているのか?』と問う。見た目や口調からは道元に洗脳されているようには見えなかったものの、
 『道元』の名前を出されたとたん雅緋の態度が変わる。
 (どうやら、洗脳によって道元に逆らえないようにされているのか)
 そう考えた焔は、雅緋と一戦交え、この場は勝利を収める。しかし洗脳は解けそうもなかった。

 貧民街。斑鳩は以前と同じく街の子供たちを前に一人劇場『KP仮面(黒髪パッツン仮面)』を上演していた。
この後は詠も仮面を被って(『パツキンもやしマスクとして)参加する予定だった。
 しかし、そんな中貧民街の都市開発をもくろむ大狼財閥の人間がこの地を訪れる。
貧民街の住人たちが集まり、猛反対の声を上げる。そんな中、ボディーガードと思しき、お面を被った鎧の少女が前に歩み出る。
 (このままでは街の人に被害が出る)
 そう思った斑鳩を遮り、お面のボディーガードの前に躍り出る詠。大剣と大鉈が交錯し、二人の面が外れた。
 二人は互いに目を疑い絶句した。そこにいたのはかつての幼馴染の姿だったのだ。
 『貴女は…』 『…私も今は『忍』。『叢』と呼んでもらおう』
 面をつけて気を取り直した叢がそう言った。彼女は貧民街からどういう経緯か、大狼財閥に迎え入れられていたのだ。
 そこへパトカーのサイレンが鳴り響き、一堂は退散していく。

 洞窟に戻った一同に、『半蔵学園が月閃女学館に襲われた』という報せがもたらされる。
 『この前の件といい、一体飛鳥たちは何をやっているんだ!』
 ツンデレ劇の後、仇討ちとばかりに月閃に戦いを挑む焔たち。
 詠の相手はあの叢だった。
 『貴女から、都市開発をやめるように言うことはできないのですか?』 『それは我にも無理だ。今の我は『忍』なのだ』
 かつて幼馴染であった二人は武器を取る。
 財閥の令嬢であり、もともとは貧民街で育っていた叢。忍として育ったとはいえその記憶がなくなったわけではない。
詠との激しい戦いの末に敗れた叢は、詠の想いを汲み取り、またかつての思い出の場所を守るために
大狼財閥に都市開発の停止を提案することを約束するのだった。
 『また本当の名前で呼び合える日が来ればいいですね』
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46 :閃乱カグラ SHINOVI VERSUS[sage]:2016/07/11(月) 04:32:11.88 ID:iboKm7Ua0
 『私の相手は貴女ですか』
 夜桜の相手を担当したのは日影だった。
 『葛城はわしのもんや。他にやられてもろうては困る』
 そう言った直後、日影は自身の言葉に疑問を投げかける。
 『ん?でも葛城はわしのもんやけど、わしは葛城のもんじゃないな。色々もまれたりするのはいややしな。
  ということは、葛城はわしのもんでもないんか』
 いまいち話がかみ合わないのに苛立つ夜桜。
 戦闘後、日影のことを『何を考えているのか分からない』と指摘する夜桜と、『それもよく言われるな』と納得し、
さらに『あんたのおかげで自分を見つめるきっかけが出来たわ、サンキューな』と礼まで言う日影であった。

 未来の相手はギャルの四季。…が、無視されるのが大嫌いな未来の前で、四季は堂々と友人と電話していた。
電話の相手との会話の内容がまるで理解できない未来は『この人外国の人なの?』と勘ぐり、片言の英語?で会話を成立させようとして笑われる。
 戦闘の末四季を破った未来だったが、『未来ちんマジKYだよ』といわれ、
 (KYって何…?あのファンの子もあたしを見たら幻滅しちゃうのかな…)と不安になるのだった。

 春花の相手は美野里。言動がいちいち幼い美野里に、春花は『雲雀とは違った可愛さがあるわね』と呟く。
 『雲雀ちゃんとは戦っていないよ、遊んだだけだよ』
 『じゃあ大人の遊びを教えてあげる』
 一戦交えた後、『痛いだけだった』と文句を言う美野里に、春花は『ちょっと刺激が強かったかしら、でもそういうものなのよ』と告げる。
しかし美野里は不機嫌そうに『春花ちゃんは大人ぶってるだけだよ!』と愚痴を言いつつ去っていく。
 『大人ぶってるだけ、か…考えてもみなかったな…』

 『飛鳥を討つのは私だ!横取りされてたまるか!』
 雪泉の前に立つ焔。彼女は焔を前にして『抜忍の生活はどうですか?暇ですか?』と尋ねる。
 『暇なわけがない。生活のためにバイトの日々だ』
 『忍がバイトですか…』
 雪泉の言葉に、焔は『バカにしているのか?』と憤る。
 『バカにしているのではありません。興味があるのです』
 雪泉は自分の祖父もまた抜忍であったことを話す。それを知った焔は
 『苦しくないわけがない。しかし抜忍になった以上、そしてそれに仲間を巻き込んだ以上は自分の道を示す必要がある』と話す。
 焔の中に抜忍としての覚悟を見た雪泉は、彼女に戦いを挑む。

 戦いの後、焔と雪泉はお互いの強さをたたえあう。
 『…その強さの源は…』
 雪泉の言葉に、焔は『仲間と、飛鳥の存在だ』と話す。それを聞いた雪泉は、『貴女の抜忍の道の行く末を見てみたい』と話すのだった。

 街の中で飛鳥と斑鳩が共にいるのを見た焔と詠。
 『この前の件といい、月閃に負けるとはどういうことだ!』
 いきなり怒り出す焔に、飛鳥も応酬する。
 『負けたのは前哨戦だよ、そのあとは勝ったよ!』
 二人を諌め落ち着かせようとする詠と斑鳩。

 話は変わってなぜか料理の話になり、斑鳩の料理の腕の話となる。
しかし彼女が作るとんでもない創作料理(味は良好)の話を聞いた詠は
 『食べ物に対する冒涜ですわ!』と怒り出し、斑鳩も『わたくしの料理を馬鹿にするのですか!』と返し
今度は焔と飛鳥が二人を諌めることになる。しかし怒り覚めやらぬ二人はそのまま戦闘に突入するのだった。

 戦闘後、飛鳥から『とりあえず美味しかったよ』と聞いた詠は斑鳩の料理に興味を示すのだった。
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47 :閃乱カグラ SHINOVI VERSUS[sage]:2016/07/11(月) 04:33:15.46 ID:iboKm7Ua0
 日影の後ろをついてくる者がいた。いや何者かは分かっている。焔に恨みをもち命を付けねらっているという、
忍学生の『旋風』だった。どうやら悪忍でありながら善忍である半蔵学院のものと仲が良い焔たちを良く思っていないようだ。
 その性格のために焔たちからは一歩距離を置いている(ように見える)日影のことを『骨があるのはお前だけだ』と話すも、
 『わしは感情がないから仲良くするやり方がわからんだけや』と言われ、『お前もか』と怒るのだった。

 旋風が去った後、いつの間にか傍らにいたのは春花だった。彼女は自分の感情について不便さを抱く日影に
なにやら怪しげな薬を差し出し、日影はそれを飲んでしまうのだった。

 『葛城!元気してたん!』
 葛城の前に現れたのは、いやにテンションが高い日影だった。
 『な、なんだなんだ、お前本当に日影か!?』
 あまりのギャップに驚く葛城。
 『何を言うとるん、いつもの日影ちゃんやでー』
 『あぁ、こりゃ目を覚まさせないと駄目だな…』
 仕方なく、葛城は脚で眼を覚まさせることにするのだった。

 戦闘後、日影はいつもの調子を取り戻し、葛城に『春花に薬を飲まされた』と話す。
 『ところでその薬、まだ持ってるのか?』
 『んなもんどうする気や?』
 『決まってるだろ!斑鳩に飲ませるんだよ、面白いことになりそうだぜ…!』
 あきれた日影は、自分が責任を持って薬を処分することに決めたのだった。

 未来を目にした柳生は『またお前か』というような顔をする。さっそく食って掛かる未来だったが、
 『あんたはあたしのことをどう思ってるのよ!』と問いかける。
 その堪えは『眼帯が被っていて迷惑だ』というものだった。
 『オレには外せない理由があるからお前が外せ』
 『その外せない理由ってなんなのよ!』
 『オレに聞く前にお前から話すのが筋だろう』
 そういわれた未来は、『あたしから話したって話してくれないんでしょ』と迫る。
 結局『勝負して負けたほうが先に話す』ということになるのだった。

 勝ったのは未来だった。仕方なく柳生は、『眼帯を外さないのは妹のことを忘れないためだ』と話す。
 未来のほうは眼帯のことを『自分が見たくないものを見ないためだ』と真逆の理由だと話した。
 『でも、見たくないものを見ないようにしていたら自分のことまで見えなくなった気がする』とも話す。
 この前の件以来自分に自信が持てなくなっていたのだ。
 『…失礼なヤツだな。このオレに勝ったのは自信にならないのか』
 そんな未来を、柳生は自分なりのやりかたで励ます。
 『周りのヤツなど気にするな。お前はお前だ』とも。
 未来は素直に礼を言うが、柳生のほうは憎まれ口で返すのだった。

 春花に生じた一つの気鬱。それは先日美野里に言われたことだった。
 目の前に立つのは妹分の雲雀。
 『私は大人ぶってるだけなのかしら』
 そう問う春花に、雲雀は
 『そんなことないよ、春花さんは尊敬できるお姉さんだよ』と話す。
 結局戦って迷いを晴らすことになるのだが、戦闘後、雲雀は
 『春花さんだって誰かに甘えたいときは甘えていいんだよ』と言った。
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48 :閃乱カグラ SHINOVI VERSUS[sage]:2016/07/11(月) 04:38:23.41 ID:iboKm7Ua0
 再び出会った飛鳥と焔。飛鳥は抜忍になった焔の身を案じる。
 『正直辛くないといえば嘘になる』と焔は話す。飛鳥は飛鳥で、学生だからこその悩みを焔に話す。
 そこに半蔵が高笑いとともに現れ、突然寿司を振る舞い始める。
 騒ぎを聞きつけた半蔵の面々と、紅蓮隊の面々も集まってきた。
 美味いものに飢えていた紅蓮隊メンバーは夢中になって寿司をほおばり始める。
 そんな中、半蔵が焔を呼びつける。どうやら手伝ってほしい作業があるようだ。
 半蔵に連れ出された焔は、『辛いじゃろう』と声をかけられる。半蔵は抜忍となった焔の苦しみを分かっていたのだ。
日々のアルバイトを探すだけの生活の先に何があるのだろうか。普通の忍に来るはずの依頼は抜忍にはこない。
だから忍の仕事をするならば悪忍が手を出す以上に汚い仕事をしなければならない。
 その報酬はアルバイト代などよりは桁違いに高い。しかし、それは焔が目指す忍とは違う。忍の誇りを胸に蛇女を出た意思とは反する。

 そう吐露する焔に、半蔵は『忍が存在する本当の理由』を話す。
 現状存在する忍は、社会に暗躍して様々な任務をこなすことを主体としている。しかしそれはあくまでも建前にすぎない。
悪忍も善忍も、本当の目的は一つである。『妖魔』を滅することなのだ、と。
 妖魔は忍同士の争いによって生まれる『膿』のようなものだと半蔵は語る。
焔ら忍同士が争う際、存在に気づかれないように、または一般人を巻き込まないように張る『忍結界』こそが
妖魔をおびき出すための仕組みの一つなのだという。
 『善悪の忍が結界を使って争うのは、古の妖魔『心(しん)』をおびき寄せ、殲滅するためなのだ』
 半蔵はそう告げる。
 『そして、その古の妖魔『心』を倒すための最上級の忍の集団は『カグラ』と呼ばれている』
 カグラとは善忍、悪忍関係なく、最上級の実力をもつ忍に与えられる称号なのだという。もちろん抜忍であっても例外ではない。
 『焔。カグラを目指せ』

 半蔵の言葉に吹っ切れた焔は、寿司パーティの会場に戻る。話の続きをしたがる飛鳥に、
 『私はもう悩んでいないぞ。お前はいつまでも悩んでいればいいさ』と強がってみせる。
 『じっちゃんに何か言われたんでしょ!』
 『それなら勝負をするか。お前も戦えば私が半蔵に言われたことを理解できるんじゃないか』
 戦いの末、お互いにある程度迷いを吹っ切った二人。
 『これから色々なことに悩むこともあるだろうが、私たちはそれを受け入れていかなくてはならない』

 そこに、何者かが矢文を放った。拾い上げると、旋風からの連絡だった。
 『道元が動き出した』。それを見た焔は、飛鳥に『道元を倒すために蛇女に行く』と話すのだった。

 決意を固めた焔の前に、恩師・鈴音が現れる。
 『蛇女子学園に行くのか?』
 『…はい。道元を止めるために』
 『そうか。私も覚悟を決めた。私は蛇女子学園を辞めて忍に戻る。そのためにケリもつけてきた』

 鈴音…凛の言った『ケリ』とは、かつての恩師である霧夜のことだった。
 かつて実力が不足していた、卒業試験に落ちるはずだった自分に慈悲を与えて卒業させた恩師。その結果、初任務で重傷を負った自分。

 半蔵学院の前で凛は立ち止まる。霧夜は屋上にいるようだ。そんな折、一人の忍学生…大柄の女に話しかけられる。
 『…悪忍が何のようだ』
 他の学生とは明らかに違う気を放つ女に、『戦うつもりはない』と話すが、女は拳を構える。
 『うぬはただの忍にあらず…』
 交錯する拳とクナイ。お互いの一撃を紙一重で回避するが、女はまだ戦闘態勢にあった。
 『仕方がない、お前を倒して進むのみ』
 凛はそう言って、得物の大手裏剣を取り出す。大柄な女は拳で向かってくる。
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49 :閃乱カグラ SHINOVI VERSUS[sage]:2016/07/11(月) 04:39:57.18 ID:iboKm7Ua0
 お互いの一撃が交錯し、互いに弾かれる。
 『…馬鹿な、拳で止めるだと…』
 凛の記憶には、そんなことが出来る人物はただ一人しかいなかった。現役学生時代の後輩…大道寺。
 『…やはり生きていたか、凛さん』
 大道寺も凛の正体を悟ったようだ。
 『…霧夜に会いに来たのだな?』
 凛はうなずく。
 『ならば、決着はそのあとでつけよう』
 大道寺の言葉を受け、凛は校舎の中へと走り出した。
 屋上では霧夜の背中があった。凛は声をかけられなかった。自分を凛だと分かってくれるだろうか。
そして、過去を許してくれるだろうか。それがとても心配だった。

 『凛…生きていたんだな』
 声をかけるまでもなく、霧夜は凛の存在に気づいていた。
 二人は、互いに過去のことを詫びた。卒業試験の合否に手心を加えたこと、無謀な初任務に挑んだこと…。

 『焔、私もまたカグラを目指す』
 凛は焔にそう告げる。
 『これからの戦い、お前たちも雅緋たちも私の教え子だ。だからどちらにも肩入れはできない。
  だが、生き残った方とともに私はカグラを目指すことになるだろう』
 『…はい。私たちは…必ず、仲間とともにカグラになります』
 焔は力強くそう言うのだった。

 蛇女子学園では、雅緋がすでに待機していた。傍らには両備もいる。
 『待っていたぞ、蛇女の誇りを貶めた抜忍ども』
 雅緋に対し、焔は道元の悪意を告げる。
 『道元は妖魔を戦争の道具とするつもりだ。そんな計画に賛同するのがお前の誇りなのか!』
 しかし洗脳されているらしい雅緋は、それを否定する。
 『ここは両備に任せてください』
 前に立つ両備。
 『頼むぞ。私は道元様をお守りする』
 そう言い残して、雅緋は去っていった。
 『焔さん、彼女は私に任せて、早く先へ』
 言ったのは詠だった。その言葉にうなずき、道元の下へ走る焔たち4人。

 『…どうして仲間のために自分を犠牲になんてしようとするのよ!』
 詠がとった行動を、両備が詰る。
 『どうせ、そうやってみんなを守ろうとして、いつの間にかいなくなっちゃうんでしょ!?』
 叫ぶ両備。どうやら何か理由があるようだ。
 『…貴女に負けられない理由があるように、私にも負けられない理由があるのです』

 打ち倒された両備は、自分の想いを話し始める。詠は奇妙なほど、両備の姉に雰囲気が似ているのだという。
 『両備たちが忍になることを応援したりしなければ、止めていればおねえちゃんは死ななかったのに…
  おねえちゃんがいなくなって、寂しくて、悲しくて…」
 そんな両備の本心に、詠は『しゃきっとしなさい』と諭す。
 『今の貴女に出来ることは、お姉さんの想いを引き継ぐことです。
  立派な忍になれば、お姉さんの心は貴女の中に行き続けます』
 そう言った詠の目の前で、両備が苦しみだした。どうやら道元の術が解けかけているようだった。(続く)
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50 :閃乱カグラ SHINOVI VERSUS[sage]:2016/07/11(月) 05:43:46.45 ID:iboKm7Ua0
 雅緋と道元を目指してさらに進むと、待ち受けていたのは忌夢だった。
今までの因縁を考えると、今度は日影の出番のようである。焔たちは日影に忌夢を任せて先に進む。
 『雅緋のために、道元様のためにお前をここで倒す!』
 忌夢もやはり道元によって洗脳を施されているようだった。
 『どうやらわしの戦う理由が一つ増えたで。『アホウ』を元に戻してやることや』
 『『アホウ』だと?誰のことを言っているんだ?』『道元なんぞにいいようにされとるあんたや…行くで』

 戦いの末、日影は忌夢を倒すことに成功する。
 『…くそっ、お前は確かに強いな…』 『あんたも強かったで』
 『…昔のお前は、冷たくて触れるだけで斬れそうな雰囲気を持っていた。
  今のお前は…あの頃よりも腑抜けている。それなのに…あの頃よりずっと強い』
 『…そうやな。それはわしに『仲間』っちゅうもんが出来たからかもしれへん』
 日影はそう言った。直後、忌夢もまた頭痛を訴える。
 『…これは道元の洗脳が溶けそうってことやろか?でも…完全には解けへんようや。道元を倒すしかなさそうやな』

 再び見える未来と紫。焔に道元を任せて自分はこの障壁を打ち破らなければならない。
…のだが、紫はどうにも乗り気のように思えず、むしろ戦うのを嫌がっているように見えた。
 『…帰りたい…いつもなら、今日は『忍の家のラプンツェル』の更新日なのに…』
 そのタイトルに、思わず未来は耳を疑う。
 『…あんた、ひょっとしてcute_hikky?』
 未来の言葉に、紫は明らかな動揺を見せる。
 『どど、どうしてそれを…!?』『それは、あたしが…』『…ま、まさか貴女はクラッカー…!?』
 勘違いした紫は、その武器の切っ先を未来に向ける。
 『…私の秘密を知るものは生かして帰さない!』

 『…少しは落ち着いた?』
 なんとか落ち着いた紫を、未来がなだめる。
 『…お願いします、内緒にしていてください…あの作者さんが私のことを見たらきっと幻滅されます…』
 目の前の紫は、匿名世界でのcute_hikkyとはまったくかけ離れた人物に思える。が、未来はこう語りかける。
 『幻滅したりしないよ』『なんでそんなことがいえるんですか?』
 『…だって、『仏麗(ふつれ)』はあたしだもの』
 今度は紫が耳を疑う番だった。
 『…だ、だってネットの書き込みとまったくイメージが…』『それはあんただって同じでしょ。『テンションアゲアゲ〜』とか書いてたくせに』
 あっ、と思う紫。
 『…これからのあたしを…作品を応援してくれると嬉しい。愛読者になってくれてありがと』
 未来は自分のファンに照れつつもそう礼を言い、焔たちの無事を祈る。

 春花と両奈の周囲には危険な雰囲気が漂っていた。無論『別の意味で』危険な雰囲気である。
 『待っていたよ!両奈ちゃんガマンしてずっと待ってたよ!』『あぁらおりこうさんねぇ、それなら今日はどうやってイジメてあげようかしら?』
 焔が先に行ったのをいいことに、人目をはばかる必要もなく趣味に興じようとする二人。

 『…はうぅ、春花ちゃん激しすぎぃ…』『あら?まだまだこれからよ?』
 戦闘後、満足げな両奈に春花が言う。
 『両奈ちゃんのこと誰も受け入れてくれなくて、春花ちゃんだけが分かってくれたの!』
 『うふふ、それならまた満足いくまでイジメてあげるわよ』
 …でも、と春花は一旦言葉を切る。
 『貴女は確かにちょっと特殊な趣味をしているけど、でも受け入れてくれるのは私だけじゃないわ。世界は広いんだもの』
 そう諭すようにいいつつ、『この子はもう大丈夫ね』と確信する春花だった(色々な意味で大丈夫ではないように思えるが)。
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51 :閃乱カグラ SHINOVI VERSUS[sage]:2016/07/11(月) 05:45:56.57 ID:iboKm7Ua0
 焔が最奥部までたどりつくと、そこに道元はいた。以前斬ったはずの道元が、以前の姿のまま存在していた。
 『…久しぶりだな、焔くん』『道元…!』
 怒りをあらわにする焔。
 『貴様は自分が何をしようとしているのか分かっているのか!?』
 口で言って分かる相手ではない。焔は道元に一太刀浴びせようとする。
しかし、斬っているのに手ごたえがない。
 『これは…幻術か!?』『…そうとも。あの時お前が切った私も、私の幻を斬っていたに過ぎないのだ』
 道元は確かにそこにいるのに、斬っても手ごたえがない。不適に笑う道元と焦る焔。

 『覚悟!』
 そのとき、道元の背後から襲い掛かる姿があった。
 『旋風!』
 忍学生の旋風。まだ学生の身でありながら、焔に負けず劣らず蛇女子学園のことを想っていた人物である。
しかし、幻術に守られた道元に傷をつけることは出来ず、逆に一撃を受けてしまう。
 倒れた旋風に駆け寄る焔。旋風は焔に、『こんな形で出会っていなければ…』といい、それでも焔に出会ったことに感謝して息絶える。
 『…無駄死にをしてしまったな』
 そんな旋風のことを、道元は嘲笑する。
 『無駄死にだと…!?』
 焔の髪が紅に染まる。腰の六爪刀ではなく、背中の太刀に手が伸びる。そして、それを引き抜く。
 『…貴様だけは許さん…秘伝忍法・紅!』
 背中の一刀が凄まじい速さで繰り出される。しかし道元はそれをも嘲り笑う。
 『無駄な努力を。私を斬ることは出来ん』
 『…見えているお前を斬ることは不可能だろう。だから私はお前は斬らない!斬るのは…この部屋だ!』
 『…な、何っ!?』
 焔は部屋の中を縦横無尽に切り裂いた。空間、畳や壁、ありとあらゆるものを。道元は姿は見えないが、この中のどこかに必ずいる。ならば…!
 『ぐはっ!』
 道元の悲鳴が響いた。
 『(…確かに十回以上の手ごたえがあった…!)』
 目の前にいた道元の幻が消え去り、声も途絶えた。
 『…雅緋、あとはお前だけだ…!』

 『…道元を倒したのか』
 屋上で雅緋は立っていた。まるで待ち受けていたかのように。
 『…お前、道元に洗脳されていたのではないのか?』
 『私は完全に洗脳されてはいなかった。他のメンバーは洗脳されていたようだがな』
 道元は倒された。それならば、他のメンバーの洗脳も解けているはずだ。
 『ならば、何故道元に力を貸すようなマネをしていた!?お前ならば道元に逆らうこともできただろう!?』
 『私は…蛇女子学園を潰したくはなかった』
 道元は蛇女子学園の出資者であり、有り余る金をこの学園につぎ込んできた。そして雅緋の父はこの学園の長である。
 『道元に逆らえば…父は失脚し、この学園そのものがなくなる…』
 雅緋が掲げる蛇女の誇りと、焔が掲げる抜忍の誇り、そして信念がぶつかるときが来た。

 激戦を制したのは焔だった。膝を突く雅緋に、焔はこう言う。
 『やはりお前は、道元に立ち向かうべきだった…忍の、そして蛇女の誇りを示すのならば尚更』
 そこに、各陣営のメンバーたちが駆けつけ、戦いの終結を悟る。
 『…雅緋。私は『カグラ』を目指す』
 焔は雅緋にそう告げる。だからお前も強くなり、誇り高い蛇女を再建し、ともにカグラを目指せとも。
 自分にも、そして目の前の雅緋にも信頼出来る、そして共に強くなろうとしてくれる仲間がいる。それは必ず実現できることであろう。
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52 :閃乱カグラ SHINOVI VERSUS[sage]:2016/07/11(月) 05:46:46.46 ID:iboKm7Ua0
 …森の中、焔たちは異様な気配を追っていた。血の匂いを漂わせるそれは、紛れもない『妖魔』だった。
斬撃と打撃、銃弾の嵐が妖魔を撃ち、やがて敵は倒れる。
 『…これで一丁上がりか』
 『1対5だったけどね』
 一息つくメンバーたちだったが、周囲に更なる気配を感じ取る。それも1体や2体ではない。
 『囲まれている…さっきのヤツはオトリか!?』
 無数の妖魔が焔たちを取り囲んでいた。
 背後から攻撃を受けないように背中合わせに陣形を組む一同。しかし敵の攻撃が激しく防戦一方だ。
そこに妖魔の攻撃が迫る。

 瞬間、黒い炎に燃やされた妖魔が焔の目の前で崩れ落ちる。
 『…こんなヤツ相手に遅れを取るとは、腕が鈍ったのではあるまいな』
 …雅緋たち蛇女子学園の選抜メンバーだった。
 『今ちょうど体が温まってきたところだ!』
 強がりを言う焔。人数が増えたとはいえ敵は大勢だ。しかも、敵は新たな動きを見せようとしていた。

 なんと巨大な岩山のような妖魔が現れたのである。かの怨楼血を思わせるかのような巨体だった。
 『…あんなヤツまでいるの!?』
 妖魔から炎が吐き出され、一同は吹き飛ばされる。
 『これが妖魔の力なのか…』
 恐らく、古の妖魔『心』とやらはこの妖魔などは足元に及ばないほどの強大な力を持っているのだろう。
 『ここでやられるわけには…』
 焔たちに向かい、巨大妖魔が更なる一撃を放とうとしていた。

 焔たちの目の前で、打ち出された炎の弾が凍りついた。
 『これは…!?雪泉か!』
 瞬時に凍結させたのは月閃の雪泉だった。もちろん他のメンバーも後に続いている。
妖魔が怯むような声を上げた。見ると半蔵学院のメンバーたちがすでに巨大妖魔に攻撃を開始していた。
 『飛鳥!』
 『…ヤツらに手柄を持っていかれてたまるか!』
 忍たちが善悪の壁を乗り越えて妖魔に向けて立ち、走り出していった。
(焔紅蓮隊編 完)
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53 :ゲーム好き名無しさん[sage]:2016/07/11(月) 05:48:05.11 ID:iboKm7Ua0
閃乱カグラ SHINOVI VERSUSのメインストーリーは一応これで投稿完了です
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63 :ゲーム好き名無しさん[sage]:2016/07/11(月) 20:22:17.49 ID:iboKm7Ua0
零式の人乙です
カグラSVですが個人ストーリー『百華繚乱記』もあったので、そっちも一応投稿しようと思います
本編の流れとはまったく関係ないストーリーで、全員が全員と面識があるのを前提としています
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64 :閃乱カグラ SHINOVI VERSUS[sage]:2016/07/11(月) 20:24:14.74 ID:iboKm7Ua0
 百華繚乱記(各キャラ最後の『』内はスタッフロール後に『完』の文字と同時にキャラが喋るボイス(うろ覚えあり))
 <飛鳥>
 半蔵が太巻きの新メニューを計画しているらしい。
 意外性があり美味、という食材を求めて飛鳥は走る(このシナリオの第一声は飛鳥の『私、太くて大きいのがいい!』である)
 葛城からチャーシュー、春花に変な薬を飲まされそうになるも出汁用昆布をもらい、
 『雲雀のお菓子を食べた』という誤解をしたお詫びに柳生から一年干しスルメを頂き、
『最高の食材はもやしですわ!』と高らかに叫ぶ詠から無農薬もやし、そしてひたすら追い回してくる美野里から生クリームを譲りうけ、
 ついに作り出された新メニューが半蔵および紅蓮隊のメンバーに振舞われる。
 『やっぱり太巻きは大きくて具がぎっしりなのがいいね!』

 <斑鳩>
 クラス委員であり年長組である斑鳩は風紀の乱れを気にしていた(この人のスカートも大概短いが)。
 そこで風紀の乱れを律するべく各所を周る。
 深夜徘徊が趣味の四季を戒め、誰にでもいいからイジメてほしい両奈を公序良俗違反の名目で取り締まり、
 言動が不埒卑猥な春花をとっちめ、家に引きこもる紫を引っ張り出すことに成功。
 しかしそれを『やりすぎ』と注意した忌夢との戦闘に勝ったものの、戦闘中にほぼ全裸にされてしまい、
 反対に『キミに風紀云々言われたくない』と指摘されてしまうのだった。
 『風紀が…私の貞操が…ぁ…』

 <葛城>
 葛城は困っていた。半蔵のメンバーが、セクハラ行為に慣れてしまったのである。雲雀ですら反応が冷たい。
そこで葛城は新しい獲物を求めて各所を周ることにしたのだった。
 巨乳しか見えていない葛城には未来は最後まで見えなかった。両備は途中から見えたようだが、見失ってしまった。
 雅には『私は女だ!』と怒られた。両奈はセクハラすると喜ぶ人だった。
 そこに春花が立ちふさがる。『真のセクハラ女王は私よ!』
 『いくぞ!クロスハンドもみもみ!』『なんの!バックハンドもみもみ!』
 こうして史上最低の戦い『セクハラクイーン決定戦』が始まった。
 『セクハラ女王にアタイはなる!』

 <柳生>
 柳生は後悔していた。どうやら訓練の際に少し言い過ぎてしまったようだ。雲雀はどこかに走っていってしまった。
 どうにか機嫌を直せないか、と考える。
 まずは葛城に雲雀の行く先を訪ねる。途中で両備からウサちゃんキャンディーをもらい、
売り切れ直前だったウサちゃんおせんべいを買おうとしていた夜桜からなんとか奪い取り、美野里からケーキを受け取る。
 しかし雲雀のもとにはすでに春花がいた。 壮絶なバトルの後、『喧嘩は駄目だよ、仲良くしてよ』と諭されるも、
仲良しを装う背後で脚の踏み合いをする柳生と春花だった
 『春花…雲雀はお前には渡さん…!』

 <雲雀>
 『悪忍でも善忍でも友達は作れるはず』。考えてみれば雲雀には半蔵メンバー以外の友達が少ない気がしていた。
そんな雲雀は、他の学校に『純粋な意味での友達作り』が出来ないかを模索する。
 途中オタク趣味の未来と意気投合し、せんべい好きな夜桜と何枚食べるかで張り合い、
キャンディー好きな両備とも友好的になることができた。
 そんななか忍兎(雲雀の秘伝動物。扱いは飛鳥のガマと同じはずなのに常時出現したり自律移動可能)が失踪する。
どうやら紫が持っていたクマのぬいぐるみ『べべたん』と友達になりたかったようで、二人は(なぜか戦いの末)友達になる。
 学院に戻ると柳生がおり、どこへ行っていたのか、というやり取りの後戦闘になる。
 この後、半蔵学院のメンバーを集めての雲雀の誕生会が開かれるのだった。
 『みんな、みんな友達だよ!』
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65 :閃乱カグラ SHINOVI VERSUS[sage]:2016/07/11(月) 20:24:46.84 ID:iboKm7Ua0
 <雪泉>
 『正義』とは一体何なのだろうか?雪泉は悩んでいた。自分たちは善忍である。ならば正義の形を知らなければならない。
雪泉はそれがどんなものなのかを探るべく、知り合いに尋ねることにする。
 詠は『お金』と一つの考え方を述べる。確かにお金で解決できることも多い。しかし雪泉は『お金が正義とはさすがに考えたくない』と呟く。
 春花は『色気』、美野里は『おいしいもの』、葛城は『おっぱい』とセクハラをしつつ答える。体は熱くなったものの正義とはさすがに思えない。
そんな中、誤解から柳生と雲雀と戦うことになってしまうが、『可愛いのは正義だ!』という柳生の言葉に雪泉は突き動かされる。

 忍部屋に帰った雪泉はさっそくフリルたっぷりの衣装を纏い、語尾もなんとなく変えてみたのだが
それを見た四季は、『みんな来て!雪泉ちんがおかしくなっちゃった!』と叫び声を上げるのだった。
 『可愛いは、正義…プリ』

 <叢>
 叢と四季の実践訓練の途中、四季が叢の面を盗み取って逃げていってしまう。
恥ずかしくて仕方がない叢は、四季を追ってひた走る(このシナリオ中は叢が面を外して出撃する(セリフは変わらない))。
 四季に面を見せてもらっていた夜桜は、手入れしていることを褒めていた。
 日影は『今日は面をつけていないんやね』と珍しそうに言うが、叢のほうは恥ずかしくて仕方がない。
 飛鳥は『お面がなくても十分可愛いよ!』と飛鳥は言うが、『我の顔なんて見たら目が腐る』と言うことを聞かない。
 雪泉もまた『お面がなくても貴女は貴女じゃないですか』と話す。
 やっと追いついた四季は戦いの末に面を返してくれたが、叢は面をちょっとだけ外して四季に礼を言うのだった。
 『可愛いだなんて…』


 <夜桜>
 訓練中、雪泉が飛ばしてくる氷塊に完敗してしまった夜桜は、自分の武器の長短を理解するために様々な相手に挑戦する。
 緒戦は忌夢。武器のメンテナンス中だから戦いは無理、と言った彼女だったが、そこらへんに落ちていた棒を使って応戦、
臨機応変な忌夢のスタイルを賞賛する。
 明らかに不利に見えるスナイパーライフルを持つ両備を相手にする夜桜は、『冷静に対処することの大切さ』を理解する。
 次は速さに優れる斑鳩の居合術。こちらは『どんな武器にも弱点がある』ことを学ぶ。
 変幻自在な雅緋との激戦を経て焔と一戦を交え、夜桜は『最後まで諦めない』という最高の武器を手に入れる。
 次は雪泉と対等以上の勝負をしたい。そう思った夜桜は、焔に訓練の続行を依頼するのだった。
 『わしの拳は…砕けんのじゃ!』

 <四季>
 四季は悔しがっていた。自身が書いているブログの閲覧数が明らかに落ちていたのである。
こうなれば新しいネタを探さなければなるまい、と考え、四季は方々を巡る。
 まずは雲雀から色々と流行ものなどを聞き出し、ついでに写真も撮る。
 次は日影、無表情で感情がない、と自称する彼女は撮影に快く協力してくれた。
 さらに両奈…だったのだが、内容が過激すぎて掲載に不安を感じ、案の定検閲に引っかかってしまった。
 次の被写体は『イケメンで巨乳とか!』の雅緋だった。本人に気づかれないように撮影に成功する。

 最後は未来だったが、彼女からは面白いものは撮れそうにない…と思った矢先、
(秘伝忍法で)股間からガトリング砲を出す彼女の技に驚愕するのだった。

 夜中、ブログの閲覧数を確認していた四季。どうやら撮った中では未来の記事の閲覧数が多いようだ。
しかし次に彼女は驚愕することになる。なんと自身のブログに、四季の入浴写真が掲載されていたのである。
 『こ、こ、これってもしかして…クラッキング!?…いやあぁ、見ないでぇーー!』
 それは散々バカにされたあげく股間からガトリングの写真を撮られた未来の仕業だった。
 『フルヌードなんて、マジでありえなーい!』
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66 :閃乱カグラ SHINOVI VERSUS[sage]:2016/07/11(月) 20:25:28.28 ID:iboKm7Ua0
 <美野里>
 美野里はお腹がすいていた。背中のでっかいリュックサックを探すもあったはずのお菓子がない。
 『美野里ちん、さっきお菓子食べてたじゃん』
 四季に言われ、確かにそうだ、と気づく美野里。でもどうしてもお菓子が食べたい美野里は『魔法の言葉』を思い出す。
 『とりっくおあとりーと!』
 『な、なんでハロウィンなの?』
 『これを言えばお菓子をくれるんだよ!』
 美野里は勇んで忍部屋を飛び出していった。
 半ば強奪に近い形で飛鳥、夜桜、両備からせんべいやらキャンディーをもらった後、
斑鳩にあまりおいしくなさそうな創作お菓子を食べさせられそうになったので逃げだし、
最後に出会った詠に渡されたのは『安くて美味しい』というもやしチョコレートだった。
 それを食べてしまった美野里は未知の味に目覚めてしまい、もやしスイーツから抜け出せなくなってしまうのだった。
 『もやし!お菓子!どーん!』

 <雅緋>
 雅緋は苛立っていた。というのも、蛇女子学園の忍学生たちが、自分の姿を見るたびに『雅緋様〜!』とキャーキャー騒ぐからだった。
最近はトイレの中にまで待ち受けていたり、とストーカーじみた者まで現れる始末だった。
 このままでは訓練や忍としての任務に差し障りが出るかもしれない。…そうだ、女らしくなればキャーキャー言うのをやめるだろう。
 そう思った雅緋は、様々な人物に話を聞いてみることにした。
 飛鳥は『雅緋ちゃんのこと…?うーん、強くてかっこよくて…』
 叢には『少年漫画の主人公みたい!』と言われた上、主人公が捕まってあんなことやこんなことをされる漫画を見せられ、
 斑鳩には『素敵な殿方』と言われた上倒錯的な視線を送られ、さらに四季にはズバリ『超イケメンじゃん!』と断言されてしまう。
 悩む雅緋の前に現れた忌夢。彼女は『強くてかっこよくてイケメンで素敵な殿方でいいじゃないか!ボクはそんな雅緋が好きだ!』と言うが
 雅緋は『私は女だああぁ!』と叫んで走り出すのだった。
 そこに現れたのは葛城だった。意外に彼女なら助言をしてくれるかもしれない、と思い相談してみると
葛城は笑いながら『まずは服装から女の子してみようぜ』と、バーゲンで買ってきたばかりの服を差し出した。

 早速に着替えてみると、そこに忌夢が駆けつけてきた。『忌夢!私はこれからこの路線で行くぞ!』
 女の子らしい服装をした雅緋を直視した忌夢は鼻血を吹いて倒れるのだった。どうやらまだ悩みはつきないらしい。
 『もうイケメンでいいよ!』

 <紫>
 もともと引きこもりで孤独を愛する紫には新しい悩みがあった。任務や訓練が終わってやっと一人になれる、というときに
姉の忌夢や、先輩の雅緋が部屋に上がりこんでくることである。ある日ストレスを我慢できなくなった彼女は
雅緋と忌夢の静止を聞かずに飛び出していってしまう。
 街中で出会った日影、自分を追ってきた雅緋や忌夢を退けるが、彼女の中で自己否定は続いていく。
 『私はいらない子なんだ…いなくならなきゃならないんだ』
 …そんなとき、誰かが後ろから声をかけていた。

 飛鳥は自己否定を繰り返す紫を優しく諭す。心が深く傷ついた紫は感情を爆発させるも、
激戦の後なのに笑っている飛鳥に対して『何故笑っていられるんですか?』と問う。
 『紫ちゃんがここにいるからだよ』という返事。
 『一人より二人、二人よりみんなで笑うほうが楽しい』。飛鳥はそう言った。太陽のような笑顔だ。
 思えば、自分の蛇女子メンバーと行動を共にするようになってからよく笑うようになった気がする。
メンバーの存在が自分を変えたんだ、と紫は気づくのだった。
 部屋に戻ると、雅緋と忌夢が残したメモがあった。『次からはノックをしてから部屋に入るようにする』と書かれていた。
安心した紫はベッドに体を投げて深い眠りにいざなわれるのだった。
 『みんなでいるって…楽しいね…』
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67 :閃乱カグラ SHINOVI VERSUS[sage]:2016/07/11(月) 21:31:36.92 ID:iboKm7Ua0
 <忌夢>
 忌夢の悩みは唯一つ。『どうしたら雅緋は振り向いてくれるのか』だった。それは自分に魅力がないからだ、と結論づける忌夢。
ならば魅力とはなんだろうか、と忌夢は女子力アップのために様々な人物を当たることにする。
 最初は雪泉。日本舞踊を取り入れたその動きに、忌夢はしばし見ほれる。しかし自分でもやってみようとすると
 『なんですかその滑稽な動きは』、と笑われてしまうのだった。
 続いて葛城は、『そんなのアタイが揉めば女の魅力アップ間違いなし!』とセクハラしようとする。
 『やめろ気持ち悪い!』と一蹴する忌夢。
 次は見た目的に可愛い雲雀に『忌夢ちゃん、自分のおっぱい触って何してんの?』と見咎められる。
どこをどう勘違いしたのか『雲雀を倒せば可愛くなれる』と思った忌夢は雲雀を泣かせてしまうのだった。

 …そして四季に『忌夢ちんは表情が硬いんだよ!』と言われ
ためしに変な顔をしてみたところを写真に撮られてしまったので、四季をとっちめて写真を削除するのだった。

 次にやってきたのは柳生である。雲雀を泣かされて怒り狂う柳生に、忌夢は思い切って『魅力的な女とは何か』を尋ねてみる。
 『知りたければオレを倒してみろ!』という柳生をなんとか退ける。
 仕方なく柳生は忌夢に向かって秘術『イカした麗しの君』を使用する。
 …どうやら忌夢の外見が変わったらしい。『これで雅緋に好かれる…のか?』と思い自分の姿を水面に映して見ると、
ピンクの髪、ツインテールにリボン、体操服にブルマ…つまり雲雀のコスプレ状態だった。
 柳生に聞いたのを果てしなく後悔する忌夢だったが、折り悪くそこに雅緋が現れる。
 雅緋は彼女に『…お姫様抱っこさせてくれ!』と迫るのだった。
 『…雅緋!もうボクを好きにしてくれ!』

 <両備>
 …忍転身すると胸が大きくなる。紅蓮隊の未来ならば興味を示すことだろう。
しかし実際には、転身して戻るたびに現実を見せ付けられるという苦悩の連続なのだ
 『…どうして両備の周りはみんな誰も彼もが爆乳だらけなのよ!』
 両備は激しく苛立っていた。知り合いの誰も彼もが未来を除けば巨乳だらけなのだ。
 『こうなったら八つ当たりしてやる!』
 …両備の八つ当たり旅行が始まった。
 出くわす爆乳の面々はいずれも『路地を通りにくい(日影)』、『小さければ見栄えがよく着物を着易い(雪泉)』、
『動きにくく拳を繰り出すのに邪魔(夜桜)』と自分には到底できない悩みを打ち明けられ、両備はとにかく八つ当たりを繰り返す。
(夜桜に至っては揺れないように胸を縛られてる)
そんな中出会った飛鳥は、(何故かは分からないが)『胸が大きくなる秘術』を知っていたらしく、両備はそれを倒して無理矢理会得する。
 両奈との準備運動(戦闘)の後でそれを実行する両備。『乳乳転身!』
 するとみるみるうちに胸が膨れ上がっていく。転身後の姿を超えてさらに、さらに大きく。
 『りょ、両備ちゃん、これZカップはあるよ!』
 両奈の叫び。両備は想像していたものとは違う効果に幻滅しつつ、立派な『見せられる大きさ』の自分を想像してやまないのだった。
 『デカけりゃいいってもんじゃないのよ!』

 <両奈>
 人には理解されない趣味を持つ両奈。彼女には不満があった。いわずと知れた欲求不満なのだが、
ただ単にイジメられればいいというものでもない(らしい)。
 自分と一緒に踊るように(?)イジめてくれる人を探すことにする。
 両備は自分をいつもイジメてくれるが、さすがにいつも過ぎて物足りない。
 雅緋は訓練以外のことには興味がない、葛城・焔はいい感じに痛めつけてくれるものの、両奈は『ダンス』という要素を諦めきれない。
 最後に行き着いたのは、日本舞踊を特技とする雪泉のところだった。…しかし彼女は迫る両奈におびえて逃げていってしまう。
それを放置プレイと勘違いした両奈は理想のご主人様をとうとう見つけたのだった。
 『お預けの後には…ゼッタイ、ご褒美…よねっ♪』
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68 :閃乱カグラ SHINOVI VERSUS[sage]:2016/07/11(月) 21:33:41.11 ID:iboKm7Ua0
 <焔>
 アジトの洞窟に笑い声が響いていた。どうやら日影のクシャミが変だ、ということで笑っていたらしい。
そこでなぜかそれぞれの『もちネタ』という話になり、一同は焔に冷ややかな視線を送る。
 彼女は自分の『持ちネタ』を得るために知り合いを当たることにするのだった。
 まずは春花…だが危険すぎてNG。次に動物の真似が上手い叢に当たってみたものの自分には無理のようだ。
四季は『こういうのはどうだ?』と腹話術で帽子を喋らせてみせる。
 しかし、『あの帽子が喋っていただけだったのか。そんなの私に出来るわけないじゃないか!』
 (※腹話術だったのか帽子が喋れるのかは不明)
 紫は姉忌夢がしでかした失敗の数々を嬉しそうに話すが、いたたまれなくなってしまいその場を後にせざるをえなかった。

 たどりついたのは斑鳩の元。彼女は『聞いても無駄だろうな』と思ったものの斑鳩自身に促されて
『お前…ギャグとか無理だろう?』と尋ねる。
 訊かれた斑鳩は自信満々に『ふとんがふっとんだ!』と叫び、凍りつく焔に『これは『布団』と『ふっとんだ』がかかっていて』…と説明し始めた。
 『説明するな!ただでさえ寒いのに…』『まだありますよ!『隣の家に囲いができたって…』『やめろ!それ以上言わせん!』

 『…どうしてあいつはあんなに自信満々なんだ…』
 しかし、自信満々で思いついたことを言い放った斑鳩の姿勢はある意味見習うべきかもしれない。
 アジトに帰った焔は意気揚々とメンバーを集め、おもむろに布団を被り六刀を布団の外に突き出した。
 『ヤドカリ!』
 …布団の中から焔は爆笑の嵐を期待していた。しかし外の空気は凍りつくのだった。
 『ヤドカリより、ロブスターのほうが良かったか…』

 <詠>
 貧民街出身である詠には、世の中に溢れる無駄が許せなかった。
 『贅沢は敵です!』そう断じた彼女は、無駄と贅沢を徹底的に排除するためにアジトを発つことを決意する。
まずは未来の贅沢を排除した詠の前に、バーゲンで服を買い漁る四季が現れる。
 『その大量の服はいつ着るんですか?』『いつか着るかもしれないじゃん。着てない服もあるけど』
 そう言われた詠は四季を強く戒めることにする。
 次に対峙したのは叢。彼女は財閥の娘である。
 『どんな食生活なのですか?』『まず朝は…』『そもそも三食食べるのが贅沢です!』
 『栄養のバランスなどを考えないと体調に響く』と言う叢に、難癖なのかひがみなのか分からない文句をつける詠。
 お腹が減ってきた詠の前に現れたのは、白く美しい肌と着物を持ち美しく舞う雪泉だった。
 『あぁ…その白く細い美しい体と着物を見ていると…もやしを思い浮かべますわ』
 よほどお腹が減っていたのか雪泉の姿から大好物のもやしを連想した詠は、その着物を剥ごうと襲い掛かるのだった。
 空っぽのお腹を引きずってたどり着いたのは美野里の前。『パンがなければお菓子を食べればいいじゃない!』と言う彼女だったが
詠のほうは『お菓子も贅沢のうちです!』といわんばかりだった。
 やぶれかぶれになった美野里は『お菓子攻撃!』とバッグからお菓子を投げつけるも、詠はそれをキャッチして口に放り込む。
 『わーん、お菓子攻撃が通じないよー!』 『い、いえ、通じていますわ!ですからもっとお菓子を投げてくださいまし!』
 よほど美味しかったのか『まんじゅう怖い理論』でお菓子を要求する詠。
『贅沢は敵じゃなかったの?』 『贅沢は敵ですけれどもお菓子はいいんです!』
 詠は美野里から次々と投げられるお菓子を片っ端から腹に収めるのだった。
 『パンがなければお菓子を食べればいいのですわ!』
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69 :閃乱カグラ SHINOVI VERSUS[sage]:2016/07/11(月) 21:42:49.02 ID:iboKm7Ua0
 <日影>
 日影は感情がないことを自覚している。故に紅蓮隊のほかのメンバーの心の動きについて理解できないところがある。
今日は『トキメキ』について考えていた。自分には理解出来ないが、他の人間はどう考えているのだろうか。
 まずは詠。…なのだが、彼女の答えは予想通りの『もやし』。『まぁ詠さんが『もやし』なのは想定内やね』。
 途中大きな荷物を持ったまま転んだ叢と遭遇し、荷物の中身が漫画(というか薄い本)だった。中身は見せてもらえなかった。
 焔は『そんなの決まっているだろう、戦いだ!』と日影に勝負を挑む。『…確かに悪いもんやないけどいつもどおりやな』。
 美野里はお菓子だったのだが、彼女から一つもらって食べてみてもトキメキが理解できず、結果的に美野里が持っていたお菓子を全て食べてしまうのだった。
 最後にたどりついたのはクマのぬいぐるみ相手に遊ぶ紫だった。彼女が言うには、『べべたん』は無二の友達でかけがえのないものらしい。
無論日影には理解できないものだったが、彼女は数々の戦いを経て結論を出す。
 『そうか…人は好きなものに『トキメキ』を感じるんやな』
 自分が何に対してトキメキを持つのか。そう考えた日影は買出しに出かけるのだった。
 日影が作ったのは『もやし昆布鍋』だった。焔は『肉は入ってるんだろうな!?』と尋ねる。
日影は『底のほうにたくさん入っとるで』と答え、焔は『肉きたああ!』と叫ぶのだった。
 一同が喜ぶその姿。日影はその日常を見るのが好きだったのだ。
 『トキメキって…素敵やな』

 <未来>
 未来はレアアイテムをゲットして歓喜していた。
彼女は『戦国スーパーウォーズ(ダーヨとかフォーシューとか言ってるのでス○ーウ○ーズ的なものだと思われる)』の大ファンである。
いや、ファンというよりは『ガチオタ』だった。レアアイテムを求めるために整地巡礼と称して街へと繰り出す。
 まず出会ったのは四季。しかし彼女は『レアで話題のもの』だから求めているらしい。怒った未来は彼女をとっちめる。
 そして美野里。彼女はどうやら作品云々というよりは可愛いものが好きなだけのようで作品自体のファンとは違うらしい。
 さらに雲雀。ここにきてようやく戦国スーパーウォーズを理解できる者が現れた、と思いきや『原作』の言葉を聞いたとたん口ごもる。
どうやらアニメを見てファンになったらしい。『ニワカは許せない』と未来は怒り出すのだった。
 『べべたん』に言われて嫌々ながら会場に来たらしい紫は、人ごみの中でべべたんを落とし踏まれてしまい怒り出す。 それを諌める未来。
 さらに出会ったのは叢だった。『…こいつはあたしと同じ、ガチオタだ…』互いに認め合い、警戒しあう二人。
しかしそのスキに美野里がレアアイテム(若かりしダーヨ師匠のフィギュア)をゲットしてしまうのだった。
 憤る未来を、叢は『案ずるな…レアアイテムはまだ他にもある』。言われてみれば確かにそうだ。
それよりも今はガチオタ仲間に出会えたことを喜ばなければならない。
 『…決着をつけるときが来たようだな』『…待て…』『何…?貴様、まさか…!?』『イエス。アイアムユアマザー』。ニヤリと笑う二人。
 (やっぱりこの展開よね!)
 二人のガチオタはその場で戦国スーパーウォーズごっこを始めるのだった。
 『フォーシューとともにあらんことを…』

 <春花>
 春花の趣味の一つには薬品作りもある。今回作ったのは『いい子になる薬』だった。
彼女は知り合いに飲ませて実験してみることを思いつく。
 『春花が作った』というだけで当然警戒している焔、葛城に飲ませることに成功し、次のターゲットは斑鳩。
 『クラス委員を見込んで頼みがあるんだけど、この薬を飲んでもらえない?』
 そういうとあっさりと斑鳩は飲んでしまう。…が、『どう?』という質問に『味は特にない』と答える斑鳩。ほくそ笑む春花。
 次の忌夢も、『雅緋ちゃんからの差し入れ』といって差し出すと勇んで飲んでしまう。が、最終的に騙されたと気づいて襲ってくるのだった。
 最後は両奈。彼女はもともと痛めつけられることが喜びなので、やっぱり喜んで飲んでしまう。
実験の末、少し飽きてきてしまった春花は5人の『いい子』を引き連れてアジトに戻るのだった。
 すっかり従順になった5人を眺め『これからどう可愛がってあげようかしら』と思っていると
 『がるるる…』突然焔と両奈が唸り声を上げた。そして他の3人も。
どうやらドMにする薬は、服用後の副作用でドSにしてしまうようだった。縛り上げられた春花。
いつもはドMの両奈も含め捕まえた5人のドSに囲まれるのだった…。
 『たまには受け側もいいわね♪』
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70 :閃乱カグラ SHINOVI VERSUS[sage]:2016/07/11(月) 21:44:43.22 ID:iboKm7Ua0
これで本当に投下終了です。容量ツメるのキツかった…orz
IDの数字でメタルギアを破壊しようpart17 [無断転載禁止]©2ch.net
803 :ゲーム好き名無しさん[sage]:2016/07/11(月) 23:07:28.22 ID:iboKm7Ua0
よし任せろ


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