- 【PS4】Bloodborne ブラッドボーン 世界観設定議論・考察スレ9 [転載禁止]©2ch.net
791 :ゲーム好き名無しさん[sage]:2015/09/23(水) 03:27:24.11 ID:eSDOB5+m0 - 少し補足説明しておこう
赤い血に囚われた俗物が仮にも悪夢(宇宙)に身を置くというのであれば、 特定の条件を満たす必要があるということをまず理解しなければならない 1.悪夢の上位者に魅入られる(=悪夢の上位者の認識によって自身の存在をも保証してもらう) 2.へその緒を用いる(=脳に瞳を得て、その認識の力で自身の存在を保証する) 3.俗世に対する客観を得る(=地上への認識の一切を捨て、その全てを悪夢における自身の存在に向け、保証する) 1は夢の狩人の方法であり、2はメルゴーが用いた方法であり、3はミコラーシュが取った方法になる 血に拠らず、認識によってのみ自らを存立させるのが上位者であり、 そのやり方でしか存在できないのが悪夢という世界である 然るにメルゴーの状態を考えてみよう まず彼が悪夢に至ることができた理由だが、可能性は2つあり、 1つは彼が自身に宿しているへその緒の効果で悪夢に上がったというもので、 もう1つは彼に関心のある上位者「乳母」の認識で悪夢に上がったというものだ では乳母戦後のメルゴーの状態はどうであろうか まず乳母は狩人に殺害されているため、彼女の認識を自身の存在の保証に用いることはできない では彼自身がその身に宿している瞳の紐(へその緒)はというと、乳母戦後狩人に奪い去られている するとメルゴーは悪夢に留まる要件を満たしていないことになる 彼の肉体は母体と共に既に滅びている。よって彼はあの時点で自らの存在を保証する手段の全てを失ったことになる ちなみにミコラーシュだが、彼は人の持てる矮小な認識の全てを悪夢に向けて、 それによって悪夢に居座っていたある種イレギュラーな存在だ 彼が何故この方法を成功させられたかの説明はあえてしないが、 死体がミイラであることが重大なヒントであるとだけ教えておこう さてこの方法では、元よりひとつの認識しか自身の保証に持てぬ身であるため、 悪夢における認識の断絶(死)が、即、存在の消滅に繋がる そして彼は、自身の認識が失われることを、忘れるという言葉で最も適切に表現したのである
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