- ストーリーを教えてもらうスレ part68
348 :ゲーム好き名無しさん[sage]:2015/07/25(土) 14:35:25.58 ID:Db6Q+v+V0 - >>344です。
予告通り、AbstainCompany(アビステインカンパニー)作のRPGツクール2000作品 「CartoonKittenPlanet」行きます。 ストーリーを思い出すために最初からプレイし直していますので不定期になるかもしれません。 なお、作中人物の台詞は読みやすさを重視して若干の修正が加わっていることをご了承下さい。
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349 :CartoonKittenPlanet[sage]:2015/07/25(土) 14:38:59.67 ID:Db6Q+v+V0 - 【プロローグ】
舞台となるのは宇宙のどこかにあるという惑星「キトナ」。 キトナには猫から進化した人類「キトナの民(キトナ人)」が住み、彼らは魔法とテレパシーの力で自然と共存し、互いを思いやり、 穏やかながらも平和に暮らしていた。 (劇中でのキトナ人のセリフは全てテレパシー(=相手の心に直接語りかけてる)という設定のようです) そんな彼らを「闇王」と呼ばれる邪悪の化身が襲い、キトナは滅亡の危機に陥ったが、 キトナ人たちは互いの力を合わせて戦い抜いてこれを打ち破り、キトナを守ることに成功した。 そして闇王の襲来から400年後、新たな侵略者がキトナに迫りつつあった…。 主な登場人物(登場順) 【キトナ人】 ・パレア(♀):主人公。 ・ディクス(♂):パレアの幼馴染。 ・ライダン(♂):パレアの幼馴染。 ・チッキ(♀):門前町アビシニアの町長。 ・ギルン(♂):イリオーモ村に住む青年。 ・ミルス(♂):イリオーモ村に住む青年。ギルンの親友。 ・ザナラ(♀):チッキの助手。 ・レピネ(♀):マヤコネの村に住む少女…ていうか幼女。 ・サミア(♀):フェリス・カテュス城の女王。 ・グンド(♂):フェリス・カテュス城の科学者。 ・シシラ(♀):フェリス・カテュス城の兵士長。 【地球人】 ・ヴィクトル(♂):地球軍最高司令官。キトナ征服を目論む侵略者。 ・セッター(♂):地球人のギタリスト。パレア達には協力的である。
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350 :CartoonKittenPlanet[sage]:2015/07/25(土) 14:43:22.78 ID:Db6Q+v+V0 - キトナの民の村の一つ、ミッケ。
パレアとディクスとライダンが草笛を吹いて遊んでいると、村のほうから聞いたこともないような変な音(=爆発音)が聞こえてきた。 パレア達が急いで村に駆けつけると、なんと村の家々が燃えていた。 そしてパレア達に一人の女性が助けを求めながら駆け寄ってきた。 火を放ったと思われる黒づくめの奴等は彼女を追っていたらしく、リーダーらしき人物が部下たちに 「奴を逃がすな、そして奴をかくまったこの村の連中を皆殺しにしろ」と命じる。 (ちなみにこの後リーダーは自らを「地球軍最高司令官ヴィクトル大佐」と名乗ります。 なお奴等を初めて目にしたパレアの感想は「人みたいだけど猿のようにも見える」だとか) パレア達は襲い掛かってきた奴等を返り討ちにして退散させると、村に逃げてきたという女性に話を聞く。 彼女は門前町「アビシニア」の町長で、名を「チッキ」といった。 話によればあのどう見てもキトナ人には見えない奴等が自分のもとを訪れ 「アビシニアを観光地化して大きく賑わしてみないか」と提案したのだという。 チッキは「私も含めてこの町の人々は今の暮らしに充分満足しています。 それ以上多くを求めるのは長い目で見れば自然のためにも人々のためにもよくありません」と拒否するが 奴等は「どうなっても知りませんよ」と言わんばかりの捨て台詞を残して去ったという。 危険を察した彼女はそれを人々に伝えに行く途中で奴等に見つかり、やむなくミッケに逃げ延びたものの 今度は奴等は村ごと彼女を焼き討ちにしようという暴挙に出たのだという。 そこまで話を聞いたディクスは一考したのち「フェリス・カテュス城」に行くことを提案する。 全てのキトナの民たちの支えあいの中心点にして、かつての闇王との戦いでの最後の砦だった城。 そこを中心にキトナ全土に訴えかけようというのだ。 パレア達は治療師(その名の通り、傷を癒す魔法に長けた能力者。町や村に必ず一人います)に戦いでの傷を癒してもらうと 村の北にある「シャムル街道」を抜け、その東にある港町「シャムル」から船に乗ることにした。
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351 :CartoonKittenPlanet[sage]:2015/07/25(土) 14:50:19.46 ID:Db6Q+v+V0 - シャムル街道。(なおこの街道には神殿へと続く道もあるのですが、今はまだ用がありません)
パレア達が歩を進めていくと、ギターを弾く一人の男性の姿があった。 その姿はどう見てもキトナの民ではなくむしろさっき村を襲った連中に近かったが 敵意の類は感じられず、パレア達に「奴等の正体を知りたいか」と尋ねてきた。 「セッター」と名乗る彼曰く、奴等はこのキトナとは違う世界(=違う星)で生まれ、猿から進化した「地球人」という人類で 己の欲と野心を充足させることを至上とし、そのために知恵を付けた悪しき種族だという。 そして地球人たちは惑星キトナの征服を企んでおり、そのためにキトナの民を害することなど一切いとわない連中だと。 だから奴等を止めるためにはその命を絶つしかないのだと。 信じられない、という様子のパレア達にセッターは「今は心に留め置くだけでいい、いずれ分かる時が来る」と忠告するのだった。 うろつく地球軍の偵察用?メカ共を撃破しつつ、やがてシャムルに到着した一行は旅支度を整えたのちに港へ向かい、船へと乗り込む。 (治療師同様、町や村には必ず「精製士」という人がいます。 エネルギーを実体化した物質「聖石」からアイテムを作り出したり、逆にアイテムを聖石に変換することができます。身も蓋も無い言い方をすると「道具屋さん」) パレア達が甲板から海を眺めていると、全身喪服のような黒い服に身を包んだ女性が佇んでいた。 彼女はこちらに気付く様子もなく、ただ虚ろな悲しげな目で遠くを見ていた。 すると操舵手が遠眼鏡を貸してくれたのでディクスが女性の眺めている方を見てみると…遠くの陸地から煙が上がっていた。 煙の主は地球人だった。彼らはキトナの民にとっての禁断の地に足を踏み入れ、資源を採掘していたのだ。 さらに煙のあるほうからパレア達の船に近づいてくる鉄の船。そこにはヴィクトルの姿があった。 ヴィクトルは甲板に出るとメガホンを手にパレア達に 「これは我らの生活を豊かにするために必要な行為なのだ。これを認めるなら君らにもこの豊かさを享受させてやろう」と黙認を迫った。 するとヴィクトルの耳、いや頭の中に直接パレアの声が響いてきた。 「何もかもが人のためにあるなんて思わないで。自然によって生かされている存在である私たちがその感謝を忘れてはいけないわ」と。 だがヴィクトルはこれを聞き入れず、パレア達の船に攻撃を仕掛けてきた。 パレア達はやむなく応戦しヴィクトルたちの船を撃沈するが、パレア達の船も砲撃を受けてしまい、すでに沈没は避けられない状態であった。 …彼女たちに出来る事、それはただ神に祈る事のみであった。
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352 :CartoonKittenPlanet[sage]:2015/07/25(土) 15:02:02.26 ID:Db6Q+v+V0 - …パレアが目を覚ますと、彼女は見知らぬ家のベッドに寝かされていた。
目を覚ましたパレアに家の主は自らを「ギルン」と名乗り、ここが「イリオーモの村」であることと、浜辺で倒れている彼女を自分が助けたと告げる。 パレアがこれまでのいきさつをギルンに話すと、ギルンは 「流れ着いたのはパレアだけだった」「地球人はイリオーモの近くにも現れ、『工場』を建ててそこから煙や汚れた水を流し続けている」という事をパレアに話した。 するとそこにギルンの親友「ミルス」が現れ「工場を止める方法がわかった」と告げた。 そのためには工場の奥にある「メインコンピュータ」を破壊すればいいというのだ。 さっそく工場に向かおうとするギルンとミルスに「助けて貰ったせめてものお礼に」とパレアも同行することにした。 工場内に侵入した一行。兵士たちを撃退し、コンピュータルームを護衛するメカを撃退すると背後から「なかなかやりますね」という女性の声が。 振り返るとそこにはパレアが船で出会ったあの黒づくめの女性の姿が。 彼女はパレアをじっと見ながら「あなたなら地球の闇に潜む真の暗黒をも照らし出せるかもしれない」と告げる。 そして彼女は自らを「ルーミ」と名乗り、姿を消した。 彼女はいったい何者なのか…パレアはその名を胸に刻むと、コンピュータルームに足を踏み入れた。
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353 :CartoonKittenPlanet[sage]:2015/07/25(土) 15:05:00.28 ID:Db6Q+v+V0 - …一方その頃。ライダンとディクスとチッキは同じ場所に流れ着いていた。
互いに無事を確認し、パレアを探すため海岸を後にする3人。 一行が南に歩いていくと「ペルシーの村」へとたどりついた。だがなんだか様子がおかしい。 村人が言うには地球人たちが彼らの狩場への道を柵で塞ぎ、勝手に自分たちのものにした上に「ここにあるものが欲しければカネを出せ」と言うのだという。 ペルシーの南に地球人の建物を見つけた一行がさっそく踏み込むと、そこにはあのヴィクトルがいた。(どうでもいいけど、何気に現場主義だなこのおっさん) 「狩場を返してほしければカネを出せ、ないならここで働いて払え」と言うヴィクトル。そして到底納得できないという様子のライダン達に戦闘メカを差し向ける。 ライダン達がこれを撃退するとヴィクトルは部下たち共々早々に退却し、狩場は解放された。 柵のあった小道を抜け、さらに東に向かうと門前町アビシニアへとたどり着いた。 チッキの助手「ザナラ」が出迎えてくれたが、どうも町の様子がひっそりとしている。ザナラが言うには皆地球人たちに捕えられてしまったというのだ。 そして町の南にある「警察基地」につながれているというのだ。 助けに行こうにも警備が厳重過ぎたため、チッキが戻るのを待っていたというザナラにライダンとディクスも協力を買って出ることにした。 警察基地に潜入した一行は警備の兵士たちをいなしつつ奥へと進み、村人たちが繋がれている房へとたどり着いた。 警察署長のけしかけた戦闘メカを撃破するものの、署長はすでに援軍を呼んだという。包囲されるかと思ったその時 署内で爆発が起こった。何者かが仕掛けた爆発物により援軍たちはパニックに陥り、全く戦力にならなかった。 逃げようとする署長を叩きのめしたのは…セッターだった。彼が回収したカギにより房が開けられ、村人たちは無事解放された。
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354 :CartoonKittenPlanet[sage]:2015/07/25(土) 15:15:20.55 ID:Db6Q+v+V0 - …一方パレア達は「マヤコネの村」を訪れていた。
だがこの村の住人達は地球人たちによって連れ去られ、工場で無理矢理働かされているらしい。 難を逃れた少女「レピネ」に協力し(なお治療師と精製士も無事のようです)、パレア達は村人の救出に向かう。 工場に捕えられた人々を解放し脱出しようとするパレア達だったが、またしてもその前にあのヴィクトルが立ちはだかる。 曰く「穀潰しどもに『労働力』という価値を見出してやったまで」だという。(相変わらずどこまでも上から目線なおっさんである) そしてヴィクトルは「ABC(=人工的駆逐生物、いわゆる生体兵器)」をパレア達にけしかけた。 「我々人類は生命すらも自在に操ることが出来るのだ。そいつのようにただ戦うためだけの生き物を作ることさえ可能なのだ。 お前らのような退廃的な連中にはそいつの相手が相応しい」と早々に去って行った。 ABCを撃破し村人たちの解放に成功すると、レピネが「助けて貰ったお礼」にとパレア達に同行したいと言い、パレアもこれを快諾する。 そして紆余曲折を経てフェリス・カテュス城に到着したパレア達。すでにライダン達も到着していた。 彼らは久々の再会を喜んだのち女王「サミア」に会い、これまでのいきさつを全て伝えた。 城の科学者たちの調査により女王たちもキトナの異変に気付いていたらしく、パレア達の活躍を見込んである任務を申し付けた。 「城の北・ヴァステット山にある地球軍の前線基地に向かい、地球人の船を貰い受け、その船で地球に向かい、地球の王に直談判してほしい」と。 城の兵士長「シシラ」も同行を命じられ、一行は女王からのメッセージを携えて基地へと向かうことにした。 (ここからパーティを編成できるようになります。ただしパレアは固定です)
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355 :CartoonKittenPlanet[sage]:2015/07/25(土) 15:28:00.47 ID:Db6Q+v+V0 - 基地に入ると、そこにはセッターの姿があった。
彼曰く「お前達ならきっとここに来ると思ってた、ぜひともヴィクトルを倒してくれ。俺にはもうそんな力はないからな」 迷路のような基地内を進んでいき、司令室に入ると既にヴィクトルが待ち受けていた。 一行を忌々しく思っている彼にパレアは「私はあなたと戦うつもりはない」と告げ、そして女王のメッセージを記録した水晶玉を高く掲げた。 「世界とは環のようなものである。自然の恵みとはその環の中を巡る流れのようなものだ。 多くを求めるあまりにその流れをせき止める事があってはならない。流れるままに受け止めるのが在るべき姿なのだ。」 ところがヴィクトルはこれを聞くと「やめろ!」と激昂。 水晶玉を銃で撃ち壊し「我々の進歩と発展に難癖をつける気か」と激怒した。 「貴様らは100年前にアメリカを陥れたテロリスト共と同じだ。神の軛をも逃れ自由を得た我等が獣如きに阻まれてたまるか! こうなれば私自らが貴様らを皆殺しにしてその骸をニューヨークの摩天楼にさらしてくれる!!」 しかしパレア達キトナの民には及ばず、ついに膝をついたヴィクトル。 敵わぬと見た彼は地球から援軍を呼ぶべく撤退しようとするが、ドアを出た次の瞬間 「ぐわっ!?!?」 何かを刺し貫くような鈍い音とヴィクトルのうめき声が響いた。 「な…なぜ貴様が…私に…牙…を…剥…く…ぐふっ!!」 ヴィクトルは数歩後ずさるとそのまま倒れ、血の海の中で事切れた。 そしてドアの向こうからゆっくりと現れたのは、血に染まった刀を握ったルーミの姿だった。 戸惑うパレア達にルーミは 「煙でできた闇は、ただの闇と違って、どんなに強い光でも照らすことはできません。剣圧によって、煙を消し去らねばならぬのです…」 と語った。 「あなたたちが探す宇宙船『スタードラゴン』はこの先にあります。さあ、行ってください」 と告げ、ルーミは何処へともなく去っていった。 一体ルーミは何者なのだろうか。ヴィクトルは彼女の事を知っているような口ぶりだったが… パレア達が先に進むと、確かにそこに地球人たちの船があった。 …しかし彼女たちに動かし方が分かるはずがなく、とりあえず一行は報告のため城に戻ることにした。
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356 :CartoonKittenPlanet[sage]:2015/07/25(土) 15:36:38.90 ID:Db6Q+v+V0 - …それから一週間後。
城の科学者たちの調査により、宇宙船自体に故障などはなさそうだが肝心のエネルギー(燃料?)がないという重大な問題が発覚した。 そのときディクスが古い言い伝えを思い出した。 キトナに危機が訪れし時に人々の前に姿を現すという「キトナ四柱神」、 すなわち「火神アペ」「水神ワッカ」「風神レラ」「地神モシル」の力を借りようというのだ。 パレア達はさっそく四つの神殿を巡ることにした。 【次回に続く】 とりあえず本日はここまでです。 この先パレア達は神々の試練を経ていよいよ地球へ向かうのですが、意外な展開が待っています…
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- セガ懐古による今のセガアンチスレ
230 :ゲーム好き名無しさん[sage]:2015/07/25(土) 16:19:46.45 ID:Db6Q+v+V0 - ボーダーブレイク以外やる気しない
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357 :CartoonKittenPlanet[sage]:2015/07/25(土) 16:27:58.85 ID:Db6Q+v+V0 - ※ふと気付きましたが、キトナの神々の名前はアイヌ語が由来のようです
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