トップページ > 公務員試験 > 2019年10月07日 > TVMLo8NF

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使用した名前一覧書き込んだスレッド一覧
5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6
【諸君】国税専門官part493【和光で会おう】
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】

書き込みレス一覧

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【諸君】国税専門官part493【和光で会おう】
996 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:00:03.77 ID:TVMLo8NF
劉璋
【諸君】国税専門官part493【和光で会おう】
997 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:00:08.44 ID:TVMLo8NF
劉璋
【諸君】国税専門官part493【和光で会おう】
998 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:00:16.17 ID:TVMLo8NF
ミッションコンプリート
【諸君】国税専門官part493【和光で会おう】
999 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:00:20.89 ID:TVMLo8NF
ミッションコンプリート
【諸君】国税専門官part493【和光で会おう】
1000 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:00:28.06 ID:TVMLo8NF
ミッションコンプリート
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
255 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:05:31.28 ID:TVMLo8NF
こんにちは、5ちゃん警察です。楽天がCSで敗退したので、このスレを埋める処分とします。
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
256 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:05:41.68 ID:TVMLo8NF
月光のバローネアンチ
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
257 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:05:50.67 ID:TVMLo8NF
月光のバローネアンチ
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
258 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:06:01.22 ID:TVMLo8NF
情報収集垢
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
259 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:06:08.44 ID:TVMLo8NF
情報収集垢
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
260 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:06:16.18 ID:TVMLo8NF
情報収集垢
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
261 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:06:23.80 ID:TVMLo8NF
https://mobile.twitter.com/jouhoushuush
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
262 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:06:27.99 ID:TVMLo8NF
https://mobile.twitter.com/jouhoushuush
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
263 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:06:35.20 ID:TVMLo8NF
https://mobile.twitter.com/jouhoushuush
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
264 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:06:59.50 ID:TVMLo8NF
https://i.imgur.com/DYBRURb.jpg
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
265 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:07:04.84 ID:TVMLo8NF
https://i.imgur.com/DYBRURb.jpg
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
266 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:07:12.04 ID:TVMLo8NF
https://i.imgur.com/DYBRURb.jpg
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
268 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:09:51.55 ID:TVMLo8NF
一章:おっさんはやり直す
プロローグ:おっさんは燻っている
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
269 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:09:56.05 ID:TVMLo8NF
一章:おっさんはやり直す
プロローグ:おっさんは燻っている
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
270 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:10:01.49 ID:TVMLo8NF
一章:おっさんはやり直す
プロローグ:おっさんは燻っている
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
272 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:11:07.87 ID:TVMLo8NF
冒険者という職業がある。
 世界に数多存在するダンジョンに潜り、宝を得る。
 あるいは、魔物を倒してドロップアイテムを持ち帰り換金する。
 それなりに実入りがいいが、同時に危険が付きまとう仕事だ。

 そして、俺もその冒険者の一人。二十年を超えるベテランだ。
 今日もダンジョンに潜り、狩りに精を出していた。

「ラスト、一頭!」

 草原の中、獲物と向かい合っている。
 ワイルド・ボア。
 茶色の毛皮を持つ大猪の魔物だ。
 突進の速度は凄まじく、するどい牙を持つことから、それなりに危険視されている。
 中級冒険者ですら、一歩間違えれば命を落とす。
 だが、俺にとってはただの肉にしか見えない。
 今回受けているクエストは肉集め。もっともギルドに持ち込まれる依頼の一つだ。

「グモオオオオオオオオオオ!」
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
273 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:11:18.72 ID:TVMLo8NF
冒険者という職業がある。
 世界に数多存在するダンジョンに潜り、宝を得る。
 あるいは、魔物を倒してドロップアイテムを持ち帰り換金する。
 それなりに実入りがいいが、同時に危険が付きまとう仕事だ。

 そして、俺もその冒険者の一人。二十年を超えるベテランだ。
 今日もダンジョンに潜り、狩りに精を出していた。

「ラスト、一頭!」

 草原の中、獲物と向かい合っている。
 ワイルド・ボア。
 茶色の毛皮を持つ大猪の魔物だ。
 突進の速度は凄まじく、するどい牙を持つことから、それなりに危険視されている。
 中級冒険者ですら、一歩間違えれば命を落とす。
 だが、俺にとってはただの肉にしか見えない。
 今回受けているクエストは肉集め。もっともギルドに持ち込まれる依頼の一つだ。

「グモオオオオオオオオオオ!」
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
274 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:11:25.94 ID:TVMLo8NF
冒険者という職業がある。
 世界に数多存在するダンジョンに潜り、宝を得る。
 あるいは、魔物を倒してドロップアイテムを持ち帰り換金する。
 それなりに実入りがいいが、同時に危険が付きまとう仕事だ。

 そして、俺もその冒険者の一人。二十年を超えるベテランだ。
 今日もダンジョンに潜り、狩りに精を出していた。

「ラスト、一頭!」

 草原の中、獲物と向かい合っている。
 ワイルド・ボア。
 茶色の毛皮を持つ大猪の魔物だ。
 突進の速度は凄まじく、するどい牙を持つことから、それなりに危険視されている。
 中級冒険者ですら、一歩間違えれば命を落とす。
 だが、俺にとってはただの肉にしか見えない。
 今回受けているクエストは肉集め。もっともギルドに持ち込まれる依頼の一つだ。

「グモオオオオオオオオオオ!」
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
275 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:14:34.03 ID:TVMLo8NF
ワイルド・ボアが突進してくる。
 避ける必要すら感じない。
 突進に合わせて、両手剣を振り下ろした。
 ワイルド・ボアの突進と俺の剣が衝突。
 鈍い音が響き渡る。

 立っているのは俺だけだ。ワイルドボアは頭を割られて絶命する。
 しばらくすると、死体が青い粒子になって消えて、店頭に並んでいるような木の皮に包まれた肉の塊が残されていた。

 どういう仕組みかはわからないが、魔物というやつは死ねば青い粒子になって消える。
 そして、運が良ければ、こうしてドロップアイテムが手に入るのだ。

「猪だろうが、豚だろうが、オークだろうが、まとめて豚肉だからな」

 ドロップアイテムを拾う。
 豚肉(並)。
 おそろしくわかりやすい名前のアイテム名だ。
 ちなみに、魔物のレベルが上がるごとに品質があがっていく。豚肉(並)だと、普通の家畜と大差ないが、豚肉(上)や豚肉(特上)にもなると、この世のものとも思えないほど美味になりとんでもない高値で売れる。
 もっとも、豚肉(特上)は、超高難易度ダンジョンの魔物しかドロップせず、超一流の冒険者でも命がけになってしまうが。

「依頼の品は、豚肉(並)を十個。これで終わりか」
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
276 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:14:39.30 ID:TVMLo8NF
ワイルド・ボアが突進してくる。
 避ける必要すら感じない。
 突進に合わせて、両手剣を振り下ろした。
 ワイルド・ボアの突進と俺の剣が衝突。
 鈍い音が響き渡る。

 立っているのは俺だけだ。ワイルドボアは頭を割られて絶命する。
 しばらくすると、死体が青い粒子になって消えて、店頭に並んでいるような木の皮に包まれた肉の塊が残されていた。

 どういう仕組みかはわからないが、魔物というやつは死ねば青い粒子になって消える。
 そして、運が良ければ、こうしてドロップアイテムが手に入るのだ。

「猪だろうが、豚だろうが、オークだろうが、まとめて豚肉だからな」

 ドロップアイテムを拾う。
 豚肉(並)。
 おそろしくわかりやすい名前のアイテム名だ。
 ちなみに、魔物のレベルが上がるごとに品質があがっていく。豚肉(並)だと、普通の家畜と大差ないが、豚肉(上)や豚肉(特上)にもなると、この世のものとも思えないほど美味になりとんでもない高値で売れる。
 もっとも、豚肉(特上)は、超高難易度ダンジョンの魔物しかドロップせず、超一流の冒険者でも命がけになってしまうが。

「依頼の品は、豚肉(並)を十個。これで終わりか」
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
277 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:14:43.56 ID:TVMLo8NF
ワイルド・ボアが突進してくる。
 避ける必要すら感じない。
 突進に合わせて、両手剣を振り下ろした。
 ワイルド・ボアの突進と俺の剣が衝突。
 鈍い音が響き渡る。

 立っているのは俺だけだ。ワイルドボアは頭を割られて絶命する。
 しばらくすると、死体が青い粒子になって消えて、店頭に並んでいるような木の皮に包まれた肉の塊が残されていた。

 どういう仕組みかはわからないが、魔物というやつは死ねば青い粒子になって消える。
 そして、運が良ければ、こうしてドロップアイテムが手に入るのだ。

「猪だろうが、豚だろうが、オークだろうが、まとめて豚肉だからな」

 ドロップアイテムを拾う。
 豚肉(並)。
 おそろしくわかりやすい名前のアイテム名だ。
 ちなみに、魔物のレベルが上がるごとに品質があがっていく。豚肉(並)だと、普通の家畜と大差ないが、豚肉(上)や豚肉(特上)にもなると、この世のものとも思えないほど美味になりとんでもない高値で売れる。
 もっとも、豚肉(特上)は、超高難易度ダンジョンの魔物しかドロップせず、超一流の冒険者でも命がけになってしまうが。

「依頼の品は、豚肉(並)を十個。これで終わりか」
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
278 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:15:13.99 ID:TVMLo8NF
拾ったアイテムは、大容量の魔法袋にいれてしまう
 かつて冒険で手に入れた大容量の魔法袋だ。これ一つで家が買えるだけの価値がある。売ることも考えたが、便利なので愛用している。

 この魔法袋のような二〇〇キロも収納できる魔法袋は、市場に出回ることが少ない。一度手放せば二度と手に入らないかもしれない。
 俺は念のため、依頼書を読み直し、収納した豚肉(並)の数を数えてからダンジョンを後にする。
 割のいい仕事を終えた。
 今日は、うまい酒が飲めそうだ。

 ◇

 魔法の扉を抜けて、ダンジョンから村に戻る。
 のどかで平和な村だ。
 村で唯一の精肉店に立ち寄り、豚肉(並)を納品してからギルドに向かった。

「おかえり、ユーヤさん」

 なじみの、受付のおばちゃんが笑いかけて手を振ってきた。
 大きな街のギルドだと受付嬢に綺麗どころを揃えるが、この小さな村ではそんな贅沢は言えない。

 若い奴らは酒場で文句を言っているが、俺は仕事をしっかりしてくれるなら、男だろうが、おばちゃんだろうが構わない。

「ただいま、おばちゃん。肉の採取クエスト、終わったよ。これが肉の受け取り証明書」
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
279 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:15:19.88 ID:TVMLo8NF
拾ったアイテムは、大容量の魔法袋にいれてしまう
 かつて冒険で手に入れた大容量の魔法袋だ。これ一つで家が買えるだけの価値がある。売ることも考えたが、便利なので愛用している。

 この魔法袋のような二〇〇キロも収納できる魔法袋は、市場に出回ることが少ない。一度手放せば二度と手に入らないかもしれない。
 俺は念のため、依頼書を読み直し、収納した豚肉(並)の数を数えてからダンジョンを後にする。
 割のいい仕事を終えた。
 今日は、うまい酒が飲めそうだ。

 ◇

 魔法の扉を抜けて、ダンジョンから村に戻る。
 のどかで平和な村だ。
 村で唯一の精肉店に立ち寄り、豚肉(並)を納品してからギルドに向かった。

「おかえり、ユーヤさん」

 なじみの、受付のおばちゃんが笑いかけて手を振ってきた。
 大きな街のギルドだと受付嬢に綺麗どころを揃えるが、この小さな村ではそんな贅沢は言えない。

 若い奴らは酒場で文句を言っているが、俺は仕事をしっかりしてくれるなら、男だろうが、おばちゃんだろうが構わない。

「ただいま、おばちゃん。肉の採取クエスト、終わったよ。これが肉の受け取り証明書」
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
280 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:15:26.44 ID:TVMLo8NF
拾ったアイテムは、大容量の魔法袋にいれてしまう
 かつて冒険で手に入れた大容量の魔法袋だ。これ一つで家が買えるだけの価値がある。売ることも考えたが、便利なので愛用している。

 この魔法袋のような二〇〇キロも収納できる魔法袋は、市場に出回ることが少ない。一度手放せば二度と手に入らないかもしれない。
 俺は念のため、依頼書を読み直し、収納した豚肉(並)の数を数えてからダンジョンを後にする。
 割のいい仕事を終えた。
 今日は、うまい酒が飲めそうだ。

 ◇

 魔法の扉を抜けて、ダンジョンから村に戻る。
 のどかで平和な村だ。
 村で唯一の精肉店に立ち寄り、豚肉(並)を納品してからギルドに向かった。

「おかえり、ユーヤさん」

 なじみの、受付のおばちゃんが笑いかけて手を振ってきた。
 大きな街のギルドだと受付嬢に綺麗どころを揃えるが、この小さな村ではそんな贅沢は言えない。

 若い奴らは酒場で文句を言っているが、俺は仕事をしっかりしてくれるなら、男だろうが、おばちゃんだろうが構わない。

「ただいま、おばちゃん。肉の採取クエスト、終わったよ。これが肉の受け取り証明書」
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
281 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:17:53.35 ID:TVMLo8NF
おばちゃんに、書類とステータスカードを渡す。
 おばちゃんはすばやく目を通して、印鑑を押して書類を片付ける。
 そして、ステータスカードにクエスト報酬を振り込んでくれた。
 ステータスカードを渡してもらい、振り込み額を確認。規定通りだ。

「ユーヤさんは仕事が早くて助かるよ。どんな仕事も嫌な顔一つしないしさ」
「それが、仕事だからな。……それより、期限がやばい依頼はもうないのか?」
「これで最後さ。あっ、そうだ。ユーヤさんにって、アップルパイを預かっているんだ。ほら、どうぞ。ニキータからだよ」

 ニキータは、酒場の看板娘だ。
 村の男たちの中には彼女を狙っている者も多い。

 彼女がいる酒場は、俺もよく利用している。だが、アップルパイなんて頼んだ覚えはないのだが?
 怪訝そうな顔をしていると、おばちゃんはにやにやと笑いかけてくる。

「ほら、あんたがこの前、マルータ病を直すポーションの材料、クルナッタ石の採取クエストをこなしたじゃないか。おかげで母親が助かったんでそのお礼ってさ。あんた、その年齢で独り身だろ。いっそ、ニキータをものにしてしまいなよ。あの子は器量がいいよ」
「……遠慮しておくよ。ニキータなら、俺の様なおっさんじゃなくて若くていい男をいくらでも捕まえられるさ。アップルパイは受け取っておく。また、明日もくる。やばそうな依頼は残しておいてくれ。最後だしな」

 クエスト報酬はしっかりいただいているので、アップルパイまでもらうのも悪い気はするが、断れば彼女をがっかりさせてしまう。
 ありがたく、ちょうだいさせてもらおう。
 ずっしりと重いバスケットを受け取る。

「あのさ、ユーヤさん。……本当に契約更新はしないのかい? 私も他のギルド職員も、あんたに来年以降も、この村の専属冒険者でいて欲しいと思っているんだ」

 そのことか。
 正直、俺も悩んでいた。
 だけど……。

「すまないな。俺も三十六だ。冒険者を続けていくのが辛い。貯金も十分あるし、田舎に戻って、ゆっくり畑でも耕そうと思う。安心してくれ、後任のベックは信用できる奴だよ。なにせ、俺が育てたんだからな」
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
282 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:17:57.88 ID:TVMLo8NF
おばちゃんに、書類とステータスカードを渡す。
 おばちゃんはすばやく目を通して、印鑑を押して書類を片付ける。
 そして、ステータスカードにクエスト報酬を振り込んでくれた。
 ステータスカードを渡してもらい、振り込み額を確認。規定通りだ。

「ユーヤさんは仕事が早くて助かるよ。どんな仕事も嫌な顔一つしないしさ」
「それが、仕事だからな。……それより、期限がやばい依頼はもうないのか?」
「これで最後さ。あっ、そうだ。ユーヤさんにって、アップルパイを預かっているんだ。ほら、どうぞ。ニキータからだよ」

 ニキータは、酒場の看板娘だ。
 村の男たちの中には彼女を狙っている者も多い。

 彼女がいる酒場は、俺もよく利用している。だが、アップルパイなんて頼んだ覚えはないのだが?
 怪訝そうな顔をしていると、おばちゃんはにやにやと笑いかけてくる。

「ほら、あんたがこの前、マルータ病を直すポーションの材料、クルナッタ石の採取クエストをこなしたじゃないか。おかげで母親が助かったんでそのお礼ってさ。あんた、その年齢で独り身だろ。いっそ、ニキータをものにしてしまいなよ。あの子は器量がいいよ」
「……遠慮しておくよ。ニキータなら、俺の様なおっさんじゃなくて若くていい男をいくらでも捕まえられるさ。アップルパイは受け取っておく。また、明日もくる。やばそうな依頼は残しておいてくれ。最後だしな」

 クエスト報酬はしっかりいただいているので、アップルパイまでもらうのも悪い気はするが、断れば彼女をがっかりさせてしまう。
 ありがたく、ちょうだいさせてもらおう。
 ずっしりと重いバスケットを受け取る。

「あのさ、ユーヤさん。……本当に契約更新はしないのかい? 私も他のギルド職員も、あんたに来年以降も、この村の専属冒険者でいて欲しいと思っているんだ」

 そのことか。
 正直、俺も悩んでいた。
 だけど……。

「すまないな。俺も三十六だ。冒険者を続けていくのが辛い。貯金も十分あるし、田舎に戻って、ゆっくり畑でも耕そうと思う。安心してくれ、後任のベックは信用できる奴だよ。なにせ、俺が育てたんだからな」
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
283 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:18:03.65 ID:TVMLo8NF
おばちゃんに、書類とステータスカードを渡す。
 おばちゃんはすばやく目を通して、印鑑を押して書類を片付ける。
 そして、ステータスカードにクエスト報酬を振り込んでくれた。
 ステータスカードを渡してもらい、振り込み額を確認。規定通りだ。

「ユーヤさんは仕事が早くて助かるよ。どんな仕事も嫌な顔一つしないしさ」
「それが、仕事だからな。……それより、期限がやばい依頼はもうないのか?」
「これで最後さ。あっ、そうだ。ユーヤさんにって、アップルパイを預かっているんだ。ほら、どうぞ。ニキータからだよ」

 ニキータは、酒場の看板娘だ。
 村の男たちの中には彼女を狙っている者も多い。

 彼女がいる酒場は、俺もよく利用している。だが、アップルパイなんて頼んだ覚えはないのだが?
 怪訝そうな顔をしていると、おばちゃんはにやにやと笑いかけてくる。

「ほら、あんたがこの前、マルータ病を直すポーションの材料、クルナッタ石の採取クエストをこなしたじゃないか。おかげで母親が助かったんでそのお礼ってさ。あんた、その年齢で独り身だろ。いっそ、ニキータをものにしてしまいなよ。あの子は器量がいいよ」
「……遠慮しておくよ。ニキータなら、俺の様なおっさんじゃなくて若くていい男をいくらでも捕まえられるさ。アップルパイは受け取っておく。また、明日もくる。やばそうな依頼は残しておいてくれ。最後だしな」

 クエスト報酬はしっかりいただいているので、アップルパイまでもらうのも悪い気はするが、断れば彼女をがっかりさせてしまう。
 ありがたく、ちょうだいさせてもらおう。
 ずっしりと重いバスケットを受け取る。

「あのさ、ユーヤさん。……本当に契約更新はしないのかい? 私も他のギルド職員も、あんたに来年以降も、この村の専属冒険者でいて欲しいと思っているんだ」

 そのことか。
 正直、俺も悩んでいた。
 だけど……。

「すまないな。俺も三十六だ。冒険者を続けていくのが辛い。貯金も十分あるし、田舎に戻って、ゆっくり畑でも耕そうと思う。安心してくれ、後任のベックは信用できる奴だよ。なにせ、俺が育てたんだからな」
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
284 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:20:59.17 ID:TVMLo8NF
断ることにした。
 専属冒険者というのは、ギルドと契約をして期限が迫っているのに誰も受けたがらない旨味の少ないクエストをこなす義務を負う。その代わり、毎月給料が支払われる。

 ありとあらゆるジャンルのクエストをこなさないといけない都合上、俺のようなベテランが選ばれるのだ。
 いろいろと面倒ではあるが嫌いではない。

 極端に高難度のものには拒否権があるし、冒険者生活から一番程遠いはずの安定した生活が手に入る。なにより、村のみんなから感謝される。

 そんな専属冒険者の仕事を断るのは、今言ったような年齢による体の衰えもあるが……何よりも燃えなくなった。
 俺は一流の冒険者ではあるが、超一流にはなれなかった。
 野心に燃える冒険者たちのように、超高難易度ダンジョンを目指さず、それなりの仕事をこなしながら、後輩たちを育てる日々を送っている。

 無理をせずに堅実に仕事をこなして、貯金は十分溜まった。
 余生を静かに暮らせるだけの金を手に入れ、冒険者という仕事に魅力を感じなくなってしまっていたのだ。

 ◇

 剣と皮鎧の手入れをし終わると酒場に向かう。
 自分ひとりのために料理をするのもバカらしいし、何より一人で食事をしていると気が滅入る。

 酒場に行くと、隅にある二人席に座る。
 いつのまにか、そこが俺の指定席になっていた。何も言わなくてもエールが運ばれてくる。

「ニキータ。アップルパイ、美味しかったよ」
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
285 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:21:03.37 ID:TVMLo8NF
断ることにした。
 専属冒険者というのは、ギルドと契約をして期限が迫っているのに誰も受けたがらない旨味の少ないクエストをこなす義務を負う。その代わり、毎月給料が支払われる。

 ありとあらゆるジャンルのクエストをこなさないといけない都合上、俺のようなベテランが選ばれるのだ。
 いろいろと面倒ではあるが嫌いではない。

 極端に高難度のものには拒否権があるし、冒険者生活から一番程遠いはずの安定した生活が手に入る。なにより、村のみんなから感謝される。

 そんな専属冒険者の仕事を断るのは、今言ったような年齢による体の衰えもあるが……何よりも燃えなくなった。
 俺は一流の冒険者ではあるが、超一流にはなれなかった。
 野心に燃える冒険者たちのように、超高難易度ダンジョンを目指さず、それなりの仕事をこなしながら、後輩たちを育てる日々を送っている。

 無理をせずに堅実に仕事をこなして、貯金は十分溜まった。
 余生を静かに暮らせるだけの金を手に入れ、冒険者という仕事に魅力を感じなくなってしまっていたのだ。

 ◇

 剣と皮鎧の手入れをし終わると酒場に向かう。
 自分ひとりのために料理をするのもバカらしいし、何より一人で食事をしていると気が滅入る。

 酒場に行くと、隅にある二人席に座る。
 いつのまにか、そこが俺の指定席になっていた。何も言わなくてもエールが運ばれてくる。

「ニキータ。アップルパイ、美味しかったよ」
【いざ】東京都特別区スレpart533【第二提示へ】
286 :5ちゃん警察 ◆2kGkudiwr6 []:2019/10/07(月) 22:21:08.60 ID:TVMLo8NF
断ることにした。
 専属冒険者というのは、ギルドと契約をして期限が迫っているのに誰も受けたがらない旨味の少ないクエストをこなす義務を負う。その代わり、毎月給料が支払われる。

 ありとあらゆるジャンルのクエストをこなさないといけない都合上、俺のようなベテランが選ばれるのだ。
 いろいろと面倒ではあるが嫌いではない。

 極端に高難度のものには拒否権があるし、冒険者生活から一番程遠いはずの安定した生活が手に入る。なにより、村のみんなから感謝される。

 そんな専属冒険者の仕事を断るのは、今言ったような年齢による体の衰えもあるが……何よりも燃えなくなった。
 俺は一流の冒険者ではあるが、超一流にはなれなかった。
 野心に燃える冒険者たちのように、超高難易度ダンジョンを目指さず、それなりの仕事をこなしながら、後輩たちを育てる日々を送っている。

 無理をせずに堅実に仕事をこなして、貯金は十分溜まった。
 余生を静かに暮らせるだけの金を手に入れ、冒険者という仕事に魅力を感じなくなってしまっていたのだ。

 ◇

 剣と皮鎧の手入れをし終わると酒場に向かう。
 自分ひとりのために料理をするのもバカらしいし、何より一人で食事をしていると気が滅入る。

 酒場に行くと、隅にある二人席に座る。
 いつのまにか、そこが俺の指定席になっていた。何も言わなくてもエールが運ばれてくる。

「ニキータ。アップルパイ、美味しかったよ」
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