- 外来魚駆除活動情報
157 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/12/31(土) 09:44:38.25 ID:T2Rp21Fx - http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20111231000008
環境省の絶滅危惧種に指定されている琵琶湖固有のホンモロコが、東近江市の大同川付 近で近年、県内で唯一大幅に増加している。外来魚駆除を続けた地元漁師の努力と近く の伊庭内湖が生育に適した環境であることが要因とみられる。ホンモロコ復活に向けて 期待が高まっている。 コイ科のホンモロコは最盛期の昭和40年代には漁獲量が年間200〜370トンあっ たが、2004年には5トンに激減した。滋賀県水産課によると、原因は外来魚による 食害や湖岸開発による植物帯の減少、浅瀬で産卵するホンモロコの卵が1992年に始 まった琵琶湖の水位操作で干上がってしまうことが考えられるという。 一方、大同川ではホンモロコが06年ごろから増え始めた。県が把握する地元の能登川 漁業協同組合の漁獲量は3、4年前はほぼゼロだったが、昨年は1300キロに増えた 。県水産課は大同川直近の上流にある伊庭内湖の環境が要因とみる。同湖では地元漁師 による積極的な駆除で外来魚が激減したという。さらに他の内湖と比べプランクトンが 豊富であること、湧き水が流れ水温が春先でも温かく、水位操作が始まる6月以前にホ ンモロコが産卵を終わらせることができる。 伊庭内湖で生まれたホンモロコが徐々に琵琶湖全体に広がっているといい、波及効果が 期待されている。 能登川漁協は来年から産卵期の4月を禁漁にする。井ノ口伊三郎組合長(62)は「少 しずつ増えているホンモロコを今捕れば増える可能性を摘んでしまう。遊漁者も考えて もらいたい」と協力を求める。県は遊漁を制限するため一帯を保護区にすることを検討 している。
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