- 都市人口・都道府県人口データスレ★2
896 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2023/06/18(日) 11:29:10.40 ID:HAv+2hyu - https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF316YX0R30C23A5000000/
神戸市の推計人口が節目となる150万人割れの危機に直面している。 6月の人口は150万3245人であと3000人あまりとなった。 出生率の低下や死亡者数の増加などの自然減を背景に2011年をピークに減少ペースが加速。 若年層を中心に東京圏や大阪への流出も目立つ。市は人口の流出を抑えるべく独自の調査を進め、対策に乗り出す。 神戸市が15日、6月1日時点の推計人口を150万3245人(前月比518人減)と発表した。 推計人口は国勢調査を基に、住民基本台帳などによる増減を加味して算出する。 直近1年間で9000人を超える減少幅で、このままだと年内にも01年以来の150万人割れになる可能性がある。 人口減は高齢化で死亡数が多いことが主因だ。 出生数と死亡数の差を示す自然増減は22年に9173人の減少だった。 神戸市の久元喜造市長は5月、「(13年の就任時に)想定していた人口減少幅やスピードを超えている」と話した。 転入者と転出者の差を示す社会増減をみると2367人の増加だが、自然減の規模を補えていない。 神戸市の22年の転出入推移をみると国外からの転入超過が6923人で、社会増はこの外国からの転入による影響が大きい。 それを除けば転出が目立ち、特に東京圏には2127人、大阪府に1611人の転出超過となっている。 ニッセイ基礎研究所の天野馨南子人口動態シニアリサーチャーは「就職を機に若い男性が流出し、結婚を機に若い女性が流出しているのが実態」と指摘する。 兵庫県内の近隣都市への流出も目立つ。隣接する明石に883人、尼崎や西宮、芦屋など阪神間6市には1068人が転出超過だ。 神戸大学の砂原庸介教授は「市郊外の住民が利便性を求めて移動しようとするとき、市中心部は賃料が高いこともあり、明石など市外への転出が重要な選択肢となる」と分析する。 神戸市は人口増加期には山地を切り開いてニュータウンを開発し、1992年に初めて人口150万人を超えた。 95年の阪神大震災で一時落ち込みを見せたが、復興とともに回復。 ただピークは2011年で、ニュータウンを中心に高齢化や若年層の流出で人口が減少。 政令市の人口ランキングでは近年、福岡市や川崎市に抜かれて現在は7位に後退した。
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