- ☆女を擁護する新聞への投書☆3
45 :名無しさん 〜君の性差〜[]:2010/10/04(月) 02:11:46 ID:kYDGMVHG - 「忍者に教わったこと」
那智 文江(主婦 46歳 東京都) 以前にも投書させてもらったが、自分の職務遂行を怠るばかりか、身一つでは足りないなどと 情けない愚痴をこぼすようになった、夫と息子の指導役兼監視役として、私は優秀な忍者の女性 を雇い入れた。彼女が我が家にいてくれる間、私と娘は心置きなく遠出を楽しんだり、自分磨き に励んだりすることができていた。だが、ある日突然、彼女がお暇を貰いたいと言い出して来た。 なんでも、忍者としての修行の旅に出たいらしい。私にとっては、彼女は非常にありがたい存在 だったのだが、彼女にも彼女の都合というものがあるのだろう。同じ女性として、彼女の都合は 優先してあげなくてはならない。感謝の意を込めて、夫の退職金の前借りの中から、可能な限り の額を退職金として彼女に渡し、お互いに別れを惜しみながら、彼女は我々の前から姿を消した。 だが、彼女が去った後で、夫と息子が私に文句をつけてきた。そもそも、現代の日本社会に本物 の忍者がいるのか。ただ私が、彼女に騙されていただけではないのかと言うのだ。しかし、それ がいったい何だというのか。忍者でもない男が忍者を自称すれば、それは明らかに詐欺行為だが、 女性が勝手に忍者を自称しても、それは女性の自由であり権利である。だいいち、女性が忍者を 職業にしてはいけないという法は無いし、女性には「職業選択の自由」があるのだから。そして、 私の人を見る目には間違いが無い。確かに、彼女は本物の忍者であった。それが証拠に、彼女は 我が家にいる間、夫と息子をいいように手玉にとっていたではないか。これも立派な忍術の1つ である。「門前の小僧」云々で、彼女と同居しているうちに、私にもこの術が自然に身についた ことだろう。今後は夫と息子をよりうまく操縦できると思うと嬉しくなってきた。改めて、日本 の伝統武術である忍術に敬意を抱きつつ、彼女の修行の旅の無事を祈っている。
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