- 男は女のために死になさい。
280 :名無しさん 〜君の性差〜[]:2010/09/27(月) 18:18:42 ID:NabZ5dHR - 藤岡弘 (俳優・武道家) <正論 平成15年11月号>
避けえないとなったときに、祖国のため、先祖、子孫のために、戦いの場に赴いた戦士たちを、 後世の人間が敬意をもって遇しないとしたら、その国はやがて滅びるだろうと私は思います。 難民救済活動でいろんな国へ行きましたが、女子供、老人たちが見るも無残な難民となって彷徨う姿を見るたびに、 国や民族が滅びるとはこういうことかと、とても悲痛な思い駆られます。 だから私は、「自衛力なき民族は滅びる」という言葉を実感としてうけとめられるのです。 全人類の歴史を考えてみれば、いったいどれほどの民族が絶えてしまったか。 もう自分が生きていることは奇跡のようなことだと思って間違いない。 そして自分を、自分の両親、そのまた両親を生かしてくれるために、自らの命を投げ出してくれた人がいる。 自分の存在はそうした尊い犠牲の上にある。 この感覚は理屈では教えられないような気がする。 もう素朴は宗教心しかない。 いま、靖国神社への首相の参拝問題がいろいろ議論されていますが、 靖国神社にはそうした、生きてはまみえることのなかった子孫のために命を投げ出してくれた人たちが祀られている。 感謝の気持ちは自分もまた次なる子孫のために、愛の連続性に責任を持つという姿勢として現れてくる。 だからこそ、どの国、どの民族も、自国の為に戦って倒れた戦士の慰霊を大切にする。 当たり前の行為なんだといいうことを改めて日本人は、大人も子供も、自覚すべきなんです。 問題を政治的にとらえすぎると、その本質が分からなくなってしまう。 そして慰霊の作法というのは、それぞれの国や民族の文化によって異なるものですから、これは日本のやり方を通すしかない。 それに私は世界中を回って、共産主義というものがどれほど嘘で、どれほど裏のあるものかということを実見してきた。 スローガンの”平等”は実現されず、一部の特権階級だけが潤っている。 粛清された大勢の遺骨の山とは、悲惨な現実を見せられたら、 日本で共産主義を信じて、私を排除することに汲々としている人が哀れに思えてきたくらいです。
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