- ☆女を擁護する新聞への投書☆2
176 :名無しさん 〜君の性差〜[]:2010/08/12(木) 21:30:43 ID:+kwMkR9g - 「実家への滞在費」
那智 文江(主婦 46歳 東京都) 今年も帰省シーズンが本格的に到来した。我が家では毎年家族全員で、夫ではなく私の実家の 方へ帰省することになっている。夫の実家よりも私の実家の方が近いし、夫の実家で義父母の顔 を見るのは不愉快だし、いらぬ気遣いもしたくないからだ。そもそも、我が家の大黒柱は私なの だから、夫よりも私の実家を優先するのは当然である。ところが、最近では夫や息子が里帰りを いやがるようになった。何故そのような態度に出るのか。自分たちの義父母や祖父母への義理や 愛情を感じないのだろうか。だが、夫や息子がいくら拒絶しようとも、今年も無理矢理に里帰り には同行させた。我が家の「正しい家族のあり方」を両親に見せて安心させる必要があるからだ。 それに、両親は娘のことを可愛がってくれるので、娘を喜ばせるためにも実家に帰るのは有意義 なのだ。ただ、毎年頭を悩ませるのは、帰省前の準備と実家に辿り着くまでの道程である。私が 恥をかかないように、手土産や私と娘の服装には気を遣わなければならない。道路の渋滞に巻き 込まれるのも毎年の頭痛の種だ。娘はあまりのイライラにヒステリーを起こすし、私だって渋滞 を引き起こす男どもの低能ぶりには怒りを感じる。そして、運転している夫に当り散らすことに なる。ただし、実家に到着してさえしまえば、あとは天国気分だ。両親との久々の再会には流石 に喜びを隠せないし、実家での家事全般は夫と息子に担当させるので、特に父の方は楽が出来て 嬉しそうだ。娘もプレゼントやお小遣いをたくさん貰えて幸せそうな表情に満ちている。今年も このようにして、我が家の帰省は無事に終了した。その後、夫と息子には実家への宿泊費として 6万円ずつを請求した。血縁もない義父母の家に宿泊した夫が、そのお礼として滞在費を支払う のは当たり前のことだし、息子にも万が一将来結婚したときのことを考えて、その程度の礼儀を 教え込んでおくことは重要だからである。
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