- ☆女を擁護する新聞への投書☆2
150 :名無しさん 〜君の性差〜[]:2010/07/22(木) 13:11:59 ID:Cf8kf36t - 「長男は失敗作」 那智 文江(主婦 46歳 東京都)
兄弟や姉妹の中で、長男長女は比較的のんびり屋の性格と考えられているようだ。いわゆる 「長子」は、両親や祖父母にチヤホヤされて育ち、次男次女に比べてのんびりしているのかも 知れない。そのためか競争意識が低く、緊張感がないとさえ考える人もいるようである。実際、 インターネットの某掲示板では、長男の失敗作率は半端でなく、長子は試作であり両親の失敗 作ではないかと議論されているらしい。我が家の長男を見てみても、この主張は正当なものの ように思える。私自身は息子をチヤホヤと育てた覚えはないが、いまの息子はといえば、仕事 も家事全般も全てを一人でこなして、母親や姉妹の生活全面を保証するという、男として当然 の責任意識が欠けており、それを指摘すると却って逆ギレする始末だ。「兄は父の背中を見て 育つ。妹は兄の失敗を見て学ぶ」との格言もあるが、まさしくそのとおりで、息子がここまで 情けなくなったのは、不甲斐ない父親である我が夫の影響とも考えられるし、もう一人の我が 家の子供である娘は、兄である息子の無様な姿を反面教師に、いまはトップスターになること を目標として、懸命に自分磨きをしている最中だ。これらの「長子=試作」論に対して、長子 は初めての子供であり、次男次女に比べるとお手本もなく、失敗が多いと思われるのも仕方が ないとの反論もあるそうだ。なるほど、その意見にも一理はあるかも知れない。もし、我が家 の長子が息子ではなく娘であったならば、私もいま程の情けない思いはしていなかったのでは ないか。恐らく、娘は失敗作になるどころか、弟である息子にとってよい手本となり、息子は 「正しい家族のあり方」を肝に銘じて、アルバイトや家事全般にも一切手抜きをせず、稼いだ お金は自発的に私や娘に供出するような、頼りがいのある偉丈夫に育ったことだろう。「一姫 二太郎」とも言うが、先に生まれたのが娘ではなく息子だったのが、我が家の不幸だったのだ。
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