- なぜ 夫婦別姓に反対する?part6
120 :名無しさん 〜君の性差〜[sage]:2010/04/26(月) 07:35:03 ID:hB8IhSvW - Q5:家族なのだから同じ姓になるべきではないの?
A:「姓」が家族に与えられた名称と誤解している可能性もあります。 だからこそ、同じ家族なら同じ姓でないとならないと考えるようです。 確かに、かつて氏や姓は一族や集団名というような性質もありました。 しかし歴史上の「姓」と現代の民法における「姓」を完全に同一視することは適切ではありません。 少なくとも現代の公的書類では、一人ひとりそれぞれに氏名を持つようになっています。 「姓」とは1人の人間が持つ公的な氏名の一部分です。特に注意すべきは、家族という集団が 持つ名称ではないということです。 現に現代の民法では家族や一族に公的な名称を登記することは行っていません。 家族が同姓であるべきというのは、旧民法の考え方です。
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121 :名無しさん 〜君の性差〜[sage]:2010/04/26(月) 07:35:59 ID:hB8IhSvW - Q6:両親の姓が違うのは、子供がかわいそうなのでは?
A:人間関係の充実感は大人でも子供でも、戸籍上の姓だけで語り尽くすことはできません。 例えば子連れ再婚で、家庭内に複数の姓がある場合もあります。それでも姓のことなど気にせず 仲良く暮らしている家庭もあるのです。親子で戸籍上の姓が違っていても、親が十分に適切に 愛情を注いでいれば、子供も親に愛情を返すことでしょう。むしろ、姓が違うからといって 「かわいそう」と決めつけるほうがよほど無神経で「かわいそう」にあたることもあります。 昔も今も姓の断絶を防ぐ手段として、子供を親の養子として入籍させることがあります。 そうなると、実の親子でありながら、戸籍上は親子ではなくなり、親夫婦と子供の姓が違うことに なります。こういうのはかわいそうにはあたらないのでしょうか。法的に夫婦別姓が可能となれば、 こうしたケースでも子供を夫婦の戸籍上の子供として留めておく選択肢を増やすことができます。 大切なのは、親が親として子供に愛情を注いで育てることや、親としての役割や責任をまっとうする ことです。そのためには法的な家族関係は不可欠とはいえなくても、重要であるのは確かです。 法律婚でなければ親も子供も不安定な地位におかれてしまうからです。法制度で家庭の絆を守ろうと するのであれば、できる限り、家庭としての法的な結束を保証する方策を考えるべきではないでしょうか。
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122 :名無しさん 〜君の性差〜[sage]:2010/04/26(月) 07:36:48 ID:hB8IhSvW - Q7:行き過ぎた個人主義なのでは?
A:夫婦別姓を唱えるだけで、その人間を「わがままだ」と断定する人もいますが、そもそも 個人主義とはどう定義されるのでしょうか。個人のための行動はどこからが個人主義とされるのでしょうか。 もし、なんでも個人でやる主義なら、結婚など不要なはずです。夫婦であることを望んでいるということは、 必ず配偶者の存在があるはずなのに、なぜ個人主義と分類されるのか理解に苦しみます。 妻が夫に全てを捧げなければ「個人主義」なのでしょうか。逆に妻が夫と同じ名前にすれば、 個人主義ではなくなるのでしょうか(主人主義?)。 特定の人物が自己の利益のために他人に迷惑を与えたという具体的な事例があるならまだしも、 夫婦別姓を望むというだけで個人主義だと非難するのは根拠に欠ける中傷です。
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123 :名無しさん 〜君の性差〜[sage]:2010/04/26(月) 07:37:30 ID:hB8IhSvW - Q8:夫婦別姓導入でシステム変更に莫大な費用がかかるのでは?
A:これを主に唱えていたのは高市早苗氏です。高市氏は戸籍に旧姓を通称として記載し、 両方を使用可能とするという構想を掲げていましたが、こちらの方がむしろシステム構築でも 運用でもコストがかかります。個人を識別する本名が2つあるわけですから、明らかに煩雑になります。 むしろ、夫婦別姓を実現すれば婚姻前の氏がそのまま継続可能なので、結婚改姓の処理自体が 発生しません。処理が発生せず、名前も1つですから、旧姓を通称として使用する現状よりコスト減が見込めます。 どんなシステムであろうとも、夫婦の氏が同一かそうでないかでシステムの処理が煩雑になることは 滅多に考えられません。なぜなら、夫婦の姓いかんで法的な扱いが変わることもないからです。 繰り返しますが、1人の人間が本名と通称を2つ持つ方が、より煩雑になるのです。
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