- ☆★ 男女板の迷宮 Vol- 21♪♪
240 :江田島平七 ◆Upy4wcs9SI [sage]:2010/04/01(木) 22:43:37 ID:GsB6E/Vc - 私見だけれど。
要約すると、冷戦時代に代理戦争をさせられていた連中が91年のソ連崩壊を前後してハシゴを外された。 冷戦時代の軍事大国同士は結局なぁなぁの妥協点を見つけたが、尖兵として代理戦争をやらされていた連中は行きどこもなくテロリストという道しか残っていなかったってところじゃないかな。 それで、元々の親分連中は連中で、軍部(正確には軍事費)の使い道もみつけなきゃならないし、「テロとの戦争」は格好の口実と。 それを実際の流れで見てみると、1979年のソ連のアフガン進攻を契機にアメリカは支援を開始し、88-89年にはその支援を元にビンラーディンがアルカイダを組織する。 同時期にソ連はアフガンから撤退、91年にはソ連自体が崩壊してしまう。 それまでソ連とさえ戦っていれば良かった急進派は行きどころをなくし、世界各地を戦いの場とすべしと主張を始める。 支援をしていた米にとっても、もはやコントロール不能な戦争屋と化した連中はテロ活動を始める。 その頃、ソ連崩壊を契機にチェチェンで独立の機運が高まる。 チェチェン一国が離れたところでロシア連邦全体が崩壊しないというのは、20年近くたった今だから言える結果論であり、当時のロシアとしてはソ連崩壊を機会に一気に連邦崩壊となるのでは?というのは物凄く現実的な危機であり当然反対する。 しかし過程としては、人権弾圧な進攻であり、人権問題もまた外交カードである米はこれを非難する。 ロシアにとっては利権的に手放したくないが、国際批判もされると国内に爆弾を抱える状態となる。 そこで出てきた、イラク問題と911事件。 米の国内世論が911をきっかけに大きく傾き、イラク進攻のGOサインが出たのは周知の通り。 (結局イラクから大量破壊兵器など見つからなかったが、それはウヤムヤに) ビル崩壊の30分前に崩壊を先取り報道してしまうなど、怪し気なところも満載なテロ事件だったけれど、これに便乗したのがロシア。 チェチェン=テロリスト、これは実にいい。米もチェチェンに関してはロシア批判は止めてしまう。 ものすごい乱暴な要約だけれど、戦争しかしらない戦争屋は今さら止められない。これはアルカイダもチェチェンも一緒。 911もチェチェンテロも、当局主導まではないかもしれないけれど、知っててスルーしてた可能性はあるかなぁと思うよ。
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