- ☆女を擁護する新聞への投書☆
517 :名無しさん 〜君の性差〜[]:2010/03/01(月) 10:52:48 ID:LZwi1XSu - 「国を背負う時代は終わった」
那智 文江(主婦 46歳 東京都) バンクーバーの冬季オリンピックがいよいよ大詰めを迎えている。 我が家でも、家事と留守はいつものとおり夫と息子に任せて、娘と 一緒に専業主婦仲間の軽部充子さんのお宅にお邪魔して大型テレビ にかじりつき、女性選手たちの競技に、手に汗を握りながら声援を 送っていた。その間、軽部さんの夫は仕事と家事に専念していた。 日本の女性選手が金メダルを獲得できなかったのは残念だったが、 銀メダルや銅メダルでも、いや入賞しただけでも金メダルと同等の 価値と輝きがあると思う。そして、国籍に関わらず、女性選手たち が競技に打ち込む姿には、強く美しく輝かしいものがあった。 男の競技など放映しなくてもいいから、その分、女性選手の活躍に もっとスポットを当てて欲しかった。 ところが、東京都知事の石原慎太郎とかいう男が「銅メダルで狂喜 する、こんな馬鹿な国はない」などと言い出したらしい。東京マラ ソンの関連式典でも同五輪に触れて、「国家という重いものを背負 わない人間がいい成績を出せるわけがない」と、くだらないことを 口走っていたそうだ。なんという時代錯誤の耄碌爺であろうか。 男どもはともかく、女性選手たちは国家などを背負うために五輪に 出向いたわけではない。彼女たちが希求するのは、あくまでも自分 自身との闘いであり、それに打ち勝つことにより自らを磨きあげる ことである。それは、これからの社会を担ってゆく女性たちと同じ ことであり、そこにもはや国境の壁などというものは存在しない。 同じ日本の五輪選手でも、男たちが精彩を欠いたのは国家の鎖なる ものにいまだに縛られているからだろう。今後のグローバル社会に おいて、日本の加速度的な衰退はもはや避けられない事態であり、 男どもは沈みゆく船と一緒に身を滅ぼすといい。そして、女性たち は逞しく世界へはばたいてゆくのだ。
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