- キングコング西野公論 291 [無断転載禁止]©2ch.net
823 :Facebook[sage]:2016/02/21(日) 23:34:48.78 ID:ZegruAMk0 - https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=743665652434568&id=100003734203517
最近、会食(西野が考えていることを聞かせろや的な呑み会)にお呼ばれする機会が本当に増えた。 僕というのは面白味のない男でして(そんなことは1ミリも思っていないんだけれど)、そういう場で話すのは、女の子の話や、ゴルフやギャンブル、 カラオケやグルメといった風俗云々の話ではなく、いつも決まって仕事の話。 仕事の話と言っちゃうと、固く聞こえちゃうけれど、つまるところ、「なんか面白いことしましょうよ」だ。 最近ホットなのは、「360度カメラ」と「曼荼羅」。 京都・東寺の三浦さんから貰った曼荼羅の本を昨夜、本から火が上がるほど読み込んだ。空海、おもしれーな。 僕なんかは特に、呑み会のノリで「あれをやっちゃおうぜ」と仕事が始まる機会が多いので、会食のお誘いは、できれば全て参加したい。 しかし、こちとら、いろんな制作物の作業をストップさせて参加することになるので、ただただ「話を聞かせて」という一方通行の関係になるのなら、 そんなの「トークショーに来てくれよ」という話で、膝を合わせて座る以上は、生意気だけれど、「その代わり、あなたも面白いモノを持ってきてね」と思う。 じゃなきゃ、関係を持つことなんてできないよ。 命を削って作られた作品なんかを目の当たりにすると、僕に残された時間なんて全然なくて、チンタラやっている場合じゃない。 20代前半で性獣のごとく散々っぱら遊んだから、もういいや。 25日に、TBSの角田陽一郎さんと武井壮さんとのトークショー『喋りたい人』がある。 僕は『サーカス!』とか『独演会』など、大きな会場でのイベントを他にやっているので、前回の『喋りたい人』終わりで、「このイベントだけはキャパを広げないでね」とスタッフに伝えた。 というのも、終演後にお客さん一人一人と交流ができるので。 前回は、終演後の交流で、面白そうな仕事が2件決まった。 面白いことを考えている人や、面白いことを仕掛けようとしている人と会いたいです。 協力できることがあれば、何でもする。 25日のチケットは完売しちゃったけれど、当日、会場に来てゴネゴネ言ったら、入れてくれると思うので、是非。
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824 :Facebook[sage]:2016/02/21(日) 23:37:12.06 ID:ZegruAMk0 - https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=743695315764935&id=100003734203517
「西野の髪型が古い。ダサイ!」と劇場がザワついています。 今日は、デビュー当時の吉田栄作さんを意識しています。 (※写真アリ)
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826 :Facebook[sage]:2016/02/21(日) 23:41:59.98 ID:ZegruAMk0 - https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=743730579094742&id=100003734203517
昨日、アップした絵本のスポンサーの話。 「そもそも、なんで絵本って、一人で作ることになってんだろ?」という疑問からスタートさせた『えんとつ町のプペル』。 たとえば映画は、監督さん、カメラマンさん、役者さん、音楽家さん、照明さん、美術さん、メイクさん…などが、それぞれの得意技を持ち寄って、 一つの作品を作る。それぞれの仕事内容が違うから、分業制だよね。 ただ、絵本だって、文章を書く能力と、キャラクターをデザインする能力と、建物をデザインする能力と、建物を描く能力と、星空を描く能力は、 まったく別で、映画と同じく仕事内容は全然違うのに、これら全ての仕事を作家が一人でおこなっている。 理由はすごく簡単で、絵本は部数が見込めないから、制作費をかけることができないわけだ。 なので、「制作費をかける」という選択肢は消され、同時に「チームで作る」という選択肢も消える…というか、 何十年(何百年?)もそれが続いたから、消している感覚すらなく、そもそも「チームで作りたいなぁ」という発想になっていない。 一人で作った方が面白いモノができるのであれば、一人で作ればいいし、チームで作った方が面白いモノができるのであれば、チームで作った方がいいじゃん。 そんでもって、今はクラウドファンディングがあるわけだ。 というわけで、去年の夏にクラウドファンディングで制作費を募り、資金調達に成功し、今、ブリブリ作っている。 世の中に、面白いモノは一つでも増えた方がいいし、今回でいうと、「こんな絵本の作り方もありますよ」という選択肢はどんどん提示して、 今よりももっともっと“面白いモノが生まれやすい環境”が整えばいいと思う。 2013年1月におこなったニューヨークの個展も開催費用をクラウドファンディングで募ったけれど、あれは吉本興業が出しちゃダメなんだよね。 それだと、「吉本に属しているから、できるんじゃん」になってしまう。 そうじゃなくて、一人一人に頭を下げて、少しずつ支援してもらって、「ああ、こんなやり方があるのね。これだと俺もできるかも!」と思ってもらうことに意味がある。 そういう選択肢を増やしてやろうと思って、次々回作の絵本にスポンサーを付けようかしら?と昨日考えた。 さっそく、幻冬舎の袖山さんに「絵本のスポンサーって、アリですか?」とメールをしたところ、「面白そうですね。やっちゃいます?」と返ってきた。 そんでもって、そのことをFacebookに書いたら、直後から、いろんな人が動いてくださって、今日は朝からザワザワしている。 一番面白い形を探りたいな。 それが誰かの選択肢になればいい。
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