- 美内すずえ◆ガラスの仮面◆休載201ヶ月目
76 :花と名無しさん[]:2019/02/21(木) 16:02:49.00 ID:lT7ydt320 - 真澄の指が下着にかかり、そのまま一気に引きおろされた。
「ああ、だめ…!」 マヤは慌てて膝頭を強く閉じる。半端な位置で下着は止まったが、下半身の心もとなさは不安でしかない。 「今夜は耐えろ。ちびちゃん、きみが悪い。よくも桜小路と!!」 「何もないです!キ、キスあれだけ..あっいやっ」 「全く!いつまでも子供と思っていたら男を挑発するこんないやらしい体になっていたとはな!」 マヤは真澄を押しのけ両手を床につけ何とか立とうとした。だが、右肩をつかまれ、そのまま後ろ向きに引き寄せられる。あっという間にたくましい真澄の腕の中に捕らえられていた。 「本気で逃げているのか?」 嘲笑するような言葉遣いに、マヤは涙を目にためて真澄を斜めに睨みあげる。 「きみはいつでも俺の手の中だ…昔から君を四六時中見ている」 真澄の手が、マヤのシフォンのブラウスの裾からもぐりこんだ。胸のふくらみを下着の上から大きな手が包み込む。強弱をつけてもみしだかれ、マヤは痛みと同時に湧き上がる感覚から目を背けたくなった。 真澄の指先が強引に下着のカップの隙間から差し入れられ、マヤのバラ色にいろづいた蕾を直接いじりだす。 「…んっ」 こらえようにも、鼻から抜けるように甘い息がこぼれる。真澄のもう一方の手はスカートをめくりあげる。半端に下着を下ろされて、むき出しになった秘所に真澄の手が迫る。 「いやぁ…っ!あぁあ!速水さんやめて!」 マヤは太ももの力をこめて侵入を防ごうとするが、付け根のわずかな隙間に真澄の手首がすっぽりねじこまれた。腰を引いて逃れようとするが、真澄の腕に後ろから拘束されていては勝ち目などない。 真澄の薬指が、まだ潤んでもいないマヤの内に浅く埋め込まれた。 下のほうは薬指が浅く入ったまま、親指が花びらをかきわけ、花芯を弄られる。 無理やりにでも濡らそうとする真澄のやり口にマヤは涙ぐんだ。それなのに、薬指が入った箇所がとろりとゆるみだす。 「いやぁあ!あぁん!…んぁっ、…はぁ」 キスの合間に、熱い息が漏れる。 声も、蜜も、どんどんあふれてくる。 「もっとだ…、もっと…」 薬指がぐっと奥まで差し込まれる。 「あぁ―っ…!あ
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77 :花と名無しさん[]:2019/02/21(木) 16:07:14.23 ID:lT7ydt320 - あぁん!やあ..ああん!」
快感に貫かれ、マヤの全身がわなないた。 もっとほしくなってい自分自身にマヤは気付き呆然としていた。だがマヤは自ら足を開き、舌を自ら絡めにいく。そんなマヤの変貌に気づいてるくせに真澄は薬指を引き抜いた。 あっけない幕引きに、マヤは呆然とつむっていた目を開いた。 やるせないほどに体は火照っているのに。 街の灯りを受けた真澄の顔が笑っているように見えた。これが彼のやり方なのか。つけ火をして放っておくなんて。 「マヤ。俺がほしいのか?」 真澄はマヤに挑発的に誘う。 「認めたらどうだ?俺がお前にとって他の男と違うことを」 「認めたら、どうなるんですか?」 「もう二度と、俺の体から離れられない」 真澄はベルトを外し、スラックスと一緒に下着をずらした。雄々しく起立した彼の肉体の一部がマヤの前にさ 「欲しいんだろ!」 真澄はマヤの腰を両手で掴むと、自らの下腹部の上にまたがらせた。マヤの濡れそぼった秘所に熱く硬いものが擦りつけられる。ぬるりと花芯をつつく強烈な刺激に、マヤは背を弓なりにそらした。 「…はぁんっ!ああん!いやぁぁん!」 ぐちゃぐちゃと荒々しく秘所をかき混ぜられる。 愛撫というには繊細さも優しさもない行為なのに、マヤの全身に官能が広がっていく。 「あぁあっ! ん――っ…あっあぁん!」 マヤの襞の奥に熱い塊がはめれこまれ、ぐっと押し入れらていく。 「あぁぁん!あぁ――っ!」 マヤの声は喜びに高く伸びた。はちきれんばかりにマヤの内部は満たされ、甘いしびれが広がっていく。 しびれを切らしたのか、真澄はマヤのブラウスと下着を首元に押し上げ、胸のふくらみに舌を這わせる。 「…はぁっ、んっ、あぁ…っ」 背中から崩れ落ちそうになるマヤを真澄の腕が抱きとめる。バラ色の蕾に軽く歯を立てられ、マヤはひときわ高い声で鳴いた。 マヤの内はひくつき、やわらかく真澄を締めつける。 真澄のものは熱くてたくましくて、おかしくなりそうだった。もうどうにでもよかった。 マヤの腰がゆれだした。 真澄をもっと奥まで感じるために。 「あっ…、速水さん! アッ、ぁあんっ!いや!」 マヤはなまめかしく腰をくねらせ、喘ぎ声を上げ続ける。 「くっ…うっ、マヤっ」 真澄もマヤをゆすぶりだす。
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78 :花と名無しさん[]:2019/02/21(木) 16:08:44.75 ID:lT7ydt320 - ふたりの腰がはねるように、互いの官能を追い求める。
「速水さんっ…!アッ、アッアッ――…!いやぁ!」 白い世界に堕ちていく間際、マヤは目を見開いた。 ガラス窓には恍惚の表情で男に抱かれる女の影と、彩られた街の灯りが映っていた。 真澄に強く突き上げられ、視界がぐらりと入れ替わる。イミテーションスターの上下が反転し、街の灯りの中に堕ちていく。 そして深く暗い、欲望の底に、堕ちていった。終
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