- 書き込みテスト 専用スレッド [てすと] 2
64 :名無し名人[]:2024/02/20(火) 16:43:06.16 ID:En2sxD5R - ソフトバンクは新規株式公開(IPO)時の条件に基づき、アーム株を3月まで売却できない。だが保有株を現金化するならするで、悩みの種となる可能性がある。アーム株急騰の要因となった浮動株の少なさは、ソフトバンクが売却する際の難易度を高めるかもしれない。大量の株式売却は直ちに株価を大きく押し下げる可能性があるからだ。
ソフトバンクの株価が、大量のアーム株保有を考慮して理論上予想されるほどには上がらないのは、恐らくそれが理由だろう。市場はアーム株の勢いが、ソフトバンクが現金化する前に失速することを恐れている。ファクトセットによると、アーム株の予想PER(株価収益率)は現在107倍に達している。これに対し、米半導体大手エヌビディアは約59倍だ。 一つ考えられるのは、アーム株を担保として利用することだ。ソフトバンクは今月の決算説明会で、アーム株をマージンローン(証券担保融資)に利用する可能性を示唆した。だがそうなれば、AIに対する市場心理が悪化し、株価が下落した場合にソフトバンクはリスクにさらされることになる。 またソフトバンクは、アリババ株を売却した手法に倣い、デリバティブ(金融派生商品)の一種である前払い先渡し契約を通じて売却することも可能だ。契約の相手方である銀行やブローカーは事前に現金を支払い、ソフトバンクは数年後に現物と現金のどちらで決済を行うかを選べるものだ。 最終的にソフトバンクはアリババ株を受け渡すことで決済した。この手法により、株式を市場に直接放出することは避けられたが、契約の相手方である金融機関は依然として株式を段階的に売却し、自らのリスクをヘッジしなければならない可能性が高い。 ソフトバンクが抱えるアームの問題は、過去のアリババ問題と同様、多くの投資家から見ればぜいたくすぎる悩みだ。それでもアームの価値が華々しく上昇したことで、この日本のIT投資家はジレンマに陥っている。そしてAI主導の上昇相場が落ち着くまでの、問題を解決できる時間は恐らく限られている。
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