- 【囲碁】 〈めざせ流〉上達を目指すスレ part3
267 :めざせ上達[sage]:2022/08/11(木) 00:17:35.22 ID:W+kPUTaZ - 〈棋書レビュー〉
いやー、なるほどなあー! という感じです。 これにて、私の9路盤特訓の一区切りとなるこの棋書ですが、 内容については、「まえがき」が分かりやすいので抜粋します。 「部分的な手筋のやさしい問題もありますが、形勢判断まで必要な全局的な問題も数多くあります。 実戦力が高くないと解けない問題ばかりです。」 「本書は全て私の実戦で出てきた局面からの出題です。自分が実戦で間違えてしまった局面からも たくさん出題しました。この中には級位者の方でも無理なく正解出来るものもあります。 実戦に出てきた形からの出題のほうが、より実戦力が身に付くと思ったので、 問題になるように手を加えたりはしていません。」 by芝野龍之介二段 難易度については「☆」が「中級者〜上級者」、「☆☆」が「上級者〜有段者」、 「☆☆☆」が「有段者〜高段者」という感じで、中級者の人向きの問題はなくはないですが、 量としてはわずかです。やはり、9路盤だからといって中級者の人が買ったら泣くと思いますw ボリュームゾーンとしては、最低でも「上級者」レベルは読むためには必要で、 基本的には私と同じぐらいの「有段者」レベルの人でしょうね。 良く言えば「ランダム性が高く楽しめる実戦的問題集」、悪く言えば「バラツキがある」ので、 「ゴロゴロと岩が転がっている山道」を歩いている感覚です。 その山道でギブアップしないぐらいのレベルの人が買えば有効に活用できる棋書だと思います。 ちなみになんですが、 『芝野虎丸の双子詰碁200題』『芝野虎丸の実戦詰碁150題」(芝野虎丸監修、成美堂出版) を読んだ後だと、なんというかこの本と非常に作風が似ていると感じました。 成美堂出版の方は「芝野虎丸監修」名義の問題集ではありますが、 基本的なところは龍之介プロが作って、それを虎丸プロが監修している感じがします。 章立てといい、使う筋の感覚といい、実践的な難易度が高い問題といい、 良くも悪くもランダム性が高い感覚といい、 この本を読んで共通した「芝野龍之介流」を感じたんですよね。 気になる有段者の人は、ぜひ読み比べてみて下さい。きっと私が言う「感覚」が分かるはずです。 「対象棋力」: 上級者(1〜3級)〜有段者(推奨)
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