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511 :名無し名人[sage]:2018/06/12(火) 13:14:30.44 ID:/LwaLFQk - 訪日客の増加を受け、けがや病気で病院を受診した外国人患者が医療費を支払わないケースが続出している。
一人の未払い額が数百万円にのぼる例もあり、病院経営への影響を危惧する声も出始めた。 2020年東京五輪・パラリンピックを控え、訪日客数が増えれば混乱はさらに深まる恐れもある。 ■タイ人に治療費1500万円 東京医科歯科大学病院(東京都文京区)は昨年1月、国内旅行中に倒れた20代のタイ人女性の救急搬送を受けた。 病名は「虚血性心不全」。手術を含めた懸命な処置を行い、命を救った。 だが、治療にかかった約1500万円の扱いに患者も病院側も苦慮することになった。女性は旅行保険に入っておらず、 費用は自己負担となることに。タイ大使館から約800万円の立て替え払いがあり、募金なども受けて一部の返済が行われたが、 帰国した今も完済には至っていない。 「女性はタイから支払いを続けてくれているが、医療費の未回収分は病院が負担するしかない。同様の事例が続けば経営は確実に圧迫される」。 大川淳病院長はこう危機感を募らせる。 ■3割が未払い経験 外国人患者をめぐる医療費のトラブルは各地で相次いでいる。厚生労働省の調査によると、平成27年度に外国人患者を受け入れた 1378病院のうち35%で医療費未払いがあった。 近畿運輸局が行った調査(28年5〜7月)でも、回答した大阪府内の147病院のうち20病院で27人分の未払いの発生があり、 未払い総額は1547万円にのぼった。1人の未払いが約800万円という例もあった。 一方、本人や家族の所持金から医療費の一部を回収できても「帰国後に送金する」とされた残金の支払いが果たされていないケースもある。 未払いの一因は旅行保険に未加入であることや、医療情報の説明不足などがあるとみられるが、現場からは「出国されてしまえば打つ手がない」 「適切な対応方法が定まらない」との戸惑いの声も漏れる。
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