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644 :名無し名人[]:2017/08/02(水) 08:54:30.15 ID:jYCnNUZC - 源氏物語の空蝉の帖、空蝉と軒端荻が碁を打っているところを源氏が覗き見する場面
源氏が目を付けているのは空蝉という奥ゆかしい人妻。 義理の娘(夫の先妻の娘)である軒端荻(のきばのおぎ)と碁を打っている場面。 むべこそ親の世になくは思ふらめと、をかしく見たまふ。 心地ぞ、なほ静かなる気を添へばやと、ふと見ゆる。かどなきにはあるまじ。 碁打ち果てて、結さすわたり、心とげに見えて、きはぎはとさうどけば、 奥の人はいと静かにのどめて、 「待ちたまへや。そこは持にこそあらめ。このわたりの劫をこそ」など言へど、 「いで、このたびは負けにけり。隅のところ、いでいで」と指をかがめて、 「十、二十、三十、四十」などかぞふるさま、伊予の湯桁も たどたどしかるまじう見ゆ。すこし品おくれたり。 (現代語訳) (軒端荻(のきばのおぎ)のことを) 親が、世にも稀な娘だと思うのももっともだ、と源氏は思いながら見ている。 気持ちにもう少し落ち着きがあれば、と思う。才がないことはないだろう。 碁を打ち終わって「だめ」を詰めるとき、すばやく気を回し、陽気に騒いでいるが、 奥の女(これが空蝉)は静かに落ち着いて、 「お待ちください。そこは関ですよ。こちらの劫が先ですよ」など言えば、 「いえ、この勝負は負けです。隅のところが、さあ」と指を折って、 「十、二十、三十。四十」と数えるさまは、伊予の湯桁もすらすら数えて しまうようだ。少し品がない。 駄目詰めをしている場面でセキとかコウと言っているのですが、 駄目が開いていたらセキではないけれど、駄目詰めをしたらセキになったと いう場面でしょうか。 駄目詰めよりもコウの方を先にやれと言ってるようですが、コウの処理を 先にやるって何をするんでしょうか。 これはこのページの左下とか右下の場面と同じようなものと考えれば いいのでしょうか。 http://igogame.net/starting/nyumon11.html こういう場面なのかとも思いますが。 http://www.nihonkiin.or.jp/match/kiyaku/gaiyo-06.html 私も多少碁は分かりますが、終局の駄目詰めとセキの関係とかは分かりません。 具体的にどんな場面なのかお分かりになりますでしょうか。 〜こんな場面なのじゃないか、という想像でもいいのでお願いします。
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