トップページ > 囲碁・オセロ > 2017年07月21日 > jTvuVs64

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名無し名人
囲碁入門コンテンツ制作に向けた理論体系の構築 [無断転載禁止]©2ch.net

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囲碁入門コンテンツ制作に向けた理論体系の構築 [無断転載禁止]©2ch.net
1 :名無し名人[]:2017/07/21(金) 10:32:39.07 ID:jTvuVs64
自分の経験談になりますが、囲碁を大人になってから始めようとすると、ものすごくハードルが高いんです。
いわゆる入門書は存在しますが、なぜか必ず子どもに教える前提になっていて
ものすごく馬鹿馬鹿しいルールの説明だけで終わっているものばかり。
むしろ、ルールなんかすぐ理解できるので、「ルールは分かったけど、どういう方針で打てばいいんだ?」
というステップにいちばん苦労しました。そこのギャップを埋める教材を作っていこう、という主旨です。
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2 :名無し名人[]:2017/07/21(金) 10:45:44.68 ID:jTvuVs64
当初は、「囲碁のプロは才能がありすぎるから(特に説明がなくても直観だけで強くなれてしまったので)
一般人向けにうまく説明できない。ゆえにわかりやすい教材が存在しない」と思っていました。
しかし、自力で東洋3段くらいになったときに初めて碁会所に行ってみたら、そこらのアマチュアのお爺さんの話も
よくわからないんですね。味が良い悪い、形が良い悪いといった「方言」の存在が、
初級者のコミュニケーションを逆に阻害していると感じました。
なので、そのあたりに合理的な説明を与えたい。
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5 :名無し名人[]:2017/07/21(金) 11:20:03.55 ID:jTvuVs64
暗記とは定石や死活のことでしょうか?
個人的には、知識の暗記によって思考時間が節約できるようになる → 時間制限のある対局で多少は有利になる
という相関はあると思いますが、暗記だけでプロになれるとは思いませんが…。
どちらかと言えば、WISCで言うところのワーキングメモリの指標が高ければ、
囲碁をはじめとする多くの二人零和完全情報ゲームの強さに直結するとは思います。
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6 :名無し名人[]:2017/07/21(金) 11:40:14.91 ID:jTvuVs64
囲碁は地の大きさを争うゲームである
→ 白も黒も、原則として同じ数の石を置いていくので、大筋の方針としては「より少ない石で効率よく広い地を囲んだほうが勝つ」といえる
→ これを数学的にモデル化すると、局地的には次のように単純化できる
「Cartesian 座標系において X軸に並行な2本の直線とY軸に並行な2本の直線を用いて長方形ABCDを作るとき、『ABCDの外周の長さが一定』という条件のもとで面積が最大となるのは、AB=CDのときである」
つまり、平易な言葉に言いかえて囲碁の世界に再マッピングすると、「細長い地よりも正方形っぽい地のほうが、手数に対する効率がよい」ということになる
→ ただし、囲碁には「石を取る」というルールがあるので、一定の条件のもとでは「地囲っていた(と思い込んでいた)辺の一部または全部が消滅する(取られる)」ということが起こり得る
→ 一般論として、正方形に近い地のほうが取られやすくなり、細長い地のほうが取られにくいといえる

もって回った言い方をしましたが、要するに「地の効率と眼形はトレードオフの関係にある」という話です。

(例)
 A:碁盤の中央で、2×2=4目の地を囲うケース
 B:碁盤の中央で、4×1=4目の地を囲うケース

Aは、角も含めて12個の石が必要。
Bは、角も含めて14個の石が必要。
ここだけを見ると、「AのほうがBより効率がよい(2手少ない石で同じ地を囲っている)」といえる。
しかし、Aは1眼しかないので、そのままでは取られてしまう。Bはそのままの状態で生きている。
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7 :名無し名人[]:2017/07/21(金) 11:42:17.17 ID:jTvuVs64
こんな感じで定式化していこうと思っています。
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9 :名無し名人[]:2017/07/21(金) 11:46:23.30 ID:jTvuVs64
数学のモデルを持ち出したのは、ここで議論するために理論的な背景(論理的根拠)を示すことが目的であって、
もちろん初心者向けの解説では、こんな話は持ち出しません(例の部分のみを平易に示せば十分かと思います)
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12 :名無し名人[]:2017/07/21(金) 12:08:22.77 ID:jTvuVs64
ひとつの連結した領域(壁で区切られていないひとつの地)のみを囲む石が生きるためには
4目以上の地を持つことが必要条件となる(もちろん十分条件ではない)。
なので、私が囲碁を覚えたばかりの頃は、「囲った地にテトリスのブロックがどういう形ではめ込めるか」
を生死判定の基準のひとつにしていました。
黄色(2×2)と水色(凸みたいなやつ)しか入らない状態は、基本的には死(色はセガテトリス基準)。
それ以外のブロックが入るなら生き。
(もちろんダメ詰まりの具合や隅の特殊事情による例外はあり)

赤、オレンジ、青が生きていることは誰が見てもわかるのですが、
緑と紫(いわゆるSテトリミノとZテトリミノ)は見落としに繋がりやすい。
なので、特に東洋1d以下くらいの時代は、わざとSまたはZの形の生きをめざすことで
相手の錯覚を誘う作戦がかなり有効でした。
場合によっては、3〜4dくらいまでは錯覚してくれます。
5d以上になると、まず引っかかってもらえません(笑)
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13 :名無し名人[]:2017/07/21(金) 12:11:49.06 ID:jTvuVs64
「ひとつの領域で生きるためには4目以上を囲うことが必要」という命題は
初心者にはたいへん重要だと思うのですが、これを明示的に言語化している入門書は見たことがありません。
不思議です。
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14 :名無し名人[]:2017/07/21(金) 12:16:09.04 ID:jTvuVs64
>>11
例(>>6の後半で示したようなもの)を複数しめすことで、ほとんどの人は帰納的に納得してもらえると思います。
「いくら多くの例を挙げられたとしても、すべてのケースについて成立するかどうかは論理的に言えない」と反論してくる人がいたら
個別に数学的問題にモデル化して説明すればよいと思いますが。
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15 :名無し名人[]:2017/07/21(金) 12:24:15.60 ID:jTvuVs64
あまり連投するのも何ですから今日はこのへんで。
最初はスレ即死回避の意味もあったので勘弁してください(笑)


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