◆ 上達に関する学習方法の問題点 囲碁における上達過程において、対局経験は必要不可欠な体験になります。 しかし対局で上達するためには、いくつかの基本条件の獲得が必要になります。その条件とは @ 打った石は、単純な着手ミスによって取られない。 A 対局意識が理解できている。 B 着手価値、着手効率、悪手、最善手など基本的な囲碁用語に関する正しい知識と概念を知っている。 C 形勢判断に関する正しい知識がある。 D 攻める、守る。重い。手筋などの基本的な戦いに関する知識と概念が理解できている。 ⓺ 対局によって勝敗が決まる最大原因と理由を知っている。 F 対局によって何が学べるのかを知っている。 などになります。 これらの知識が、対局する前に持っていないと、 対局しても勝敗結果のみを重視するようになり、 対局から得られる貴重な体験知識が、非常に少なく限らたものいなります。 さらに、負けることの不快感と恐怖感から、 上達を困難にする悪い癖のみが記憶に残るという恐れがあります。