- ○●置碁必勝法検討スレ●○
119 :名無し名人[sage]:2014/10/04(土) 10:28:57.68 ID:GONs4Qk6 - 頻出定石と布石最初の数手から普段の対局に近いプロの棋譜を探し、
これを基に置碁の勉強につなげる、というアプローチにしてから 調査がはかどると共に、とんでもないことに手を つけはじめたらしいとわかってきた。 よく考えるとこれは囲碁のことなどわかっていないアマが独力で 基本布石事典を編纂しようとしているのに等しい。 依田先生、不遜なことしてごめんなさい、だ。 まぁ、金を掛けない道楽としては無害なものだろう。 ただ、棋譜の選定にはとんでもなく時間がかかることもわかってきたので、 これから掲載サイクルは伸びるかもしれない。
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120 :名無し名人[sage]:2014/10/04(土) 10:29:36.74 ID:GONs4Qk6 - さて、先週四隅が星の場合ができたので、今度は三隅が星で
残り一つが小目、高目、目外し、三々の場合を調べていた。 どうやらこのパターンは大きく対の群と脇の群に二分できるようである。 対とか脇とかは造語なので以下に定義しておく。 __ A B C D E F G H I J K L MN OP Q R S 01┏┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┓ 02┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨ 03┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨ 04┠┼┼○┼┼┼┼┼╋┼┼┼┼┼●┼┼┨ 05┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨ 06┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨ 07┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨ 08┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨ 09┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨ 10┠┼┼╋┼┼┼┼┼╋┼┼┼┼┼╋┼┼┨ 11┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨ 12┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨ 13┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨ 14┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨ 15┠┼保部┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨ 16┠┼仁╋波┼┼┼┼╋┼┼┼┼┼●┼┼┨ 17┠┼┼伊呂┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨ 18┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨ 19┗┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┛ いずれも白番 対の群 伊 対小目(三々から対にハイ) 呂 対目外し 波 対高目 脇の群 仁 脇小目(三々から脇にハイ) 保 脇目外し 部 脇高目
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121 :名無し名人[sage]:2014/10/04(土) 10:30:18.11 ID:GONs4Qk6 - 脇の群はその後の定石選択がかなり限定される。
小目、高目、三々、それぞれ1型しかない。 脇目外し"保"はプロにはない型のようである。 もちろんアマはどの場合もいろいろな定石がある。 対の群はプロの棋譜に絞ってもいろいろな選択肢がある。 (正直調べるの大変) なんとなく、スポーツの基本「脇をしめろ」を感じる。 白は脇の群から着手することで黒の掛りを限定し、 その後の展開を白の想定内に収める作戦が有りうる。 プロはわざと脇を甘くして黒にかからせ、 そこから得意技を仕掛けていくということだろうか。 アマでも脇の群260局に対して対の群7,200局なので、 その差は歴然である。
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122 :名無し名人[sage]:2014/10/04(土) 10:30:48.88 ID:GONs4Qk6 - 翻って前回検討した黒二連星に白二連星は柔軟だが、
黒に選択肢を与え過ぎている、ということかもしれない。 頻出定石の組み合わせだけで相当なものになってしまったし、 それ以外の着手(定石もそうでないものもありうる)も 考えたら対局の都度序盤からフルスクラッチで考えることになる。 1時間勝負のアマ向けではない。 私は支部長から「んー、上級かな、もうちょっと強くなってね」 と言われるくらいの棋力なので、このへんの考え方は 上手の方の意見を聞きたいところである。
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123 :名無し名人[sage]:2014/10/04(土) 10:31:42.54 ID:GONs4Qk6 - 黒二連星、白星と脇で始まる頻出定石を用いた棋譜
白星と脇小目 1988/10/4 石田芳夫 武宮正樹 1stIBMOpenRapidWorldChampionship 1991/5/21 馬暁春 廖桂永 CCTV杯・中国囲棋電視快棋戦 1990/12/10 中澤彩子 楠光子 第9回 女流 本因坊戦 決勝 この型は脇の群の中ではプロの実戦棋譜が豊富である。 二隅目、三隅目とだんだん定石から離れていくが、 Top72には似たような定石があるので、類推可能だろう。 わかりやすさは中澤対楠>石田対武宮>馬対廖だと思う。 右下隅の形も基本定石事典では「互角の定石」として解説されている。 石田対武宮は右上の図について「場合の手」と解説されている。 馬対廖は右下を両ガカリにする形だが、定石事典にはない形である。
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124 :名無し名人[sage]:2014/10/04(土) 10:32:08.64 ID:GONs4Qk6 - 白星と三々、黒肩ツキに白脇にハイ
1962/1/10 曲励起 宮下秀洋 第17回 本因坊戦 リーグ この棋譜の序盤はわかりやすい。お奨めである。 白星と脇高目 1991/12/3 趙大賢 尹奇鉉 第23回 名人戦 なんだか難しいことをしている感じがした。 順番からすると次は黒二連星、白星と対の群だが、 このパターンで出てくる定石は15型あり、 プロの棋譜だけで248局ある。 その後の星の三隅の定石選択なども見て棋譜選定したいので、 次の掲載は先になるかもしれない。
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