トップページ > 囲碁・オセロ > 2014年09月09日 > /sloP+PV

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名無し名人
どうして囲碁棋士は和服を着なくなったのか?

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どうして囲碁棋士は和服を着なくなったのか?
204 :名無し名人[sage]:2014/09/09(火) 04:48:56.24 ID:/sloP+PV
>>202
胡座は背中が丸まって姿勢が悪くなるだけでなく、
肩凝りの原因になるし、腰が後ろに傾きすぎて腰痛持ちの原因にもなりやすい。
胡座のルーツは、床几に座って威張った武将を宴会で真似したことにある。
つまり、和製エアー椅子の一発芸のポーズだから、無理があり、
肩凝りになるまで長時間座り続けるようなものではない。

正座も、足の血行不良を招いて健康に良くない。
もとは仏教系の礼拝の座法で、土下座などのポーズを短時間することはあったが、
長時間座り続けるための姿勢ではなかった。
座った状態から立て膝に移行して即座に斬り付けることが可能な武士の座り方とされ、
目上の人の前でするのは(威嚇の意味があるため)無礼とみなされることもあった。
ところが、なぜか江戸城で将軍に拝謁するときの座法と定められて武士の間に普及し、
明治維新以降、なぜか茶室の座り方とされたり、庶民にも奨励されて広まった。

つまりどちらの座り方も、囲碁の対局には向かないナンセンスなものだ。

では、日本古来からの正式で無理のない座り方はというと、
両足の裏をぴったり合わせる楽座がある。
ひな人形のお内裏様や徳川家康の肖像の座り方で、これは宮中でも問題ない作法だ。
ただし、現代の日本人は股関節が硬くなっているから、この座り方はキツイかもしれない。

そこで、楽座を軽く崩して、体の前で足の先だけゆるく組む安座がある。
これも、姿勢が悪くならず、長時間無理なく座っていられる座法だ。
他には、結跏趺坐よりも楽な、達人座などもある。

現代人は日本の伝統的な正しい座法を見失ってしまい、間違った無理な姿勢を取っている。
息長の日女巫女様はというと、小直衣のときは安座、肌が透けそうな単袴のときは立て膝をしておられた。
どうして囲碁棋士は和服を着なくなったのか?
205 :名無し名人[sage]:2014/09/09(火) 05:02:48.12 ID:/sloP+PV
邦楽の世界では、正座に似た座り方をする慣習があるが、
これは、和製の折り畳み椅子の合曳(あいびき)と呼ばれる座るもので、
足が痺れるようなことはなかった。
現在の正座椅子に相当する。

息長斎王家の日女巫女達は、座面だけでなく膝下にもクッションが入る、
独特の円形の正座椅子をお使いになることもある。
これは、正座用のバランスチェア、バランスマルチシットSTに近い。
現代の多くの正座椅子は、腰が反り過ぎてしまい、腰痛を招く問題を抱えている。
そこで、膝下を持ち上げて支える構造にすることで、骨盤が前傾しすぎないように対策されている。
現代の人間工学を踏まえたバランスチェアよりも優れた構造と品質の座具が、
日本には平安時代から国風文化の中で培われて存在していたのだ。
数時間の神事の間、身じろぎもせずにお雛様のように座り続けることを可能にしている。

正座も胡座もキツイという人は、バランスマルチシットや、類似した構造の正座椅子を試してみるのも悪くないだろう。


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