- 強くなった経験談を語り合おう。
153 :名無し名人[]:2014/07/16(水) 06:41:10.22 ID:PSnne7cx - 詰碁本は出版社とシリーズで複数ライン揃える
詰碁は最初のうちはやさしいものを沢山読みこなすのが大事とされている。 (これはクラッシェンのインプット仮説にも合致する合理的学習方法) 初心者向け〜初段くらいの詰碁本は今も昔も売れ筋の市場なので、 各出版社この層にはよく練った企画を出してくる。 かつ、各社出入りの構成作家を変更するのは難しいのも事実。 結果として複数の構成作家+出版社のタッグがシリーズでやさしい詰碁本を 編集しているのが現在の状況である。 同一シリーズ内では網羅性を確保するように構成作家が腐心し、 出版社間では他社との違いが明確になるように編集者が努力している。 よってやさしい詰碁本をシリーズで複数出版社で揃えると 相当な網羅性を確保できる(もちろんある程度の重複はある)。 ひとつの出版社で初心者〜高段者まで揃えるよりも効果が高い。
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154 :名無し名人[]:2014/07/16(水) 06:41:42.24 ID:PSnne7cx - たとえば、各社こんな傾向があるように思われる。
いずれも棋書テンプレのやさしいところにある本だが。 日本棋院:第一感の死活〜基本死活虎の巻(さすがに七段合格の死活は不要か) 手筋・形・定石との関連性などまさに基本といえる問題が多い。 六段の死活と基本死活虎の巻は後回しでよい。 日本囲碁連盟:どんどん解くシリーズ4冊 非常に簡単な手筋が中心。実戦でこの形が出てくるとしたら級位者、 というところから三段合格の手筋にでてくるようなヨセ問題もある。 マイナビ:趙治勲のひと目の詰碁3冊+手筋1冊 形へのこだわりを感じさせる。急所重視。 成美堂:依田と高尾の詰碁本 他と比べるとちょっとひねった形が多い。古典詰碁からの採録もある。 ある意味実践的かもしれない。 どれも一冊150問の文庫本なので、勉強のペース・使いかたは変わらない。 200問以上を一冊に入れている本は難易度にかなり幅があると思っておくのがよい。 それらはやさしいをたくさん、とは方針が異なり、一冊ですべてを済ます為の本だ。 (実際には400問あってもすべてを済ますことはできない。) 上記全部で15冊(手筋3冊を含む)だが、 同じ15冊を棋書テンプレの上から下まで均等に振り分けるよりも 確実に効果(実戦出現頻度)が高い。 金額ベースでも、1問当たり単価ベースでも効率は良いと言える。 かつ印刷部数も多いので、安い古本も潤沢に手に入る。 万波詰碁は「抜き」から始まるので、初めて勉強するにはいいっちゃいいが、 強くなるために勉強するものとは違うと思う。 関山詰碁とか前田詰碁とかは所有欲を満足させるための本だ。 院生や県代表を目指していない人には関係ない。
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157 :名無し名人[]:2014/07/16(水) 20:51:40.53 ID:PSnne7cx - クラッシェンの5仮説のうち
・習得・学習仮説 ・モニター仮説 の2つは怪しいと私も思う。これって実験で確認できないもの。 でも残りの3つは個人的体験として実感できる ・自然順序仮説 ・情意フィルター仮説 ・インプット仮説 インプット仮説については多読法による効果が実証されているので、 おそらく事実だと思う。 まぁ、それが囲碁の習得にも使える理論なのかはよくわからないけどね。 でもカッコつけて前田詰碁を買ったのは失敗だったと思っている。 1問覚えるのに時間がかかりすぎる。 万波詰碁も使っていない。 分厚いのに全体の半分は使わないから。 どっちも効率が悪いね。 あと、これからしばらくはプロ棋士の創作詰碁も避けようと思う。 実戦ではなくて創作だから。
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