- プロ棋士はニート
9 :名無し名人[]:2011/04/12(火) 18:19:35.92 ID:RGYRft+l - 現在、世界には三種類のチンパンジーがいます。
コモンチンパンジー、ピグミーチンパンジー、そして人間です。 人間は第三のチンパンジーです。 実際、人間とチンパンジーのDNAの違いはわずか2%ほどです。 私たち人間は、哺乳類の中の霊長類ヒト科の動物の一種です。 つまり、 ゴリラ、チンパンジー、ボノボ、オランウータンの仲間です。 そして、それら霊長類と人間は遺伝子的にほとんど差がなく、 この食性も同じであろうと考えられます。 体重40〜60kgくらいの霊長類の主食は果物です。 従って、私たち人間も果食動物であると考えられます。 その生物に最適な食べ物というのは、加熱も味付けもしなくても食べられる物です。 人間の場合は、果物と野菜でしょう。 霊長類の進化をみると、食べ物がだんだん植物化してきている事が分かります。 下等な霊長類ほど昆虫食に、高等な霊長類ほど植物食になります。 霊長類の一番上に位置している人間は本来植物食であると考えられます。 私たちの先祖の食生活について考えてみる事にしましょう。 最も簡単に食べられるものは果物です。 見た目も魅力的で目に留まりやすい色で木の枝から取ってそのまま食べる事ができます。 次に見つけやすい食べ物は野菜です。 その次は木の実ですが、一回の食事になるだけの量を手に入れるのは困難です。 調理されていない穀物は殻が堅くて食べにくいです。 肉を手に入れるのは最も困難です。 乳製品は少なくとも農業革命まではありませんでした。 私たちの祖先は果物、野菜、木の実を食べ、穀物と肉を最後の手段としていたのです。 果食動物の場合は歯がほぼ同じ高さになっています。 雑食動物の熊は牙はありますが門歯は草食動物に似ています。 そして、人間の場合はまさに果食動物の特徴そのままです。 犬歯は肉を切り裂くための歯であると主張する人もいますが、これは大きな誤りです。 犬歯は肉食をするための歯ではなく、木の実などの固い物を砕く時に使われる歯なのです。 人間の犬歯は退化しているので、動物性食品は必要ないという説もあります。 因みに、肉食動物にも草食動物にも犬歯はあります。 人間は鶏や子羊を見ても食欲が沸いたりしませんし、 肉食獣のように襲い掛かろうとしたりはしません。 普通は子豚の首を切り落とすなど考えたくもありません。 ところが、林檎、蜜柑、葡萄、苺などを見ると本能的な感覚が働きます。 母乳は明らかに赤ん坊の飲み物ですが、果物、野菜を食べないと充分な母乳が出ません。 人間は果実と緑葉を常食とする果食動物であると推論する事ができます。 人間の体は、肉、魚を消化するようにできていません。 生肉、生魚を主食とする北極圏民族のエスキモーは、かなりの短命として知られています。 エスキモーは糖尿病・動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞といった病気が少ないのですが、 その反面、出血傾向や骨粗鬆症になりやすいのです。 そのため、エスキモーは脳の出血で亡くなる事が多く、 骨折で背骨が曲がってしまう事もあるのです。 エスキモーの出血傾向は、魚や海獣に含まれているEPA、DHAが原因です。 骨粗鬆症も動物性たんぱく質によって起こる事が分かっています。 つまり、動物性食品は人間の食性に適合していないという事です。 私たちの体はアミノ酸を必要としているのであって、 たんぱく質を必要としているのではありません。 私たちが食事から摂らなければならないのは、 八種類のアミノ酸であり、たんぱく質ではありません。 ほとんどの果物と野菜には、体に必要な八種類のアミノ酸がそっくりそのまま含まれています。
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