- 歴代FE主人公が兄弟だったら 73章
181 :助けて!名無しさん![sage]:2019/09/12(木) 23:11:22.35 ID:7g/aCudj - 生徒移動とかしてない体で書かせてもらいます
ベレト「アイク、少し頼みがあるんだが……授業を手伝ってくれ」 アイク「それは良いが……俺に講義などをやれと言われても無理だぞ」 ベレト「いや、普通に模擬戦の相手をしてくれるだけでいい。ただ……」 クロード「先生、今回の授業の内容が当日になっても知らされていないんだが……」 ベレト「今日はちょっと思うところがあってな……何が狙いかはやりながら考えて欲しい」 ローレンツ「先生はたまによく分からないことを言い出すな……まあ、どんな内容だろうと僕なら問題ないがね」 ベレト「よし、じゃあ始めるぞ。今日は模擬戦だ、相手はこの者に頼んでいる」 アイク「アイクだ、よろしく頼む」 クロード「いや……参ったねこれは……みんなには悪いが手持ちの札だけだと分が悪すぎる」 ローレンツ「今回ばかりはクロードに同意だ……この僕が手も足も出ないなどと……」 ラファエル「あんた凄え筋肉だなあ……オデももっと鍛えるぞ!」 イグナーツ「ラファエル君……あんなに派手に吹っ飛ばされてたんだからちょっと休まないと……」 クロード「先生も人が悪いな……こんな授業をやってくれるとは」 ローレンツ「君は諦めが早すぎるのではないかね!? 早々に降参したように見えるが……」 リシテア「ちょっと何なんですかあの人は……図体が大きい癖に動きは素早くて魔法が全く当たらないんですけど!?」 ヒルダ「先生にいいとこ見せられなくて残念だったね」 リシテア「うるさいですよ、そこ」 マリアンヌ「でも……いいんでしょうか……私たちはほとんど参加してませんけど……」 ヒルダ「いいのいいの、勝ち目のない勝負とかしなくていいよ。でも血気盛んなレオニーちゃんが向かって行かないのは珍しいね」 レオニー「いや……あの人はバイト先の上司なんだけど……もうヤバいくらい強くてさ、いくら私でも勝てない勝負はしないよ。それにかなり手加減してるし…… 訓練用の剣じゃなくてあの衝撃波の出る凄い剣本気で使ってたら全員同時にかかっても秒で勝負ついてたよ」 クロード「いやあ大将、やられたよ……強いね」 アイク「それなりに加減しろと言われたが……俺は手加減が苦手でな、もし怪我などさせていたら……」 クロード「心配無用さ、うちの連中もさすがにそこまで軟弱じゃないさ。それより……あんたの強さと戦いっぷりに感激したよ、後で飯でも食いながら話さないか? いい鹿肉のコースがある店を知ってるんだ。もちろん俺の奢りさ」 アイク「いいのか? それなら遠慮なく食わせてもらうぞ」 クロード「もちろんさ、まあちょっとでも感謝してくれるなら……こうして会ったのも何かの縁だし、何か困ったことがあったら力を貸してくれよ」 アイク「ああ、構わないぞ。兄の生徒の頼みだしな」 クロード「先生、あんたもなかなか厄介な授業をするね」 ベレト「その様子だと俺の狙いは分かったようだな、他の皆には後で改めて説明するが……」 クロード「ああ、『どんな策でもそれを力で食い破るような強大な相手がいたらどうするか』、だろ?『そんなのとは無理に戦わないで味方になってもらう』という回答はどうだい?」 ベレト「ふむ……さっきのやりとりから考えると……80点だな」 クロード「おおっと……減点の理由を聞いても?」 ベレト「アイクの好みを把握していたのは流石だが調査不足だな、お前が選んだ気取った上品な店ではアイクだけで店の食材を食い尽くしてもまだ足りないかもしれないぞ」 クロード「……次までに情報を精査しておくよ」
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