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助けて!名無しさん!
その暖かい手のひら
歴代FE主人公が兄弟だったら 59章 [無断転載禁止]©2ch.net

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歴代FE主人公が兄弟だったら 59章 [無断転載禁止]©2ch.net
337 :助けて!名無しさん![sage]:2017/02/10(金) 16:36:54.56 ID:vtpCGvOa
年長組がミカヤ姉さん大好きなネタを投下します
特にアイクとはベッタベタなので注意
マルスの扱いも悪くなってしまったので注意
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338 :その暖かい手のひら[sage]:2017/02/10(金) 16:37:46.08 ID:vtpCGvOa
セリカ「待ちなさい!この邪神!」
ユンヌ「ほ〜ほっほ、つかまえてごらんなさ〜い」
ロイ「またやってるねあの二人…」
マルス「やれやれ、あの邪神も懲りないな。つ「油」」
ユンヌ「ほ〜ほっほ…ほげっ!?」
ツルッ!ガタタタタタターン!
ロイ「うわっ、階段から落ちて…気絶しちゃってるけど大丈夫?」
セリカ「やったわ!さすがねマルス兄さん!」
マルス「まあ僕にかかればこんなもの…」
アイク「おい」
ぺしっ
セリカ「あ痛っ!」
ごんっ!バキッ!慈悲っ!バシッ!
マルス「ひぎゃっ!?」
アイク「中身はユンヌでも身体はミカヤ姉さんなんだぞ」
クロム「姉さんを傷物にする奴は…許さん!」
エリンシア「お姉さまは私たちと違ってか弱いんですから」
リン「ちょっとは考えなさいよね!」
マルス「痛たた…年長組は姉さんへの過保護っぷりを僕にも発揮してくれませんかね…?
あとついでに殴っとけみたいなのはやめてもらえますかリン姉さん」
ロイ「まあでも怒られても仕方ないかな…」
マルス「確かにやりすぎました。すみません」
セリカ「悪いのは邪神であってミカヤ姉さんじゃないものね…ごめんなさい」
アイク「わかればいい。エリンシア」
エリンシア「はい。『レスト!』」
ぺか〜!
ミカヤ「う、う〜ん…」
エリンシア「大丈夫ですか?お姉さま…」
ミカヤ「…?あら?」
アイク「どうしたミカヤ姉さん」
ミカヤ「あの…ここは…あなた達は一体…?」
一同『…………』
『ええ〜〜〜〜〜〜!!!!』
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339 :その暖かい手のひら[sage]:2017/02/10(金) 16:39:29.33 ID:vtpCGvOa
セリス「そんなことがあったんだね」
リーフ「だからマルス兄さんとセリカはシグルド兄さんのお説教正座で1時間コースなんだね」
エイリーク「ミカヤ姉上、本当に私たちのことをお忘れになったのですか?」
ミカヤ「ごめんなさい…エイリーク、さん?本当にわからないの…」
エフラム「何とかして記憶を取り戻させる方法はないのか?」
カムイ「う〜ん、何かきっかけがあればもしかしたら。あとはユンヌにお願いするとか?」
アルム「でも、肝心のユンヌは…」
ユンヌ「ぴよぴよ♪パタパタ…」
エリウッド「ただの小鳥になっちゃってるね…まいったな」
ヘクトル「おいおいエリウッド、悩みすぎてお前が倒れるなよ?」
エリウッド「ははは…こんな時くらいは僕もしっかりするよ。」
ヘクトル「しかしなぁ〜、こんなしおらしいミカヤ姉さんじゃ調子狂うぜ」
エフラム「まったくだ。これではただのたおやかな美少女じゃないかけしからん」
リーフ「ロリコン自重。まあミカヤ姉さんはこたつでお茶すすってるほうがらしいもんね」
ミカヤ「あの…ごめんなさい…」
アイク「おい」
ごんっ!ごんっ!ごんっ!
ヘ・エ・リ『痛〜……』
アイク「ミカヤ姉さんをあまり困らせるな」
エイリーク「ア、アイク兄上…三人とも不安であんなことを」
アイク「だとしても、だ。一番不安なのはミカヤ姉さんだろう」
ミカヤ「……」
リン「ヒソヒソ(な、なんかアイク兄さんすっごくイライラしてない…?)」
エリウッド「ヒソヒソ(アイク兄さんもミカヤ姉さんのこととなると心配性だからね…)」
バターン!
リン「わ!な、何!?」
緑風「ミカヤーーー!俺のことも忘れたのか!?そうか分かった俺に任せるんよ!結婚しよう!ミカヤは俺が守る!」
ミカヤ「え?あ、あの、け、結婚?」
しっこく「身の程をわきまえよ。乙女よ、すべて私に任せて欲しい。私はそなたを守るため、ここにいる」
ミカヤ「は、はぁ…」
ペ様「そうか…僕のことも忘れてしまったんだね…ならばいっそ、僕のことを殺してほしい」
ミカヤ「え!?どうしてそうなるんですか!」
サナキ「姉上ぇぇぇ!そなたはわたしの姉上なのじゃろう!?」
ミカヤ「ええ!?」
アイク「いい加減にしろ!天空!」
緑・黒・ペ『このhdnーー!ナンヨ!』
サナキ「さて、帰るぞシグルーン」
シグルーン「御意」
リン「怖っ!」
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340 :その暖かい手のひら[sage]:2017/02/10(金) 16:40:04.90 ID:vtpCGvOa
エリウッド「ええと…ミカヤ姉さんを動揺させたくないのはわかったけど、これからどうするんだい?」
アイク「そのことだが」
クロム「ミカヤ姉さんのことは俺たち年長組がサポートすることに決めた」
リン「え!?じゃあ私たちは?」
ガラッ
シグルド「身の程をわきまえよ…じゃない、学生が余計な気を遣うんじゃない。大人に任せておきなさい」
ロイ「そんな!ミカヤ姉さんを心配なのは僕たちも同じだよ!」
アイク「お前たちはミカヤ姉さんに甘えすぎだ。今の姉さんにこれ以上負担をかけるわけにはいかない」
セリス「う〜ん、反論できないよ…」
クロム「そういうことだ。子供は子供同士でお互いとその小鳥の面倒でも見ておけ」
リン「ひどい!いくら兄さんでもそんな言い方」
カムイ「ん〜、つまり脳筋どもが暴走しないよう抑えつつ、ユンヌを元に戻す方法を探しておけってことね」
エリンシア「あら、話が早くて助かりますわね」
カムイ「でもあの脳筋ズを抑えておけるかなぁ…」
エリンシア「もし問題を起こしたら連帯責任でご飯抜きですわよ?」
カムイ「ぜ、善処シマス…(ガクブル)」
リン「……」
シグルド「どうした、リン?」
リン「ごめんなさい…私何も考えないで自分のことばかり…情けないわ…」
シグルド「はは、心配なのはみんな一緒さ。アイクがあんなにイライラしているのも珍しいだろう?」
リン「でも、シグルド兄さんだってミカヤ姉さんのこと心配なはずなのに私のことまで…」
シグルド「伊達に長兄じゃないさ。みんなでできることをやっていこうじゃないか」
リン「うん…ありがとシグルド兄さん…」
マルス(痺れ)「グギギギ…KINSINは…ゆ、ゆるさ…」
カムイ「はいはいおとなしくしておこーね(足グリグリ)」
マルス「…………!!!(声にならない悲鳴)」
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341 :その暖かい手のひら[sage]:2017/02/10(金) 16:40:47.52 ID:vtpCGvOa
シグルド「さてと、せっかくの休日だ。どこにいきましょうか?」
ミカヤ「あの…そんなに気を遣わないでください」
シグルド「それこそ気を遣わなくていいですよ。家族なんだから」
ミカヤ「じゃあ敬語…やめてください。なんだかくすぐったくて」
シグルド「じゃあ姉上も。お互い気を遣うのはなしで」
ミカヤ「そうね…」

ミカヤ「この森は?」
シグルド「小さいころ姉上とよく散歩に来ていてね。かくれんぼしたり、木の実を集めたり…」
ミカヤ「他には?」
シグルド「好きな子への告白の練習に付き合ってもらったり!」
ミカヤ「まあ!うふふ」
シグルド「神よ、もし私たちの愛が罪だというのならその罰は私一人に与えよ!ってね」
ミカヤ「ふふ…シグルドさんって…」
シグルド「なんだい?」
ミカヤ「誠実なだけじゃなくて…とても情熱的なのね。貴方の熱い心が…伝わってくる…」
シグルド「姉上…」
ミカヤ「私は…そんな貴方の姉に、相応しいのかしら…空っぽの私が…」
シグルド「姉上…貴女が、自らの運命を恐れる気持ちはわかる。だけど怖がっているばかりでは何も生まれない。
私が貴女を守ってみせる。たとえどんなことがあろうときっと守ってみせる」
ミカヤ「シグルドさん…ありがとう」
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342 :その暖かい手のひら[sage]:2017/02/10(金) 16:41:46.96 ID:vtpCGvOa
クロム「今日は俺が姉さんと一緒の日だ。ふ、ふつつつかものでですが、どどうぞよろろしく」
ミカヤ「大丈夫?なんだかすごく緊張しているけれど」
クロム「だだいじょじょうぶ!(こ、こんな女子力全開のミカヤ姉さんとデートだと!?夢かこれは夢か!?)」
ミカヤ「あの…嫌なら無理して私に気を遣わなくてもいいのよ?」
クロム「嫌じゃない!むしろ大好きだ!愛してる!」
ミカヤ「(ぽか〜ん)」
クロム「はわわ…いやこれはやましい気持ちなど一切」
ミカヤ「クスッ…面白いのね、クロムさんって」
クロム「//////」
ミカヤ「あの…私はそんなに出来た姉だったのかしら?想像できなくて」
クロム「それはもう!ミカヤ姉さんは慈悲深く高貴かつ神秘的で女神のようでありながら朗らかで上は負の女神下は緑風にまで慕われるくらい素晴らしい姉で」
ミカヤ「……そう」
クロム「でも俺はミカヤ姉さんが姉さんじゃなかったとしても好きになってたと思う」
ミカヤ「…え?」
クロム「だって俺が好きなのは『姉さん』じゃなくて『ミカヤ』姉さんだから。だから今の貴女ももちろん好きだ!」
ミカヤ「暖かい…」
クロム「ん?」
ミカヤ「真っ直ぐなだけじゃなくて、とても暖かい、貴方の心…」
クロム「ハッ!ミカヤ姉さんが姉さんじゃなかったとしたらつまり結婚できるということか!?いや、俺にはルフレが…うう…」
ミカヤ「暖かい…あら?なんだか混線して…」
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343 :その暖かい手のひら[sage]:2017/02/10(金) 16:42:46.50 ID:vtpCGvOa
エリンシア「さあお姉さま、今日は女同士で気楽に過ごしましょう」
ミカヤ「エリンシア、さん、敬語は…」
エリンシア「あらあら、私の口調はどなたでもこうですからお気になさらず、ね?」
ミカヤ「え、ええ…」
エリンシア「美味しいお茶とお菓子を用意しましたの。どうぞ召し上がって」
ミカヤ「うふふ、エリンシアさんって、なんだかお姉さんみたいね」
エリンシア「え?」
ミカヤ「あ、ごめんなさい。私のほうが姉だったのよね…」
エリンシア「いいですわね!では今日は私が姉ということで!」
ミカヤ「え?でも」
エリンシア「うふふ、いつもお姉様には甘えてばかりでしたから。こんな時くらい甘えてください、ね?」
ミカヤ「……」
エリンシア「不謹慎ですけど、いつものお返しをできてるってちょっぴり嬉しいんです」
ミカヤ「優しいのね…」
エリンシア「それはもちろん、ミカヤお姉さま譲りですから!うふふ♪」
ミカヤ「ありがとう、優しいエリンシア…私の大切な妹」
エリンシア「?何かおっしゃいました?」
ミカヤ「え?ごめんなさい、ぼーっとしてて…」
エリンシア「そうですか…それよりもお姉様!女子トークといえば殿方のお話ですわ!見てくださいこの体格11以上グラビア」
ミカヤ「え゛…私はこの美少年名鑑の方が良いと思うわ…」
エリンシア「もう!お姉様もいい加減KINNIKUの良さに気付くべきですわ!」
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344 :その暖かい手のひら[sage]:2017/02/10(金) 16:43:59.09 ID:vtpCGvOa
アイク「……」
ミカヤ「あの…ごめんなさい…」
アイク「なんであんたが謝るんだ」
ミカヤ「だって…私に付き合うのは嫌でしょう?貴方は私のこと、嫌いみたいだから…」
アイク「いや、そうじゃない…すまん、勘違いさせたな」
ミカヤ「……」
アイク「いつものミカヤ姉さんとは違いすぎて調子が狂うんだ。俺の問題であんたのせいじゃない」
ミカヤ「『元の私』が慕われていたのはよくわかりました。立派な姉だったとも…けれどそれは私じゃない…」
アイク「同じミカヤ姉さんだろう」
ミカヤ「違う…!私はそんな人間じゃない…今の私は…貴方達の姉じゃない…」
アイク「そうか」
ミカヤ「だから…元に戻るまで放っておいて…重荷なんです、私には」
アイク「じゃあミカヤ」
ミカヤ「え?」
アイク「あんたが違うって言うならそうなんだろう。ならただの『ミカヤ』だ。これでいいか?」
ミカヤ「あ、あの…」
アイク「よし、でかけるぞ」
ミカヤ「え、ちょっと待って…!」

ミカヤ「あの、どこに行くの?」
アイク「……」
ミカヤ「待って、もうちょっとゆっくり…」
ガシッ
ミカヤ「!」
アイク「俺は他人に歩幅を合わせるほど器用じゃない。しっかり手を握っていろ」
ミカヤ「もう…強引ね…!」
アイク「嫌なら離すぞ」
ミカヤ「意地悪な人ね!」
アイク「あのな…いや、そうじゃない。安心すると思ったんだ」
ミカヤ「え?」
アイク「俺が小さいころよく姉さん…や兄さんには手をつないでもらっていた。心細いときはそれで安心できた」
ミカヤ「……」
アイク「だから同じだと思ったんだが…違ったならすまない」
ミカヤ「…不器用なのね」
アイク「そう言ってなかったか?」
ミカヤ「ふぅ…ところで、どこに向かっているの?」
アイク「いや、特に考えてない」
ミカヤ「呆れた…本当にただ歩いているだけなのね」
アイク「家にいるのは居心地が悪そうだったからな。外に出ることしか考えていなかった」
ミカヤ「…おかしな人。無神経なんだか優しいんだか」
アイク「そうか。じゃあ海にでも行くか」
ミカヤ「さ、さすがにそれは唐突すぎない?」
アイク「なんだ、嫌なのか?」
ミカヤ「嫌じゃないし何でもいいから行きましょう」
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345 :その暖かい手のひら[sage]:2017/02/10(金) 16:45:18.54 ID:vtpCGvOa
ミカヤ「さすがにこんな寒い日に冬の海はナンセンスだと思うの」
アイク「嫌じゃないんだろ?女の考えはよくわからん。ほら」
ミカヤ「あったかい…紅茶?」
アイク「エリンシアが持って行けって。甘い紅茶、好きだろ?」
ミカヤ「ええ…美味しい…ねえ、どうして海に行こうって言ったの?」
アイク「俺が行きたかったからだ」
ミカヤ「そう…じゃ、ないわよね。ねえ、ここって…」
ボーレ「ほっほっほっ…冬の海のランニングは染みるぜ〜!って、よお、アイク!と、お姉さん?」
ミカヤ「あ…」
アイク「いや、こいつは姉さんじゃない」
ミカヤ「!」
ボーレ「ほーん、じゃあ何?彼女?なんつって」
アイク「まあそんなところだ」
ミカヤ「えっ、なっ…!///」
ボーレ「ファッ!?し、失礼しました〜!」
アイク「なんだ、変な奴だな」
ミカヤ「もうっ!貴方は無頓着すぎるの!」
アイク「そうか?」
ミカヤ「そうよ!もう…、クシュン!」
アイク「なんだ、寒いのか?ほら、こっちに来い」
ミカヤ「キャ…ご、強引なんだから…///」


ミカヤ「ねえアイク、さん…」
アイク「アイクでいい。なんだ?」
ミカヤ「もう少しこのままここにいてもいい?」
アイク「構わんが…寒いんじゃないのか?」
ミカヤ「平気よ…貴方の体温熱いくらいだもの」
アイク「そうか。ミカヤは冷たいな」
ミカヤ「貴方が熱いのよ…ねえ、アイク」
アイク「なんだ?」
ミカヤ「『元の私』のこと、聞かせて」
アイク「!」
ミカヤ「ここ、貴方と『元の私』の思い出の場所なんでしょう?」
アイク「気付いていたのか…」
ミカヤ「わかってたの。私が嫌がるだろうって、貴方がその話を避けていたこと」
アイク「…いいのか?」
ミカヤ「ええ。知っておきたいの、貴方の知ってる私を…」
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346 :その暖かい手のひら[sage]:2017/02/10(金) 16:46:31.62 ID:vtpCGvOa
ミカヤ「ねえ、アイク」
アイク「なんだ?」
ミカヤ「記憶が戻ったら、今の私はどうなるのかな」
アイク「!…それは」
ミカヤ「消えてしまう?でも、そもそも私はいるはずがない存在だから仕方がないわよね…」
アイク「怖くないのか?」
ミカヤ「怖いとか、そういう問題じゃないもの」
アイク「あんたはどうなんだ。ここにいる『ミカヤ』は」
ミカヤ「…怖い」
アイク「……」
ミカヤ「怖い…!元に戻ったら、今の私の心も、この瞬間も、全部消えてしまうんじゃないかって…!」
アイク「ミカヤ」
ミカヤ「私が偽物だって、わかってるの…!でもこの気持ちは…本物なのに…!」
アイク「ミカヤ!」
ギュッ!
ミカヤ「あ…」
アイク「ここにいるあんたは偽物なんかじゃない。他の誰が否定しようと、俺が証明する」
ミカヤ「…アイク」
アイク「どうする…?このまま、記憶をなくしたまま生きていくか?あんたがそれを望むなら、それでもいいだろう」
ミカヤ「それはできないわ…いつ戻るかわからない記憶に怯えながら生きるなんて、嫌だから」
アイク「そうか」
ミカヤ「それにね、このまま貴方を奪っちゃったら、『元の私』がかわいそうだから…」
アイク「ん?」
ミカヤ「ふふ…なんでもないわ。ねえアイク、一つお願いがあるの」
アイク「なんだ?」
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347 :その暖かい手のひら[sage]:2017/02/10(金) 16:47:24.24 ID:vtpCGvOa
ユンヌ「やっほ〜ユンヌちゃんふっか〜つ!」
カムイ「いや〜、他の神を通じて元に戻すことに気付くなんて、さすがは私」
セリカ「ミラ様に頼んだのは私だからね!」
アルム「セリカ、責任感じてたもんね。元に戻ってよかったよ」
ユンヌ「やっだセリカちんたらツンデレ〜」
セリカ「あんたじゃなくてミカヤ姉さんのためよ!ミカヤ姉さんの!」
エイリーク「まあまあ。さあミカヤ姉上、こちらへ」
ヘクトル「まったくよ〜、姉貴がしおらしいと調子狂うぜ」
バキッ!
ヘクトル「いって〜…何しやがる!」
リン「この…無神経!」
ユンヌ「夫婦漫才はいいから、ミカヤ、準備はいい?」
ミカヤ「ちょっと待って…」
ユンヌ「?」
ミカヤ「シグルド…不安な私を大樹のようにしっかりと支えてくれてありがとう。でも、口説き文句は考え直したほうがいいわよ」
シグルド「ははは…手厳しい」
ミカヤ「クロム…ひたむきに想ってくれてとても嬉しかったわ。でも、そろそろ姉離れしないとね」
クロム「俺は姉離れできなくても構わないんだが」
ミカヤ「エリンシア…元に戻ってもきっと甘えちゃうんでしょうね…ガチムチの美少年を見つけておいて」
エリンシア「お姉様…グスッ…必ずや…」
ロイ「それは問題発言じゃないかな」
リン「シッ!」
ミカヤ「アイク…あの…」
アイク「……」
ミカヤ「私…私ね…」
ガシッ!
ミカヤ「あ…ふふ、相変わらず、貴方の手は熱いのね」
アイク「本当は」
ミカヤ「え?」
アイク「手を握って安心していたのは、俺だったんだ」
ミカヤ「アイク…」
アイク「姉さんみたいに、『ミカヤ』、あんたを安心させたかった。だが、不安なのは俺だったんだ」
ミカヤ「……」
アイク「すまない…」
ミカヤ「そんなことないわ、貴方が手をつないでいてくれたおかげで、安心できたの。それに」
アイク「それに?」
ミカヤ「きっと『元の私』も同じ私なら、手をつなぐことで自分も安心できていたんだって、そう思うの」
アイク「ミカヤ…」
ミカヤ「ユンヌ、お願い」
ユンヌ「いいの、ミカヤ…?」
ミカヤ「ええ、お願い」
ユンヌ「馬鹿ね。いつだって貴女は意地っ張りなんだから…始めるわよ」
ミカヤ「あ…」
アイク「ミカヤ!」
ミカヤ「……」
アイク「俺には、こうして手を握っておくことしか、あんたにしてやれることがない」
ミカヤ「いいえ、アイク。貴方が私のことをただの『ミカヤ』として見てくれて、本当に嬉しかった」
アイク「俺は…」
ミカヤ「私がいなくなるまで、手を離さないでね」
アイク「……」
ミカヤ「こんな私がいたってこと、時々は、思い出してね」
アイク「……」
ミカヤ「さようなら、アイク」
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348 :その暖かい手のひら[sage]:2017/02/10(金) 16:48:40.27 ID:vtpCGvOa
リン「ゴラーーーー!!!マルス、リーフ!また人の部屋を漁って!」
マルス「はっはっは、そんなに怒るとまたシワが増えますよリン姉さん」
リン「殺す!」
リーフ「僕は無実だ〜!(手にブラを抱えながら)」
ツルッ
マルス「えっ、なんでこんなところに油が」
リーフ「うわわわ!って、目の前に落とし穴が!」
ひゅ〜、べちゃ!
リーフ「このひとでなしー」
マルス「いてて…誰がこんな罠を…ん?これは大量の油…リ、リーフ!上!」
リーフ「上?なんか燃える何かが落ちて…でぇぇぇぇぇ!!」
ボッ!
マ・リ「このHDN−−−−!!」
リン「……」
カムイ「うっわ、えっぐぅ〜。さすがの私でもこんな策は使わないわ。一体誰が」
ミカヤ「いや〜、私って実はこういう策を練るの得意だったりするのよね」
セリカ(ライナロック係)「煩悩滅すべし」
エイリーク「ほほほ巨乳のブラなんて燃えるがいい!(そんなこと言ってる場合ですか!早く消火しないと!)」
エリウッド「エイリーク、本音と建前が逆だよとか言ってる場合じゃないくらい蝶サイコー!」
ミカヤ「大丈夫よ、燃え移らないよう計算してるから」
ロイ「そういうことじゃないと思うんだ」
ガラッ
アイク「朝からうるさいぞ…静かにしてくれ」
リン「ごめんなさい」
アイク「……」
リン「ミカヤ姉さん元に戻ったっていうのに、アイク兄さんなんだか元気ないね」
ロイ「そうだね…」

エリンシア「今日のお弁当は大奮発で焼肉弁当ですわよ!」
アイク「そうか、ありがとう」
エリンシア「晩御飯はお肉たっぷりのすき焼きですわよ!」
アイク「そうか、楽しみにしている」
エリンシア「アイク…」
アイク「行ってくる」
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349 :その暖かい手のひら[sage]:2017/02/10(金) 16:50:00.99 ID:vtpCGvOa
アイク「……」
ミカヤ「あ、ちょっと待って、アイク!」
アイク「ミカヤ…姉さん」
ミカヤ「ハァハァ…相変わらず貴方は歩くの速いんだから…」
アイク「どうかしたのか?」
ミカヤ「これこれ、傘。夕方から雨になりそうだから」
アイク「そうか。ありがとう」
ぎゅっ
ミカヤ「……」
アイク「……姉さん」
ミカヤ「なあに?」
アイク「俺が出かけるとき、いつも手を握ってから送り出すのはなんでなんだ?」
ミカヤ「そうね〜、アイクの手が変わらず暖かいから、かな」
アイク「答えになってない」
ミカヤ「うふふ、アイクの手を握ってるとね、安心するの」
アイク「!」
ミカヤ「小さなころからず〜っと、どんなに大きくなってもそこだけは変わらない『アイク』なんだなぁって」
アイク「そうか…」
ミカヤ「そうそう。アイク本人が忘れちゃっても、どんなアイクのことも私はちゃ〜んと覚えてるのよ」
アイク「姉さんの手は、変わらず冷たいな…俺も、姉さんの手を握ってると安心する」
ミカヤ「そう?暖かい手のほうが安心するんじゃない?」
アイク「姉さんの手だから安心するんだ。俺も、姉さんが忘れたとしても、どんなミカヤ姉さんのことも忘れない」
ミカヤ「やぁねぇ、私のことなんて時々思い出すだけでいいのよ」
アイク「嫌だ、忘れない」
ミカヤ「あらあら愛されてること。……でもありがとう、アイク」
アイク「……」
ミカヤ「さ、今日も元気に行ってらっしゃい」
アイク「ああ。……そうだ、ミカヤ姉さん!」
ミカヤ「なあに?」
アイク「エリンシアに伝えてくれ!肉が足りなくなるだろうから買い足しておいてくれって!」
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350 :助けて!名無しさん![sage]:2017/02/10(金) 16:52:27.12 ID:vtpCGvOa
以上で終わりです
原作ミカヤっぽいしゃべり方のミカヤを出してみたいと思ったら記憶喪失という安直ネタに
あとマルスごめんね


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