- 歴代FE主人公が兄弟だったら 36章
532 :助けて!名無しさん![sage]:2011/07/30(土) 00:02:54.30 ID:JQiOrgf6 - ミカヤ「そういえば、どうしてセネリオはアイクにだけは心を開いているのかしらね」
ペレアス「さあ……セネリオ義兄さんのことは僕にもよくわかりませんし……アイクさんに聞くのが早いのでは……?」 ミカヤ「そうねえ、じゃあアイクが帰ってきたら聞いてみましょ」 アイク「……セネリオ?そうだな、あれは確か小学生の頃だったか。何日か学校に来ないから心配になって探したら、父親と喧嘩した後一週間飲まず食わずだったらしくぼろぼろになったセネリオを見つけてな。 俺が持っていた昼飯をやったんだ。あんまり腹が減ってそうだったからうちに来るかと誘ったが首を縦に振らずそのままどこかへ行ってしまった。 だが、その数日後に登校してきたセネリオにあの時のご恩は一生忘れませんだとかなんだとか言われて……それからだな、セネリオが俺によく口を聞くようになったのは。 よっぽどエリンシア姉さんの料理がうまかったんだろう」 ミカヤ「それは……なんていうか……餌付け……?」 ペレアス「むしろ刷り込み……?」 リーフ「というか何でペレアスさんがうちの夕食に……?嫌な予感しかしない……」 しっこく「ペレアス、身の程を弁えよ」つ月光 サザ「ミカヤは俺が守る……」つバゼラード必殺 リーフ「予感的中!このひとでなしーっ!!」 カタリナとクリスの話はよくわからんので誰か書いてくれたりしないかなーとだけ。 それはそうとすっかり間が空きましたが兄弟家SRPGの続き投下します 前回>>307-315
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533 :兄弟家SRPG24[sage]:2011/07/30(土) 00:05:59.16 ID:JQiOrgf6 - ルーテ「さて、最後のマップですね。思ったより簡単に竜王家マップはクリアされてしまいましたが……今回は彼等とは別の意味で厳しいマップですよ」
ロイ「竜王家マップの敗因は間違いなく6人も説得による寝返りが可能だったことだと思うけどね……」 ルーテ「……実はそのようなプログラムは組んでいません。予想外の結果は敵側のユニットもまた実在の人物であったゆえでしょう。まあそれが醍醐味ではあるので仕方ありませんね。ですが、次は……次はそうはいきません。優秀なこの私の意地にかけて」 エイリーク(何故かしら……嫌な予感しかしない……) ルーテ「というわけで受けて立ってください。次のマップはこちらです」 -エクストラマップ グレイル工務店VS兄弟家- ルーテ「なお、このマップでは特例としてアイクさんがグレイル工務店所属になります。では頑張ってください。――そんなわけでアイクさんはあちらに」 アイク「む……わかった」 アイク・ルーテ以外「 (゚д゚ )」 ルーテ「こっちみんな」 エフラム「天空が敵にまわるというだけで色々とヤバイ気がするのだが……」 エリンシア「あれに対抗出来るのは見切り持ちのセリスちゃんとマルスちゃんぐらいですわね」 セリカ「大丈夫よ。私がアルムに隣接してライナロック必殺するわ。アイク兄さん魔防低いし」 アルム「そうだね。僕の隠伏→守護が役立つかも」 シグルド「いや……それは無理だな。アルムとセリカのラブアタックはスキル扱いになっていただろう。それだとアイクの見切りに防がれてしまう」 ミカヤ「それに隠伏は敵将には無効よ。どう考えてもアイクが敵将だろうし」 エリウッド「どうしたものかな……」 リーフ「じゃあまあ、アイク兄さん対策にはオーソドックスなアレを採用せざるを得ないってことだね」 リン「そうね……それが一番確実ね」 ロイ「まああっちもその対策は考えてきてるだろうけどね」 セリス「それでも、スリープの杖を使うしかないね」 マルス「やっぱりそうなるのか」
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534 :兄弟家SRPG25[sage]:2011/07/30(土) 00:12:54.37 ID:JQiOrgf6 - 余分に行間が空いてるのを修正し損ねた、すまない……
セネリオ「……という会話を今頃繰り広げているでしょう。レストは僕、イレース、ミストで一本ずつ持っていくのが無難ですね」 ミスト「お兄ちゃんすぐ寝ちゃうからねー。まあ過去ネタでは寝てても避けたりしてたけど、ここはゲームの中だし。(※暁だとスリープ中は敵の攻撃が必中になる)」 ティアマト「用心に越したことはないわね。……ところでミスト、グレイルはどうして隅で暗くなっているのかしら」 ミスト「なんかねーバランス調整で出撃メンバーから外されたから落ち込んでるんだって」 ティアマト「…………」 セネリオ「あちらは全員敵将クラスの能力を持ったロードユニットですから、対策はしすぎるということはありません。 ……得に注意したいのはヘクトルとエフラム、それから……アルム、でしょうか。彼は弓矢の四マス射撃とか平気でやってきますから守備に不安のある者は近付かないように。 絶対必殺も脅威なので魔法で反撃されない位置からセリカを先に落としてください」 セネリオがちらりとシノンの方を見る。シノンは面倒そうに目を細めると、仕方ねえな、と言うように頭を掻いた。 シノン「……わあったっての。神射手の射程が欲しいんだろ?」 ヨファ「じゃあ、僕とシノンさんで行ってくるね!」 セネリオ「ええ、お願いします。後は彼ら固有のスキルが発動しないことを願いながら……"いつも通り"で。では……」 アイク「ああ。行くぞ、グレイル傭兵団、出陣だ」 ワユ「工務店じゃないの?」 あちらの配置を確認して、こちらも配置を調整する。あちらの防衛をかい潜って敵将であるアイクを撃破すればクリアなのだが…… ヘクトル「流石グレイル工務店……強いぜ……」 エフラム「グレイル殿がいないのがせめてもの救いか」 エイリーク「マルス、セネリオさんのスキルが飽和して恐ろしいことになっているのですが」 マルス「うわ本当だ。陽光連続俊足恐怖体当たりでキャパ60埋まってるし」 リーフ「それどころかパラメータはおろか武器レベルまでマックスでステータスが真緑だよコノヒトデナシー。なんでこんなことになってるのさ」 ルーテ「前回プレイ時のステータスを完璧に再現したそうです。その方が難易度も上がりますし」 ロイ「マジ自重」 セネリオだけではない。やたらとパラメータの高い工務店の面々からは、アスレイのクリアさせまいという気迫が伝わって来る。 マルス「指揮官補正が地味に厄介だな……流石アイク兄さん。指揮レベル3は伊達じゃないか」 シグルド「ふふ……どうせ私は指揮レベル2……弟にすら負ける……」 セリス「シグルド兄さん落ち込まないでよ……」←指揮レベル3 ミカヤ「そうよぅ、お姉ちゃんなんかご覧の有様よ」←指揮レベル0 エリウッド(それは慰めになっているのだろうか……) マルス「それと支援効果も厄介だね。アイク兄さんから工務店の全員に絆支援まであるから、アイク兄さんに隣接しているセネリオさんがやたらとサンダーストームを撃ってくるのは正直やばい」 リーフ「ウィンドセイジなんだからせめてブリザードにして欲しかったな……」 ロイ「今はウィンドセイジじゃなくてフルカンアークセイジだよ」 マルス「まあ一番厄介なのは作戦の読めなさだね……。普通さ、キルロイさんを特攻させる?」 エリンシア「……させないでしょうね。恐らくワユちゃんに支援効果を出すための配置でしょうけど……」 マルス「この撹乱を意図的にやっているんだとしたら相当の策士だぞあの人……酷い有様ですと言うだけのキャラではなかったということか……」 そう言いつつも、これから始まるであろうセネリオとの頭脳戦を思ってかマルスは不敵に笑っていた。
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535 :兄弟家SRPGメモ5[sage]:2011/07/30(土) 00:15:55.32 ID:JQiOrgf6 - なんだかまた中途半端ですがここらへんで切り。
ぶっちゃけるとセネリオとマルスがどんな策をぶつけ合うのかが全く考えられてない…… 二人とも優勝軍師だから生半可な展開にしたくないな……ってこれ以上はスレチか。 取り敢えずメモ書きを。 グレイル傭兵団ユニット性能メモ 全員最上級職で、支援は蒼炎式で結んでいる。結び方は以下の通り。 アイク-セネリオA アイク-ティアマトB ティアマト-オスカーA オスカー-ボーレB ボーレ-ミストA ミスト-ヨファB ヨファ-シノンA シノン-ガトリーB ガトリー-イレースA イレース-ワユB ワユ-キルロイA イレースは元の支援相手候補がツイハークなどの傭兵団外になっていた気がするのでシステムの限界を超えて無理矢理ねじ込まれた。 それならアイクの支援は嫁候補と結ぶべきと思われるかもしれないが、そんなに分散していたらせっかくの支援効果が無駄になってしまうと判断。 え、ティアマト姉さん?グレイル一筋だから無問題だろ? なお、各人のスキルは(自分がプレイした時の)暁にだいたい準拠。
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537 :助けて!名無しさん![sage]:2011/07/30(土) 00:42:31.54 ID:JQiOrgf6 - >>536に便乗
ロイ「……で、結局リーフ兄さん、誰が勝ったの?」 リーフ「各々、熱い血潮をぶつけ合って……測る前に倒れそうになった……」 ロイ「何やってんのさまったく」 やれやれと溜め息を吐き、ロイはリーフに増血剤を渡した。元はリオンが作って家に置いて行った怪しい錠剤だったのだが、ルーテに再調整を頼んでからは信頼のおける薬としてエリウッドやエリンシア、そしてリーフに重用されている。 リーフ「何って、僕は青春を謳歌してるだけさ。大好きなおねいさん……ああ、想像するだけでも胸が熱くなるね。自分の欲望に素直になれないってのはまだまだ子供だってこと」 ロイ「いちいち鼻血を吹き出して貧血になるのが大人なら僕は大人になんかならなくていいよ。ていうか、そんなの大人のあるべき姿じゃないだろ……」 リーフ「ノンノン。成人男性なら誰しもその手の願望はあるものさ。皆ムッツリなんだよ」 ロイ「謝れ……町中の成人男性に謝れ……!!それはそうとその理屈だとアイク兄さんもムッツリになっちゃうけど」 リーフ「まあ、確かにアイク兄さんだけはそういうのがなさそうだよね」 ロイ「本当、なんでだろうね」 リーフ「でもそんなことはどうでもいいんだ。アイク兄さんがあらゆる意味でブラックボックスなのは今に始まったことじゃないし。……それよりロイ、気を付けなよね」 ロイ「……え?」 話題をぐるっと変えて、リーフがロイに詰め寄る。 リーフ「今日の鼻血競争に、リリーナちゃんも加わってただろ?」 ロイ「あ……うん。でも、リリーナがちょっと変なのも別に今に始まったことじゃないじゃん」 リーフ「フッ……甘いね、ロイは。だからまだお子様なのさ」 ロイ「……なんだよ。」 リーフ「つまりさ……リリーナちゃんは、興味があるんだよ。惚れた腫れたにね」 そう言うとリーフはロイから距離を置き、意味ありげに背を向けると反対方向へ歩き出した。 リーフの声が徐々に小さくなる。 リーフ「あんまり無関心なままだと、気が付いた時には彼女はいなくなってしまうかもしれないよ?」 ロイ「…………。」 その言葉を受けてロイが何を思ったのか。 それは、類推する他ない。 そして…… ナンナ「……リーフ。」 ミランダ「弟のことはわかるのに、どうして私たちのことはわからないのかしら……」 ティニー「私たちも、このままだとどこか遠くへ行ってしまいますよ……?」 サラ「人の振り見て我が振り直せ、ね。クスクス……」 リーフにはお約束が待ち受けていましたとさ。
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