- 歴代FE主人公が兄弟だったら 36章
149 :もしもセティが会社から失踪したら[sage]:2011/07/12(火) 01:11:43.53 ID:/PBJ7acx - このお話では時間の流れが速いです
レヴィン「セティ、今日もよろしくな〜」 セティ「あ、兄上!今日はしっかり仕事をすると・・・!!」 レヴィン「あ、パス。シルヴィアと約束あったから」 セティ「待って・・・もう行ったか」 ラーナ「あ〜ん」 セティ「ハァ・・・母上、どうなさったのですか」 ラーナ「実はベクニオン社で」 セティ「サナキ社長を怒らせたのですか!?」 ラーナ「何も言ってないのに分かるなんて。だから・・・」 セティ「謝罪に行くのですね・・・」 セティ「母が失言をしたようで申し訳ありません・・・」 サナキ「ハァ、もう気にしておらんから良いが次は気をつけるように」 ラーナ「ありがとうございます」 セティ「では失礼しました(全く、毎度毎度毎度・・・!仕事をしない兄に何度注意をしても失言を多発する母!もうやっていけない・・・)」 翌日 ホーク「セティ様〜、どこにいらっしゃるのですか〜?」 ミーシャ「ホーク、セティ様見なかった?」 ホーク「私も探しているのだが・・・」 ミーシャ「気のせいか何か嫌な予感がしてきたわ・・・」 カリン「ホークさん、ミーシャさん!大変です〜!!」 ホーク「カリン、何があったんだ」 カリン「これ・・・」 ミーシャ「ちょっと!?私室空っぽじゃない!」 ホーク「書置き?えーと、もう激務と謝罪ばかりの生活に耐えられなくなりました。 ミーシャにホーク、君たちには本当に感謝しているが私の最後の我儘を聞いてほしい。まずは探さないで欲しい。そして兄上のことを頼む・・・って」 ミーシャ「ちょ、パーに社長の激務が務まるわけないでしょ!?」 ホーク「マズい・・・いまのシレジア家に仕事ができる人間なんていないぞ・・・」 カリン「私達どうしたらいいんですかぁ!?」 ホーク「レヴィン様を呼ぶか・・・」 ミーシャ「いない方がマシなんじゃない・・・?」 レヴィン「どうしたんだお前達?こんなところに集まって」 ホーク「噂をすれば良い場面に」 ミーシャ「というわけで来てもらいますよ」 レヴィン「いや、話の流れが分からない」 カリン「セティ様が失踪したんですよ・・・」 レヴィン「じゃあ一体誰が仕事をするんだ・・・?」 ホーク「もちろんレヴィン様です。異論は認めません」 ミーシャ「あなたはセティ様を失踪させた原因でもあるんですよ」 レヴィン「セティィィィィ!ちょっとは真面目になるし勉強もちゃんとするから戻ってきてくれぇぇぇぇ!!」ズルズル
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150 :もしもセティが会社から失踪したら[sage]:2011/07/12(火) 01:12:52.17 ID:/PBJ7acx - 銀行
セティ「私物は全て回収した。別荘1つ買っても一生遊んで暮らせる程のお金が溜まってるとは・・・ これは自分に対する報酬だ・・・さて、どこへ行こうか。できればなるべく静かな場所がいいな」 クレイン「やあ、セティじゃないか」 セティ「クレイン。どうしたんだ?」 クレイン「それはこっちのセリフだよ。仕事の真っ最中だろう?」 セティ「疲れたんだ・・・今まで私は頑張った」 クレイン「君も僕と同じなんだね。 僕ももう仕事や家族絡みの件で疲れて脱走したんだ」 セティ「仲間がいて良かった・・・」 クレイン「セティ、僕も途中まで一緒させてもらっていいかな?」 セティ「構わないよ。断る理由なんてどこにもないし友人が来てくれるのならこちらとしても嬉しい」 クレイン「ありがとう!お互いにお金の心配はいらないようだね」 セティ「欲しいものは手に入らないがな・・・」 クレイン「それを言わないでくれ・・・」 セティ「すまない・・・じゃあ行こうか!」 クレイン「ああ!」 ???「セティ×クレイン・・・良いですね・・・ハァハァ」 セティ「今誰かいたような」 クレイン「気にすることはないさ」 セティ「そうかもな」 ???「帰ったら執筆作業に!みなぎってきたぁぁぁ!!」 クレイン「あぁ!自由って素晴らしい!!」 セティ「仕事をせずに済む日・・・なんて素晴らしい時間なんだ」 クレイン「ティトもまだ少し僕のことを思ってくれてるし家族からも解放された。 悩みのほとんどが消えて行っている・・・」 セティ「三角関係か・・・ もっとも私の場合は三角関係にすらさせてもらえてないがな・・・(泣)」 クレイン「諦めたらそこでおしまいさ!きっとそのうちチャンスは来る!」 セティ「ありがとう・・・そのチャンスがくることを少し祈っておく・・・」 クレイン「暗い話はやめにして繁華街に行こうよ」 セティ「そうだな。腹も空いてきたし」 クレイン「それに芸とかがあったら見てみたいしね」 シレジア社 ホーク「ミーシャ、この仕事は君の管轄内か!?」 ミーシャ「私も分かんない!セティ様の管轄だと思うけど・・・レヴィン様!」 レヴィン「すまん、俺も分からない・・・」 カリン「失礼します!!後30分後に契約する予定の会社の方が来ます!」 ホーク「出迎えの用意を!後ほどに私たちが向かう!」 ミーシャ「ちょっと!このとんでもない量の書類は何!?」 レヴィン「いや〜、処理しきれなくてな」 ホーク「アンタが原因か!もう良いです、外に行っても構いません!!」 レヴィン「本当に抜けていいの?」 ミーシャ「はい!あとは私達でやりますから!」 レヴィン「じゃあ俺はここで抜ける。後は頼んだぞ〜」 カリン「セティ様が失踪して2ヶ月しか経ってないのにここまで仕事に支障が出るなんて・・・」 ホーク「少しでもレヴィン様に期待した私がバカだった・・・」 ミーシャ「だから言ったのよ!更生どころか仕事の足引っ張るわ仕事の量を増やすわ・・・カリン!」 カリン「は、はいぃ!」 ミーシャ「セティ様を探して連れてきて!このままじゃウチは確実に倒産よ!!」 カリン「どんな手段を使ってでも連れ戻します!」 フェミナ「大変です!ラーナ様がまた失言を!」 ミーシャ「また!?私がラーナ様と謝りに行くわ!すぐに謝罪に向かうと伝えてちょうだい!」 ホーク「今夜も眠れないのか・・・これで3週間連続の徹夜だな(泣)」 ミーシャ「徹夜しないで1ヶ月も持ったのが奇跡よ・・・。セティ様、早く戻ってきて・・・(泣)」 フェミナ「あぁ・・・少しずつ会社の損失が増えていく(泣)」
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151 :もしもセティが会社から失踪したら[sage]:2011/07/12(火) 01:13:55.05 ID:/PBJ7acx -
リグレ家 クラリーネ「兄様〜!どこに行きましたの〜!?(泣)」 パント「困ったな・・・クレインは結構重要な役職に回しているのに・・・」 ルイーズ「何か不満があったのかしら?」 パント「連絡もないし心配だな・・・探させようか」 クラリーネ「お父様とお母様は行動が遅すぎるのです!早く探させましょう!」 繁華街 セティ「いやぁ、良いものだな・・・」 クレイン「久々に色々なものを見たり食べたりしたよ・・・」 セティ「祭りの屋台の食べ物を食べたのはいつ以来かなぁ」 クレイン「僕は子供の頃以来だよ・・・」 セティ「数年前に会社の仕事ができるようになって以来、私は家族の中で唯一働いていた・・・ 父が死んでから正式な会社の継承者の兄は何もしないで遊んでばかりだから私が仕事をして家計を支えなくてはいけなかったがそれももう終わった・・・」 クレイン「僕達はもう自由の身だしね!」 セティ「次はどこへ・・・ゴフッ!?」 クレイン「セ、セティ!?」 カリン「ごめんなさい!セティ様を連れていきます!!」 クレイン「ちょ、いくらなんでも可哀そうだと・・・!!」 捜索隊「クレイン様!!」 クレイン「何故ここにリグレ家の捜索隊が・・・! まさか・・・父上!母上!なんて余計なことをしてくれたんですか!!」 捜索隊「逃がすな!追え!!」 クレイン「うわああああああ!?」
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152 :もしもセティが会社から失踪したら[sage]:2011/07/12(火) 01:14:42.04 ID:/PBJ7acx - シレジア社
セティ「何だこの有様は!?今までで最大の損害じゃないか!」 ホーク「これでも本当に頑張ったんです!」 ミーシャ「レヴィン様もちゃんと働かせましたが・・・」 カリン「何もできないで足を引っ張るわ仕事を増やすわで全然役に立たないんです」 セティ「・・・怒鳴ったりしてすまなかった」 ミーシャ「・・・この2ヶ月での会社の被害と契約を取り消された会社の数です」 セティ「・・・君達、今日までよく頑張ってくれた。私は有能な秘書に恵まれたな・・・ この程度ならまだ何とかできる。今日はもう引き上げてゆっくり休め。明日からはまたミッチリと働いてもらう」 ミーシャ・ホーク「ありがとうございます。では失礼しました」 セティ「1つ聞きたいがミーシャ達だけじゃなく君も相当隈ができてやつれているけど大丈夫か?」 カリン「・・・大丈夫じゃないです。ホーク様とミーシャ様みたいに3週間連続の徹夜はなかったけど」 セティ「けど?」 カリン「仕事の量がいつもより多くなって1週間連続で徹夜でした。それに夜食も煮干しだけでしたから(泣)」 セティ「他の社員に伝えてくれ。キリがよくなったら今日は引き上げても構わないと。 そして兄上を連れてきたら君も今日は帰っても構わない・・・」 カリン「分かりました」 リグレ社 パント「じゃあ今日も頼んだぞ、クレイン」 ルイーズ「ふふふ、しっかりね」 クラリーネ「やっと会えたましたわね、兄様!2度と傍を離れませんわ!!」 クレイン「もう・・・もう嫌だ!こんな生活!!」 数ヵ月後 セティ「兄上・・・あなたに社長の仕事を任せたことを謝ります」 レヴィン「別に良いって。もう終わったことだし会社の経営も元通り。じゃあ俺も遊びに・・・セティ、何故手を離さない?」 セティ「誰も外に出て良いとは言ってませんよ。兄上には特別室へいってもらいます」 レヴィン「全く。分かったよ(レヴィンキラー(仮)だらけの危ない部屋だが逃げる方法なんていくらでもあるし)」 セティ「仮に逃げようなんて考えたら・・・」つレヴィンとある女性の写真 レヴィン「おい・・・どこでそれを撮ったんだ!?」 セティ「探偵に頼んだんです。数日ほど兄上の動向を探って欲しいとね。 逃げたりしたらフュリーさん達にこの写真渡しますから。覚悟を決めてもらいますよ、兄上・・・」 レヴィン「セティ!これからは真面目になるし仕事もしっかりする!だから・・・!」 セティ「それから見張りを雇ったので紹介しときます」 レヴィン「ゲッ!?」 セティ「ビラクさん。見張りをお願いします」 ビラク「俺に任せておけ。逃げたら掘っても良いんだな?」 セティ「構いません」 レヴィン「この悪魔!邪神!童貞!」 セティ「黙れ」 レヴィン「ハイッ!」 ホーク(ここまで怒ったセティ様は初めて見たな) セティ「ハハハ・・・一体いつになったら私は自由になれるんだ・・・。 少しでも会社を抜けたら社員達が失業しかねないからもう迂闊に抜けられないし・・・うわあああああああん!!」 ミーシャ「セ、セティ様。急に抱きつかれても・・・(///)」 ホーク「今だけでも泣かせてやれ・・・」 ミーシャ「おいたわしや・・・セティ様(///)」 ホーク「少しだけ嬉しそうに見えるのは気のせいか?」 ???「ここでホークさんが抱擁をしたなら完璧ですのに・・・」 おしまい。思いついたから書いてみた。ミーシャにはちょっと頑張って欲しいと思う自分がいる
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