- 歴代FE主人公が兄弟だったら 34章
497 :助けて!名無しさん![sage]:2011/04/16(土) 00:11:06.21 ID:UZCLTjn8 - >>487-494
うん、勘違いだったらすまないけど孫子が主人公の漫画とか好きだったりするw? アストリアもジョルジュもカッコイイよ…死んじゃったけどw GJでした! 何となく書いてみたリーフと四人娘の話を投下します
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498 :リーフの受難 前編1/3[sage]:2011/04/16(土) 00:11:31.16 ID:UZCLTjn8 - 「このヒトデナシー!!」
今日も街にリーフの叫びが響く。おおかた四人娘にお仕置きされたのだろう。 マルスはそう考えながらある策略を思い付いた。 思い立ったら吉日、マルスは早速実行すべく四人娘のいるところに向かっていた。 〜リーフの受難〜 「うう…今日も酷い目にあったよ」 ボロボロの身体を引きずりながらリーフは家へと帰ってきた。 雷とかでやられたらしく身体には焦げ目や髪が爆発したりしていた。 「やあリーフ、今日も酷い目にあったようだね。この傷薬はサービスだから飲んでくれる」 「…何を企んでいるのさ?まあありがたくもらうけどさ」 「話が早いね。実は四人娘から1週間ヒトデナシーな目にあわずに済む話があるんだけど」 「教えてよマルス兄さん!さすがマルス兄さんだ!」 マルスがリーフに話した作戦はこうである。 1週間リーフにお仕置きを我慢すること。 そのかわり1週間我慢したらリーフを1週間お持ち帰りしてもよい。 もしお持ち帰りされるのが嫌なら6日目ぐらいに怒らせればよい。 この3つをマルスはリーフに持ちかけたのである。 「…マルス兄さん」 「あれ、お気に召さない?」 「なんて素晴らしいんだ!早速実行してくるよ!」 言うなり駆け出して行くリーフ。それを見たマルスはこう呟いていた。 「これで仕込みは終わったしあとは楽しむのみだ。楽しみだなぁー」 「という訳でこういう賭けをしたいんだけどどうかな?」 四人娘を見つけるなりそう持ちかけるリーフ。 「リーフ様と賭けをするのは別にいいんですが1つお願いしてもいいですか?」 「なに?」 「私達と4日目から1人ずつでリーフにデートしてもらいたいの」 「別に構わないけどいいの?誰かが怒ったら負けだよ?」 「…問題ないわ。そうなったら私が残りの3人を呼ぶから」 「という訳で勝負ですリーフ様!」 こうしてリーフの1週間は始まるのであった。それが辛い1週間になるとも知らずに…
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499 :リーフの受難 前編2/3[sage]:2011/04/16(土) 00:12:23.28 ID:UZCLTjn8 - 1日目、リーフは学校で何故か四人娘から弁当を食べさせてもらっていた。
普段から料理をするナンナやティニーはともかくミランダやサラもである。 一応エリンシア姉さんが作った弁当もあるがリーフは気にせず食べていた。 リーフ様あーんとか、食べて美味しそうにするだけで喜ぶ四人娘。 他にも彼女がいない紋章町数千の男達から見たらうらやましいイベントがあった。 この時リーフは怒らないだけでいいはずなのに何故尽くされるのかを深く考えなかった。 そしてそのことを考える頃にはいろいろピンチなのだが今は気にしなかった。 「いやーいいね。怒らないどころかいろいろしてもらえて最高だよ」 マルスに初日の感想を尋ねられた時の回答である。リーフはご機嫌だった。 翌日、リーフは学校が休みなこともありトラキア地区へと出掛けていた。 それはトラキア地区でいろいろ奪い、それをお姉さんへのプレゼントにするためである。 朝から昼過ぎまで奪い尽くしたリーフは戦利品を手に街へと向かう。 その途中でお気に入りのお姉さんを発見したリーフは駆け出した。 「あ、アルテナさーん!僕とデ…」 リーフはその誘い文句を最後まで言い切れなかった。 リーフの胸に深々と刺さる槍を慣れた手つきで回収し、立ち去るアルテナ。 「…この…ひと…でなし…」 残されたリーフはトラキア地区の盗賊達に所持品を全て奪われ、倒れていた。 奪うのも奪われるのも自己責任というトラキア地区の掟である。 「ああ、リーフ様…死んでしまうなんて」 「まったく、手間をかけさせるわね」 「…どうする?ロプトの秘術で生き返らせようか?」 「なんか怖いのでやめましょう。教会に行きましょう」 そんなリーフの死体を引きずりながら四人娘は教会でリーフを蘇生させた。 「…え、あれ?」 蘇生した直後のため状況がイマイチ飲め込めていないために困惑するリーフ。 「さあリーフ様行きましょう」 「べ、別にリーフのためじゃないんだからね」 「…私も頑張ったわ」 「まあほとんどナンナと私がやりましたけど」 とリーフを再び引き連れてナンナの家へと向かう四人。 よくわからないリーフはとりあえずついて行くのだった。 ナンナの家にはごちそうが食卓に並べられていた。中にはいびつな形をした野菜もあるが。 「私達がリーフ様のために頑張りました」 「わ、私も頑張ったのよ」 「…あの野菜は私の切ったやつね」 「まあだいたい調理は私やナンナがやりましたよ。下ごしらえはともかく」 四人の言葉を聞きながらリーフは料理にむしゃぶりついていた。 蘇生されたどころか料理まで貰える。リーフは感動していたのだった。
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500 :リーフの受難 前編3/3[sage]:2011/04/16(土) 00:12:55.41 ID:UZCLTjn8 - リーフがこの状況が幸せではなく非常にまずいと気がつくのは4日目からだった。
約束通り学校終了後に1人目のミランダとデートへ行った時である。 街に行き、デート中でもお姉さんハントをしようとするリーフ。 普段なら怒っているミランダが今日は淋しそうにこちらを見るだけである。 そんな罪悪感に耐えられなかったのか、リーフはお姉さんハントをやめ、普通にデートをしていた。 そしてそろそろ帰ろうかとした時にそれは起こったのである。 「さて、そろそろ帰ろうk…うわっ!?」 「リーフ、危ない!きゃ!?」 石に蹴つまずいて転びそうになったリーフを庇い、ミランダごとリーフは転んだ。 「ごめん、大丈夫?」 「リーフ大丈夫?」 その普段と違い、自分を心配してくれたミランダの態度にリーフは動揺していた。 (いつもなら怒るのに…ミランダってこんなに可愛かったっけ…) 「ちょっと、大丈夫?」 「ぜ、全然平気さ。さ、帰ろう」 「うん、よかったリーフに怪我がなくて」 そんなミランダの仕草に動揺し、リーフは気づいていなかった。 ミランダがリーフから見えない角度でニヤリとしていたことに。 明日はティニーとか。きっと同人誌の手伝いとかモデルだろうな。 そんなことを考えていたリーフは次の日に更なる動揺が待っていると知らない… 後編に続く
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