- 歴代FE主人公が兄弟だったら 34章
452 :助けて!名無しさん![sage]:2011/04/12(火) 19:03:40.65 ID:gvZ/Hfye - >>332-335
エディが可哀相で吹いたwそりゃロイが正しいがやはり違うww 次の回も気になりますね、リンはどうなるのかwGJでした FEOn-line投下します。嫌な人はNGお願いします
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453 :FEOn-line 4章 求道者達の旅 1/3[sage]:2011/04/12(火) 19:04:22.55 ID:gvZ/Hfye - ロイ「それにしてもセリス兄さんがその姿なのは納得するけど…」
ロイは目の前のマッチョ男を見て、隣にいる少女を見つめる。 リン「…私だって年相応の姿になったっていいじゃない」 ルーテ「少なくとも平均的な15歳よりかは小さいですけどね」 ロイ「ま、いいか。この分だと他の兄さんや姉さん達も予想外な姿かもね」 リン「ミカヤ姉さんは…変わらないでしょうね」 セリス「シグルド兄さんはどうなるかな?」 リン「シグルド兄さんのことだから指揮レベルを必死に上げてたりしてね」 ルーテ「可能性はありますね。あとは赤髪にして魔法使いの可能性も」 ロイ「アルヴィスさんか…」 リン「アイク兄さんは…何を極めようとしてるのかしら?」 セリス「案外魔法を極めていたりしてね」 ロイ「…アイク兄さんが魔法…」 アイク「どうして俺の前に立った…ぬぅん!」 ロイの脳内に浮かぶのは魔導書の角で敵を殴り吹き飛ばすアイクであった。 ロイ「…ないんじゃないかなぁ」 ロイ達が兄弟達のあれこれを議論する背後で、1人の僧侶が馬車に乗る。 その馬車は隣の街まで荷物を運ぶためにゆっくり走り出して行くのだった。 その山賊達は事前に念入りに下調べをし、目標の荷馬車には護衛がいないことを知っていた。 雇い主が護衛に払う費用をけちったためである。 馬車の主は安い軽器しか持たず、楽に強奪あるいは抵抗されても問題ない。そのはずだった。 それがたまたまその馬車に乗っていた1人の僧侶によって狂うとも知らずに山賊達は馬車に立ち塞がるのだった。 山賊A「動くな!大人しく荷物を出せ!」 山賊B「抵抗しようと思うな!こっちにはあのフラグデストロイヤーがいるんだ!」 山賊A「先生、お願いします!」 山賊が呼ぶと山賊の後ろから青髪でたくましい体つきの男が姿を現した。 IKE「どうして俺の前に立った。悪いがあんたはここまでだ」 MARI「ひ、ひいっ!命ばかりはお助けを…」 馬車の主は両手を挙げ、馬車から飛び降りながら逃げ出して行く。 山賊達は追うことはせず、戦利品を物色しようと馬車の中を覗き込んだ。 ???「…zzz」 中には誰かが眠っていた。暗くてよくわからないが修道服を纏っている男のようだ。 山賊A「へへっ、今日はついてるな」 山賊B「おい、起きな」 山賊が修道服を着た男を軽く揺する。程なく男が目を覚ました。 ???「む、もう着いたのか?」 山賊A「残念だがまだだ。貴様は今日から…」 ???「まだならもう少し寝かせてくれ。…zzz」 山賊の発言を聞く前に眠る男。山賊がキレて武器を振り下ろすのに時間は必要なかった…
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454 :FEOn-line 4章 求道者達の旅 2/3[sage]:2011/04/12(火) 19:06:27.06 ID:gvZ/Hfye - IKE「遅いな…何を手間取ってるんだ?」
馬車から少し離れたところで山賊達を待つIKE。急かそうと立ち上がった時だった。 山賊A「う、うわっ!?」 山賊B「た、助けてくれ!」 ???「ぬぅん!」 鈍い、何かを殴った音とともに馬車から山賊2人が吹き飛ばされた。 2人は白目を剥き、泡を吹いていた。かろうじて生きてはいる。 IKEは慌てて腰から鉄の剣を抜き、謎の襲来者に備えた。 ???「む…馬車の主はいないのか?」 馬車から顔を出したのは僧侶1人である。IKEはホッとしながら山賊達に呆れる。 ???「仕方ない、俺がやるか」 そういいながら僧侶は馬車から降りた。やるなら今しかない! IKE「貴様が俺の仲間達をやったのか?」 ???「…お前は!?」 こちらに気づくなりあからさまに動揺している。やれる、これなら! IKE「いつもの俺なら貴様を斬るだろうが今日は気が乗らない。金目の物さえ置けば見逃そう」 僧侶なら仮に抵抗されても問題ない。油断していたのがIKEの敗因である。 ???「相手が俺なら申し分ない。行くぞ!」 IKE「へ…」 僧侶は杖を思いっ切り構えると次の瞬間全身を使い全力で振り回した。 鈍い音がしたかと思う間もなくIKEは山賊達がいる場所まで吹き飛ばされ、意識を失った。 IKE「む…やり過ぎたか?」 僧侶の男の名はIKEだった。横で気を失った男とは違い、本当の名もである。 アイク「しかし俺の名や姿が同じ奴がこれほどいるとは面白い世界だ」 僧侶として旅立ったアイクは行く先々で自分を騙る偽者を倒していた。 もちろん本人には偽者への怒りなどなく純粋な強敵を倒したいという気持ちだけである。 僧侶で始めたのには理由がある。それは現実と違い魔法の才能が必要ないからである。 しかしやっていることは杖で敵を豪快に殴り付けるだけだった。 仲間がいない旅では僧侶が杖を振る機会などないのだから。 そんなことなど気にせずにアイクは馬車馬を走らせる。 中にある大量のアイテムが後にアイクを様々な事件に巻き込むとは知らずに… ちなみに山賊達と仲良く眠っているIKEはどこかの社長だったりする。 後に正体がばれ、逃げることになるのはまた別のお話である。
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455 :FEOn-line 4章 求道者達 3/3[sage]:2011/04/12(火) 19:07:10.29 ID:gvZ/Hfye - ある平原で3人の槍使いがゾンビを囲んでいた。
1人は新人兵士、1人はソシアルナイト、そして1人はロードだった。 ???「行くぞ!3人の呼吸を合わせろ!」 ???「は、はい!師匠」 ???「い、行きます!」 ???「トライアングルアターック!」 3人の息を合わせる必殺技。トライアングルアタックがゾンビを一撃で倒す。 エフラム「やった!ついにあのトライアングルアタックを極めたぞ」 槍を極めんとするエフラムはこの世界でも変わらなかった。 姿や名前、そしてクラスもである。むしろ変わったのはこの2人だろう。 アメリア「師匠!私もついにあのトライアングルアタックをマスターしたんですね」 馬に乗り、優雅な姿を見せているのはアメリアである。 ミルラ「これで私もお兄ちゃんと一緒に戦えるんですね」 身体に合わせた小さな槍を必死に扱うのは新人兵士のミルラであった。 これも好きな人と同じ武器を使いたいからといういじらしい理由なのである。 エフラムは単に俺達と一緒にトライアングルアタックをしたいと勘違いしていたが。 エフラム「そろそろミルラもクラスチェンジだな」 アメリア「そうですね。ミルラは何になりたいの?」 ミルラ「わ、私は…その…」 アメリアみたいに馬に乗って槍を扱うか…それとも鎧に身を包んで戦うか。 どちらも私にはできそうにない、けど…他に選択肢は… ミルラ「…どうしたらエフラムの役に立てますか?」 エフラム「そのままでもいいんじゃないか?その方がミルラらしいし。好きにしたらいい」 このエフラムの何気ない一言がミルラを新人兵士2にクラスチェンジさせたきっかけであった。 ミルラは知らない。新人兵士3がエフラムやアメリアを超える能力をも秘めるクラスだと。 エフラム「さて、トライアングルアタックもできるようになったしそろそろ次に行くか」 アメリア「師匠、どっちに向かいますか?」 エフラム「そうだな…向こうの山に向かうか」 ミルラ「わかりました。行きましょうお兄ちゃん」 こうして3人は行く先々の魔物をトライアングルアタックで仕留め、先へ行く。 それが他の兄弟達も向かっている方向であるとは知らずに。 続く
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456 :助けて!名無しさん![sage]:2011/04/12(火) 19:08:11.28 ID:gvZ/Hfye - アンカ間違えてる…ちょっと鉄の剣でしっこくハウスに突入してくる…
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