- ファイアーエムブレム聖戦の系譜第三部を妄想
642 :セーナ[sage]:2011/02/20(日) 01:17:55.54 ID:MJlzaCtY - セーナ「ユグドラルからグランベルを抹殺する宣言した若い頃の私達。祖父アルヴィスも
グランベルの呪いに囚われ、セリス父様もしがらみに囚われた。」 フィーリア「そう、私達の祖父アルヴィスから続く悲劇の連鎖を終わらせる為には……。 ディアドラ祖母様…グランベルを滅ぼすしかないのよ…セリス叔父様も死んだし…グランベルに 未練ないわ。」 ヴェスティア城王宮の間にシアルフィ決戦でセーナと共に戦った勇者たちが集っている。 玉座に近い順からセーナの盟友としての地位を磐石にしつつあるフィリップと、 シアルフィ決戦で裏舞台を仕立てたフィーリアが並び、 次にエッダのコープル・ヴェルダー親子、ドズルのジョセフに、 姉ラケルの合流までにユングヴィの暫定当主に任ぜられたルカもいる。 リュナン、ホームズ、リュート、サーシャら別大陸の勇者たちは呼ばれてないが、 仮にも前アグストリア国王のアレスはしっかりと呼ばれ、 フィリップより玉座に近い場所で諸将を見つめている。 彼らより下がったところにカインやミカらセーナ直臣たちが控え、 その中にはもちろんミーシャもいる。 もちろんここにいる全員がそれぞれで格式を重んじた衣装に包まれている。 ついでにセーナの母ユリアはライト率いるシレジア軍と共にして、 今頃はライトの叔母フィーに守られながらヴェルトマーで娘と婿を見守っている。 サーシャ「結局過去のしがらみ断つにはグランベルそのものを滅ぼすしかないなんて。 リュナンは、セーナ皇女様の発言どう思うかしら。」
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- ファイアーエムブレム聖戦の系譜第三部を妄想
643 :セーナ[sage]:2011/02/20(日) 01:33:22.07 ID:MJlzaCtY - ティニー「私は、あの時歴史の真ん中にいた…セーナ皇女様がグランベルを滅ぼす宣言した会場で
私は悲しかった…何の為にあの時解放軍としてユリウス率いるロプト帝国と戦ったのに結局 こんな結末になるなんて…イシュタル従姉様の娘フィーリア様までグランベル滅ぼすのに 大賛成なんて…リュナン殿には甘ったれるなと叱られたし…どうしてこんな結末になったの。」 やがてプリンセスドレスと、フィリップの贈ったティアラを付けたセーナが王宮の間に入ってきた。 セーナ直臣たちは跪き、フィリップやフィーリアら諸将らは軽く叩頭する。 さっきまでのグズるセーナが嘘のようにそこには威厳が満ち溢れている。 そして一年半ぶりにヴェスティアの玉座につくセーナは諸将を見渡して、 まず先のシアルフィ決戦までに至る戦いで奮闘した諸将を労うこととした。 最初に誰が呼び出されるのか、諸将は興味津々となったが、 意外にもいきなり呼ばれたのはほとんど下の末席で跪いているミーシャだった。 命令違反を咎められると恐れていたミーシャはビクビクしながらセーナの前に移動して、突然平伏した。 「セーナ様、ご命令を無視してガルダを離れたこと、万死に値します。 どうかご存分の処置を。」 さすがにリーフの長女である。 覚悟を決めている彼女から決然とした言葉が出てきた。 いきなりの展開に動揺を隠せない諸将を前に、セーナは近侍から自分の使っている銀の剣を受け取るとミーシャの前に進み出て言った。 「あなたの心情を理解しないで、勝手に命令した私にこそ罪はあるわ。 私もあなたのような臣を持てて、幸せであるとともに誇りに感じるわ。 そんなあなたに私が使ってきた銀の剣をあげるわ。」 ハッとして顔を上げると、 いつの間にか同じ目線でミーシャの顔を覗き込んで微笑んでいるセーナの姿があった。 これに感動したミーシャは厳かに銀の剣を受け取ると、 感涙に咽びながらさっきまでいた末席に戻っていった。 セーナも再び玉座に戻り、ミーシャが戻ったのを見届けた後、次にアレスを呼んだ。 今ではセーナの客将になっているとはいえ、 リーベリアの戦いからセーナを支えてきたことはここにいる誰もが知っている。
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- ファイアーエムブレム聖戦の系譜第三部を妄想
644 :セーナ[sage]:2011/02/20(日) 01:39:53.66 ID:MJlzaCtY - 「アレス王、リーベリアから先のシアルフィ決戦まで本当に助かりました。
今はその恩にどうやって報いたら分かりませんが、 すべてが終わった後に必ずや返上します。」 そうセーナが言うとアレスは 「私はすでに国も己も捨てた身。それにこの戦が終われば、 完全に引退するつもりでいるので、そのような恩賞はいりません。」 と返した。 さすがに孤高の黒騎士らしい言葉にセーナも苦笑いをするだけで何もいえなくなった。 それからはフィリップ、フィーリア、ジョセフ、コープル、ヴェルダーと今までの功を労った。 特にフィリップに対してはまだ勝利が確定しないにも関わらず、ミレトス半島の全権を与えている。 まだグランブリッジは陥落していないが、ハンニバル2世が猛烈に攻めあげており、 またヴェスティアからもすでにボルスとアベルを派遣して南北から締め上げている。 この地域を落としたことでトラキアの国力は数倍に飛躍し、 現在のセーナに匹敵するほどの巨大勢力になっただけでなく自立した経済を作ることも不可能ではなくなったのだ。 ともあれセーナは諸将の面目を大いに施して、 この会談の前半は無事に終えることが出来た。
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- ファイアーエムブレムの新シナリオを考えるスレ
29 :助けて!名無しさん![sage]:2011/02/20(日) 09:07:01.57 ID:MJlzaCtY - 一族の後継ぎ争いってのはどうかな。
第二部以降で、第一部あるいは第二部の主人公が死んだ跡に。 主人公の息子や娘達が王位をめぐり後継ぎ争いで戦争になる感じなら。 □序部□ ユグドラルを解放した英雄セリスの死後、 その嫡子マリクはリーベリアを救うべく奮闘していた妹セーナに強引なこじ付けで謀反人に仕立てあげ、 その一派を掃討すべく兵を挙げる。 以前のセーナ派の挙兵により諸侯の動静を見極めていた マリクは北方の大国シレジアとヴェルトマーをフリージとイード砂漠の都市軍に当たらせ、 その間に自身は目の上のタンコブとなっているセリスの右腕オイフェが治めるシアルフィ家と、 コープルの姉リーンが執政をしているエッダ家に向けて進軍を始めた。 リーベリアで暗黒竜ガーゼルを打ち破ったセーナとその配下の勇者たちは休む間もなく、 祖国を救うために立ち上がる! こんな感じで主人公が女の子で兄と対立なら。
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- ファイアーエムブレムのキャラ名の元ネタ
296 :助けて!名無しさん![sage]:2011/02/20(日) 09:40:42.16 ID:MJlzaCtY - *リンド Rindr
オーディンの愛人であり、妻の一人とも数えられる。 女巨人とも考えられる事があるが、女神の名前を列記した目録の中にもその名前が見える。 ロキの悪行に利用され、兄バルドルを殺害したヘズに復讐するために、血縁であって血縁ではない幼い子が必要だった。 女神リンドは復讐者の母として選ばれ、オーディンとの間にヴァーリを生んだ。 オーディンは得意とするセイズ呪術を用いてリンドを誘惑したとも言われいる。 リンダの語源かな。 *フォルセティ Forseti 神々の調停者。バルドルとナンナの息子。 バルドルは全てにおいて完璧に近かったが、唯一つ欠点があった。 争いの仲裁においてその裁きが移ろいやすく、ひとつとして判定は不変ではなかった。 フォルセティはこの父の欠点を補う存在であった。 どのように解決が難しい争いであっても、フォルセティが仲裁に入れば人々は納得したという。 セティはこちらだろ、エジプトだとセト(海馬セト)になるぞ。 *ナンナ Nanna アース神バルドルの妻。 神話において「ネプの娘」と呼ばれるが、このネプの性別や所属する種族は定かではない。 夫バルドルとの間に正義の神フォルセティを生んでいる。 バルドルは神々の中で最も美しい男神であり、誰からも好かれ、その妻であるナンナは最もバルドルを愛する存在だった。 それ故に、ロキの悪心でバルドルが死んだ時は哀しみのあまり心臓が裂けて絶命してしまった。 冥界の住人となったナンナは生者の世界から訪れた使者ヘルモードに亜麻布と黄金の指輪を託し、想い出の品として布をフリッグに、 指輪をフッラに贈るように頼んだ。 聖戦のナンナの語源はこちらだろ、メソポタミアのナンナルは男性だし。
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- ファイアーエムブレムの女主人公に不満のある者専用
965 :助けて!名無しさん![sage]:2011/02/20(日) 10:22:42.77 ID:MJlzaCtY - 神君マルスの祖先アンリとメディウスの抗争から千年余り、
世界はマルス対メディウス、セリス対ロプトウス、そしてリュナン、ホームズ、セネト、ティーエ対ガーゼルと経由して ついにユグドラルにて最終決戦が繰り広げられる。光を継ぎし者はセーナ、闇に覆われし者は彼女の兄マリク。 激突するのは20年前にセリスとユリウスがぶつかったヴェルトマー平原の古戦場。 しかしその大勢もシアルフィ決戦でついておりセーナ勝利は疑いなしとの情勢となっていた。 だがロプトウスの半身を受け継いだマリクはこの地で鋭い爪を研いで、 必殺セーナの策を懸命に編みこんでいた。 ファイアーエムブレム系の女性主人公ならこれ位やれないとな。 女性のハンデはかなり大きいから男性主人公よりも天才指導者な 感じにしないと無理だろ…エイリークには荷が重いが。
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- ファイアーエムブレムの女主人公に不満のある者専用
966 :助けて!名無しさん![sage]:2011/02/20(日) 10:30:33.30 ID:MJlzaCtY - まあユグドラルでは女の子主人公は絶望的に難しいが。
実をいうとこれはセーナがマリアンに託した、 夫ライトに課せられた巨大な試練であったのだ。 セーナはこの戦を勝利で終えた後、 自ら陣頭に立ってユグドラルの再建をしようとは思っていない。 それはなんと言っても女性というのが重要な要因なのかもしれない。 セーナ自身の活躍で女性の立場は急速に改善されていったがそれでもまだ差別は根強く残っており、 そして男の中でもそういう見方をするのも少なくないのが現実だった。 ここでセーナがユグドラルのトップに立ったところで混乱がすぐに収まるとは思えない。 もちろんそれだけが原因ではなく、 他にも出産・子育てなどの責務もあるのでユグドラル執政という激務と並行して行うのは不可能ということもある。 そこでセーナは夫ライトを擁立しようと思っているのだが、 やはりライトはただの好人物に過ぎず穏健的なシレジア一国ならともかく、 悪名高いバーハラ貴族や政争の絶えないグランベルを治めるには荷が重過ぎるのだ。 とはいえライトをユグドラルの皇帝にするには一朝一夕では不可能な話であるが 、一つだけ手がある。この大戦において謀略戦を戦い抜くことで、権謀術数を逞しくすることだ。 しかしマリク派には策士が非常に少ない。 強いてあげるならフィーリアだろうが、彼女は何度も言うようだがセーナに内応している。 この深謀はセーナがリーベリアに発つ前に出来ていたのだが、 やはりライトを成長させる【当て馬】がいないければ機能しない。 これを察知して協力を申し出てきたのが、 セーナの目の前にいるマリアンだったのだ。 ユグドラル大陸で女性主人公だとそれこそこれ位天才でも難しいぞ。
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- ファイアーエムブレム聖戦の系譜第三部を妄想
645 :セーナ[sage]:2011/02/20(日) 22:12:01.61 ID:MJlzaCtY - セーナ「ではこれからこの大戦の後に私の国づくりを説明しましょう。」
この言葉に少しばかり緩んでいた空気が再び引き締まる。 セーナ「この大戦後、私は我が夫ライトと共に後ろにある双竜旗の元にヴェスティア帝国を建国します。」 この言葉に驚くものも少なくなかった。 彼らはセーナがセリスの『後』を継ぐと思っており、 まさか全く違う国を作るとは思っていなかったのだ。 セーナ「今日私が皆さんを呼んでのはこのためです。 次の戦いではこの大陸からグランベルという名を完全に潰します。 ただし仮にもこれだけの歴史を紡いできた大国です。 皆さんの中でもグランベルに後ろ髪を引かれるものや、抵抗するものもいるでしょう。 ただしこれだけは忘れないで欲しいのです。」 息を呑んで諸将はセーナを見つめる。 セーナ「私はあくまでも父の『遺志』を継いで、 勝手に父の『後』を継ぐものと戦うのです。」 ここには聡明なものばかりなのでその意味を正確に捉えるものは少なくないが、 どこか武骨な面を持ち合わせているジョセフや政治全般にまだ疎いヴェルダーは首を傾げていた。 セーナ「これから歴史あるグランベルの名を守りたいものは兄の下へ行くといいでしょう。」 だが彼らは伝統には頓着していない。 セリス世代の者たちが激動の世を予測して次々とその身を退いて、 若いものに託したのはそのためとも言えた。 もっとも若いからといって伝統に思い入れのあるものもいる。 代々グランベルの史家を務めてきたエッダ家のヴェルダーとコープルである。 だが彼らこそセーナの譜代中の譜代、よもやセーナに抵抗する気概など全くない。 セーナは彼らの様子をじっと見守っていたが、退出しないものがいないとわかるや満面の笑みで彼らの決意を称えた。 セーナ「新生グランベル帝国を滅ぼす宣言を私がした時よ、ロプトウスの化身兄マリク皇帝と共に完全にね。」 ミカ「腐りきったバーハラ家やその象徴グランベルはユグドラル大陸から抹殺せねばいけなかったの。」
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- ファイアーエムブレム聖戦の系譜第三部を妄想
646 :セーナ[sage]:2011/02/20(日) 23:16:07.70 ID:MJlzaCtY - この会談が終わりかけようとしたところ、フィリップが質問した。
「セーナ様、ライト殿と国作りをされると聞きましたが、 そうなるとヴェスティアとシレジアの関係はどうなるのでしょうか?」 ライトは言うまでもなく今回の戦いでシレジアの旗を背にして戦ってきた。 そして先ほどのセーナの発言からすればヴェスティア帝国もライトを中心にまとめるという、 そうなればこの戦いはセーナの戦いではなく、ライト、しかもシレジアのための戦に変貌してしまう恐れがあるのだ。 だがセーナは 「フィリップ、その懸念は無用です。 確かにこの戦いが終われば、私は第一線から身を引くつもりでいますが・・・」 この言葉でも諸将が動揺の色が見えたのを目の端に捉えてセーナは続ける。 「シレジアはライト、 ヴェスティアはここの末席にいるミカが宰相として明確に分かれて統治するつもりです。」 実際にこの戦いが終われば、 ミカはグリューゲルを除隊されてヴェスティア帝国の宰相として内政に励む予定でいたのだ。 末席にいたミカが諸将の前に出てきて丁寧に叩頭したのを見て、諸将の不安は和らいだ。 やはりどこかライトが大陸の半分を統治することに不安だったようだ。 「ただしやはり私とライトの関係の通りに、ヴェスティアとシレジアはほぼ一つになることは否定しません。 ただいずれかの折にはかならずヴェスティアとシレジアがまたそれぞれの道を歩むことをここに皆さんに誓います。」 この言葉を受けてフィリップも納得したようだ。 彼が引き下がったのを確認して、ユグドラルの未来が映ったヴェスティア会談は終えた。 セーナ「ユリア母上の祖父アルヴィス帝が考えていた事や、セリス父様が考えていた苦労が この時わかった気がしたわ。」 フィーリア「アルヴィスお祖父様があの時考えていた事も…こんな感じだったかしら。」
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