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第三次スパロボキャラバトルロワイアル3

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第三次スパロボキャラバトルロワイアル3
64 : ◆bSTqMcZZvs [sage]:2010/01/14(木) 19:54:48 ID:kxnhBQUS
プルツー、テッカマンアックス、アポロ、ジ・エーデル・ベルナルを投下します
第三次スパロボキャラバトルロワイアル3
65 :閃光 ◆bSTqMcZZvs [sage]:2010/01/14(木) 19:56:00 ID:kxnhBQUS
ガンダムというメカによく似た巨大ロボが飛んでいる。
プルツーが操縦するデュラクシールが、突然前方に吹き飛んだ。

「うわっ!」

急いで振り返ると、そこには青い巨大ロボットが左腕から煙を吹かせてこっちを見ていた。
デュラクシールより一回り小さい。左腕の先がなく、急いで周りを見ると腕のような物体が青いロボのところに戻っていくところだった。

「ふん、運がなかったな。死んでもらうぞ!」

青いロボ、ソウルゲインに乗るテッカマンアックスは岩陰に隠れてデュラクシールの背中に玄武剛弾、いわゆるロケットパンチを打ったのだ。
背中から煙を吹きながらデュラクシールが墜落する。

「くそ、ブースタ−が壊れた!?」
「隙あり!」

なんとか体勢を保とうとするプルツーだったが、ソウルゲインは一瞬で接近し肘のブレードを伸ばして切りかかった。
デュラクシールもハイパービームサーベルで応戦する。

「遅いよ!」
「ほう、中々やるな!」

ビームと実剣がぶつかり合い激しいスパークが飛び散る。
強化人間であるプルツーの動体視力と反応速度は充分にテッカマンアックスの攻撃に対応できた。
しかし最初に受けたロケットパンチの影響が大きく徐々にデュラクシールの動きが遅くなっていく。

「このままじゃ負ける…!」

プルツーは一か八か勝負に出た。
デュラクシールのメイン武装、メガスマッシャーだ。
第三次スパロボキャラバトルロワイアル3
66 :閃光 ◆bSTqMcZZvs [sage]:2010/01/14(木) 19:56:55 ID:kxnhBQUS
「当たれえええええ!!」

デュラクシールの胸から光が発射されソウルゲインを襲う。
ソウルゲインは両腕を突き出し、青龍鱗を撃った。

「うおおおおお!」
「そ、そんな!?」

メガスマッシャーと青龍鱗がぶつかり合い爆発した。
衝撃で吹き飛んだデュラクシールを、ソウルゲインが踏みつける。

「ここまでだな、さあとどめだ!」
「うっ…!ジュドー!」

身動きできないデュラクシールの頭を踏み潰そうとするソウルゲイン。

「無限パァァァンチ!!」

その時、横から別の人物の叫び声が聞こえた。
すごい音がして、ソウルゲインが吹き飛ぶ。

「おい、もう勝負はついてるだろ。それ以上やるなら俺が相手になるぜ」
「貴様、何者だ!」
「俺はアポロだ!」

突然現れた三体目のロボ、ダンクーガのパイロット、アポロが叫んだ。

「おいお前、大丈夫か?」
「う、うん。私は大丈夫だけど…」
「なんだ、まだガキじゃねえか。お前みたいなやつまでいんのか」
「ガキじゃない!私はプルツーだ!」
「プルツー?変な名前だな。まあいいや、そこで見てな!」
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67 :閃光 ◆bSTqMcZZvs [sage]:2010/01/14(木) 19:57:42 ID:kxnhBQUS
ダンクーガが起き上がったソウルゲインに突撃する。
鉄拳を放つダンクーガ、ソウルゲインも同じようにパンチを繰り出した。
ガァァァン!と二体のロボットの中心ですさまじい音が鳴る。

「むっ!やるな」
「まだまだこんなもんじゃないぜ!」

次々に攻撃をするソウルゲインだが野性児アポロが操縦するダンクーガのでたらめな動きに中々当たらない。
格闘技の達人であるテッカマンアックスでも見たことがない動きをするアポロ。
ソウルゲインの右ストレートをダンクーガはしゃがんでかわす。
元々ソウルゲインの方が大きいので、ダンクーガはすっぽりとソウルゲインの懐に潜り込んだ。

「うおおおおお!!」
「何っ!?」

しゃがんだ姿勢から立ち上がる反動を利用して、ダンクーガがアッパーカットを打った。
ソウルゲインの顔にクリーンヒットするダンクーガのカエル飛びアッパー。
ソウルゲインは後ろにひっくり返り、音を立てて倒れた。

「ふう、ざまーみやがれ」
「す、すごい…!」

突然現れてソウルゲインを倒してしまったアポロに、プルツーは驚いた。
アポロはこのプルツーとも戦おうかと思ったが、急に鼻をひくひくと嗅ぎ出した。

「誰かいる…」
「え?」
「おい、隠れて見てるやつ!すぐに出てきな!」

突然誰もいない方向へ向かってアポロが叫んだ。
プルツーはびっくりしてその方向を向いたが、やっぱり誰もいない。

「お前、何を言ってるんだ?誰もいないぞ」
「いや、いる。なんだかすげえ嫌な臭いがする…」

やがてアポロが岩の陰に向けて剣を構えた。

「そこだ、断空剣!!」
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68 :閃光 ◆bSTqMcZZvs [sage]:2010/01/14(木) 19:58:46 ID:kxnhBQUS
ダンクーガが剣を投げた。
飛んで行った剣は岩に突き刺さる。

「あっ!」

その瞬間、プルツーにも何か小さいものが動いたのが見えた。
出てきたのは人じゃなくて、ぬいぐるみだった。

「あーららん、見つかっちゃったのねん。仕方ない、降参するにゃ!」

ぬいぐるみの頭が開いて、老人が顔を出した。

「ワシはかよわいお爺ちゃんなの!苛めないで!」
「お前、名前は?」
「お前達に名乗る名前はない!
「…撃つぞ」
「ああん、嘘うそ!ワシはジエー・ベイベル!お嬢ちゃんのお名前を教えてくれると嬉しいにゃ!」
「お、お嬢ちゃん?私はプルツーだ!」
「プルツー!可愛い名前じゃの!そっちの兄さんは何て言うんじゃ?」

やたらとうるさいジエーが踊るように近づいてきて、ダンクーガの足に触った。
その瞬間、ダンクーガのコクピットのアポロは背中に冷たい物を入れられたように、ぶるると震えあがった。

「俺に触んじゃねえ!」
「うひゃ!?」

ダンクーガに蹴っ飛ばされ、ジエーとぬいぐるみは吹き飛んだ。

「おいアポロ、相手は老人だぞ。やりすぎじゃないか」
「てめえ、わかんねえのか!?こいつ、ただの人間じゃねえ!すげー嫌な臭い…堕天翅と同じくらい臭いんだよ!」

アポロは先ほどソウルゲインと戦った時よりも、ずっとジエーを警戒していた。
ジエーがひょいと起き上がり、蹴られたダメージなどないようにぱんぱんと埃を払う。

「あーらら、君には変身が通じないのかな?さすがは太陽の翼ってやつぅ?」
「太陽の翼だと!?てめえ、俺を知ってるのか!?」
「僕は何でもしってるよ〜ん」

ぬいぐるみの頭は閉じられていて顔は見えない。
でもプルツーはその中身がもうさっきの老人と同じとは思えなかった。
アポロもプルツーも知らないが、既にその中身はジエー・ベイベルではなくジ・エーデル・ベルナルになっていたのだ。

「でもさ〜。まだこのバトロワも始まったばかりだし、あんまり正体知られるとつまんないんだよねえ。だからさ…」
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69 :閃光 ◆bSTqMcZZvs [sage]:2010/01/14(木) 19:59:43 ID:kxnhBQUS
ぬいぐるみが飛んだ。
ダンクーガに張り付き、ゴキブリのようにかさかさと駆け上がっていく。
ダンクーガの操縦席、イーグルファイターの前まできたぬいぐるみが警棒を振りかぶる。

「悪いんだけど、バイバ〜イ!」

警棒がコクピットを突き破った。
破片がアポロの身体に刺さり、血が噴き出した。

「ぐわああっ!」
「んー、これじゃ使えないなぁ。まあいいや、ビッグモスだけ動けば充分使えるしね」

ぬいぐるみが手を伸ばし、ダンクーガのコクピットをいじる。

「てめえ、何しやがる!」
「へへー、オープンゲット!」

アポロがぬいぐるみを殴りつけようとした瞬間、ダンクーガはバラバラになった。

「うおおお!」

慌ててレバーを引くアポロ、イーグルファイターは戦闘機形態になった。
普段からベクターマシンという戦闘機を操縦しているため、アポロはすぐに乗りこなせた。

「アポロ!」

プルツーがアポロを助けようと手を伸ばす。

「うわっ!」

しかし、またもやデュラクシールは吹っ飛んで、地面に激突した。

「ふん、やはりただのネズミではなかったようだな」

と言ったのはソウルゲインに乗るテッカマンアックスだ。
ソウルゲインはそのままアポロのイーグルファイターに青龍鱗を発射して撃ち落とした。
墜落するイーグルファイターには目も向けないで、テッカマンアックスが言った。

「こそこそと俺をつけ回していたのはやはりお前だったか。ちょうどいい、ここで決着をつけてやろう」
「ええー!死んだふりとか中ボスでも今時やらないでしょ〜。あんたせこいよ!」
「うるさい、死ね!」
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70 :閃光 ◆bSTqMcZZvs [sage]:2010/01/14(木) 20:00:40 ID:kxnhBQUS
分離したダンクーガの一番大きな部分、ビッグモスに乗り込んだジ・エーデルが慌ててビッグモスを人型に変形させた。
ソウルゲインのパンチやキックを、器用に避けるビッグモス。

「ちい、チョコマカと!」
「あいにくボクはカツ君とは比べ物にならないくらい強いんだよん!ビッグモスは伊達じゃない!ってね」

ソウルゲインの攻撃を避けるビッグモス。
その戦いを見ていたプルツーだが、ふと気付いてアポロを呼んだ。

「アポロ、無事か!?」
「うう…」
「良かった、生きてる」

アポロの声が聞こえたプルツーだが、プルツーもまた傷を負っていた。
二回目に吹き飛ばされた時、ソウルゲインはブレードで突き刺したあとに蹴ったのだ。
切られて脆くなり、蹴り割られた装甲の破片が身体に食い込んで、プルツーは血で真っ赤に濡れていた。
もう自分は長くないと悟ったプルツーは、アポロだけでも逃がそうと思った。

「アポロ、逃げるんだ。あいつらは私が引き付ける」
「逃げる…冗談じゃねえ!あいつら、絶対に許さねえ!ここでぶっ倒してやる!」
「アポロ…だったら、私と一緒に戦ってくれ!」
「なんか、作戦でもあんのか?」
「ああ。あいつらが一塊になったら、まとめて吹き飛ばせる」
「…いいぜ、乗った!」

イーグルファイターが再び空を飛ぶ。
赤い光がイーグルファイターを包み込んだ。
強い野性を持つ者にしかできない技、アグレッシブビーストだ。

「うおおおおお!やってやるぜええ!」

そのまますごい勢いでイーグルファイターは飛んでいき、ソウルゲインの背中に激突した。

「何!?」
「もういっちょ!」

ソウルゲインを地面に倒し、イーグルファイターは人型に変形してビッグモスの頭の上に着地した。

「うわっ!何、しつこいよ君!コンティニューとか反則だよ!」
「訳わかんねえこと言ってんじゃねえ!」
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71 :閃光 ◆bSTqMcZZvs [sage]:2010/01/14(木) 20:01:33 ID:kxnhBQUS
ジ・エーデルは野性より理性の性格をしているので、アグレッシブビーストは発動できない。
パワーアップしたイーグルファイターの力に負け、ビッグモスも倒されソウルゲインの上に覆いかぶさる。

「いいぞ、プルツー!撃て!」
「で、でも今撃ったらアポロまで!?」
「いいから撃て!こいつは生かしちゃおけねえ、わからねえのか!」
「うう…!」

アポロが必死の形相で言う。
もうアポロも限界だ。今撃たなければ無駄死にになる。
デュラクシール最強の攻撃、メガバスター砲のチャージは終わっている。

「おいおい、それはやばいって…!」
「へっ、逃がすかよ!」

逃げようとするビッグモスを押さえつけるイーグルファイター。
アポロが離れないと思ったジ・エーデルはビッグモスから降りて、ボン太くんで逃げようとした。
そこでソウルゲインの腕がビッグモスのコクピットを押さえる。
途中で閉じるコクピット。まだボン太くんが出れそうな隙間ではない。

「お前はそこで死ね!」

ソウルゲインから既に変身したテッカマンアックスが飛び出る。

「ええーっ!?第一放送もまだなのにここで脱落とかつまんないじゃん!仕方ない、ちょっと本気出そっかな!」

どうやっても脱出できそうにないので、ジ・エーデルは奥の手を使うことを決めた。
次元力を操作すれば簡単にビッグモスから脱出できる。

「テトラクテュス・グラマトン!ア〜イルビーバーック!てね」

ポーズを取り宣言するジ・エーデル。
だが…何も起こらない。

「あれ?おっかしいな、接触不良?」
「いいや、何もおかしくはないぞジ・エーデル・ベルナル」

ビッグモスの通信機からいきなり声が聞こえてきた。
ジ・エーデルにも覚えのあるヴィンデル・マウザーの声だ。

「ちょっとヴィンちゃん!せっかくボクがこのゲームを盛り上げようとしてるんだから邪魔しないでよね!プンプン!」
「お前の役目はもう終わっている。後は速やかにご退場願おう」
「ボクの役目?何それ、ジョーカーでもやらせたかったの?」
「いいや。ただお前がこの場に存在する、それだけで良かったのだ。この特異点その物と言える空間を作り出すために。
 お前が持つ次元力は大かたこちらで接収させてもらった。一度空間が安定すれば後はもうエンジンは必要ない。
 この戦いを根底から覆しかねないお前の存在は、もう害悪でしかないのだ」
「はあ?ちょっとちょっと、ノリの悪いこと言わないでよね!ボクの次元力を接収したって、そんなの君達ごときに出来る訳ないじゃん!」
「できるのさ、それが」
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72 :閃光 ◆bSTqMcZZvs [sage]:2010/01/14(木) 20:03:13 ID:kxnhBQUS
ヴィンデルに続いて、もう一人の男が画面に映る。

「…アサキム・ドーウィン!?何してんのさ、そんなとこで!」
「悲しみの乙女に敗北した僕は、ひどく力を消耗してしまった。これでは次の聖戦に参加するまで莫大な時間がかかってしまう…。」
 そんなとき、僕は彼らと出会ったのさ」
「協力者アサキムにより我らは次元力の存在を知った。この力があればもはやシステムXNとヘリオス・オリンパスに頼るまでもない。
 我らの願いを達するため、お前の全てを奪わせてもらったのよ」
「僕が知識を与える代わりに、彼らは兵力を提供しこの場と参加者を用意する。その中には君もいた…どの次元の君かは知らないけれどね。
 とにかく、君もまた破れたんだろう?あっさり捕獲できた時はこっちが驚いた物だよ」
「ボクが…負けた?」
「ジ・エーデル、貴様は存在するだけでその次元に影響を及ぼす存在。我々にしてみれば貴様を捕獲できるかどうかが勝負だったのだ。
 そして貴様の力の大半は我らとアサキムが頂いた」
「言っておくと君はもう不死ではないよ。もちろん、死ぬのはこの次元の君であって他の次元の君までは影響ないだろうけど。
 まあ…たまには、奪われる側の立場を味わっておくといい。次があれば役立つことだろう」
「では、さらばだジ・エーデル・ベルナル」

通信が切れた。

「…ちょっと、ふざけるのもいい加減にしてよね!ボクの力を奪うなんてそんな事できる訳…!」

だが、何度やっても次元力は出て来なかった。
そして今、プルツーがメガバスター砲の引き金を引いた。
同時に、テッカマンアックスがメガバスター砲と挟み込むようにボルテッカを撃った。

「落ちろっ!」
「ボルテッカアアアアアアアア!」
「い…嫌だ!こんなつまらないエンディングは嫌だぁ!もっともっと、僕は楽しまなくちゃ…!」
「へっ、往生際が悪いんだよ…!」

メガバスター砲とボルテッカが、イーグルファイターとビッグモスとソウルゲインを包み込む。

「う…うわあああああっ!」

そして、一瞬にして消し飛ばした。

「やった…えっ!?」

そして、プルツーはその結果を見る事なくテッカマンアックスのテックランサーによりコクピットを貫かれ、死亡した。
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73 :閃光 ◆bSTqMcZZvs [sage]:2010/01/14(木) 20:04:11 ID:kxnhBQUS
「三人も減らせたのはいいが、機体を失っちまうとはな。こいつは使えなくもないが…やはり使いにくいな」

プルツーの死体を放り出し、デュラクシールのコクピットに座ったテッカマンアックス。
ソウルゲインほど扱いやすい機体ではない。結局最後はテッカマンとして戦う事になるだろう。

「まあいい、まずは腹ごしらえだ」

そしてテッカマンアックスはプルツーに支給された食料をむさぼり始めるのだった。

【テッカマンアックス 搭乗機体:デュラクシール(魔装機神〜THE LOAD OF ELEMENTAL) 
 パイロット状態:疲労(大) カラスの首輪を所持
 機体状態:コクピットに大穴があいている
 現在位置:F−4
 第一行動方針:殺し合いに乗り優勝する
 最終行動方針:殺し合いに乗り優勝する】

【08:20】


【ジ・エーデル・ベルナル 死亡  量産型ボン太くん 破壊】
【アポロ 死亡  ダンクーガ 破壊】
【プルツー 死亡 ソウルゲイン 破壊】

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74 :閃光 ◆bSTqMcZZvs [sage]:2010/01/14(木) 20:05:38 ID:kxnhBQUS
【???】


「もう行くのか?」
「ああ、傷は癒えたからね。感謝するよヴィンデル・マウザー、そしてシャドウミラーの諸君」
「それはこちらもだ。君のおかげで我らの悲願は達成される」
「それは正直僕にとってはどうでもいいことだよ。まあ、しばらく共に歩んだ身だ…せめて幸運を祈らせてもらうよ」
「さらばだアサキム・ドーウィン。君が太極に辿り着くことを私も祈っている」
「ありがとう。じゃあ、さよなら」



【アサキム・ドーウィン バトルロワイアルから離脱】




「…良かったのか?奴をあのまま行かせて」
「不安か、アクセル?奴はこちらから手を出さねばもはや関わることもないだろう。会場にあるスフィアは本来の乗り手の者ではないしな」
「だが…」
「それとも奴と戦いたかったか?」
「まあ、少しはな」
「ふっ、よく自重してくれたよ。今お前に抜けられてはかなわん」
「俺が負けるとでも?」
「そうは言わんが。万が一ということもあるだろう。得体のしれん男でもあるしな」
「そうだな…すまん、少しナーバスになっているようだ」
「ソウルゲイン…か?すまんな、お前の愛機を」
「…いいさ。今の俺にはもっとふさわしい機体がある。だろう?」
「ふ、そうだな。出番はまだ先だと思うが、調整はしておけよ」
「わかっているさ、これがな」

「…邪魔はさせん。誰だろうと我らの悲願を阻むことは許さん…!」



【08:20】
第三次スパロボキャラバトルロワイアル3
75 :閃光 ◆bSTqMcZZvs [sage]:2010/01/14(木) 20:06:28 ID:kxnhBQUS
これで投下終わりです。


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