- 【聞き専】FM音源の曲データ倉庫【PMD/FMP、MDX】5
520 :SOUND TEST :774[sage]:2018/11/28(水) 11:34:12.53 ID:5Dz9qQLN - 「あれは今思い出しても、身の毛のよだつものです。かく言う私も、そういう洗礼とでも言いましょうかね、習慣を経験した人間の1人ですけども……」
当時を振り返りそう述懐するのは、かつて大陸方面の戦線に展開中だった部隊に所属していたという元日本軍兵士・山本利根男(仮名・95)さん。 山本さんの話によると、彼の所属していた部隊では、新たな兵士たちが配属されるたびに、先輩兵士たちからの「洗礼」に見舞われることとなったという。 「まずね、新兵というのは、配属されると徹底的に上下関係をですね、叩き込まれるんです。隠し事も恥も嘘も絶対に持っちゃいけなくて、逆に上官の言うことは絶対です。 笑えと言われて笑えば殴られ、泣けと言われて泣けば蹴られてという具合に、本当に理不尽なことばかりでした。その最たるものが、最初に経験する身体検査なんですよ」 山本さんの話をまとめると、新しく配属された兵士は、まず上官たちの前で全裸になり、自慰行為をさせられるのだという。 その名目は、命の奪い合いをしている場で恥や外聞もなく思う存分任務を果たすため「羞恥心をなくす」ということだというが、その次に行われるのはさらに酷いものであった。 「そんなこと、誰しも人前でやったことなんてありゃしないでしょ。けれども、それを必ずさせられる。人間ね、不思議なもので、そういう目に遭うと、本当になされるがままと言いますかね、 考えることもできなくなって、言われるがままなんです。でも、本当に辛い目に遭うのはそこから先。この身体検査の後の話なんです」 山本さんの話によると、言わば「公開オナニー」とも言うべき辱めを受けた後で、全裸のまま宿舎内を歩かされ、各部署への挨拶を済ませると、 新米兵士たちは士官クラスの者たちが集まる部屋へと通され、一人ひとりに対して「酌」ならぬ「尺」を行うのだという。つまり、今で言うところのフェラチオを行うというのだ。 しかも、「尺」を受ける上官が射精するまでそれは続けられ、すべての士官たちを抜き終える頃には、丸1日以上もの時間を要することも珍しくなかったという。 「なんでしょうね、上手く口では伝わらないかもしれませんけども、あのおぞましい洗礼を受けた後はですね、それこそ終戦後に引き揚げて、 家も田畑も焼かれ尽くしたのを見たときよりも、もっとひどい、本当に何もない“虚”というか、そういう呆然とした状態でした。あんな体験、若い人にはさせたくないですね」 と、自らも体験したという忌むべき過去についてそう述懐する山本さん。たしかに、戦国時代頃までは武士道と衆道は切っても切れないほどの密接な関係を持っており、大名たちの多くは、家来の子弟たちを小姓として自らに仕えさせ、 彼らと肉体関係を結ぶことで、絶対的な主従関係を構築するようにつとめたというが、かつての日本軍で行われていたというこれらの儀式は、もしかするとそうした歴史を参考にしてのものだったのかもしれない。
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