- ウメハラ総合スレ30828
923 :俺より強い名無しに会いにいく[sage]:2020/04/01(水) 07:02:53.58 ID:MD7u5oMV0USO - 3218 :俺より強い名無しに会いにいく@転載禁止 (スプー fc9a-bbd3) :2020/04/01(水) 03:32:44 HOST:2pSI.c6USd
晋型肛ナウイルスが蔓延する浅草。 肛池都知事から外出自粛の要請もあったがビルの遊び人は忙しく、今日もお仕事に向かわなくては行けない。 出かけようとしたその時、ビルの扉を叩く音が聞こえた。 「ヌキさんいますか?」 聞き慣れた声の来客が来た。 「力丸?急にどうしたの?今あけるねー」 扉に手をかけようとしたその時、 「待って!開けないでください!」 扉の外から叫ぶ声が聞こえ、思わず固まってしまった。 「俺…晋型肛ナウイルスに感染したみたいなんです。だからお別れを言いに来ました」 扉を一枚挟んで。 泣きそうな声で、悔しそうな声で、彼は告げた。 「なんで?お医者さんに言われたの?昨日まで元気だったじゃん!」 急に告げられ、現実を受け止められず、それが間違いであって欲しいと。 「俺、嗅覚が無くなったんです」 晋型肛ナウイルスの分かりやすい症状が嗅覚が無くなることだった。 「俺、ヌキさんに移すわけにはいきません。だから扉越しですいません。俺が居なくなっても3rd続けてください」 「キングギドラは永久に不滅です」 最後の一言を聞き、堪らず扉を開いた。 が、そこに彼はもう居なかった。 「やああだあああああ!死なないでよ力丸ー!」 子供のように叫び、力なく座り込むしかなかった。 「最後にヌキさんが好きなコーラでも飲んで浅草を離れるか」 ポケットに手を突っ込み、小銭を数枚取り出す。 その間から何かが落ちた。 薬?花粉症の薬だ。 「そういえばしばらく飲んでなかったな。もったいないし飲んどくか」 水も買い、薬を飲み込む。 「力丸ー!待って力丸ー!」 その時、後ろから声が聞こえた。 全身から涙を流し腸液の涙も流した激臭の男だ。 「くっせーんだよ…」 「え?」 自分でも分からないうちに思わず口に出していた。 「くっせーんだよ!」 「んっ力丸!」 花粉症による嗅覚異常の勘違いだった彼は一緒にビルに戻り濃厚接触をした。
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