トップページ > 格闘ゲーム > 2013年12月25日 > fK4UO0900

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俺より強い名無しに会いにいく
ウメ醤油
ウメハラ総合スレ689
ウメハラ総合スレ6867

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ウメハラ総合スレ689
761 :俺より強い名無しに会いにいく[sage]:2013/12/25(水) 01:06:20.79 ID:fK4UO0900
0勝5敗

全敗BリーガーシコハゲWWWW
ウメハラ総合スレ689
790 :俺より強い名無しに会いにいく[sage]:2013/12/25(水) 01:10:55.90 ID:fK4UO0900
>>783

そしてTOPANGAリーグで最弱となったイカハゲwwwww
ウメハラ総合スレ689
806 :俺より強い名無しに会いにいく[]:2013/12/25(水) 01:15:13.37 ID:fK4UO0900
0勝5敗
ウメハラ総合スレ689
816 :俺より強い名無しに会いにいく[]:2013/12/25(水) 01:17:07.60 ID:fK4UO0900
0勝5敗
ウメハラ総合スレ689
821 :俺より強い名無しに会いにいく[]:2013/12/25(水) 01:18:03.44 ID:fK4UO0900
0勝5敗
ウメハラ総合スレ689
833 :俺より強い名無しに会いにいく[sage]:2013/12/25(水) 01:19:15.44 ID:fK4UO0900
0勝5敗
ウメハラ総合スレ689
846 :俺より強い名無しに会いにいく[]:2013/12/25(水) 01:20:37.78 ID:fK4UO0900
0勝5敗
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875 :俺より強い名無しに会いにいく[sage]:2013/12/25(水) 01:25:18.86 ID:fK4UO0900
0勝5敗
ウメハラ総合スレ689
886 :俺より強い名無しに会いにいく[]:2013/12/25(水) 01:26:33.95 ID:fK4UO0900
0勝5敗
ウメハラ総合スレ689
895 :俺より強い名無しに会いにいく[]:2013/12/25(水) 01:27:48.11 ID:fK4UO0900
0勝5敗
ウメハラ総合スレ689
913 :俺より強い名無しに会いにいく[sage]:2013/12/25(水) 01:30:33.96 ID:fK4UO0900
0勝5敗
ウメハラ総合スレ6867
94 :ウメ醤油[sage]:2013/12/25(水) 02:06:51.13 ID:fK4UO0900
      [ハメの果てに]
  
     作 ウメ醤油

カメラ 「カシャッ!カシャッ!」
司会 「sakonoko選手、優勝おめでとうございます!」 観客 「ワー!ワー!」

sakonoko 「ありがとうございます。」

司会 「ウメJr選手の8連覇を阻止した今の感想をお聞かせ下さい!」

sakonoko 「いえ・・(失笑) 運が良かっただけですよ。現に今までまったく歯が立たなくて今回もギリギリの勝利ですし
       とても勝者という気分にはなれませんが、それでも初めて勝ち取ったタイトルなので素直に嬉しい気持ちです。」

      
       [sakonoko(19)]
元プロゲーマー、sikoハゲ(略 sako)の長男。幼い頃から父親による主にカプゲーシリーズの英才教育を受け、
その練習量はおそらく同年代の格ゲーマーの中ではトップ、そしてその練習内容のほとんどが執拗な「ハメ」に費やされており、
ゲームの歪みを突いたその戦術で、10歳になる頃には地元で大人のトッププレイヤーをも圧倒する強さを見せつけ、本人も自分を最強と疑う事はなかった。
年齢制限が解禁され、そうして巡って来たカプゲー世界大会の日本予選。当然sakonokoは優勝候補の一人に上げられ、
得意のハメでしらける観客の視線を受けながら順調に勝ち進み、決勝へとコマを進めた時に本人はすでに優勝の悦に浸っていた。
が・・・その決勝の相手、怪物「ウメJr]に完膚無きまでに叩きのめされる。ハメは一切通らず、地上戦は勝負にもならず、ただの1Rも取れず惨敗したsakonokoは
初めて自分の間違ったやり方に気づき、そのやり方を強いた父親の蒸発も重なり、深い挫折に打ちひしがれる事となる。
そもそもハメるだけのゲームに楽しさなど無かったsakonokoはアケコンを捨て、中学に上がると荒れた毎日を過ごす様になり、格ゲーの世界から離れていった。
しかし中2の春、フラリと立ち寄ったゲーセンで「梅原」氏との運命的?な出会いをきっかけに、再び、ゲームに対する情熱を取り戻す事となる。

sakonoko、第2のゲーム人生の幕開けであった・・・
ウメハラ総合スレ6867
111 :ウメ醤油[sage]:2013/12/25(水) 02:10:31.47 ID:fK4UO0900
ウメJr 「おめでとうsakonoko。強くなったな!」

sakonoko 「ウメJr・・ありがとう。お前という高い目標があったからこそ得られた結果だ。感謝してる。」

ウメJr 「これでついに俺も追う立場だ。これからはお前を倒す為に練習を積む。覚悟しとけよ・・・?」

sakonoko 「・・・よしてくれよ(笑)。たかだか一回僅差で勝っただけでまだまだ俺にとってお前は遥か頭上だ。
       今日の試合を見てた人間は誰も俺が一番だなんて思っちゃいないさ。」

ウメJr 「誰がどう言おうとお前が現チャンピョンだ。・・・本当、おめでとう。」


          [ウメJr(18)]
伝説のプロゲーマー「梅原」氏の長男。幼少より、ゲームの世界で戦い続ける偉大な父の背中を見てすくすく育つ。
sakonokoとは対象的に父親からゲーマーとしての教育は一切受けておらず、それは父である梅原氏の「自分のやりたい事をやればいい」
という子育ての信念からなるものであろう。
だが最強のプロゲーマーの血は、ウメJrを物心つく頃にはすでに父の意思とは関係なくどっぷりと格ゲーの世界に浸らせる事となる。
その最強の遺伝子を受け継いだウメJrの格ゲーマーとしての成長ぶりは父、梅原をも驚愕させるものだった。
これ以上ない手本である父親のプレイを間近で感じながら、3歳ですでにセビ滅を安定させ、5歳になる頃にはストシリーズのキャラのフレームを全て暗記。
小学生に上がる頃、対空、差し合い等の技術は全盛期の父親と同等かそれ以上のものを見につけていた。まさに「天才」であった。
そしてウメJr(9)初出場の世界大会の決勝で父、梅原を破り見事優勝を果たす。(梅原はこの大会を最後に引退)
これをきっかけに格ゲー界はウメJr一色となる。化け物じみた強さと、父親ゆずりの端正な顔立ちでたちまち人気者に。
雑誌やTV、CMに引っ張りダコの上、肝心な格ゲーでも世界大会7連覇を達成するなどまさに「神の子」にふさわしいプレイヤーとして格ゲー界の頂点に君臨する。
ウメハラ総合スレ6867
142 :ウメ醤油[sage]:2013/12/25(水) 02:16:36.70 ID:fK4UO0900
司会 「さぁ!そして今回優勝したsakonoko選手に「あの方」から優勝トロフィーが手渡されますっ!」

観客 「ザワザワ・・ザワザワ・・ ワー!! パチパチパチ!」

???? 「おめでとう。sakonoko君。」

sakonoko 「あ・・・、ありがとうございます!・・・梅原さんっ! グス ・・」

梅原 「とてもいい試合だったよ。珍しく息子が負けた試合も見れたしね・・(笑)」

ウメJr 「父さん、・・・ったく・・。」


          [梅原(51)]
全世界が誇る伝説の元プロゲーマーとして、その名を知らぬものはいない。
その驚異的な実績の数々はとてもここに書き記せきれない為省略するが、現役時代その強さとカリスマ性で
28歳でプロゲーマーとして活動してから、実に15年に渡り格ゲー界を牽引してきた人物。
各国の主なゲーム大会における「最多優勝記録」「最年長優勝者」それらの称号はほぼ全て梅原氏の名前で埋められているほど。
そして梅原43歳、今だトッププレイヤーとしての実力を保ちながらも、大分前に同世代のプロゲーマーは皆引退しており、本人も力の限界を感じていたが、
梅原には夢があった。それは実の息子と世界大会の決勝で戦う事・・・・そしてその年、夢は現実のものとなり、自分を倒し優勝を飾った息子、
ウメJrの成長を見届け、感無量の梅原氏はこの試合を最後にたくさんの人々に惜しまれながら、その輝かしいプロゲーマー人生に幕をおろした。
現役を引退してからも、梅原は解説やTVの仕事、本の執筆等で多忙な日々を送る一方で、現役時代の戦友である「ときど」「ボンちゃん」らを講師として招き
「プロゲーマー育成学校」を開くと、世界中から受講希望者が殺到し、後に全国に12支部を持つ大企業となる。
そんなある日、懐かしさにふとゲームセンターに目をやると、何やら見に覚えのある少年が・・・

梅原 「おや・・・・あの子は確か・・・」
ウメハラ総合スレ6867
187 :ウメ醤油[sage]:2013/12/25(水) 02:23:26.72 ID:fK4UO0900
         大会後 

sakonoko 「それじゃあ、どうもごちそう様でした。」

梅原 「ああ、今日は本当におめでとう。それじゃあおやすみ。」 ウメJr 「じゃあなーsakonoko!」

             トウサーン!ヒサシブリニタイセンシヨウゼー!    ハッハ! テカゲンシナイゾー!

sakonoko 「・・・・・梅原さん。ウメJr。ありがとう・・。」 

         帰り道 テク テク ・・ ヌゥ     ???? 「よぅ・・・・・sakonoko」

sakonoko 「クルッ ん・・・・? っ!?  お・・・・、親父・・・・・」

siko 「へっへっへっ・・・・久しぶりやな。まぁまずは、優勝おめでとう・・・・。ニヤリ」


                 [sikoハゲ(53)無職](略siko)
元プロゲーマー。ゲームの歪みを突いた執拗なハメと陰険なキャラセレクトで32歳でプロ契約後1〜2年の間、格ゲー大会のタイトルを複数獲得する。
だが、そんな浅いハメ天下は長くは続かなかった。当時日本最高イベント「TOPANGAリーグ」にて、
出場プレイヤーに完全にハメを対応された挙句、pp1000レベルの置き昇龍を連発、結果0勝5敗でB落ちするという前代未聞の醜態を晒した。
この大会をきっかけにsikoの人生は奈落の底へと転がり落ちる事となる。
その後ゲームのタイトルが変わりハメの強みが薄くなると、ハメだけを頼りに戦い続けたsikoには現役のプロゲーマー達を相手に対抗する術はなく、
siko35歳「TOPANGA Bリーグ」全敗。「EVO2014」初戦敗退。「ウメスレ」にて自演発覚。同年の年末、HORIから解雇通告。
元々プロゲーマーとしては異常な程の不人気のsikoにもはや格ゲー界に居場所は無く、解雇後、誰も知らぬ間にひっそり引退。
貯金も無く、家族を抱え貧困に悩まされたsikoは、なぜか物価の安い「タイ」で空き巣を働き、金品を普通に日本に持ち帰ろうとした所その帰りの空港であっさり逮捕。
現地の品物を無許可で持ち帰ってはいけない事すら知らなかった中年男性の、「え?あかんの!?」の言葉は現地の警察を驚かせた。
薄くなった頭髪をぶら下げ、うな垂れながら連行されるその姿はまさに「格ゲー界のマーシー」そのものだった。
タイの刑務所を出所後日本に戻ると、自宅は既に売却されており、そこで待っていた弁護士から妻との離婚を言い渡され、息子も連れていかれ、天涯孤独の身となる。
その後はプロゲーマーとして成長した息子にたかり、廃人同様の日々を過ごす。
ウメハラ総合スレ6867
233 :ウメ醤油[sage]:2013/12/25(水) 02:29:39.46 ID:fK4UO0900
sakonoko 「・・何の用だよ? もう会いに来るなと言ったろ?」

siko 「へっへっ、そうつれねー事言うなよ。わしらは「親子」やろwwww」

sakonoko 「よせよww 寒気がする。で、用が無いならとっとと消えてくれないか?」

siko 「・・・・今日の優勝賞金、1000万やったっけ? 知らん間にプロゲーマーの地位も
    高くなったもんやなぁ。これも「梅原」さんの御活躍の成果かねぇ・・?」

sakonoko 「あぁ、あんたみたいな「ゴミ」とは大違いだ。かつてあんたが梅原さんと
        ライバル関係にあったなんて未だに信じられないなwwwww」

siko 「・・っけ! まあええわ。その賞金ちょっとだけこっちにまわしてくれへんか・・?」

sakonoko 「ふざけるな。毎月仕送りはしてるだろう?それ以上の事なんざまっぴらごめ・・・・」

siko 「ええんか・・? 世界N02のプロゲーマーsakonokoの父親が実はナマポ受給してました・・
    なんて事になっても?」

sakonoko 「ぐ・・! いいさ。金なんかいくらでもくれてやる!でもあんたはそれでいいのかよ!?
       あの頃のプロゲーマー達は引退してもみんなそれぞれの道を歩みながら頑張って生きてる・・。
       あんただけだ!努力もせずふらふら生き恥晒してんのは!」

siko 「・・・・・・・・・・ほなな。これからもせいぜい頑張りや・・・?」

              
             3日前

893 「sikoハゲさ〜ん? わしらが貸した金、いつになったら返してくれるの〜?
     せめて利息分だけでも入れてくれないと困るんですけどね〜?」

siko 「み、3日!3日だけ待ってくれ!その日に利息分だけでも返すさかい・・」

893 「3日〜?なんか当てでもあんの?・・・まあいいわ、もしそれで返せない時は
     終身イカ釣り漁船にでも乗ってもらう事になるけどかまわないよね〜?wwwwww」

siko 「は、ハイ・・・・」
ウメハラ総合スレ6867
290 :ウメ醤油[sage]:2013/12/25(水) 02:37:46.96 ID:fK4UO0900
            6年前
        sakonoko(13)ゲーセンにて

sakonoko 「今更こんなところに来ちまうとはなぁ・・ま、ちょうどむしゃくしゃしてたし
      雑魚狩りでもしてストレス発散すっか!」チャリーン
      バキ! ビシ! スパイラルアロー! YOU WIN

sakonoko 「へ・・雑魚相手にはハメてりゃいいんだよwww雑魚相手なら・・・
      ウメJrみてーな化け物じゃなければな・・・」
        チャリーン  Here comes a new challenger!!

sakonoko 「おっと、またカモが入ってきやがったwwww瞬殺してやるぜ!」
       バキ! ビシ! ショーリョーケン!  YOU LOSE

sakonoko 「た・・たまたまだ。もう一度・・・」チャリーン
        YOU LOSE PERFECT
      周り「ザワザワ ガヤガヤ ウワスゲェ!! ホンモノダ!!」

sakonoko 「ば、馬鹿な・・アマチュアとはいえ日本2位だったんだぞ・・。
      ハメは通じねーし何も出来やしねー。こんな相手ウメJr以来だ。
      一体どんな奴が・・」テクテク

梅原 「・・ん?やあ、初めましてsakonoko君。ニコ」

sakonoko 「!!!!! あ、あんたは・・!?」
            ・
            ・  
          喫茶店にて

梅原 「なるほど。あの試合の後、格ゲーを辞めてしまったと・・。」

sakonoko 「向いてなかったんです。誰よりも練習してきたつもりがウメJr君には
      何一つ通用しなかった・・。結局自分のやってきた事は無駄な努力だったんです。」

梅原 「ああ。確かに君のプレイは無駄ばかりだった・・。見てる人も対戦相手も
    何より君自身が楽しめてないのだから・・。そんな鍛錬を何年積み重ねたところで
    所詮辿り着く境地は時間差はあれど、どのプレイヤーも同じだ。たかが知れてる。」

sakonoko 「・・・・・」

梅原 「私の元でもう一度チャレンジしてみないか?」

sakonoko 「・・え?」

梅原 「扉の開き方を教えてやる・・。ニヤリ」
ウメハラ総合スレ6867
311 :ウメ醤油[sage]:2013/12/25(水) 02:42:36.95 ID:fK4UO0900
        6年後 現在

sanoko 「それから梅原さんは忙しい合間をぬってほぼ毎日俺に格ゲーの全てを叩き込んでくれた。
      梅原さんのマンツーマンの指導を毎日受けれるなど一国の王でも不可能だと、当時のプロゲーマー達は驚いていた。
      差し合いや対空等の技術的な事から、強くなる為の心構え等の精神面での指導もして頂き、
      それは父から教わったものとはまったくの逆の事だった。
      それから俺は変わった。以前の様にただハメ殺してた日々とは違い、勝った相手にも敬意を示し、
      また相手の良かった立ち回りなどは積極的に自分の立ち回りにも生かす様心掛け、
      そうして大会で実績を重ねてゆく度、遥か彼方にあったウメJrの背中がうっすらと見えてきた様な気がした。
      3年前にプロゲーマーのオファーを貰い。スポンサー料や大会の賞金で、女手一つで自分を育ててくれた母に
      少なからず恩返しをする事も出来、梅原さんの教えにはプロゲーマーsakonokoと、人間としてのsakonokoを大きく成長させてもらった。
      そして念願だった世界チャンピョンとなった事で、ますますモチベーションが高まり、充実した日々を過ごせている。
      ただ一つを除いて・・・・・・・。」

sakonoko 「・・・・・・・・・・・・・」ピ、ポ、パ。 携帯電話 「プルルル、プルルル、」

ガチャッ 梅原 「ハイ、もしもし。」

sakonoko 「あ、どうもこんばんわ・・・・。」

梅原 「ああ、こんばんわsakonoko君。何か相談事かい?」

sakonoko 「ええ・・・、その、父の事でちょっと・・・・。」

梅原 「・・・・・・・・・・・・・・・良かったら今からウチに来て話をしないか?」

sakonoko 「あ・・・ハイ。」
ウメハラ総合スレ6867
318 :ウメ醤油[sage]:2013/12/25(水) 02:45:30.95 ID:fK4UO0900
              一方その頃

893 「・・・・・・・・」

siko 「す・・・、スンマヘン!スンマヘン!今月分なんですけどもうちょっと待ってもらう訳には・・」

893 「う〜ん、その事なんだけどね〜?、条件次第で待ってあげてもいいよ〜。」

siko 「ほ、ほんまでっか? で、その・・条件言うのは・・?」

893 「うん。ウチの下のもんのしのぎでゲーセンを経営してるんだけどね〜。
    ちょっと最近あがりが下火でさぁ〜。って事で今度そのゲーセンでちょっとしたイベントでも
    やろうかなぁ〜って話になった訳〜。」

siko 「へぇ。それで・・・?」

893 「で〜。ちょいとプロゲーマーでも呼んで講習を兼ねての組み手イベントでもやってみたら〜って話になったのよ。
    でもさ〜。現役のプロゲーマーとか呼ぶと、ねえ?結構・・・・・・かかるじゃん?
    そこであんたの出番って訳よ。」

siko 「はぁ・・・。」

893 「あんた今はただの借金だらけで禿げたおっさんだけど一応元プロゲーマーじゃん?
    素人にちょちょーっと教えながら適当にぼこっちゃってくれればいいからさ〜。
    そのイベントに行ってきて欲しいのよ。」

siko 「へぇ! そういう事でしたら・・・。でもワシ引退してからめっきりで・・・」

893 「あ〜大丈夫大丈夫。今回のイベントに参加する人間って小学生とかのガキと
    プラスその親とかがメインで、そんなガチの奴はいないみたいだから。
    だからあんたみたいなゴミゲーマーでも十分って思ったのよ〜。」

siko 「わ・・分かりやした〜。よろこんでお引き受けさせて頂きやす。」

893 「じゃあ頼んだよ〜?・・・・・・あ、くれぐれも「ヘマ」とかしないようにね〜?」

siko 「もももも!もちろんでございやす・・・・!」
ウメハラ総合スレ6867
330 :ウメ醤油[sage]:2013/12/25(水) 02:50:11.29 ID:fK4UO0900
             某日
         組み手イベント会場にて

店員(893) 「本日はこのイベントの為にお越し頂き誠にありがとうございます!さっそく今回の講習会と
        組み手の相手を務めて頂くお方を御紹介致します!
        元プロゲーマーのsikoハゲさんでーーーーーす!」

siko 「sikoハゲでぇーーーす!」  ドヤァ〜

会場の客 「ザワザワ・・・」 ネェパパ〜? アノハゲタオッチャンダーレー?
                   ハメルヒトダヨ〜。 ハメニヨワインダヨ〜。

店員 「え〜っと・・・・じゃ、じゃあsikoハゲさん?まず格ゲーが上手くなる為のコツでもあればぜひ・・」

siko 「せやな!まずこかす。ほんで降りる。これだけを寝ないで練習しまくる。
    高い確率でガードされる様ならそれキャラが悪いな! 歪んだキャラ選びを常に意識して〜 ウンタラカンタラ・・・・」

客 「BOOOOOOOOOOO!!!!!」

店員 「あははは・・・・・」 グイッ! siko「ぐえっ!」 
店員 「もうええわボケ・・・、とっとと組み手やんぞ・・?」 siko「へ、へぇ・・・・!」

    ザワザワ・・・ ナニアノハゲ? ホントウニプロナノ〜?

店員 「あ〜・・・ちょっとsikoハゲさんは説明下手さんでしたね〜!あははは・・・
     さぁ、気を取り直しまして、まもなく組み手の方を開始させて頂きます!」

店員 「え〜今回はクジで5人のプレイヤーを選びまして〜、
     それぞれ7本先取で戦って頂きまーす!」
               ・
               ・ 
               ・
店員 「さぁ!対戦する5人のプレイヤーが決まったところでぇ〜
     さっそく始めたいと思います!元プロの技を存分に体験して頂きましょう。
    それではー! レディーーーーーファイッ!!!」
ウメハラ総合スレ6867
347 :ウメ醤油[sage]:2013/12/25(水) 02:58:04.91 ID:fK4UO0900
           イベント終了後
           事務所にて

893 「そんで結果が0勝5敗ってどういう事じゃボケェェェェェェ!!!」 バキィィィィィ!

siko 「ゲソーーーー!!」 ズシャァァァーー!

店員 「勝敗以前に何やあの昇龍は!? カスりもせぇへんってどこの素人や!!
     俺でも撃たんわ!しかも何連発しとんねんカスがっ!」 ゲシッ! ゲシッ!

siko 「い、痛!痛! や・・・やめっ・・・・。」

893 「はぁ・・はぁ・・・ とりあえず今日のイベントに来た客にはイベント料を返金するハメになったわい・・・。
    その金とイベントの設営にかかった金、プラス店への慰謝料込みで一千万 
    明日までに耳揃えて持ってこいや!」

siko 「ヒッ・・・・! そ、そんな・・・・。」

893 「払えんかった時はもう容赦せん・・・・・。即日で漁船に乗ってもらうからな〜?」

siko 「あ・・・あ・・・・」

893 「とっとと失せろハゲぇぇぇぇ!!!」  バキィィィィ!
              ・
              ・
              ・
              ・
              ・
siko 「・・・・・」 ピク・・・ ピク・・・
ウメハラ総合スレ6867
368 :ウメ醤油[sage]:2013/12/25(水) 03:06:44.39 ID:fK4UO0900
               数日前
              梅原邸にて

sakonoko 「・・・・・」  ピンポーーーーン

カチャッ  梅原 「やあ、待ってたよ。さあ入ってくれ。」  sakonoko 「おじゃまします・・・・・。」

梅原 「さて・・・・、私に何か聞きたい事があるのだったね?」

sakonoko 「はい・・・あなたと出会った時の事・・・。そして僕の父、sikoハゲの事で・・・。」

梅原 「・・・・・・・・・」

sakonoko 「僕は父の全盛期を知りません・・・・。物心ついた時にはもう父は引退してましたし、
       今はあんな・・・どうしようもない人間でも、一時期は梅原さんとライバルとして活躍していた事実も・・・・。
       一人の格ゲーマーとして父は何が駄目だったのか・・・。そんな父に対して自分は今どう接するべきか・・・。
       そしてそんな人間の息子の僕なんかをどうして救ってくれたのか・・・。  今更ですが・・・(笑)」

梅原 「・・・・・私はね。ことゲームに関してだけは他人の評価というものを一切気にした事は無かった・・・。   
    でも周りの評価がどうでも良かった訳ではないよ? いや、むしろいかにたくさんの人間から支持を得られるか、
    それはただ勝つ事よりも重要かもしれない。 プロならばなおさらね・・・?」    sakonoko 「・・・・・・・・・」

梅原 「でも周りが評価するのはその人の「強さ」なんだ。それは遠回りする事でしか得られない場合だってある。
     君の父はハメてばかりだった・・・・・。本当の意味で自分を高めようとはしなかった。
     一つの安易な勝ち方に頼り続けるプレイヤーは必ず落ちてく・・・。 そして失う。地位も。誇りも。
     sikoハゲはその一番大切な事を分かっていなかった・・。」    sakonoko 「・・・・・・・・」

梅原 「だが私にも責任はある。実際一時的なものとはいえ、誰もsikoハゲのハメを打ち負かす事が出来なかった。
    まだ煮詰まっていない当時のあのゲームは、それが強かったんだ・・・・。」

sakonoko 「そんな・・・・・梅原さんは何も・・・。」

梅原 「だから分かっていた。今のままではsikoハゲは落ちてしまうと・・・・。
    それに気付いて欲しくて一度それなりに対策を立ててから、彼の地元で対戦を申し込んだんだ。
    結果は50−27で私の勝ちだった。しっかり予習されればハメなど所詮その程度だと分かってもらえると思ったのだが・・・・。」

sakonoko 「父はそれでも気付かなかったのですか・・・!?」

梅原 「ああ・・・・。やはり今更後には引けなかったのだろう・・・。私だって自分の練習がある。
    彼のハメの対策だけに自分の時間も割く訳にはいかなかった・・・。 だから私は・・・・・
    sikoハゲを見捨てる事にしたんだ・・・・・。」

sakonoko 「・・・・・・・・・」

梅原 「6年前、ゲーセンで君を見た時、その時の負い目を思い出してね・・・・・。
    息子のいいライバルにもなるとも思ったし、まあそれが理由さ・・・。」

sakonoko 「そうでしたか・・・・・・。」

梅原 「余計なお世話かもしれないが、中途半端に現状維持の手助けをしても
    君の父親の為にはならない。 時には突き放す事も、彼を変えるきっかけになるかもしれないよ。」

sakonoko 「はい、本当に・・・・・、どうもありがとうございました。」
ウメハラ総合スレ6867
370 :ウメ醤油[sage]:2013/12/25(水) 03:09:13.34 ID:fK4UO0900
            某日 sikoハゲ宅
           ボロアパートにて

プルルルル・・・ プルルルル・・・  ガチャッ sakonoko 「・・・・・・・・」

siko 「おおっ!sakonokoか? へっへっへっ。急にすまんなぁwwww
    まあ、挨拶は省かしてもらうで? 緊急を要する事態でな・・・、今すぐ一千万!都合付けてくれへんか!?
    お前ならそれくらいどうって事ないやろ? と、とにかく・・な?頼むわっ!」

sakonoko 「・・・・・・・悪いね。もうあんたには一千万どころか一円だって出せないよ。」

siko 「な・・・・!? へ、へへへへ・・・・、ええんか?そんな態度とって・・・
    何なら今すぐにでもナマポ申請しに・・・・・・。」  sakonoko 「好きにしろ。」

siko 「・・・・へっ?」

sakonoko 「好きししろって言ったんだよ。あんたのクズっぷりは今更世間に隠す様な事じゃないし。
       それにナマポなんて申請した時点で当然仕送りも止めさせてもらうから。
       それをされると一番困るのはむしろあんただろ?」

siko 「ちょ・・・ま、待ってくれ!ほんまに・・・・今回限り・・!」

sakonoko 「悪いが・・・・、今回は自分で何とかするんだな。」

siko 「み・・・・見捨てるんか!? わしらは家族なんやぞ・・!?
    お前のたった一人の父親や! 親父が困った時何とかするんが息子やろ!?
    この・・・・、親不孝もんが・・!!!!」

sakonoko 「ズレてるよ・・・親父。 ここで俺が手を差し伸べたところであんたは何も変わらない。
       今のままズルズルと廃人の様な日々を送り続け、そして・・・・いつか人様に迷惑をかける!!
       そんなあんたを変えるきっかけ・・・、今俺が完全にあんたを突き放す事・・・・・・・
       それが息子の俺があんたにしてやれる、最初で最後の親孝行だ・・・・・!!!」

siko 「・・・・!! さ・・・sakonokoぉぉぉぉ・・・・・・」

sanoko 「もうあんたからの着信には応じない。じゃあな・・・。」 ブツッ  ツー ツー

siko 「・・・・・・・・・・・」
ウメハラ総合スレ6867
377 :ウメ醤油[sage]:2013/12/25(水) 03:15:05.24 ID:fK4UO0900
          深夜
          コンビニにて

ウィーン  店員 「いらっしゃっせー。」

siko 「うおおおおおおおお!!今すぐ一千万だせやあああああ!!
    ハメるぞ!? この俺のルーザーズエッジでハメるぞおおおお!!」

客 「ナンダナンダ?? ゴウトウダーー! ナンデアケコンモッテンダー??」

siko 「は・・・はよせんかい! このアケコン舐めんなよ!めちゃ丈夫なんやぞっ!!」

ヤンキー店員 「ああ!? 上等だハゲじじいがあぁぁ!!ボコボコにして
          サツに突き出してやらあぁぁ!」

siko 「ゲソッ!? ひ・・・・ひぃぃぃぃぃぃ!!!」  タタタタ  ウィーン  タタタタタタ・・・・・

ヤンキー店員 「待てやコラぁぁぁぁぁ!!」

siko 「はあ・・・はあ・・・・。」 タタタタ・・・・

    ブゥゥゥーン・・・・・・ キキィィィ!!! siko 「!!」

     

     ドン!!!!  ズシャァァァ!!  ゴロゴロ・・・・ ピタ・・・。

siko 「がぁっ!! がはぁ・・・ 」  ピク・・・・ ピク・・・・

野次馬 「ウワー カワイソウ・・・ チダラケダ・・・
                コレハタスカランヤロ・・・ ジゴウジトクダ・・・・ 」

siko 「・・・・・・・・」
ウメハラ総合スレ6867
386 :ウメ醤油[sage]:2013/12/25(水) 03:19:10.83 ID:fK4UO0900
     薄れゆく意識の中 sikoハゲは思った・・・。

       どこで・・・・・ どこで間違えたんやろ・・・・?
      
・・・・・ん! ・・・さーん!   sikoハゲさん!?  

梅原 「sikoハゲさんスト4やってるんですよね?今度僕が企画する大会があるんですけど・・
     sikoハゲさんにぜひ出て欲しくて・・!!GODSGARDEN Online #1 って大会なんですが。」

      う・・・、梅原君・・・?    
                     それはまだ若き頃の自分と若き頃のライバルだった男・・。 

siko 「う〜ん・・・。まあ別にええよ。 誘ってくれてありがと!」                    
    (これ優勝すればごっつ有名になれるんちゃう・・? よっしゃ!大会はキャミーでハメ殺したるでぇwww)

siko 「あーはっはっは! ハメ様様で優勝してもうたでwwww悪いなぁ?梅原君。」

梅原 「・・・・・・・・・ おめでとう・・sikoハゲ。」    他出場選手 「・・・・・・・・」
          視聴者 「・・・・・・・・・・・・・・・」


「ウメ本、kinndle年間売り上げ一位!!」 「梅原アメリカで組み手イベント!」 siko 「・・・・・ぐ・・・。」

     な・・・、何でや!梅原ばっかり!ワシだってそこそこ勝っとるのに・・・!!
          こうなりゃ世間に認めてもらうまでハメてハメて勝ちまくったるでーーーー!!

 You lose You lose ・・・・   な、何やこのゲームは・・? 全然ハメれへんし・・・・
                    心なしか・・こいつらハメに対するガード上手くなってへんか・・・・?

???? 「あ〜sikoハゲ君?  おま・・・ クビっ!!」 siko 「・・・・・・・」
ウメハラ総合スレ6867
393 :ウメ醤油[sage]:2013/12/25(水) 03:20:59.14 ID:fK4UO0900
・たまにすごく簡単に勝つことができるキャラクターや戦法が見つかる場合がある。

・そんな効率的な戦い方をして連勝したり大会で優勝しても、見ている側はプロがやっても同じだと冷めてしまう。

・そうするとゲームがどんどん売れなくなって、周辺機器も売れなくなる。
 スポンサーのグッズが売れなくなるので、結局自分が困ることになる。

・だからやってはいけないこと、使ってはいけないキャラといったルールを明確に持っている。

・自分の中に制限をつけながら勝つことを諦めなけいプレーをすると、周りが驚くプレーが自然に出来る。

・アマチュアの賞金稼ぎなら寒いプレーで勝つのもアリだけど、長い目で見てマイナスだと思う。


  siko 「う、ウメ・・・・ちゃん・・  ガク・・・・・・」 プーー  プーー

          
                「ハメの果てに」
                    終


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