- 【┼】 Team Fortress 2 Part139 【┼】
315 :UnnamedPlayer[sage]:2009/08/26(水) 21:58:54 ID:AwTiKJOJ - 「ん…」
差し込んできた朝で目を覚ます はじめに目に入ってきたのは知らない天井だった 朝、必ず起こしにくるパパの姿も見えない (えっと…) 眠りから覚めきらぬ頭で考えるが思考がまとまらない いつものベッドとは違う少し湿気った匂いがする 「っくしゅん!」 なぜか私は裸のままだった (なにか着ないと…) そう思い、二度寝の誘惑を断ち切りベッドから立ち上がろうとする すると突然髪を引っ張られる 「痛っ」 髪をどこかにひっかけてしまったと思い、ベッドを振り向く (あ…) そこではだれかが髪を握っていた 髪を握っていたのはスカウトだった そしてスカウトも自分と同じく一糸まとわぬ姿で寝ている はっきりと目覚めた頭は全てを思い出していた
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- 【┼】 Team Fortress 2 Part139 【┼】
316 :UnnamedPlayer[sage]:2009/08/26(水) 21:59:37 ID:AwTiKJOJ - 昨日の情事の際に放り投げてしまったため部屋のあちこちに四散している服をとりに行きたいがスカウトが髪を離してくれないので、結局手元にあった下着を付け布団の中に潜り込んだ
「くー…くー…」 スカウトは規則正しく寝息をたてている 普段の活発な彼からは想像できない可愛らしい顔だ この表情を知っているのは自分だけかもしれない そう思うと胸の奥がとても暖かくなる ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 私は元々男同士の恋愛に興味をもっていた訳ではなかった もしかしたら規律正しく、親の敷いたレールを走らされていた事へのささやかな反抗だったのかもしれない はじめは見ているだけで満足だった ソルジャーとスカウトの関係は友情以上に見えて心が躍った メディックとヘビーのスキンシップはとても可愛らしく見ているだけで心があったまった でも自分からはアプローチすることはしなかった いや、しなかったのではない出来なかったのだ RED TEAMが好きだったから 彼らの関係に割り込んで邪魔だと思われたくなかったから (私は傍観者、見ているだけで良い) ずっとそう思っていた だけど、あの日、スカウトと町で偶然会い、二人で出かけ 私は恋をしてしまった
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- 【┼】 Team Fortress 2 Part139 【┼】
317 :UnnamedPlayer[sage]:2009/08/26(水) 22:00:28 ID:AwTiKJOJ - 何度も諦めようとした
二人の関係を壊したくなくて 何度も諦めようとした 二人の信頼関係を見せつけられて 何度も諦めようとした 嫌われるのが怖くて 何度も何度も何度も諦めようとした でも私は諦めることが出来なかった だから、みんなで行った七夕のお祭りでスカウトの手を引いて二人きりになった 強情な自分を諦めさせるために 夏が終われば本格的に大会のメンバー選抜が始まる 私は今のままなら十分にレギュラー範囲 だけどスカウトは違う 必死に練習をするだろう それならばきっと、会う機会は必然的に減り、気まずさは我慢できると思ったから スカウトの手を引いて人気の少ないところまで連れてくる、 本当はそのまま告白するつもりだった でも、口は思い通りに動いてくれなかった 言おうとすればするほど嫌な想像ばかりしてしまった 諦める為にやるはずなのに、振られる事を覚悟していたはずなのにおかしな話だ でも、スカウトに振られて疎遠になってしまうと思うと胸が苦しく、まるで心臓を鷲掴みされたようだった 呼吸も満足にできず、涙がとまらなかった それでも最後の勇気を振り絞り、想いを伝えた ヒドイ顔をしていたと思う きっと最低な告白だったと思う それでもスカウトは私を受け入れてくれた 何度も何度も確認し、本当に私を受け入れてくれたとわかったら、嬉しくてまた涙が止まらなかった スカウトは泣き止むまで抱きしめ続けてくれた 私が泣き止んだ後、スカウトに頼んで私たちの関係は秘密にしてもらった 当然理由を聞かれたが、まだみんなに話すのは恥ずかしいから、と言って納得してもらった
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318 :UnnamedPlayer[sage]:2009/08/26(水) 22:01:10 ID:AwTiKJOJ - 夏休みに入ったあたりだった
ソルジャーのスカウトへの接し方が変わった スカウトのほんの少しの変化から気がついてしまったのだろうか バレないようにお互いに注意してはいた それでも一月もたたずにばれてしまった 二人はずっと一緒だったのだからわかってしまっても不思議ではない そして、私は来るべき時は近いと知ってしまった 近い内にきっとソルジャーはスカウトに告白する そう思うといてもたってもいられず、休日は出来る限り二人で過ごした ソルジャーより私を好きになってくれるように様々な努力をした たくさんデートもしたし、キスもした 一泊二日だけど二人きりで別荘で旅行もした それでも私の不安は消えることはなかった だから無理だと分かっていてもスカウトに私だけを見てほしかった だから
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319 :UnnamedPlayer[sage]:2009/08/26(水) 22:01:53 ID:AwTiKJOJ - 昨日スカウトの家に泊めてもらった
幸運にも両親は旅行しているらしかった デートした後、二人でご飯を食べ二人でお風呂に入った お互い裸を見るのは初めてじゃないのに二人で顔を真っ赤にしてはずかしがった お風呂を出たあとはスカウトの部屋でいつもよりちょっとだけ近くでおしゃべりをした 深夜一時をまわった時、私はスカウトにキスをした 今までみたいな軽いのではなく、貪るような深いキス 突然だったからきっと驚いただろう それでもスカウトは私を受け入れてくれた お互いの舌を絡ませ唾液を交換しお互いの中を貪りあった どれだけそうしていたのだろう そこから先はあまり覚えていない まるで熱に浮かされたようで 気がついたときには一糸まとわぬ姿で抱き合っい欲望のままに体を動かしていた ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 時間は9時をまわった まだスカウトが起きる気配はない 「はあ」 昨日はソルジャーがいつ告白するか分からないとはいえ、焦り過ぎだった (まだ付き合い始めて一月もたってないのに…) もしかして私はとんでもない変態なんだろうか…
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- 【┼】 Team Fortress 2 Part139 【┼】
320 :UnnamedPlayer[sage]:2009/08/26(水) 22:02:38 ID:AwTiKJOJ - 「くー…」
スカウトはとても幸せそうに寝ている その姿があまりにも幸せそうで… すこしだけイタズラをすることにした スカウトに覆いかぶさり 首筋に強くキスをする 「むぁ…?」 さすがのスカウトもこれにはおきたようで手をようやく離してくれた 「スカウト、おはよ」 「あ…おはよ、パイロ」 胸の奥が満たされていく 朝の挨拶を交わす事がこんなに幸せだとはしらなかった スカウトが自分の格好を見て昨日の事を思い出したらしく赤面している たぶん自分も同じく赤面しているだろう 「アー…なんか恥ずかしいな」 「そうね、フフ」 「? なんか首筋が…」 きっとあのキスマークはあとあとスカウトの知らないところで浮かんでくるだろう 「ねぇ、スカウト」 「ん?なにさ、パイロ」 「…なんでもない」 「? へんなの…」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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- 【Co-op】 KILLING FLOOR Wave 16 【Survival】
962 :UnnamedPlayer[sage]:2009/08/26(水) 23:22:36 ID:AwTiKJOJ - >>96
Fleshpoundが kill...all...humans...kill!! とか言いながら書き込んでるかもしれないよ
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