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名無したんはエロカワイイ
ペルソナ4の里中千枝は肉食獣かわい14

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ペルソナ4の里中千枝は肉食獣かわい14
260 :名無したんはエロカワイイ[sage]:2011/12/16(金) 21:51:06.40 ID:lHMT9AZF0
今は見ないで

花村と一緒に沖奈駅に映画を見に行く。
これだけの事なのに何でこんな大事になってんだろう・・・。
なんかワンピースのあたりからおかしかった気がするけど、
その事はもうどうでもよし!!
私はあの映画が見たいの!!
天気の良い土曜日の放課後。
いつものジュネスのフードコートでそんな事を雪子に力説してみた。
「そう。でも、ワンピースは着ていくんだよね?」
「えっ・・・うー、結局ビフテキ5皿食べちゃったしなあ。」
「ぷぷっ、今も食べてるけどね。」
雪子は何がおかしいのかくすくす笑いながらジュースを飲んでる。
「でも、いいなあ。私も千枝のワンピース姿見たい。見た事ないもの。」
「あ、じゃあ今度雪子と遊ぶ時にも着て行くよー。」
「うーん、それも嬉しいけど・・・・」
雪子の笑顔がおかしい。何か企んでる。しかもすごく楽しそうに。
変な事言わない内に話を逸らそうと思った瞬間、とんでもないことを言い出した。
「かわいいワンピースなんだから綺麗にお化粧しなくちゃね♪待ち合わせ前においでよ。」

ありえない!お化粧なんてやってったらあいつに笑われる!
そんな事いって抗議したのに、「でもこの前ワンピースの着方聞いたじゃない」って
よく分からない理由と良い笑顔で返されて、
もうこうなったらどうにでもなれ!と任せたのがまた悪かった。
軽いお化粧と言ってマスカラやグロスを塗られて。
軽いなんて言われてもいつもお化粧なんてしないのに、どうすればいいの・・・。
崩れちゃったら、自分の顔が余計に変になりそう。
うう、絶対見られたくない!てかもう帰りたい!よし、帰ろう!!
頭の中がもうパニックだったけど、とりあえずくるっとまわれ右して帰ろうとして瞬間。
「里中ー。」
ヤバい。花村が来ちゃった!
「見ないでー!!」
「はあああああ!?おいっ!どこ行くんだよ!!」
びっくりして思わずあたしは逃げ出していた。
ペルソナ4の里中千枝は肉食獣かわい14
261 :名無したんはエロカワイイ[sage]:2011/12/16(金) 21:51:39.94 ID:lHMT9AZF0
結局駅から鮫川までダッシュしてきてしまった。
それなのにまだ追いかけてくるし!
「もー!来ないでって言ってるでしょ!!」
「俺何もしてないのにどうして逃げられなきゃいけないんだよ!!止まれ!!」
「とにかく、見てもらいたくないの!ってきゃあ!!」
今日はそんなに履きなれてないパンプスだったんだった。
ヤバいと思った時にはもうこけていた。
「あーあー、大丈夫かよ?ほれ、掴まれ。」
もう、こうなったらしょうがない。
朝見た自分の顔を絶対こいつには見られたくないと思ってたのに。
「・・・ごめん。」
素直にやっと花村の方を見上げた。
息を飲む気配。きっと馬鹿にされるに決まってる。
「・・・・・絆創膏持ってるからどっかで休もう。」
「え?あ、うん。」
いつもの通りからかわれたり、馬鹿にされると思ったのに
ただ怪我の心配だけされてしまった。

鮫川沿いのベンチに座り、花村があたしの足に絆創膏を貼ってくれる。
「花村、まだ絆創膏持ってるんだね。」
「ああ、前の癖でな。今もクマなんか棚をよくひっくり返すからしょっちゅう怪我するぜー。」
テレビの中に入ってた頃、花村はよく絆創膏を持って怪我した人に貼ってあげてた。
周りにさりげなく気を使う花村らしいと思っていたけどまた助けられてるなんて情けない。
強くあろうとしてるのにあたしは前から空回りしてばかりだ。
「しっかし、逃げるかー?傷つくっての。」
「ごめん。」
もうバツが悪くて花村の顔を見れない。
先週はお腹に2発蹴りを入れ、ビンタした揚句顔を腫れさせたのだ。
さすがに雪子と鳴上君にもやりすぎだと言われ反省したのに。
「俺がワンピース着てくれって言ったからか?」
「え?」
「前に約束したろ。見ないでって言ったのは本当は嫌だったのか?」
「ち、違う!そうじゃない!!」
花村が変に誤解しているのを解こうと否定すると、
自分でも大きな声が出てしまった。
「そうじゃなくて・・・」
でもうまく伝えられなくて戸惑っていると、誰かこちらに近づいてきた。

「あれ、もしかして千枝?」
前に鳴上君と特訓中にも会った剛史だった。
「一瞬誰だかわかんなかったー。千枝がワンピースとかな。しかも、化粧してねえ?
はー、なるほどデートねえ。前の男と違うじゃん。千枝もやるなー。」
「な、違う!」
「あー、前のはあれ修行?だっけ??それからは卒業したのか?」
前に剛史には鳴上くんを彼氏だと勘違いされた揚句、修行なんて信じられないといった目でみられた。
言ってもわからないと思うけど、犯人を捕まえるためにもあの修行は大事だったのに。
「まあ、そうやって女磨いてる方がいいんじゃね?」
修行の件は置いとくにしても、さすがに今の一言にはカチンときた。
「うっさい!!」
「黙れ!!!」
思わず怒鳴ると、あたしの怒声と共に花村も声を荒げていた。
「おまえ、こいつの何がわかんだよ!!女磨くだあ!?
もう十分かわいいんだから磨く必要ないんだよ!!邪魔者はさっさと失せやがれ!!」
え・・・花村何言ってんの。
邪魔して悪いと言って剛史が去った後もその後ろ姿を睨みつけている花村が
信じられなくてあたしはただじっと見ていた。
ペルソナ4の里中千枝は肉食獣かわい14
262 :名無したんはエロカワイイ[sage]:2011/12/16(金) 21:53:53.51 ID:lHMT9AZF0
「悪かった。変な事言って。」
「ううん、その・・・ありがと。かばうためにあんな嘘言ってくれたんでしょ?」
「嘘って!ちが!!って、えっと!!」
「邪魔者って。おかげで行っちゃったし。」
「あー・・。そっち・・・。」
「そっちってどっち?」
「もういい。」
「何よ?変な花村。」
ワンピースに化粧。
こんなのあたしにはやっぱ似合わないな。
雪子なら・・・似合うのに・・・。
そう思ったらなんだか悲しくなってきて。
「今日は色々あるなー。遅くなる前に行きたいけど足大丈夫か?」
花村が座ったままのあたしを見てくる。けど・・。
「・・・見ないで」
「またかよ、今度はなに・・・って里中?」
自分のシャドウを乗り越えたはずなのに。
またこんな事考えてる。
なんでこんなに弱いの・・・。
気がつけば涙が出てきて、こんな所見られたくなかった。
こんなの花村は困るに決まってる。
わかってはいるけど顔をあげられなくて、
でも「行く」って聞いた途端に花村の服掴んでて自分でも訳がわからなかった。

「・・・・わかった。見ないし、聞こえない。」
花村は掴んだ手を放そうとせず、あたしの隣にゆっくりと座るとヘッドフォンで音楽を聴き始めた。
とんとんと音楽に合わせて太ももの上で手でリズムを取って、視線はあたしとは正反対を向いてる。
『よし、里中お前もカベやれ』
昔言った花村の言葉が蘇る。
前にジュネスのテレビに手を入れる時、鳴上君を隠すように2人でかべになって隠した。
今の花村をよく見てみれば花村が座ったのは道路沿いであたしは見えなくなってる。
見られなくてすむようにしてくれたのかな。
そんな事を思っていると、リズムを叩いていた手からハンカチが出されてきた。
見上げてみれば視線は変わらずあたしから逸らされたまま、すぐに手はまたリズムを取り始める。
花村のくせにかっこつけて。
花村の好きなオレンジ色のハンカチを見てたらまた涙が出てきた。
大丈夫、また立ち直ってみせるから。
その時はこいつなしでね、なんて思いながらオレンジ色のハンカチと
そっぽむいてる花村を見ながら小さく「ありがと」と呟いた。
ペルソナ4の里中千枝は肉食獣かわい14
263 :名無したんはエロカワイイ[sage]:2011/12/16(金) 21:56:30.88 ID:lHMT9AZF0
好きなもの

俺、花村陽介はとにかく八十稲羽で浮いている。
両親がデパート「ジュネス 八十稲羽店」の店長を務めるという事で
3日前にここに来てからというもの、商店街の人からはもちろん教師にも嫌味を言われる始末。
クラスメイトは「ジュネスの息子」やら「あのジュネス」とか言い出すやつまでいて
俺の名前はジュネスじゃねえよと声を大にして言いたかった。
そして八十稲羽という町はなにもなく、見渡す限り田んぼばかり。
今までとあまりにも違う環境に疲れはたまる一方。
両親からは「人出が足りないから棚卸しでもチラシくばりでも何でもやれ」なんて言われ
こき使われていたが、もう限界。
今日こそはサボってやると放課後に屋上に来てみた。
屋上は案外人がいないし、空気がおいしい。
・・・空気がおいしいなんておかしいよな、これからずっとここに住むのにさ、と思いながら
うたた寝をすると風の音とヘッドフォンから聴こえる自分の好きな音楽が混ざって
とても心地よくなってきた。
このまま暗くなるまでここで眠っちまうか。
あまりの気持ちよさにそんな事を考えていたが、
まどろむ意識の中で軽快な足音が聞こえてきた。

「ん?あー。先客は花村だったかー。」
「・・・んー?」
眠れそうだったのに、と思いつつ体を起してみるとクラスメイトがこちらを覗きこんでいた。
「!?うわっ!!・・・えーと・・・里中・・だっけ?」
「うん、そう。よく覚えてたね。里中千枝だよ。よろしくね。」
たしか挨拶程度は済ませたが(というか珍しがって寄ってきたヤツの1人だった気がする)
律義に挨拶してくれた。
「ごめん。起こす気はなかったんだけどさ。ここあたしも好きな場所なんだよねー。
ここにいていい?」
「あ、ああ、いいけど・・・」
よいしょ、と里中が腰かけたと思うと雑誌を手に取り楽しそうに眺め始める。
なんかマイペースなやつだな。
この3日間慣れない環境・知らない人と接する事が多くとても疲れていたはずなのだが、
里中はなんだか嫌じゃない気がした。
なんだかするっと自分のスペースに入られてしまったようだ。
自分でも人に対する警戒心は強い方だと思っているが、
そんな自分がこいつは嫌じゃないと感じるのが不思議なほどだ。
なんで里中は嫌に感じないのかと考えていたら、里中がいきなり声をかけてきた。
ペルソナ4の里中千枝は肉食獣かわい14
264 :名無したんはエロカワイイ[sage]:2011/12/16(金) 21:56:46.03 ID:lHMT9AZF0

「ねえ、花村ってさ、沖奈駅知ってる?」
「お、おう知ってる。来る時ちっと寄った。」
いるとは言ったがまさか話しかけてくるとは思わず、驚きながら受けこたえると
なんともマイペースに里中は話し始めた。
「花村の前いたとこって沖奈駅みたいに都会?」
「・・・沖奈駅が都会かよ。いや、もっと栄えてたけど・・。」
途中沖奈駅で親と降りた時にはここが住む所かと勘違いし、ここならいいかと思ったのに
その後本当にこれから住む八十稲羽を見た時あまりに何もないので余計に落胆したのだ。
まさかこんな田舎とはってちょっと待て、今の話し方ってものすごい嫌味な感じじゃ・・!!
「あー。わる「沖奈より上!?何それ!!あたしそんなとこじゃ怖くていけないかも!!」
見事に自分の言葉を打ち消された。
嫌味にとられずよかったというのと、久しぶりの会話のキャッチボールになんだか安心感を覚える。
「ははっ、怖くねーって。むしろ楽しいぜ。色々あって見るだけで楽しいしさ。」
「へーっ。想像できないなー。あたし沖奈に映画見に行きたいんだけど、沖奈もちょっと苦手だからさ。」
そんな事をいう里中の手の雑誌をよく見直すと映画の雑誌だった。
「里中は映画好きなの?」
「えーと、映画の中でもカンフー映画かな!ハイー!!って感じの!!」
その場で立って片足を上げるポーズをしながら言われて、ああと納得がいった。
でも、珍しいな。周りにそんな女子いなかったし。
なんだか会話を重ねていく毎に里中が不思議に思えてくる。
「花村は?それ、音楽好きなの?」
「それ?」
里中が指差した先には俺のお気に入りのヘッドフォンがあった。

「花村!これいいね!他のも貸してよー!!」
「おーい、里中サン、ここだと手に入りにくいのよ!まだ沖奈に取りに行ってないのー。」
「えー、じゃあさっさと行ってきてよー。」
「おまえな!こっちはこき使われてんの!!忙しいの今ジュネスがセールで!!」
あの屋上で話した以来、里中とは気がねなく話せる仲になった。
よく見ていれば人懐っこく、友達は男女ともに多いようだ。
だから、あの不思議な空気持ってんのかな。なんか傍にいるのを許しちまうような不思議なヤツ。
友達の天城とは全然話せないからまた不思議だ。
タイプの違う2人が本当に仲いいんだもんな。
最初は女子として見てたけど、話をすればカンフーか肉の話しかしないでまったく女らしくない。
そのうち自分でも驚くほど自然体で話せるようになっていた。
こいつに救われたよ。
俺、あのままだったら本当に八十稲羽で居場所なかったから。

「ねえねえ、今度転校生来るんだって!あんたと同じ都会っ子だって!」
「へー、それはそれは珍しい。里中さん恋しちゃったりして・・イテッ!!」
「あんたってほーんと頭の中ピンク色だよね。小西先輩にもさっさと告ればいいものをー・・」
「わー!!わー!!!声でけえよ、ばか!!」
「はは、焦ってやんのー。あたしが気付くくらいなんだから、さっさとしなさいよねー。」
「うるせー。」

これは相棒が来る前。
俺と里中はこんな感じに出会ったんだ。
ペルソナ4の里中千枝は肉食獣かわい14
265 :名無したんはエロカワイイ[sage]:2011/12/16(金) 21:58:09.54 ID:lHMT9AZF0
ある雨の放課後。
俺らはこの頃段々強くなってくるシャドウに対抗できるよう、時々こうして鍛えに来る。
それぞれが色んな能力を持っているし、大丈夫だろうなんて最初たかをくくっていたのだが、
この頃は物理反射だの、ある種の属性は吸収されるだので面倒くさいし、正直ひやひやする。
「何だよ、効かねーのかよっ!?」
今も得意技のガルーラが無効な敵がいて、攻撃が無効になってしまった。
こっちの攻撃が効かなければ、こっちの命だって危ない。
鳴上もペルソナを幾度かチェンジをしているが、SPだって無限じゃない。
「あたしが行く!大丈夫、蹴散らしてやるから!!」
「!?・・里中やめろっ!!」
俺の声は里中には届かず、里中は物理反射で大怪我をしてしまった。

「悪い、里中間に合わなかった。」
「なーんで花村が謝るのよ。てか、なんなのこの状況。」
「何って、膝枕。」
「バッ・・・何してんのよ!!!!」
あの後SPがあまり残っていない天城に変わり、俺が回復役を引き受けた。
ついでに里中と俺を2軍にしようと提案して無理やり休ませている。
「もーっ!大丈夫だって言ってるでしょ!!さっきあんたがディアラマしてくれたんだし!
てか膝枕って男女逆でしょ、フツー!!」
「あー、さすがは里中さん。そうだよ、これ貸しな。ここから出たら利子3で俺に返すように。」
「何ですってー!!」
とたんに、暴れ始める里中を抑えつつ、説教する。
「お前な、ちゃんと鳴上の指示とりせのナビ聞けっての。お前のいない時あのシャドウにあって、
鳴上も大怪我したんだよ。だから止めようとしたのに。
しかも俺のディアラマでも体力全回復してねーんだから休め、ほら!」
「・・・・むー・・・。」
なんとか里中を休ませる事に成功した。
ペルソナ4の里中千枝は肉食獣かわい14
266 :名無したんはエロカワイイ[sage]:2011/12/16(金) 21:58:32.82 ID:lHMT9AZF0
「ねえ、花村・・・今度は何してんのよ。」
「頭撫でてる。」
「ねえ、あたしが弱ってる時なら何してもいいって考えてない?」
「それはないねー。・・・誰かさんが泣きそうな顔してるからさー。」
「・・・バカ。泣きそうな顔なんてしてないわよ。」
「してるね」
「・・・・・」
ぐっと口を引き締める。
この頃の里中は焦ってる。
仲間みんなが気付いているのだ。
張り切りすぎ、無理に笑ってる。
あのクマだって心配してるんだぞ、里中には言わないように釘さしたけどさ。
「私はさ」
「うん?」
「回復もできないし、ブフーラの威力だってクマくんには負けるし。」
「うん」
「もう物理で攻撃するのを止められちゃうとだめなの。足手まといなの。」
「そうかな。」
「そう。」
思いつめているとは思ったが、話を聞いてみれば思ったよりも弱っていて。
俺から目を背けてはいるけど、今にも泣きそう。
「・・・さっきさ、俺のガルーラ効かなかったの覚えてるか?」
「うん。」
「かっこわるかったろ、俺」
「うん。」
「即答かよ・・。まあいいや、誰だってあるんだよ、そういうヤツ。
なんていうのかな、適材適所なんだよ。
お前のブフーラだって、氷結属性が弱点のやつにはきくし、物理弱い奴になんてお前最強に活躍できんだぜ。」
「えっ」
里中がやっと顔をあげてくれた。
「物理で弱った時にはいくらでも俺が回復してやるよ。
一人で無理すんなよ、仲間だろうが。恥ずかしい事言わせんなよ。」
自分でも言ってて恥ずかしくなってきたのと、
里中の上目遣いに今更この状況が恥ずかしくなってきて、
俺は里中の頭をぐしゃぐしゃにする。
「ぎゃー!!!もうなんなわけー!!慰めてくれてると思ったら!!」
「甘い!俺の膝は安くないんでねー!!」
よし、いつもの里中に戻ってきたな。

ぎゃーぎゃー騒いだ後、居心地悪そうに俺の膝に乗りながら
里中がいきなり学ランを掴んできた。
そして俺の学ランで顔を隠してしまう。
「ん?」
「ありがとね。励ましてくれて。」
そう言った里中の耳は少し俺の学ランに隠れていたけど真っ赤で、
こっちも移ってしまう。
「どういたしまして。」
相棒、頼むからもう少しだけ帰ってこないでくれな。
なんて心の中で不純な事考えたりした。
ペルソナ4の里中千枝は肉食獣かわい14
267 :名無したんはエロカワイイ[sage]:2011/12/16(金) 21:58:48.84 ID:lHMT9AZF0
翌日の放課後の屋上。
「本当に少しだけだからね。女の子がやる膝枕は高いんだからね。」
「へーへー。」
まだ何かいいそうだったから座ってる里中の膝に頭を置いてしまう。
思ったより柔らかい膝。
なんかすっごく幸せなんですけど、俺。
「里中さーん」
「何よ」
「頭撫でんのも忘れずにな。」
「はあああ!?あれは、あんたが勝手にやってきてたんでしょうが!!」
「いいだろー、やった分お返ししてくれよ。」
「何よ花村のオヤジ!!」
「オヤジじゃないですー。」
渋々といった感じで頭を撫でてくれる。
気持ちいい風が流れる。
久しぶりにリラックスできそうだ。
人に頭撫でられるのって落ち着く。

「あと本当に少しなんだからね。」
「ああ。」
「本当は重いの我慢してるんだからね。」
「サンキュ。」
「本当に、本当に少ししかしないんだから!!」
「わーってるよ。」
事件は終わったわけじゃない。
だけど今だけ少し休もう。


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