- うみねこのなく頃に part1194
266 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2021/02/14(日) 19:50:44.36 ID:p1zI5ZFo - >>261
ラカン派精神分析でいう<現実界><象徴界><想像界>の三界理論に当てはまる 本能寺の変と現代において名指されるところの事実それ自体、これは<現実界>の次元 人間はこの<現実界>そのものの次元には決して到達しえない それは<象徴界>(=平たく言えば言語の次元)に属する文献などの資料を通じて、 我々が頭の中で概念をとおして思い描く<想像界>の次元に下りてくる 我々が接しているこの世界のあらゆる事柄はすべて<象徴界>の働きを通して濾過された現実(リアリティ)つまり<想像界>の次元でしかなく、 我々が本能寺の変という名称で連想する様々な事柄もすべては<想像界>のものなのである 論理的必然として、そこには各視点や立脚点、主観ごとに様々な解釈が成り立ちうることにもなる 実際には歴史の経過とともに共通認識のようなものが成立していき、 それが間主観的現実として構成されていくことにもなるのだが、 もちんそれは世界そのもの、つまり<現実界>の次元のものではありえない 猫箱の中身=<現実界>は永遠に到達不可能な次元にとどまり続け、 そうであるがゆえに際限なく人々の欲望を掻き立て続ける ※ラカンついでに付け加えておくと、アニメひぐらしのなく頃に解のED曲のタイトルが 「対象a」なのはこの点で非常に興味深い というのも対象aとはラカン派精神分析の用語であり、 人々の欲望を際限なく掻き立て続けるその働きのことを指すものであるからだ
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