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名無しさん@お腹いっぱい。
かたわ少女 6 [転載禁止]©2ch.net

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846 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2018/08/19(日) 19:27:59.10 ID:3Zns40ns
>>845
夢と現実の区別くらいつくけどなあ

とりあえず書くか
言っておくがウケ狙いで二次創作しているわけじゃないぞ
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847 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2018/08/19(日) 19:31:28.39 ID:3Zns40ns
時系列は華子ルート完結後。
久夫と華子が二人並んで町を歩いている。華子が彼の腕をゆっくりと引き、どこかへ案内している。着いた先は人気のない街の片隅。

そこには柵で囲われた大きなイチョウの樹が立っていた。背の高い立派な樹だが、枝が螺旋状についていて、どことなく奇妙な印象だ。葉は紅葉しかかっている。

「ここ。この樹……」と華子が告げる。うつむいて不安げな表情だ。察するしかないが、ここは彼女にとって何か思い入れのある場所で、それでいてあまり来たくなかったという感じだ。
俺にはわからないが、どうやら久夫君の方は事前に何か聞いていたようで、今回は覚悟を決めてこの「問題の場所」にやって来たというわけだ。

二人で樹の上の方を見つめていると、突然、二人の身体が別の場所にワープした。
二人は巨木の上部と向かい合う形で、空中の舞台のような足場の上に立っている。そこは四角い和風の板張りで、祭壇にも見える。
背景は黄昏時で、だいぶ高い位置にいるらしく眼下に街を一望できる(樹が異様に高く長くなっており、展望台並)。
ここは早い話、幽世だ。

イチョウのうろが動いて開き、中からスクリームのような白黒の丸い奴が出てきた。こいつがこの大樹の化身・イチョウの大精霊らしい。それがこちらに話しかけてきた。
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848 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2018/08/19(日) 19:34:01.48 ID:3Zns40ns
物語の途中から見ているためにいまいち話がつかめなかったが、
要約すると、この大精霊は長年街を見守ってきた存在だが、現在は呪いの塊状態だ。口ぶりから、根っからの邪悪な存在というわけでもないらしい。
むしろ責任感から自ら呪いだとか人の負の感情を溜め込んでこうなったとのことだ。

寿命が迫っているとも言っていた。こいつは精霊だがあくまで一本の樹であって、無限に生きる神とは違う存在らしい。

それから、どうやらこいつは華子の恩人にあたるらしい。過去に華子の命の危機を救っており、そのために切るに切れない因縁があるとのこと。
その後も少女の華子を精神的に(?)世話していたらしく、今でも気にかけているらしい。事実、大精霊様の彼女への話し方はどこか優しげで、家族と友人の中間といった具合だ。
当の華子もかしこまった様子でそのことを感謝していた。

しかしそれはそれ、先に述べた通り、今のこいつは呪いの塊だ。
これからこいつは人々への復讐のためにそれらを一気に街中に放出し、その後自らも朽ち果てようとか言っている。
「そんなことはさせないぞ!」ということでいきなり戦闘が始まった。まるでRPGのラスボス戦だ。

ていうか、会話シーンのあたりからすでに形式がRPGになっている。なんか4頭身くらいのポリゴンキャラが画面中央にいて、話者の立ち絵イラストがその右に出てくる。
これもうほとんどペルソナじゃねえかって我ながら呆れた。
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849 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2018/08/19(日) 19:35:40.60 ID:3Zns40ns
で、黙々と戦闘。このボスは二人で戦うには少々きつい。

何ターンか後、華子が突然「みんなに知らせなきゃ!」と言いだし、斜め後方へ走っていって戦闘から離脱する。
そして一瞬で派手な巫女服姿に変わり、なにやら念波のようなものを飛ばしだした。この夢の華子はその手の能力者らしい。
「みんな」の範囲がよくわからないが、とにかく知り合いの誰かを呼び寄せて戦力に加えんとしていることはわかる。俺はそれまでの間、一人で持ちこたえる。
華子は慌てふためきながら小声で何かを口ずさみ、その辺をバタバタと走り回っている。この行為が儀式に必須なものなのか、未熟さ故のパニックなのかは判別できない。

数ターン後、二人の背後に金色の光の壁が展開され、そこから救援の仲間が駆けつけてきた。
だが来たのは健二ひとりだった。どうやら途中で選択肢を間違えていたらしい。本来ならリリーや晃さんなんかが来ていたものを。

(服の戻った)華子も戦闘に戻り、これで三人。作業感のある戦闘をやはり黙々とこなし、何とか勝利を収めることができた。

大精霊さんが散り際に何か言っていたが、よく覚えていない。「もはや悔いはない」とか、華子を気遣う内容。霊体がカラカラと高笑いしながら消えていき、イチョウの大樹はその場で枯死した。
俺達3人は元いた場所に戻っている。
その辺で目が覚めちゃったので記憶が無い。肝心なことがわからずじまいなんで少しモヤモヤしていた。
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850 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2018/08/19(日) 19:40:37.61 ID:3Zns40ns
※補足1:この樹が立っている場所は寺でも神社でもない住宅地の一角で、周囲には広場も公園もなかった。「ご神木」には違いないだろうが。
※補足2:大精霊の正体は「木霊」なのだろうが、劇中でその表記は使われていない。ちなみに顔は『ゆめにっき』の「ウボァ(通称)」によく似ていた。
※補足3:二人の服装ははじめ私服だったが、途中のシーンからチラチラ制服になったりしてよくわからなくなった。健二は制服だった。


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