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名無しさん@お腹いっぱい。
うみねこのなく頃に【ファンスレ】

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うみねこのなく頃に【ファンスレ】
400 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2015/07/17(金) 08:10:23.46 ID:ySDVZ2RC
漫画版7巻拝見しましたが、同人本編と同じ気がするんですが…。
同人本編を叩いていた人が、何故あれが「真相書いてる」などと思えるのかわからんの
ですけれど。紗音が中心に来れば、なんでもいい人達なんですかね。

うみねこ以外の別の某10年来の名作の考察もやってたので、期間が開いてしまいました。
インターミッション的意味合いで、1998年関係の参考データ含めていくつか投下。



■「皆殺し犯」に関する公式によるネタバレ箇所

結末の支配者:
絵羽=ベアトリーチェの登場曲「worldenddominator」。
初出は、絵羽=ベアトの登場しないはずのep2になる。当該シーン時、画面に登場する
のが『右代宮譲治』である点に注目。台詞内容等から鑑みれば、「BGMの切り替え
タイミングが不自然」であることに気付けるはず。つまり、当該シーンは魔女からの
逃走シーンではなく、譲治とベアト(楼座)の「共犯による惨劇の幕開け」である
ことを意味する。

闇に堕ちた者達:
http://07th-expansion.net/cross/cha/Main_p.htm
Character Select のバナーデザインを参照。登場キャラ全員が皆殺し犯サイド
という、公式のネタバレでもある。譲治と楼座には差し込む光すら与えられない。

「黒き戦人」とは、前回ep5解説時、楼座の身代わりになろうとし、彼女を「カァサン」
と呼んだ、19年前の赤ん坊を演じた戦人のこと。漫画版ep8の7巻でも、紗音を絞殺する
譲治と共に登場し、絵羽=ベアト、要は楼座に成り済ました絵羽の身代わりになっている。

黄金郷を破壊に来たヱリカを、ベアトと一族が足止めするシーン。ほぼ全てのコマで、
譲治の表情が眼鏡で伏せられている。本編クイズ後にも示唆されたように、彼は本来
真里亞のためにこの事件を起したのに、絵羽の説得に応じ、欲に憑かれて道を誤って
しまい、挙句その不誠実さを楼座に見破られて殺害された。今更、どうにもならない。


なお、皆殺し犯サイドと被害者の区分けは本編内でも行われている。

ep6で戦人が密室に陥った際、戦人サイドは登場人物を、従兄弟部屋と隣部屋に分割
してヱリカに密室トリックを提示している。これが事件当初の連鎖密室実行時の人物
分布となる。秀吉、譲治、熊沢、紗音、南條は、魔女殺人計画と連鎖密室の関係者。
黄金の真実なので、場所自体が悪魔の証明になるのはep1/5と同様。

ちなみに、嘉音によるep6従兄弟部屋脱出方法の回答例として、

1.隣部屋の紗音が嘉音に偽装、戦人救出に向かい、退場する。
2.嘉音が偽装を解き、ヱリカ(紗代)に成り済ます。
3.ヱリカ(嘉哉)が「探偵権限」で開錠し、脱出。施錠して再密室化。
4.ヱリカ(本来の嘉音)が戦人救出に向かう。

「救出者が2人の嘉音であること」が、クローゼット脱出トリック解法の必須条件。
ep7命令権者の法則により、2人は居合わせなければ、どちらにも成り済ませる。
つまり、後発の嘉哉が紗代の行動を想定したうえで、彼女を罠に陥れるような
行動をとれば、紗代が気付いていなくとも、連携行動と同じ結果が出せる。

ep2の海岸での密会、ep8の薔薇庭園での幻想描写を外す(最も容易なのは、
首から鍵を提げていた縁寿 → ep2で封筒に入った鍵を所持していた真里亞。
ただし、ep8は「祭囃し編」なので、ep8のみ組み合わせが変わる。詳細はep8解説時)
と見当がつくが、彼女は楼座の協力者として行動している。
うみねこのなく頃に【ファンスレ】
401 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2015/07/17(金) 08:17:41.93 ID:ySDVZ2RC
■「ヤス」というアナグラムの解法とその動機について


ネタバレの鍵は、第三の偽書"confession"=後の「ep7」の作者である「寿ゆかり」
が、後世にて八城幾子と公開する合同誌「天使17歳」のタイトル。

「寿ゆかり」が「縁寿」を反転させたペンネームであること、及び17という
数字に着目し、「ヤス」というアナグラムの出自を考察する。

「命名当時の彼女ら」の立ち位置が断定できない点から、

「右代宮紗代」 彼女の名に、2人の「年齢差」を正規表現で反映

「サ」+?(2)文字=「ス」
「ヨ」−?(2)文字=「ヤ」

これを「反転」すると「ヤ」「ス」になる。

つまり、紗代と「2」歳差の、「反転」人格が「ヤス」という存在。
※某ファミコンゲーム元ネタ案は一部ファンのこじつけです。

紗音と異なり、男性を演じる人物
紗音と異なり、常時不満な様を演じる人物
紗音と異なり、常時人付き合いが悪く、孤立している人物

言うまでもなく使用人「嘉音」のことを指している。

作中、朱志香の「年下の使用人なんだ」発言から、「嘉音」が彼女よりも
年下であることが明かされているので、当時の年齢は17と想定される。

ゆかりもまた、ここに「17」という数字を提示しているので、
17±2=15或いは「19」。

1998年が六間島「事件後の未来」である以上、「天使17歳」の逆読み
によって、彼女が誰を「ヤス」=家具ではないオリジナルの「嘉音」に
指名していたかは言うまでも無い。

某偽書作家テストep7を引用
「ヤスがベアトになってから、『2年間、苦しみ続けていた』理由とは?」

彼女が「幾子」と名乗るのは、紗音に成り済ますこと以外に、
彼女自身が六間島事件後、2年間苦しみ続けていたベアトであることを示唆
するためとも言える。
うみねこのなく頃に【ファンスレ】
402 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2015/07/17(金) 08:19:34.53 ID:ySDVZ2RC
赤字:
楼座はベアトリーチェである
縁寿はベアトリーチェである
朱志香はベアトリーチェである
真里亞はベアトリーチェである
嘉音はベアトリーチェである
嘉音と見立てられる紗音もまた、ベアトリーチェである
楼座と見立てられる絵羽もまた、ベアトリーチェである

ベアト(楼座)は留弗夫を愛している
ベアト(縁寿)は戦人を愛している
ベアト(紗音)は戦人を愛している
ベアト(絵羽)は譲治を愛している
ベアト(朱志香)は嘉音に成り済ました紗音を愛している
ベアト(真里亞)は楼座を愛している
ベアト(嘉音)は戦人を愛している
ベアト(嘉音)は譲治を愛している

留弗夫は霧絵を愛している
戦人は母である楼座を愛している
譲治は娘である真里亞を愛している


『誰もが嘉音を紗音の影だと思っている』

※実際、ネットを巡れば難なくわかることだけれど、
同一説考察のほとんどが「紗音中心」で構成されている。
2人が「同一人物だ」というのなら、何故紗音がベースとなる、
優先される必要があるのか? その裏に隠れた読者の感情にこそ、
幾子が苦しみ続けた原因がある。

同時に紗音もまた、戦人、夏妃、源次、熊沢らに、無条件のように
「ヤス」を優先される現実に、嘆き続けていた日々があった。
この状況は、漫画版でも明確に提示されている。殊に夏妃と紗代の
それは致命的な歪であり、紗代は夏妃へ殺意すら抱いていた。

「自分が愛する人程、自分に振り向いてくれない」
上記が概念「ベアトリーチェ」を拘束する法則の1つになる。


故に『嘉音は誰も愛せない、誰からも愛されない』


彼女の結論(金字):
紗音、楼座、縁寿、朱志香、真里亞、絵羽を殺害すれば、
嘉音だけがベアトリーチェになれる
偽書読者全員にとって、偽書上の全ての愛が嘉音だけのものになる

『彼女以外のベアトリーチェ全員の死を以って、嘉音は救われる』


※考察最終時点で触れるが、この物語には都合「7人」の
「ベアトリーチェ」が登場している。

『第一の晩に、鍵の選びし六人を生贄に捧げよ』

金蔵の碑文の内容がそのまま、幾子が残忍な伝承上の魔女そのものと
化していく、作品全体の伏線になっている。
うみねこのなく頃に【ファンスレ】
403 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2015/07/17(金) 08:20:55.40 ID:ySDVZ2RC
--- ep4 最終シーンの演出より ---
早く私を殺してください 妾を止めてみ
お前が帰ってこなければ いっそ、生まれたくなかった
誰も愛せ のですか
お願いです どの結末で 私の物語に 私を殺して
さもなきゃ お前が死ね

上記が1998年の世界にて、2つの偽書という創作の世界にすら、
求める愛を得られずに、狂気へ陥り、皆殺し犯化した彼女の心中を
再現した表現。

部外者から見れば、滑稽に見えるだろうが、彼女は幼い時分に、王子様で
あった戦人に、島を連れ出して貰う約束をしてから、ずっと自分がお姫様
になれる日を夢見てきた。その夢が破れても、無理矢理紗音によって代役
をやらされた譲治との日々の中、彼ならば、と縋り付いた日々もあった。
が結局、戦人も譲治も、2人共に彼女を必要としていなかった。

「魔女ベアトリーチェ」が望んで惨劇を起すのではない。
が、求める愛を、救いを、紗音と楼座という存在によって、誰からも
得られなかった彼女には、腐り朽ちてしまった心(ep6姉ベアトの恋の毒発言
参照)を再生し、暴走を止めることができない。今の彼女には、幼い縁寿で
すら、戦人の愛を奪う憎しみの対象でしかない。

奇しくも、上記は六間島で凶行に臨み、果てていった絵羽の心中でもある。
彼女もまた、譲治と真里亞という大切な家族双方から拒絶され、それを
認めたくなくて、足掻き続け、2人のために何でもやろうとした哀れな女性
という一面を持っている。

理解には、およそ竜騎士氏が考察本で述べた、男女による肉感的、精神的な
価値観差の把握が必要になるかもしれない。殊に、男性読者の多くは恋人との
やりとりからそれを理解する必要性が出てくるために、

「恋愛経験が乏しいと、ヤスの動機は理解できないだろう」
「女性読者の方が真相へ到達するケースが多い」

という旨の作者発言へと繋がる。誤解した読者が多かったのは残念なこと。
世間で「竜騎士は作者を馬鹿にしている」という噂の元となった、彼の発言の
大半が、単なる作品の解法ヒントでしかない。
うみねこのなく頃に【ファンスレ】
404 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2015/07/17(金) 08:22:37.30 ID:ySDVZ2RC
■「縁寿」という幻想描写と作家「寿ゆかり」


「さくたろうの大冒険」で受賞した作家「寿ゆかり」。
縁寿の肉親であり、戦人の家族でもあり、真里亞の幼少時にも詳しいep7の作者。
右代宮明日夢こと、楼座を指している。

※ep7冒頭の章題が「楼座の告白(告白=confession)」になっている点に注目。
彼女が第3の偽書"confession"の紡ぎ手になる。

「縁寿」という「家具」は、「ベアトリーチェ」=報われぬ愛に身を焦がす妹

という真実の欠片で、楼座及び幾子と立場を共有している。故に、1998年の
世界において、彼女は楼座と幾子双方の幻想描写「家具」として見立てられる
ことになる。

ep8 真里亞「黒き魔女(幾子)となるか、白き魔女(楼座)となるかは縁寿が決める」

幾子が幻想描写で成り済ました人物の例:

ep3事件後の絵羽:譲治を愛する共通点及び、幾子が成り済まそうとしていた紗音の
持つ、「姉」という要素を、同じ場に居た縁寿(楼座)のそれに摩り替えた結果

ep4須磨寺霞:「好きでもない男と結ばされた」という彼女の恨み言は、紗音に
よって戦人を奪われ、譲治と付き合う代役をやらされた経緯故。
且つ双方が「姉に確執を持つ妹」という共通点を持つ。

ep8右代宮縁寿:「手品」選択時、天草と船長を殺害した縁寿は、幾子の幻想描写
ep8作者である幾子による、六間島上の戦人と1998年の世界での十八を殺害した
という告白であると推測される。動機は「魔法」選択で描かれた通りに、
金蔵のオカルトという誰もが信じようともしない勝算ゼロの賭けに身を投じ、
心中するためだった。これはep6解説時、或いは考察の最後で触れる。

GM戦人が幻想描写上の縁寿(楼座)に「一なる真実」を知られたくなかった理由。
無論、愛する家族との繋がりを求め続けていた楼座に、残酷な現実を告げたく
なかったため。もう誰1人、彼女の帰りを待つ子供達はいないのだということを。
戦人は誰よりも自分達を慈しみ続けてくれた「カアサン」を愛し、
彼女の幸せを願っていたのだから。


※幻想描写が「赤字」=真実の欠片を共有することを考慮すると、ep2の楼座乱舞の
シーンから、以下が導ける。

「真里亞を拉致し、長男一家を不意討ちで虐殺した絵羽の戦闘能力」と、
「真里亞を護衛しながら、戦う楼座の戦闘能力」はほぼ互角である。
つまり、死にもの狂いの絵羽=ハンデつきの楼座という悲しい現実を意味する。

これが、六間島事件で、皆殺し犯であり、護身術の覚えがあった譲治と絵羽を
連続で報復殺害した人物楼座の正体。ep8の金蔵同様、人は見かけによらない。
仮にも、戦人の豪快な人格形成に寄与した人物であることを忘れてはならない。
うみねこのなく頃に【ファンスレ】
405 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2015/07/17(金) 08:26:06.92 ID:ySDVZ2RC
■ep8「縁寿と戦人の再会」という幻想描写が持つ意味


幾子が寿ゆかりに興味を持ったのはあくまで建前に過ぎない。
既に述べたように、第3の偽書"confession"の公開によって、自身の正体を看破
されてしまった幾子が、楼座から、縁寿殺害(ep7「ベアトリーチェ殺人事件」
解説時に触れる)への報復意図をあからさまに示すペンネームを提示されたが
ために、場に引き摺り出されてしまったことを意味している。

彼女が楼座であることは、幾子自身も気付いている。仮にも作中で、見的必殺と
絶対防御の魔法を併せ持つ無敵の魔女絵羽=ベアトとして描いた人物である。
譲治と絵羽を殺害した彼女相手では、白兵戦に及んだ時点で、全く勝ち目が無い
ことがわかっていたから、彼女は切り札を提示することになった。

それが十八(戦人)という楼座の家族=『人質』の存在。

幾子は六間島事件の「連鎖密室」を皆殺し犯であった楼座相手に再現したこと
になる。だから、彼女は楼座をこう脅迫したに等しい。

「戦人の命が惜しくば、お前が自殺しろ」

後の縁寿の飛び降りシーンは、これを意味する表現。
そして、十八はこの時点で記憶を取り戻していたから、彼女にこう告げる。

「あなたの元へ帰ることはできない(カアサンを守ってみせるから)」

括弧内の部分がep8天草という幻想描写の「事情が変わった」発言の意味になる。
うみねこのなく頃に【ファンスレ】
406 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2015/07/17(金) 08:28:54.59 ID:ySDVZ2RC
■六間島事件の解釈 ep3 前編■


「第3のゲーム、第一の晩。連鎖密室が繋ぎし、6人の骸。」
「幻は幻に。……輪になる密室、終わりと始まりが、重なる。」


A:手品サイド

復唱要求『全ての犠牲者の死亡判定は、ただ一回の検死の結果に過ぎない』
これで、魔女側は詰みになります。

ベアト赤字「6人は即死であった!」
「まぁ、『完全な意味での死亡には数秒、もしくは数分をかけた』かもしれん。
だがいずれにせよ、自らの意思で何かの行動を取る事は完全に不可能であった。
『その意味において、即死』と断言できる!」

上記が致命的なネタバレ発言だからです。

ep6より解答を抜粋
ドラノール「密室破壊時以降に、殺人は行われていナイ」
GM戦人「拒否する」

1.殺人犯絵羽・ベアト(楼座に成り済ました絵羽)による『任意室内』での犯行。
2.工作者嘉音による遺体の運搬と六連密室への配置。
※この際、紗音の遺体を1番目に配置し、自らは6番目の部屋にて施錠し、待機。
3.家具『楼座』が扇動工作を行い、1→2の順に戦人達を回らせるよう誘導。
4.戦人達が3の部屋へ到達後、嘉音が6の部屋を開錠。1の部屋へ。
5.嘉音が紗音の遺体を6番目の部屋へ運搬。家具偽装とマスターキーを交換する。
6.嘉音が紗音に成り済まして、6の部屋を施錠。1の部屋で偽装死を採る。
7.1の部屋へ戻った時点で家具『楼座』が扇動工作を行う。不可解犯罪を強調し、
戦人達は紗音(嘉音)への注意を逸らされる。

つまり「主犯の家具『楼座』と、その協力者嘉音による共犯」ということになります。
楼座の犯行は六連密室外(以前の考察同様、「密室内」以外は悪魔の証明化される)
のものなので、ベアトは以下白々しくも宣言できるわけです。

赤字「金蔵、源次、紗音、嘉音、郷田、熊沢の6人は死亡している」
※「終わりと始まりが、重なる」とは、
1の紗音と6の嘉音は同一人物と錯覚される2人による偽装工作であることを指す。
うみねこのなく頃に【ファンスレ】
407 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2015/07/17(金) 08:32:09.36 ID:ySDVZ2RC
赤字「6つの部屋には誰も隠れていない」
赤字「6人はトラップで殺されてはいない」
赤字「6人は誰も自殺していない」
赤字「密室外から鍵を戻すことなど出来ない」
赤字「室外からの殺害は不可能だ」
赤字「金蔵を除く5人の殺人の際、殺人者は必ず同室していた」

全て、以前の魔女殺人のフォーマットで触れた、犯人Cと事後工作者Eを、
読者に同一視させる錯覚を利用したトリックの産物です。

金字「犯人は部屋に一歩も入ることなく、被害者達を殺した」
金字「室内に凶器は存在せず、室外からの殺人も不可能だ」
金字「犯人が密室から脱出する方法は存在しない」
金字「犯行時、犯人は被害者と同室していた」

何故なら、「黄金の真実」=魔法で、Aの計画、又はEの工作の
いずれかを、Cの犯行だと読者に錯覚させるだけで良いからです。

金字「妾が魔法で殺したのだ」

何故なら、「黄金の真実」=魔法で、Cの犯行を、Aの計画、
又はEの工作の結果だと読者に錯覚させるだけで良いからです。

実際はA・C・Eの三者が、時間軸を違えて同時に行動していた。
この状況に対する読者の「思い込み」が、幻想描写による魔女殺人の正体。
うみねこのなく頃に【ファンスレ】
408 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2015/07/17(金) 09:04:54.16 ID:ySDVZ2RC
A:魔法サイド

紗音の魔女殺人計画を下敷きに、譲治の連鎖密室が実行されて、事件は起きた。
楼座の協力者であった嘉音は、事件の顛末を知らなかった「絵羽・ベアト」に、
真相を告げるために、惨劇の現場に干渉して、彼女らへのダイイングメッセージ
を作ることで、全てが彼女の行動であるかのような錯覚を引き起す。
が、これは協力者という体裁で行われた嘉音の謀略だった。
彼女は紗音と、自らが真実の愛を得ることの阻害要因であった右代宮家の者達を、
ひたすら憎んでいたのだから。

魔女殺人描写は、生存者への脅迫要素とは、全く別の意図、
つまりは『皆殺し犯達の誘導工作』のために、嘉音によって創られたものになる。

彼女は、我が子を想う楼座の行動を想定した上で、夏妃と朱志香の遺体を使った
ダイイングメッセージを作った。これがep1の夏妃を蘇生した反魂の魔法の正体。
連鎖密室は「人質と引き換えの、一家心中乃至他家の皆殺しへの教唆トリック」
であるから、人質とその両親が同じ現場で死ぬ状況は絶対に発生しない。
結果、楼座は譲治の真意が偽りであると思い込み、皆殺し犯の同士討ちへと繋がる。

皮肉にも絵羽の説得を受けた譲治は、彼女を利用するだけ利用してから、全ての罪
を絵羽に被せようとしていたので、同じ結果になってしまった。

絵羽もまた、自身が殺害したはずの夏妃の遺体が、朱志香を守るかのように移動
していたことに驚愕する。彼女は使用人を見分けられなかったから、まるで伝承上
の魔女が、自分たち以外にこの屋敷に居るのだと考え、自分達もいずれ犠牲に
加えられると怯えるようになる。この経緯が、ガァプの死体隠し能力のからくり。
要は「認識できない第3者による遺体の運搬工作」のこと。ガァプとは、2人の
ベアト=嘉音と楼座の友人であるところの、夏妃と絵羽の共有人格を指す。



続きは次回にて。
機会をくれた住人の皆に感謝します。

「ひぐらし」で感動した人は多かったと思うけど、「うみねこ」だって、
かなりの力作であり、新しい趣向がいくつも盛り込まれていた。
けれど、作者がネットのインタビュー記事にて触れたように、
ミステリーの楽しみ方は、謎解きを純粋に楽しむことと、探偵に感情移入して、
満足感を得ることの2通りがあって、同人故に後者が圧倒的に多かった。
同人だからこそ、作者が自由に書けるように、読者だって好きなものを選ぶ
権利がある。戦人とベアトの掛け合いを派手に書き過ぎたのかもしれないですね。
うみねこのなく頃に【ファンスレ】
409 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2015/07/17(金) 09:22:55.52 ID:ySDVZ2RC
×「竜騎士は作者を馬鹿にしている」
○「竜騎士は読者を馬鹿にしている」

寝ぼけてた。すまんです。
竜騎士氏的には、あれを細かく説明してしまった時点で、自分たちが数年間
積み上げてきたものを壊してしまうことになる。

だから、言いたくとも、言えない。
さしずめ、ep3事件後の縁寿が読者で、彼が絵羽の立ち位置だったんでしょうね。


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