- 【うみねこのなく頃に】屁理屈推理合戦スレ ３９
66 ：魔女 ◆AS1zl9lGYk [sage]：2013/12/08(日) 00:00:12.23 ID:CFmIPn3H - 【登場人物は戦人と金蔵の二名のみ。】
【舞台となるのは右代宮家所有の酒蔵。これ以外の場所はゲームに関係しない。】
【二人はテーブルを挟んでソファに座っている。ゲーム中、二人はソファから離れる事を禁止されている。】
【テーブルにはウィスキー、ジン、ウオッカ、リキュール、ワイン、日本酒、ブランデーの七種類のボトルが置かれている。】
【テーブル上にある他の物は、金蔵のグラスと戦人のグラス、そして毒物である。】
ゲーム内容
これより戦人様は全七種の酒を飲んで頂きます。
金蔵様は毒を事前にセットしてあり、簡単に言えば戦人様が毒を飲んで死ねば金蔵様の勝利であり、生き残れば戦人様の勝利となります。
……おっと！ 金蔵様はゲーム開始と同時に、テーブル上から手を退けて下さい。
ええ、そうそう。【金蔵様はゲーム中、グラスやボトルに触れてはいけません。ついでに口も開いてはいけません。】
勿論、【毒がどの酒に入っているかも教えてはいけません。これはジェスチャーや目配せで毒の在り処を伝えるのを禁止するルールです。】
ふふ……別に不要なルールではありますがね。これは戦人様に向けたヒント、というところでしょうか？
それでは勝者は決していますが、一応顛末を。
【右代宮戦人はゲームに敗北し、その魂は黄金郷に召されました。】
私が掲示する謎はシンプルなものです。
実をいうとこのゲーム盤は出来の悪さからボツとなり、魔法ですら無いと判じられたゴミクズのようなものです。
……まあ、ニンゲンにはすこーし難しいですかね？ くっくくくく……っ。
『右代宮戦人は自由に酒を選択し、飲むことが出来る立場だった。彼は自分の意思で酒を選び、自分のグラスに酒を注ぎ、そして飲み干した。
ゲーム中、右代宮金蔵は一切戦人に干渉していないし、ボトルやグラスにも触れていない。
にも関わらず戦人が死亡したのは、魔法によって彼が必ず毒を飲むように仕向けられていたからである。』
探偵側は金蔵の仕掛けた“トリック”を見抜き、魔女側は金蔵の仕掛けた“魔法”を守ります。
では赤き真実をどうぞ。
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69 ：魔女 ◆AS1zl9lGYk [sage]：2013/12/08(日) 00:19:04.65 ID:CFmIPn3H - >>67
Yes! 勿論そういうルールです。
【戦人は必ず全七種の酒を飲まなければならなかった。】
【しかし、全七種の酒を飲みつつ、毒だけを飲まない方法は存在した。】
いわゆる金蔵様と戦人様の知恵比べです。
どちらにも勝利する方法があった……でなければアンフェアでしょう？
愚か者の戦人は魔法により、唯一の勝利条件に対して盲目となっていましたが。
復唱要求は拒否。上記赤き真実にある通り、【戦人は必ず全七種の酒を飲まなければならなかった。】
>>68
【戦人のグラスに毒物は入っていない。】
ついでに【戦人は金蔵のグラスを使って酒を飲む事を禁止されている。】
【戦人は必ず自分のグラスを使って酒を飲まなければならない。】
でも、戦人様は勝てたはずなのです。
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72 ：魔女 ◆AS1zl9lGYk [sage]：2013/12/08(日) 00:26:02.01 ID:CFmIPn3H - >>70
【しかし、全七種の酒を飲みつつ、毒だけを飲まない方法は存在した。】
この赤き真実は揺らぎません。
>>71
【飲んだら即死する毒】としましょう。
【この毒は液体に溶かして飲む事で効力を発揮する。】
七種の酒のひとつには、事前にこの毒が仕込まれていたということです。
……おやおや、なにやら矛盾が発生しますねえ？ ふふふ。
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76 ：魔女 ◆AS1zl9lGYk [sage]：2013/12/08(日) 00:33:18.91 ID:CFmIPn3H - >>73
【毒物は既に液体Xに溶かされた状態でテーブル上に存在している。】
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78 ：魔女 ◆AS1zl9lGYk [sage]：2013/12/08(日) 00:38:42.87 ID:CFmIPn3H - >>74
戦人様の勝利する方法を導き出す事は、即ち魔法の否定となりましょう。
ここでは“金蔵が戦人を殺した方法”を皆様が暴き出せばよいのです。
【毒物は全ての酒に入っているわけではない。】
>>75
【毒物はボトルに封入する以前に混入させられてはいない。】
【酒の生成過程で酒に融けていない。】
復唱は拒否としますが、サーヴィス精神旺盛な私に拒否は殆どありえません。
【テーブル上の酒は全て開封済みである。】
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80 ：魔女 ◆AS1zl9lGYk [sage]：2013/12/08(日) 00:43:13.38 ID:CFmIPn3H - >>77
そうなります。
【液体Xは七種の酒のひとつである。】
ウィスキー、ジン、ウオッカ、リキュール、ワイン、日本酒、ブランデー……この中の一種に毒が入っています。
毒酒Xとでもしましょうか。――ですが、戦人様には七種の酒を飲みつつ生き残る方法がありました。
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84 ：魔女 ◆AS1zl9lGYk [sage]：2013/12/08(日) 00:50:55.28 ID:CFmIPn3H - >>79
【全てのボトルは開封済みである。】
ですが決して悪くない赤き真実です。
>>82
【解毒剤の使用を禁ず。】
【戦人自身が酒を用意する事を禁ず。】
【全ての酒は金蔵が用意したものである。】
>>83
【毒物は毒ガスではない。】
【時間経過で毒物の効力は落ちない。】
【毒物は液体である。】
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87 ：魔女 ◆AS1zl9lGYk [sage]：2013/12/08(日) 01:01:43.03 ID:CFmIPn3H - >>85
【毒物はアルコールに融ける。】
因みに戦人様は、たった一度だけ自分の選んだ酒を飲む事をやめ、別の酒を選択して飲んでいます。
毒物は【戦人が一度飲む事をやめた種類の酒に入っていた】のです。
>>86
【酒の種類と銘柄の種類は等しい。】
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92 ：魔女 ◆AS1zl9lGYk [sage]：2013/12/08(日) 01:17:31.29 ID:CFmIPn3H - >>88
【毒物は一種類のみであり、必ず飲んだら即死させる事が出来る。】
>>89
【酒を飲む順番は重要ではない。】
何故、戦人様は一度飲む酒を変えたのか？
そうせざるを得なかった状況とは何でしょうか……・
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93 ：魔女 ◆AS1zl9lGYk [sage]：2013/12/08(日) 01:18:50.08 ID:CFmIPn3H - >>91
【毒が酒に融けても酒の色は変わらない。】
【毒は無色透明の液体。】
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97 ：魔女>>66 ◆AS1zl9lGYk [sage]：2013/12/08(日) 01:32:28.27 ID:CFmIPn3H - >>94-95
【毒は無味無臭、そして無色透明である。】
【水割りにしたくても水はテーブル上に存在しない。】
【リキュールをカクテルにしたいと戦人は思った事が無い。】
一応、
【酒の種類はゲームに関係無い。】
ことを明記しておきましょう。お酒の知識があろうがなかろうが関係ありません。
>>96
う、ううむ……それは冴えたアイディアですが、
【物語当初から存在する酒以外が登場することを禁ず。】
【物語当初から存在する酒を混ぜ合わせる行為を禁ず。】
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99 ：魔女>>66 ◆AS1zl9lGYk [sage]：2013/12/08(日) 01:39:57.30 ID:CFmIPn3H - >>98
【戦人はチャンポンで吐いていない。】
大分夜も深くなってまいりましたね。
ここはひとつ、何かヒントでも差し上げましょうか……ふふ。
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103 ：魔女>>66 ◆AS1zl9lGYk [sage]：2013/12/08(日) 01:45:29.89 ID:CFmIPn3H - >>100
【酒の種類とボトルの数は等しい。】
……いやいや、やはり流石は探偵様。
貴方はもっとも真実に近いお方です。いえほんとに……。
>>101
【ワインは赤ワイン一種のみ。】
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104 ：魔女>>66 ◆AS1zl9lGYk [sage]：2013/12/08(日) 01:47:42.65 ID:CFmIPn3H - >>102
【酒の種類とボトルの数は等しい。】で反論させていただきます。
そして言いましょう！
【酒の種類が一種類でも、同様のゲームを行う事は出来た。】
【その場合でも金蔵は勝利する事が出来るし、戦人が死を逃れる事も出来た。】
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108 ：魔女>>66 ◆AS1zl9lGYk [sage]：2013/12/08(日) 01:59:54.99 ID:CFmIPn3H - >>105-106
超シンプルな青き真実ですね……。
ですが【酒の種類とボトルの数は等しい】のです。
正直苦しい言い逃れですが。
>>107
……リザインさせていただきます。
しかし金蔵様はゲーム開始以前に、口頭で戦人様を誘導していません。
真相を踏まえてこれから全てをご説明しましょう……。
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110 ：魔女>>66 ◆AS1zl9lGYk [sage]：2013/12/08(日) 02:13:04.53 ID:CFmIPn3H - ◆毒酒の魔法
テーブルにはウィスキー、ジン、ウオッカ、リキュール、ワイン、日本酒、ブランデーの七種類のボトルが置かれていた。
戦人は順番に酒を選び、ボトルから酒を自分のグラスに注いで飲んでいたが、とある酒でそれが出来ない事に気付く。
【ボトルXは下部がテーブルと接着されており、ボトルを動かす事が出来なかったのである。】
これでは酒が注げない、と戦人は仕方なく別の酒を飲み続け、ついに最後の一種を飲めばゲームクリアというところまで進んだ。
しかし、肝心の最後の酒はテーブルと接着されたままで動かせない。
――最後に残ったウオッカを飲まねば勝てない。しかし、飲む方法が無い。
ゲームは無限に続かない。長考すればするほどに、金蔵の失望が戦人に伝わってくる。
戦人は分かっていた。
最後の一種、ウオッカに毒が入っている事を。
【右代宮金蔵のグラスにウオッカが注がれている】ことにも気付いていた。
ゲーム開始以前に金蔵は、予め自分のグラスにウオッカを注いでいたのだ。
【戦人が口をつけていないはずのウオッカのボトルは、最初からある程度量が減っていた。】
ここまで来れば皆様にも真相は見えたでしょう。
戦人は金蔵のグラスに入ったウオッカを、自分のグラスに注いで飲み干して死んだのです。
【毒が入っていたのは、金蔵のグラスに入っていたウオッカだった。】
>>68の反論である>>69――【戦人は金蔵のグラスを使って酒を飲む事を禁止されている。】
これは金蔵のグラスから直接酒を飲む事を禁止するものです。
戦人様はウオッカのボトルを叩き割り、零れたウオッカを指でかき集め、グラスに注いで飲めばよかったのです。
金蔵様はその姿を見ても失望などしません。
右代宮家の栄光は、一滴の酒を無限の黄金に変える事で築き上げられたものなのですから。
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111 ：魔女>>66 ◆AS1zl9lGYk [sage]：2013/12/08(日) 02:21:44.52 ID:CFmIPn3H - ――と、それらしい後付けのストーリーを付け加えてこのゲーム盤を終了します。
恐らくゲームに矛盾やロジックエラーの類は無いと思うのですが、質問等あればお答えいたします。
特に無ければ、2時間前に始まった日曜日を堪能しましょう。
……たまには魔女と探偵相反する者同士、一献どうです？ 折角なので魔女の口紅付きのグラスから、直接。
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114 ：魔女>>66 ◆AS1zl9lGYk [sage]：2013/12/08(日) 02:39:11.84 ID:CFmIPn3H - 特に何も無さそうですね。
今回の毒酒トリックは、ボトルに注意を向けて金蔵のグラスを忘れさせる事で成立するものでした。
これを元に大幅に改良したゲーム盤もいつか公開出来るといいのですが……それではおやすみなさい。
>>113
まあほら、金蔵は普段から毒みたいな酒飲んでる人ですし……。
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