- タオルケットをもう一度シリーズ63
58 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/03/04(月) 15:53:34.51 ID:/aWI7cPg - やはりタオルケット裏あたりはシュルレアリスムとセンチメントの比率の混迷っぷりが非常にグロテスクだ。
過剰に分かりやすい情緒を描きつつも、後半になるにつれて突然に現代詩みたいな、 口悪く言えば意味の分からない「電波」のような一文が挿入されるのはある意味で暴力的に面白さを喚起する。 かなしみホッチキスさんもいわゆる自然現象系/『虹』系作家だと思うしなあ。どういった方法で語れるか未知数。 日本はimmatureの文化圏とよく言われるけど、タオルケットはまさに図像/テキストの多くがimmatureで、 だけれども、同じようなimmatureなライトノベルの文脈では禁忌になってる暴力的な性描写とか出てくるしなあ。 未成熟に蓋をして腐らせてしまったようなグロテスクさがある。 登場人物の多くが自家中毒したり(文字通りの意味で)して、どこまでいっても結局は未成熟なんだけど、 まさに「かわいい」の行き着く先にはこういった捻じれたグロテスクな世界が待ち構えてるのかなと思うと、ちょっとこわい。 5の主人公も、最終的に子宮に飲み込まれちゃうわけだしね。
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