- うみねこの超展開な解答を真面目に考察する 47
366 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/04/26(木) 13:24:12.19 ID:14ICONE4 - ・ベアトリーチェという人物の考察
まず最初にEP5で出たこの赤字を見てほしい 「ノックス第8条、提示されない手掛かりでの解決を禁ズ! これまでのあなたは探偵デシタ! そのあなたが今回は探偵でなく、私見を交える観測者であったことは示されていたのデスカ!! それがない限り、あなたには主観を偽る権利はありマセンッ!!」 つまりEP1〜4の戦人は探偵であり、主観を偽る権利が与えられていない。絶対に戦人の主観描写は偽る事が許されていない。 ではEP1〜4で戦人が主観でベアトリーチェを観測したケースを個別に検証していく。 ケース1:EP1のラストでの高笑いするベアトリーチェを目撃したケース ケース2:EP2の最後、金蔵の部屋で金蔵とベアトリーチェを目撃したケース ケース3:EP4バルコニーでベアトリーチェを目撃したケース 3つのケースで戦人はベアトを目撃している。最初に紹介した赤字により、戦人が探偵である限り、戦人は 主観を偽る権利を持っていない。ケース1だが、戦人は最後まで謎は解けなかったものの真相を暴くという意思は 持っており、探偵だったのは間違いないが、ケース2は事情が違う。楼座と戦人と真理亞が客室に帰って来た時に 魔女の手紙が出現する事によって楼座と言い争いになって、その際に戦人は親族を人殺しだと疑わなければいけない 苦痛から、完全敗北宣言をしている。ベアトリーチェの存在を認め、目の前に現れてくれと叫んでいる。このケース2の 場合は明らかに探偵を放棄しているので、戦人が主観で目撃したベアトと金蔵は「戦人が探偵でなくなったので」幻想 描写だと判断出来るだろう。しかし、EP1のケース1同様にEP4のケース3は探偵の資格を有している状態で ベアトをハッキリ目撃している。 つまり、ケース1と3から、戦人がベアトを目撃したということは、六軒島に18人目のXであるベアトリーチェという 人物が存在する事を確定させる。 EP4で金蔵の存在を疑われたベアトが最新の在島人数の赤字を出しているが、 「 妾はこれまで、この島には19人以上の人間は存在しないと宣言してきた。それを、金蔵の分、一人減らす!! 」 「 この島には18人以上の人間は存在しない!! 」 「 以上とはつまり18人目を含めるぞ。つまり、18人目のXは存在しないッ!!これは全ゲームに共通することである!!! 」 このように18人目のXの存在は否定されている。つまり17人しかいないのだ。この部分の考え方として2つの本編中の伏線を 参照したい。まずEP5のベアトのセリフだ。 「赤で19人目が許されずとも、そこに19人目を紛れ込ませるなど、妾ならば魔女ならば、造作もなくやってのけるがな」 EP5ではエリカが登場し人数がプラス1されている。このセリフの「妾ならば魔女ならば」と言う部分に注目だ。 「魔女ならば」と言い直してる部分だ。続いてEP6から赤字を参照する。 「 初めまして、こんにちは!探偵ッ、古戸ヱリカと申します!!招かれざる客人ですが、どうか歓迎を!! 」 「 我こそは来訪者ッ、六軒島の18人目の人間ッ!!! 」 「 …………申し訳ないが、 」 「 そなたを迎えても、 」 「「 17人だ。 」」 エリカが自分の事を「探偵、古戸エリカと申します」と言っているが、仮にこの時「真実の魔女、古戸エリカと申します」と 言ったならばどうなるのかを考えたい。当然「18人目の人間」とは言えないはずだ。魔女なんだから。「18人目の人間」と 言っているからにはエリカは人間でなくてはいけない。だからこのように長々とエリカが人間としてカウントできるような 言い回しをしているのだ。
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367 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/04/26(木) 13:24:33.35 ID:14ICONE4 - つまり、これまでの事を参照すると「魔女」である場合、人間ではないので人数にカウントできないという事が分かるはずだ。
しかし、EP3で人間以外の要素は一切関係ないと赤字で言われているように魔女はゲーム盤には関与できない。ここが非常に 巧みな仕掛けで、魔女ベアトリーチェという人物は人間であるにも関わらず、在島人数の赤字では魔女としてカウントを逃れる という離れ業をやっている。 まずエリカの自己紹介の赤字から、エリカを含めて肉体カウントで人数は17人しかいないと断言されている。という事は EP1〜4では16人しかいなかったという事になる。紗音、嘉音、ベアト、金蔵を除くとその時点で15人であり、金蔵は 事件前に死亡しているので上記の赤字ですでにマイナスされている。つまり、紗音、嘉音、ベアトは1つの肉体を共有している 3つの人格という事だ。肉体カウントでこのようにEP1〜4では16体の肉体が存在している。 最初に紹介した在島人数の赤字は17人以下しか人間は存在しないという意味なので、この赤字を肉体で人数をカウントしている場合と 人格でカウントしている場合の2つのケースで考えよう。 肉体カウントの場合 この場合は16体の肉体なので「18人以上の人間は存在しない」に抵触しない。この肉体カウントはヤスの中の3つの人格の存在は 一切関係なく、単純に肉体の数を数えた場合だが、そもそもEP1〜4では同一人物だという事は確定しておらず、同一人物の確定は EP6で確定しているので、EP4までのゲーム盤では人格によるカウントがされていたのは間違いない 人格カウントの場合 まず紗音、嘉音、ベアトを除くとこの時点で15人。金蔵は最初からマイナスされてて考慮にはいれない。「18人以上の人間は存在しない」を 成立させるにはあと2カウントしかできない。まず大事な部分として、この赤字は「人格の属性について説明している赤字」という部分で、 紗音と嘉音がそれぞれ1人づつカウントされてる時点で肉体の数は考慮にいれない。1人の人間のなかに3つ人格が存在するならば、問題に なるのはその3つの人格がそれぞれ「人間」に属するのかどうかが問題であって、肉体そのものが人間であるという点はこの赤字は問題としていない。 当然紗音と嘉音は「人間として存在している人格」なので2カウント。ベアトは「人間の肉体の中に魔女として存在している人格」なので 18人以上の「人間」という部分に抵触し、カウントができない。つまり正確に言うならば「 この島には18人以上の人間の人格は存在 しない!! 」という事なのだ。人間以外の一切の要素はゲームに関係が無いという赤字は、「ベアト人格という魔女人格の人間の肉体部分」 を指してるのであって、肉体を操っている人格が魔女なのかどうかは一切関係がない。 これが魔女でありながら人間として犯行を行う事ができ、なおかつ在島人数の赤字にも「人間以外の要素は関係ない」という赤字にも抵触しない ベアトという人物のロジックだ。 EP7で非常に大事な赤字が出ているが 「 使用人が犯人であることを禁ずッ!!……ヴァンダイン二十則、第11則。 」 これはつまり、うみねこの犯人を紗音と考える事が許されない事を指す。ベアトリーチェが犯人であり、紗音は碑文を解いて黄金を継承した後も 右代宮家で使用人を続けているので、この赤字に抵触し犯人である事がゆるされない。犯人はベアトリーチェであり、ベアトリーチェが登場する 事のできるロジックが今まで説明した内容なのだ。 考え方として、ベアトが犯人というのは人格の事でしかないので「紗音の格好をしているが人格はベアト」「嘉音の格好をしているが人格はベアト」 「ベアトの格好でベアト人格」というのが基本で、使用人の人格で殺人を行う事は絶対に許されない。
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368 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/04/26(木) 13:25:19.27 ID:14ICONE4 - 長々と長文失礼
ベアトリーチェに関する考え方の考察をまとめてみた
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