- 【うみねこのなく頃に】屁理屈推理合戦スレ 32
655 :茶会の魔女 ◆3FixwBfyZ6 [sage]:2011/11/25(金) 00:00:31.29 ID:WO+RU1iK - >>654
そう、戦人の口内こそが緑寿の目にも届かぬ場所……かもしれない。 青き真実に対する赤き真実は、ちょっと大きな駒で対応するわ。 【ティーはチョコに対して一切細工をしていない。】 【他の動作により、結果的にチョコが毒入りチョコになっただけである。】 触れてないとまではいかないけれど、私は別に、毒入りチョコを戦人に食べさせるつもりは無かったのよね。 毒があればそれで良かった。はじめから、緑寿とマモンに戦人は救えなかったのよ。ふふふ……。
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658 :茶会の魔女 ◆3FixwBfyZ6 [sage]:2011/11/25(金) 00:14:32.67 ID:WO+RU1iK - ふ、ふふ……ふふふっ。
>>657 Yes、魔女が救いの選択肢を与えるわけがなくてよ。 【解毒剤は存在しない!】 【緑寿は探偵権限を有する。】 ……まあ、あんまり意味無いわね。 【マモンは探偵権限を有さない。】 【毒はチョコを入れる以前から、戦人の口内に存在した。】 ではその毒の詳細について、 >>656 ・・・・・・。 完全敗北、見事なお手前です。 魔女側、リザインを宣告します。 では、お茶会で何が行われたのか、回答致しましょう。
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659 :茶会の魔女 ◆3FixwBfyZ6 [sage]:2011/11/25(金) 00:20:53.79 ID:WO+RU1iK - お茶会のゲーム盤≠フ真実。
戦人は老体である。ティーの面倒無しでは生きていけない程だった。 戦人はゲーム開始以前から、入れ歯に固定された毒入りカプセルを口内に含んでいた。 ティーはマモンからチョコを受け取った後、そのチョコを戦人の口に放り込み、カプセルを指で潰す。 カプセルから溢れた毒は口内でチョコと混ざり合う事で、毒入りチョコと化し、戦人はそれを飲み込んでしまった。 ティーはその気になれば、戦人の頬を強く殴りつけるだけでカプセルを破壊する事が出来た。 どのタイミングでもティーは戦人を毒死させる事が可能だったというわけ。
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662 :茶会の魔女 ◆3FixwBfyZ6 [sage]:2011/11/25(金) 00:26:33.76 ID:WO+RU1iK - それでは、魔法を否定された事ですし、魔女は消え去るとしましょう。
魔女が現実に存在するわけねえじゃねぇですかぁぁぁああっ!! ――戦人はベッドに横になり、唯一動く右腕だけでチェス盤の駒を動かし続けていた。 気が付けば、四つの駒の内、三つが倒れ、残ったのは戦人を示す駒のみだった。 「……俺もそろそろ、潮時だな。」 今年で80歳にもなる戦人の老体は、その身体の殆どが自由を失いつつある。 幾度と無く魔女や探偵に赤と青の真実をぶつけ続けた右腕も、いつ動かなくなるか分からない。 戦人は、親愛なる唯一の孫にこっそりと用意させた毒薬を手に取り、それを躊躇無く口に放り込んだ。 味はしない。こんなものであっさりと死ねるのか疑問に思ったが、孫の事は信頼していた。 水で喉奥に毒薬を流し込み、戦人は大きく吐息する。 「……へへ、駄目だな。全然駄目だぜ。まだ、ゲームマスターとしてやるべき事が残ってるじゃねえか。」 震える右手で天井を指差す。 「黄金の真実で……赤き真実を塗り潰す。」 ひとつ。 「《右代宮・緑寿は六軒島での事件後、すぐに不慮の事故で死亡した。》」 ふたつ。 「《マモンなる家具は存在しない。》……いや、俺の心の中には、まだ居るんだろうな。」 みっつ。 「《お茶会の魔女ティーは存在しない。》」 さいご。 「《右代宮・戦人は……80歳で死ぬ。毒死。自殺だ。》」 目を閉じ、右手を下ろす。 そのまま戦人の意識は遠のき、黄金の真実は成就する。 ……彼が六軒島で失った存在は多く、六軒島の外で失った存在は大きかった。 右代宮家とその使用人達が求めた命の灯火を、 他ならぬ自分の手で失わせ、死んだ者達にあの世と呼ばれる場所で会いたいと願うのは、強欲なのだろうか。 誰かが求めた明日を自らで捨て去り、過去へ回帰する事は、強欲なのだろうか。 今はもう、誰も答えてくれない。 ――――。 戦人の死後、その部屋にひとつの影が現われる。 影は戦人の頬を愛おしそうに撫で、しかし、哀しみの証として、涙を戦人の頬に零していく。 「お疲れ様でした、戦人卿。六軒島から長きに続いたお茶会もお終いです。」 知っていますか、と影は戦人に言う。 「六軒島の事件が終わっても尚、あの日、あの場所で居なくなった者達を愛する者達が、 ゲーム盤を作り続けています。死者を冒涜するなと怒られるかもしれませんが……愛してるから、やるんです。」 影は戦人から一歩退き、右手を彼に突き出す。 指先は、真っ直ぐに戦人に向いていた。 「私もその一人です。」 【XXXX年10月9日、右代宮・戦人の自室で、右代宮・戦人が消失した。】 【右代宮・戦人は消える以前から死亡している。】 【右代宮・戦人が生存時に部屋の施錠は為され、以後、10月11日まで部屋はベアトリーチェの密室定義を満たす。】 【右代宮・戦人が生存時、右代宮・戦人以外の人間ば部屋に存在しない。】 【――死んだ者は蘇らない。】 10月11日、右代宮・戦人が消失した事が発覚し、事件はメディアに大々的に取り上げられた。 そのニュースをとある部屋で眺める影が、小さく笑みを浮かべる。 右手には、右代宮・戦人が残した手紙が残されている。 【614581。】 ※続きません。
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664 :茶会の魔女 ◆3FixwBfyZ6 [sage]:2011/11/25(金) 00:41:24.09 ID:WO+RU1iK - >>660->>661
お疲れ様でした。 実はこのお茶会、幾つかの解法を用意しており、その名残が少し御座います。 すり替えトリック、共犯トリック、テーブル下を利用したトリック、溶けかけたチョコを利用したトリック。 時間をじっくりと取るならば、そちらに誘導して探偵の推理を分散させるつもりでしたが……お茶会ですしね! >>663 不覚ッ! 大事な妹の名前を間違えていたとは……。 これじゃあもう縁寿に顔向けできない。 急ぎ、辞書の修正をせねば……。
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