- うみねこの超展開な解答を真面目に考察する 41
787 : ◆8Sd0nWEuFE []:2011/07/17(日) 01:41:45.68 ID:WKuh6pY/ - なんだか本当にこのまま作者から解答が公表されないみたいなので、
と言う建前で自分なりの解答をぼちぼちと再投下します。 ネタバレの価値も下がったみたいだし、ファンとして参加したくなった、というのが本音です。 興味のある方はpart36の380〜390くらいのnanasiのレスを参照してください。基本的な考えは変わっていないので、そこから引いたり足したりします。 改めて、始めに ・基本的なスタンスは、矛盾のない青字の構築で、あくまで赤字を抜けること。作者の用意した真相とは異なるかもしれないのは承知している。 ・「ep○≠第○のゲーム」に注意。「ep」はゲーム開始前や未来編等も含めたストーリー全体で、「ゲーム」はep中のゲーム盤での出来事。 ・この解答の柱の一つに、『嘉音(本名「シャノン」)と紗音は別々の人間であり、全てのepでゲーム開始前に殺し合いをしている』という青字がある。その根拠は後のレスで。
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788 : ◆8Sd0nWEuFE []:2011/07/17(日) 01:48:43.37 ID:WKuh6pY/ - はじめは、最重要ポイントの嘉音脱出から。
・ヱリカから「隣部屋に所在するのは、秀吉、譲治、紗音、熊沢、南條である!」の所在確認の復唱要求と、それが戦人の赤字で認められた時、「シャノン」である嘉音も死んだ紗音も隣部屋にいた。紗音の死体は部屋内に隠されていた。 その後、嘉音は部屋を封印される前に隣部屋から脱出した。 根拠 @まず、ゲーム開始前に嘉音が紗音を殺している。 Aエリカは元々隣部屋にいて、生きた「シャノン」を目撃している。第六のゲームのエリカには探偵権限はないが、ヱリカ視点の描写が幻想だとするのは無理がある。だから、ヱリカ退出まで隣部屋には本当に生きた「シャノン」が居たとするのが妥当。 Bヱリカとの決闘でのベアトの「封印時の隣部屋に居たのは、秀吉、譲治、熊沢、紗音、南條である。そして、隣部屋の人数は5人である。」の赤字より、紗音(の死体)が隣部屋に必要。 C所在確認の赤字と部屋の封印は同時に行われていない。さらに、ヱリカ一人では扉の封印と窓の封印を同時に行えない。そして、ヱリカが扉封印の前に部屋の内側から窓を封印したという描写はない。 つまり、現実的に、ヱリカ一人が扉の封印に取り掛かってからゲストハウスを出て外から窓の所に来るにはかなりの時間がかかり、封印されるまでに十分に窓から脱出可能。「シャノン」は窓の封印を破る必要もない。 補足 ・ベアトの赤字では「隣部屋の人数は5人」とはっきり人数が明記されているのがポイント。エリカの復唱要求では人数は確定されていない。つまり、部屋の封印まで「シャノン」が存在できる余地がある。 逆に言えば、『嘉音(シャノン)≠紗音』と考えるならば、封印されるまでに「シャノン」は部屋を脱出しなければならない。
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789 : ◆8Sd0nWEuFE []:2011/07/17(日) 01:56:12.50 ID:WKuh6pY/ - 補足の補足
・『嘉音=紗音』なら、「ロジックエラー時に隣部屋の窓の封印が暴かれていたことを理由とする青き真実の使用を禁じるものと知り給え。」「当該の青き真実への回答義務は、発生しないものと知り奉れ…!」 の赤字が決闘シーンで解除される(本当に解除されているか? 一度言明された赤字が無効化されるなんて例外が許されるのか?)ので楽に脱出できる。 どうしてもこの一方的な青字禁止に納得できない。封印が暴かれていないのなら『嘉音(シャノン)≠紗音』のほぼ決定的な根拠になる。一方、暴かれているのなら『嘉音=紗音』に大きく傾く。 青字構築の最後の不確定要素だと思う。開けるか開けないかの最後のシュレディンガーか。 嘉音消失は、 ・客室内で「シャノン」が嘉音という名と人格を捨てた。 根拠は、ゲーム中の決闘シーンでの勝者が紗音だったこと。 でいいと思う。
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793 : ◆8Sd0nWEuFE []:2011/07/17(日) 02:40:53.30 ID:WKuh6pY/ - >>790
ヱリカの所在確認の復唱要求では、「隣部屋に所在するのは、秀吉、譲治、紗音、熊沢、南條である!」 だけで、人数が5人かどうかまでは要求されていない。 >>791 前提で言うのを忘れてた。嘉音は「シャノン」に変装できる。 >>792 この時はゲーム内の描写通り嘉音として入った。 ベアトは「戦人救出時、客室に入ったのは嘉音のみである。」 「そなたの入室からロジックエラー時まで、客室を出入りしたのは、そなたと戦人と嘉音のみだ。」 「3人、即ち3体が出入りした。そなたと嘉音は入ったのみ、戦人は出たのみ。 全ての名は本人以外に名乗れないと赤き真実ですでに語っている。よって、ヱリカ、戦人、嘉音の名はいずれも、本人にしか名乗れぬのだ。」 と赤字で言っている。 そして、戦人を部屋から出してから嘉音ではなくなった。自分としても、これはまだ腑に落ちない青字。
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794 : ◆8Sd0nWEuFE []:2011/07/17(日) 02:48:33.03 ID:WKuh6pY/ - ゲーム盤ルール:在島者の人数
・ゲーム開始時点で、金蔵とヱリカを除き、全てのゲームで16人。ゲーム開始前には17人いるので、誰か一人がいなくなる。 いなくなるのは、嘉音(女性で、本名は「シャノン」)か紗音。相打ちになれば(多分第三のゲーム)、その両方。 根拠 @ep4のTea Partyでの「この島には18人以上の人間は存在しない!!以上とはつまり18人目を含めるぞ。つまり、18人目のXは存在しないッ!! これは全ゲームに共通することである!!!」 の赤字と、第五のゲームの「古戸ヱリカが1人増えただけ。それ以外の在島者の人数は、これまでのゲームとまったく同じ。」 の赤字。 「全ゲーム」は言葉通り後半の第五のゲーム以降も含める。第四のゲームまででゲーム内の人数が17人だとすると、第五のゲームでヱリカを加えて18人になり赤字に抵触する。 Aそして、「我こそは来訪者ッ、六軒島の18人目の人間ッ!!!」であるためには、ゲーム開始までに17人の人間が存在していなければならない。 B嘉音と紗音については、ゲーム中、戦人やヱリカの視点、及び赤字で嘉音と紗音両者の生存が保証されていない。 C第六のゲームの決闘シーン。二人が殺し合い、どちらかがいなくならなければならないと示唆されている。
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796 : ◆8Sd0nWEuFE []:2011/07/17(日) 02:52:10.30 ID:WKuh6pY/ - 補足
・死んだ嘉音や紗音も人数に含めたらやっぱり17人になるんじゃないか?、と問われれば少し苦しい。 しかし、同様にゲーム開始前に死亡していた金蔵が人数から省かれたことをみると、ゲーム開始時点で死んでいた者は在島者の人数に含めなくてもいい、と考えられる。 ・絶対に嘉音か紗音が死ななければならない、というわけではない。重要なのはゲームが始まる前に一人減ることであり、赤字を抜けるだけなら別の人間でも構わない。 ゲーム中の描写で、二人が最初に殺し合っている、と考えられるだけの根拠があるだけ。ただ、そう考えるとあらゆることに辻褄が合うのは確か。 そう考えることで全ての謎が解ける、ということ自体がこの青字の根拠になっている、とも言える。
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798 : ◆8Sd0nWEuFE []:2011/07/17(日) 03:03:13.05 ID:WKuh6pY/ - >>795
>ということは、ヱリカが復唱を要求したときは6人で、そこには紗音と、紗音に変装した嘉音がいたってわけね そう。 ただ、自分としては、ゲーム開始前に嘉音が紗音を殺した、と考えてる。 それで、ヱリカが外から壁をよじ登って窓を封印しに来る前に部屋から脱出。 ベアトの「5人」の赤字は嘉音がいなくなった封印後の人数だから、死体の紗音を含めてる。 …ただ、この場合、>>796の >ゲーム開始時点で死んでいた者は在島者の人数に含めなくてもいい の自分の青字と競合するんだよなあ。やっぱり、 初めから死んでいた者は人数に数えてもいいし数えなくてもいい。 と考えるしかないみたいだ。
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800 : ◆8Sd0nWEuFE []:2011/07/17(日) 03:15:05.90 ID:WKuh6pY/ - >>797
無矛盾で赤字を抜ける、を基本戦術にしているから、多少の説得力のなさは仕方がないと思っている。 あと、これからの各ゲームの解答で使ってるけど、青字の「複数解答」には賛成の立場。
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801 : ◆8Sd0nWEuFE []:2011/07/17(日) 03:23:21.87 ID:WKuh6pY/ - >>799
>在島者と来訪者ではカテゴリーが違う。 具体的には? 自分は、 在島者は、ゲーム開始時点の生存者。 来訪者は、島に来た人間の総計。ただしずいぶん昔に死んでいた金蔵は含めない。数えるのはゲームに参加しうる者に限る。 と定義している。
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803 : ◆8Sd0nWEuFE []:2011/07/17(日) 03:28:43.53 ID:WKuh6pY/ - 801の補足。
定義上、ヱリカは在島者にも来訪者にも含める。 もちろん、ゲーム開始前にいなくなった者を除いて、他の登場人物も。
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804 : ◆8Sd0nWEuFE []:2011/07/17(日) 03:38:50.10 ID:WKuh6pY/ - ゲーム盤ルール:六軒島爆発事故
1986年 10月5日 24時、戦人が親族会議に来ても来ていなくても、避難した者を除き屋敷周辺にいる人間が全滅する爆発事故が発生する。 ゲームマスターはそのような結末のゲーム盤しか作れない。起爆装置の解除はされず、爆発は絶対に発生する。
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805 : ◆8Sd0nWEuFE []:2011/07/17(日) 04:00:42.06 ID:WKuh6pY/ - 続いて、フーダニット。長いですが一気に投下します。
ゲーム盤ルール:犯人@(碑文殺人の主犯) 碑文殺人の主犯は嘉音。行動式としては、初めに紗音を殺し主導権を得てから熊沢、源次、南條、および主に黄金を対価に得た大人たちと共に魔女幻想を利用して碑文殺人を行い、右代宮家の人間、特に戦人に碑文を解くよう促す。 必要に応じて「紗音」の変装も行う。 10月5日 24時に六軒島が爆発すると知っている。あるいはそのように操作する。 誰かが碑文を解いた時に殺人は中止される。 たとえ嘉音が死亡してもゲーム盤の各人物の独自の行動によってゲームは第十の晩まで継続される。碑文殺人の演出とその時間調節、また、嘉音死亡後の各人物の独自の行動により、碑文殺人の手口は最善手とは限らなくなる。 嘉音には避難する意志がなく、最後まで生き残っても爆発事故によって必ず死んでしまう。 これらの根拠は、第五のゲームでのワルギリアの以下の赤字より。 「碑文の謎が解けても解けなくても、この子にとって得るものは何もありません。」 「碑文が解かれようと解かれなかろうと、ベアトが何かを得ることはない。」 「恐怖を味わわせるのが目的ではありません。」 「誰かに復讐するためのものでもありません。」 「ベアトは、快楽目的で殺人を行なっていることはありません。」
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806 : ◆8Sd0nWEuFE []:2011/07/17(日) 04:02:27.57 ID:WKuh6pY/ - ゲーム盤ルール:犯人A(碑文殺人の従犯)
熊沢、源次、および南條は嘉音と魔女幻想を共有し、碑文殺人の犯行に協力する。嘉音の死亡後も予め決められた手口で殺人を引き継ぐ。 嘉音の真意を知っており、それぞれの自由意志で犯行に最大限に協力する。 熊沢は体力的に殺人が困難。源次は主人の嘉音に服従するが、基本的に殺人は犯さない。ただし、現実的には十分に殺人が可能。南條は主に検死での虚偽について協力する。 ゲーム盤ルール:犯人B(紗音について) 紗音は基本的にゲーム開始前に嘉音に殺されるが、逆に嘉音を殺して生き残った場合は熊沢らを従わせ、嘉音の代わりに主犯となる。 10月5日 24時に六軒島が爆発すると知っている。あるいは熊沢らから聞く。 戦人を含む右代宮家の人間を殺し続ける。 ただし、譲治だけは生き残らせて一緒に六軒島から脱出しようとする。 ゲーム盤ルール:犯人C(大人たちについて) 各ゲームで犯行に協力する大人が異なる。場合によっては、大人の誰もが殺人を犯すことがありえる。譲治は大人に含める。
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807 : ◆8Sd0nWEuFE []:2011/07/17(日) 04:21:58.69 ID:WKuh6pY/ - ゲーム盤ルール:魔女たち
ゲーム盤には事件の過程を浸食するように幻想の魔女たちが登場する。ただし、魔女幻想にも独自の事実関係やルールがある。主に犯人や凶器が幻想のキャラクターとして振舞う。 ep1と2の作者である嘉音がそのように描写する。ep3以降は別の作者(十八)がそのルールを受け継ぐ。 ・作者であり作中の犯人である嘉音は幻想描写に更なる虚偽を重ねることが出来る。すなわち、嘉音自らがベアトに敵対する態度を取る、嘉音がいる場面で駒のベアトが登場する、等。 そもそも、ep2で描写されたように、ゲーム開始以前でも嘉音が幻想に過ぎない魔女と敵対するのは矛盾しており、現実的に意味がない。そのような言動が描写されているのは、魔女幻想を利用する嘉音の自作であり、彼女からの手掛かりだからである。 今日はこれで。明日は各ゲームのハウダニットを投下しようと思います。 ホワイダニットはどうしよう。赤字を抜けるだけなら蛇足になるけど…。
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