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名無しさん@お腹いっぱい。
通りすがりの人@本編執筆中 ◆/PADlWx/sE
ひぐらし&うみねこオリスクスレ【第3話】
【ひぐらし】こちらスネーク雛見沢村に潜入した4

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ひぐらし&うみねこオリスクスレ【第3話】
550 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/05/18(日) 21:11:21 ID:BDxEnS92
レナ視点の鬼隠し編ってガイシュツ?
【ひぐらし】こちらスネーク雛見沢村に潜入した4
52 :通りすがりの人@本編執筆中 ◆/PADlWx/sE [sage]:2008/05/18(日) 21:29:56 ID:BDxEnS92
梨花ちゃんの演舞は神秘的だった。
……ちょっとしたミスもあったものの、つつがなく終了した。
そして、演舞が終わっても、…………スネークと詩音は戻ってこなかった。
みんな心配だよねーと口々に言い合いながら、川に綿を浮かべている。
ちょっと変わった儀式だな、と思いつつ、二人のことを考えた。……本当にどこに行ったんだ?
「本当、……スネーク先生と詩音さん、どうしたんですの?」
「でも、もうお祭りは終わりだし、会えるかな? かな?」
「二人揃って迷子とはねぇ。…………部活の続きをやりたいところなのにさぁ!」
「おい待てよ、魅音。もう決着は付いたじゃねえか!」
「くっくっく! 甘いよ圭ちゃん。毎年我が部は暴れ回ってるからねぇ! さっきまでのは
軽い準備運動みたいなものさ! 屋台が片付くぎりぎりまで楽しむのが――」
「……みぃ。それで去年は本部のテントに呼び出されてこってり絞られましたのです」
「あぅあぅ、魅音は悪い子なのですね」
「り、梨花ちゃん、そういうのは内緒内緒!」
「あらぁ、みんな元気ねぇ。……若いってのはいいわね、ジロウさん」
診療所の鷹野さんと、富竹さんが来た。
「ははは。……鷹野さんだって十分若いじゃないか」
「ひゅ〜っ、相変わらずおアツいですねお二人さん!」
魅音が二人をからかう。
鷹野さんはくすくすと笑い、富竹さんは赤くなってしまった。
この二人の力関係が見えた気がするぜ……。
「え、…………と……、梨花ちゃん、スネークさんはどこにいるんだい?」
「……ボクも教えて欲しいぐらいなのですよ。というか今更話すのは遅すぎるのです。のろま野郎なのです」
「梨花ぁ、それは言い過ぎなのですよ」
「ははは…………。ごめんよ、梨花ちゃん」
何やら、富竹さんと梨花ちゃんとの間に何かがあったようだ。
富竹さんが梨花ちゃんに話しかけるが、梨花ちゃんはつっけんどんとした態度を取っている。
「富竹さん、スネークに用ですか? あいにく俺達も探しているところなんですよ」
「そうでございますわ。二人して迷子ですの」
「あらあら、祭りは夜が本番なのに。…………五年目の祟りの犠牲になってないといいわね」
鷹野さんがそう言ったとき、場の空気が凍り付いたのを感じた。
……「祟り」とはエンジェルモートで会ったとき、鷹野さんが楽しそうに話していたものだと思う。
悲惨な事件が続いていて、…………それは、梨花ちゃんの両親、沙都子の両親と叔母さんと兄にまで犠牲が及んでいる。
それに、……こんなに楽しかった祭りの後味が悪くなる。
オカルト的な趣味があったとしても、……ここでは慎むべき話題だろう。
富竹さんが空気を読んでくれたのか、鷹野さんを咎めた。
「ごめんなさいね。……くすくす。何しろ五年目だもの。祭りは、これからなのよ――――」
「…………鷹野」
鷹野さんが笑い、梨花ちゃんがそれを睨み付ける。
どうしてそうなるのかは、……今の俺には知り得ないことだった。
後に、嫌となるほど思い知らされることになる。
「それと、富竹。ちょっとだけ話がありますです。みんなの前では出来ない話なのでこっちに来て下さいなのです」
「えぇ!? …………あぁ、分かったよ。ちょっとだけ席を外すね、鷹野さん、圭一君達」
梨花ちゃんは富竹さんを伴ってどこかへ消えていった。
やっぱり、……梨花ちゃんは、何か悩み事があるようだ。
悩み事があったらまず仲間に相談。これが一番だ。
明日にでも、……聞いてみよう。俺達部活メンバーならきっと力になれるはずだ。

「はろろ〜ん。…………あれ? ちょっと悪い雰囲気ですか?」

振り返るとそこには、………………詩音!?
【ひぐらし】こちらスネーク雛見沢村に潜入した4
53 :通りすがりの人@本編執筆中 ◆/PADlWx/sE [sage]:2008/05/18(日) 21:30:33 ID:BDxEnS92
「し、詩音! お前今までどこに行ってたんだよ!!」
「詩音さん、心配しましたのよー!? もう私でも迷子になる年ではありませんでしてよ!」
「も〜〜〜う詩音のおバカ! 途中で抜けるなんて駄目でしょ!」
「あはははははは、ごめんなさ〜い。ちょっとスネーク先生連れ回して遊んでました☆」
鷹野さんが、賑やかになったわねぇ、とくすくす笑った。
詩音、やっぱりスネークと一緒にいたのか。
だったらどうして、今ここにスネークがいないんだ?
「詩ぃちゃん、スネーク先生と一緒にいたの? じゃあ今、スネーク先生はどこかな? かな?」
「………………それがですね、途中ではぐれちゃったみたいなんです。お姉達も見かけていないんですか?」
「見てないけど…………? 本当、どこ行っちゃったんだろうねぇ。おじさん心配だよ」
「スネークなら、きっと大丈夫だろ。な、レナ?」
レナの方を見る。
……レナは、全く笑っていなかった。
「詩ぃちゃん、…………本当に、スネーク先生の居場所、知らないの?」
「ごめんなさい。本当に分からないんです。いつの間にかいなくなっていて、」

「嘘だッ!!!」

レナの怒声が響き渡る。
………………祭りが終わって閑散としていたから、この声はその辺りに響いたに違いない。
一瞬、周りの喧噪も、俺達の話し声も止んだ。
「………………レナさん?」
「レ、レナ、…………詩音は知らない、って行ってるけど?」
沙都子と魅音がレナに声をかける。けれど、……レナには何も聞こえていないみたいだ。
レナは普段怒らない。おっとりとしてふわふわしていて、それでいて部活では全力全開。そんなヤツだった。
だから、…………詩音に対していきなり怒鳴ったのが不思議でしょうがない。
「嘘だよね……。詩ぃちゃん、本当はスネーク先生の居場所を知っているんじゃないのかな? かな?」
「……私は知らない、って言ってるじゃないですか」
詩音なら、勘違いですよ〜とでも言って、笑ってごまかすと思っていた。
だけど、今の詩音には、…………余裕がない。
笑おうとしていても、笑えていない。
詩音が嘘をついている、って言われても信じてしまいそうだ………………。
そこへ、話を終えた梨花ちゃんと富竹さんがやってきた。
「…………お話が終わりましたのです。……詩ぃ、レナ、どうしたのですか?」
「ははははは、……タイミング悪かったかなぁ。鷹野さん、僕たちはこれで失礼しようか」
鷹野さんと富竹さんが去っていった。
ふと、……レナが急に笑顔になった。
「詩ぃちゃん、…………レナの勘違いだったらごめんね。気にしないでね」
「あははははは、そうですよ、…………勘違いです。気にしないことにします」
詩音も笑った。一気に緊張の糸が切れる。
「まー、スネークなら大丈夫でしょ。羽入じゃあるまいし迷子にならないよねー」
「ひどいのです、僕だって迷子にはなりませんのですよ! こう見えても雛見沢のことはよく知っていますです!」
「みー。羽入が人混みに流されてにゃーにゃーしていたところをボクは見ていたのですよ」
「あぅあぅあぅあぅ……」
「をーっほっほっほ! その程度なら部活に慣れるのはまだまだ先でございますわねぇ!」
「悪いけどよ、ちょっとばかり手荒な歓迎だからな、こっちの学校に転校してきてから本格的な入部試験があると思うぜ!」
「お姉達は手加減しないと思いますよ。梨花ちゃまのお友達さん、がんばって下さい!」
「あぅあぅ……レ、レナぁ、みんなが僕をいじめるのですー!」
「かぁいい☆ 羽入ちゃん、お持ち帰りぃぃぃぃぃ〜〜! 羽入ちゃんをいじめる人はレナがおしおきだよ! だよ!」
スパパパーン! とレナの拳……いや、膝か? 肘か!? それすら分からないものが俺達を襲う。
ある者は伸びて、ある者は地に伏せて、そして笑い合うのだった………………。
【ひぐらし】こちらスネーク雛見沢村に潜入した4
54 :通りすがりの人@本編執筆中 ◆/PADlWx/sE [sage]:2008/05/18(日) 21:31:34 ID:BDxEnS92
祭りの後。
沙都子が寝ている横で、私は羽入と話していた。
「梨花……。お祭りが、終わりましたのですね」
「そうね。私の命日は、あと何日かしら?」
「ぁぅぁぅ……今日の朝に立てた作戦はどうなっちゃったのですか?」
「冗談よ。…………スネークが行方不明なのが痛手だけど、きっと大丈夫。黙ってアレを拝借しちゃえばいいし」
「……悪い泥棒猫さんなのです」
「向こうも学校の薬品を盗んでいたし。お互い様よ」
私はグラスを傾ける。
羽入の顔色が悪くなるのを横目に、……最後のワインになるかもしれない一口を、大切に味わった。
「そういえば、……富竹と何を話したのですか?」
「多分、今日中に鷹野と山狗に捕まって喉を掻き毟って死ぬことになるわ、って予言したのよ」
「信じて、貰えたのですか?」
「……分からないわ。半信半疑、ってところね。富竹が死んだら番犬を呼ぶことが出来なくなる。そうなったら、長期決戦は無理。
勝率はぐっと低くなるけれど、そこはスネークに任せる。その前に、……私が死ねばいい」
「でも、…………これはいつも以上に危険な賭けなのですよ。富竹にしか、真相を打ち明けていないのです……!」
「部活メンバーにはあんたが説明してくれるんでしょ? 上手くやってよね。結構大事な役目なんだから」
「梨花も、上手くやって下さいなのです」
「そうね。…………じゃあ、仮眠を取るわ。早朝には出かけて48時間作戦を実行する。……おやすみ、羽入」
「お休みなさい、梨花」

目を閉じる。
今日の部活の光景が次々に目に浮かんでは消える。
本当の「祭り」はこれからだ。
――――どうか、成功しますように。
【ひぐらし】こちらスネーク雛見沢村に潜入した4
55 :通りすがりの人@本編執筆中 ◆/PADlWx/sE [sage]:2008/05/18(日) 21:36:12 ID:BDxEnS92
以上です。
……どうすっかなぁ。とりあえず、鷹野、富竹、小此木、山狗多数、(オセロット、野村)予約します。黒幕ばかりですね。
オリスクはもうちょっと待っていて下さい。近日中に最初の方だけうpできたらいいなぁと思っています。

>>50
もし本編を書くならどうにかしてやって欲しいなぁ、とぼやいてみます。
自分もひぐらしは漫画、アニメのみだったんで、原作を注文したクチです。


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