- ひぐらしのなく頃に part530
272 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/04/24(木) 14:04:21 ID:cxcHfZYg - え・・・漫画4巻出たの?
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335 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/04/24(木) 21:25:20 ID:cxcHfZYg - ヤンデレに「猟奇」は無いが「狂気」はある
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339 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/04/24(木) 21:34:25 ID:cxcHfZYg - 魅音をツンデレと呼ぶことは出来んか?
あと皆殺しの「嘘・・・や、やめっ」を批判する輩が多いが あれそんなに批判されることか? 真っ先に銃口向けられたんだから そうゆうことも言うだろう 俺の愛しい魅音を貶すな!
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346 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/04/24(木) 21:40:46 ID:cxcHfZYg - 755 名前:1 :2006/01/23(月) 16:32:51 ID:uYFXARgT
鷹野さんの計画は阻止され、もとの平和な場所に戻った雛見沢。 けれど、あれ以来、この村に私の居場所はなかった。 「うっわ、懲りずにまた来たよ。いい加減空気読めよなー」 圭ちゃんが露骨に顔をしかめて言う。 裏表なく素直に思ったことを口にする彼が大好きだ。今も。 けれどその正直さが、また私の胸をえぐる。 今日は久々の学校。4日ぶりだろうか。 いい加減引き篭もるのもつらくなって来てみたが、やはり誰一人私を歓迎してくれない。 「あはははははは。圭一くん、魅ぃちゃんがかわいそうだよ、だよ? ほら、あんなに泣きそうな顔しちゃってる。もっとやさしく言ってあげなきゃ。あっははははは」 「でも人でなしの命乞い女に情けは無用ではありませんの?何を言われても自業自得ですわ」 「みー、こういうのは真綿で締めるようにじわじわやるのがいいのですよ☆」 「まぁお姉は恐竜並の鈍感ですからね。はっきり言ってやらないとわからないんですよ」 かつて私を『仲間』と呼んでくれたみんなが、口々に私を笑う。罵る。詰る。馬鹿にする。 あの日、鷹野さんに銃口を向けられ動転した私が思わず命乞いめいた言葉を口にして以来、 皆は手のひらを返したように私を疎外するようになった。 もちろんこの雛見沢のこと、その話はすぐに村中に広まり、気づけば誰一人私にやさしくしてくれる人はいなくなっていた。 もっとも、詩音が言うには、 「空気読めないクセに無駄に仕切りたがるお姉が前からウザかったんですよ。みんな」 だそうだ。気づかなかった。私が気づかないだけで、みんな私を嫌っていたのだ。 自分の席に座る。また机のラクガキが増えていた。 『う、嘘……や、やめっ←だっさー!!!』 『売村奴は出てけ!』『あのままあんただけ死ねばよかったのに』 『コレ読んだら二度と学校に来ないでね♪』『臭い臭い臭い』 『こいつ1回200円で身体売ってるらしい』 涙が出そうになるのをこらえる。必死でこらえる。鼻の奥が痛い。 「皆さんおはようございまーす。では前原君号令を……あ、委員長、来てたんですか。 コホン、では委員長。号令を」 知恵先生は公平な人だ。彼女と校長は私を積極的に罵ったりはしない。 しかしあくまで公平なだけだ。私を特別扱いしないし、助けてもくれない。 ただ冷ややかな目で最低限の対応をする。それだけ。 今の私に、味方などいない。 これは病んだぞ('A`)
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348 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/04/24(木) 21:43:14 ID:cxcHfZYg - 756 名前:2 :2006/01/23(月) 16:33:44 ID:uYFXARgT
放課後になった。やはり学校は苦痛なだけだ。少しふらつく。 食事はとっていないせいもあるだろう。 あれ以来、持ってきたお弁当は必ずイタズラされるため、何も持ってこないことにしている。 大抵は中身をカバンの中にぶちまけられていた。 一番こたえたのは、そう、弁当箱の中身がどこかに捨てられて、 代わりにぎっしりとひぐらしの死骸が詰まっていたときか。 あの時はショックと気持ち悪さで何度も吐いたっけ。 『部活』は当然のように消滅していた。第一あの日の直後には、私のロッカーの中身は 洗いざらい焼却炉で灰になっていたのだから。 かつてのメンバーは、それでも皆で集まってなんだかんだと楽しく遊んでいるようだが、 当然私の居場所はそこにはない。 「おっ、魅音帰るのか?じゃあな!もう来るんじゃねえぞ!ははははっ!!」 「あははははは、魅ぃちゃんバイバイ!ほら、レナも圭一くんも挨拶してるんだから返してよ。 バイバイ!ほらほら、笑顔で!笑顔で挨拶もできないの魅ぃちゃんは?あっはははははははっ!!」 「私は挨拶なんてしませんことよ。さっさと帰りやがれですわっ」 「これが今生の別れになることを祈ってますですよ☆」 「皆さんはいいですよねぇ。でも私なんか家でも顔合わせなきゃいけないんですよ? せめて学校にいるときくらい顔見せるなって思いますよ。本当に空気読めないんですから」 逃げるように教室を出る。今日は興宮のおじさんのところでおもちゃ屋の店番だ。 急がないとまた何をされるかわからない。家族も親族も今では私に辛くあたる。 彼らにとって、今の私はタダで便利に使える奴隷のようなものらしい。 校庭を横切るときに後ろから石を投げつけられた。 振り向いて誰が投げたかを確認する気も無い。誰だろうと同じことだ。 石の当たった後頭部に触れる。軽く切れて血が出ていた。 今日何度目だろうか、涙が出そうになるのをこらえる。数える気もないが。 店番しながらぼんやりと考える。 やっぱり、確かに、私はあの時鷹野さんに撃たれて死んでいればよかったんだろうか。 こんな毎日なら、いっそ無い方がよかった。あの時楽しい思い出だけ持って この世から消えてしまえばよかったのかもしれない。 「今からでも、遅くない、かな?」 呟いてみる。あれ以来何度も考えては答えを決めきれなかった問いだ。 しかしなんとなく、今はすんなりと答えが出そうな気がした。 ああ、うん。もういいよね。私はよく未練がましく頑張ったよ。 そうだ。そうだよ魅音、圭ちゃんにあれだけきらわれてもういきてるいみなんか―― 「おう、誰かおらんね。ちぃと探しとるモンがあるんじゃが」
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374 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/04/24(木) 22:59:34 ID:cxcHfZYg - VIPPERが結構昔に作った
「後の祭囃し」 これどっかに落ちてないかなぁ かなり面白いらしいんだけど
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